進め!火山遊園地!! ダブモン!!12話/25
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「リチャージ!!」
「りちゃ~じ」
「ドロー!!」
「どろ~」
「セット!」
「せっと~」
向こうは2番とチャージゾーン、こっちは1番とチャージゾーンにカードを裏側で置き、
「オープン!」
「お~ぷん~」
モンスターゾーンのカードを表に!
「エクスロージョンバリアブルズエレメンタル!!」
僕は表にしたエクスロージョンバリアブルズエレメンタルをチャージゾーンに裏側で置き、
「火花散り散りエレメンタル~」
あれは・・・オーバックス!?
向こうの山札が巻物のように右手側から左手側に移動
「これ!」
カードの一枚を人差し指で指定!
「ダブモンNo.495イィィィイイエェェェックス!婆娑羅爆の侍大将、バサラマンダ・オーバー!!!!」
来た!!
バサラマンダの体が力が無いまま炎のオーラに包まれて浮き・・・
突如、マグマの中から手足付き全身侍甲冑が飛び出してきてバサラマンダに装着された!
頭に金色の炎の文字を頂くふちの赤い黒い甲冑でまるで将軍が斬るかのような重厚さと四肢含めた端々の鋭さを誇っている!
それがバーナーのような炎を肘や膝の外側や後ろの甲殻の隙間から噴出させながら大きく吠える!!
「さらに、バサラマンダのこうかはつどう!!『今度は三枚までコスト1以下のリサイクル、スマッシュ、インヴォークを相殺扱いで発動を阻止する』!!」
「一番戦闘!!」
「いちばんせんとう!!」
バサラマンダが二振りの刀を構え、背中のバーナー噴射させ一直線に突っ込んでくる!
「面白れぇ!!」
対するイグリードもその両こぶしで殴りこむ!
右拳と一本の刀がぶつかり合うも、もう一方の刀がイグリードのわき腹に向かいひらめく!
慌てて後ろに避けるイグリード!
「ぐ・・・!」
あの熱血のイグリードがわき腹を抑えて痛がっている!?
「大丈夫イグリード!?」
「ちぃ・・・斬られた部分が熱い・・・だが、お前とならこの熱さを超えられるはずだ、相棒!!」
「う・・・うん」
まずは・・・
「マグマエレメンタルパワー、マグマヒューズシールドエレメンタル、ヒートジオエレメンタルパワーで相殺!さらにマグマネッパレンサエレメント!!」
「・・・」
え!?マグマネッパレンサエレメントをスルーした!?
でも、900程度じゃ足りてない!
「さらにマグマブラスエフェクターエレメント!!」
「ファイアビブレイドエレメント~」
そうか、あのハンドを使うために!
「うぉおおお!!」
バサラマンダに向かって炎をまとった拳を叩きつけていく!
対するバサラマンダも刀に炎の纏わせて叩きつけ、互いにぶつかり大きく爆発!!
「マグマヒートアップエレメンタル!」
「ファイアパウダーエレメント~」
イグリードが胸の前で大火球を生成、思い切り放り投げ、
バサラマンダが刀を袈裟懸けに交差振り、炎の斬撃を飛ばし、
中間地点で爆発!!
「エクスロージョンバリアブルズエレメンタル!」
「ファイアバニッシュエレメント~」
「これならば!」
イグリードが後ろから炎を噴出して一気に移動!
対するバサラマンダもバーナーの炎を集め炎の両翼と化した!!
高速の拳と刃がすれ違うようにぶつかり火花を散らす!
さらに一気にターンしてかすれるようにぶつかり合い、またも火花を散らす!
「マグママグジタルエレメンタル!!」
「ファイアブレイズエレメンタル~」
「マグマグラデスタルエレメンタル」
「あ・・・」
よし!向こうからの相殺は来ない!!
「『イグリードのパワーを1600上げる』!!」
「うぉおおおおお!!」
両拳に火球を宿し、巨大な拳と化し、
両の刀に炎をまとわせ、巨大な炎の刀と化した!!
叩きつけられる炎に巻き起こる大爆発、その中で、刀を突き出していくバサラマンダ、
拳を振り上げたたきつけに行くイグリード!
交差した瞬間、バサラマンダの刀がイグリードを貫く!
「ここまで持ってきてくれた相棒の熱さに比べりゃ、生ぬるいぜ!!」
そのまま刀をさかのぼり、その右拳を
「ぬぉりゃああああ!!」
バサラマンダの顔に叩きつけた!!
さらに、バサラマンダの顔を幾度も殴りつけながら地上に向けて一気に降下!
「おりゃりゃりゃりゃりゃりゃ・・・」
地上に叩きつけながら気合の込めた右ストレートを叩き込む!!
「うおりゃあああああ!!」
辺りに爆炎が巻き起こりながら僕は宣言する!
「さらに、イグリードの効果を発動!!『ユギリスをトラッシュに送りつつイグリードを3番に送って3番戦闘』!!」
「炎爆炎弩爆炎エレメント~」
怪物の相殺宣言に、僕は最後の手札を見せる!!
「マグマ&バーニング『互いの効果を発動する!!』」
爆炎の向こうより、イグリードのシルエットが浮かび上がり
「うぉりゃああああ!!」
怪物の前まで一気に飛んで行ってぶん殴ったのだった・・・
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