バハムートの焼肉@オイレンのラノベ置き場・双札

月から金、土はときどきを目標に私が書いたラノベを置いていきます。

進め!火山遊園地!! ダブモン!!12話/17

進め!火山遊園地!! ダブモン!!12話17
 
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 「ぬぅおりゃあああ!!」
 だが、すぐに復活した、
 体勢を立て直しつつ普段通りの表情で
 「場所が場所だからな、力を使い切っても回復が早いんだ!」
 そ・・・そういうもんなのかなぁ・・・
 「と、次はあれかな・・・?」
 イグリードが僕たちの背後上方に目線を向け、僕達もつられて見る、
 その先にあったのは赤い溶岩の上に回る観覧車・・・
 上半分の平面に縦三分割の窓が作られた平たい円柱のようなゴンドラを周囲に配置した蜘蛛の巣のようなパイプ群で構成されている、下には石製壁無し平屋根小屋のような乗り場もある・・・
 「なんか、シンプルに」「危ないって」「感じだな」
 「でも、ちょっとは丈夫そうじゃない?」
 「そうだな、俺の目から見てもそう思う」「なら私が兎白とだけ乗っても」「俺達は外側から監視だ」
 「ですです」
 ですよねー・・・と言いたげなフリィジアの顔・・・
 「それじゃ、僕と・・・」
 アクリスが何か言いかけるがすぐ様に良星がレファンとアクリスに目線を向け
 「俺達四人とお前ら二人!」
 配置を決めてしまった
 「そうだね」「だな」
 「異議無ーし」
 とまぁ、僕と兎白と四葉さんも早々に賛同したわけで・・・
 彼ら二人を先に、その次に来たゴンドラに僕達も乗り込み、
 「うわ!すごい、上まで上がっていく」
 「ああ、そうだね」
 はしゃぐレファンに、アクリスが冷静に話し出す、しかし、その表情は緩み、楽しそうだ、
 っていうか、声がこっちにも聞こえてきているがいいんだろうか・・・?
 「楽しそうだな~」
 「あの二人って、いったい何なのかしら?ただの旅人?」
 良星と四葉さんの声、しかし、ただの旅人にしてはなんとなく色々不審な点が・・・
 「俺達と同じ世界の住人・・・て、わけではなさそうだな」
 「でも、何か違和感があるのは事実なんだよね・・・」
 兎白の意見に僕も同調する
 「あの・・・」
 ん?レファンがアクリスを見据えて何か話し出そうとしてる?
 
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