バハムートの焼肉@オイレンのラノベ置き場・双札

月から金、土はときどきを目標に私が書いたラノベを置いていきます。

旅の日々と騒動の日々と・・・ ダブモン!!10話/12

旅の日々と騒動の日々と・・・ ダブモン!!10話12
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 「じゃ、届け物も終わったし、ぱっぱと帰りますかね」
 「ですね」
 私たちは帰りに同じ森を通っていた、
 「四葉さん、街に着くまで音楽聞いてていいですよ、バッテリーもいつまで持つかわかりませんし、警戒は私がしておきますのです」
 「そうね、じゃあ、お言葉に甘えてって、あれ?」
 妙な違和感に気づく
 「この森、前に通った森と違くない?」
 「あれ・・・?」
 ウィルピーも見渡す
 「最近カンテーラさんに頼りっきりで道案内の勘が鈍ってましたかね?少し上飛んで様子を」
 「あんたら道に迷ってんのかい?」
 「なら、すこし、俺たちの腕試しの相手をしてくれ、俺達、もっと強くなりたいんだ!」
 「そうすれば、街までの道のりを教えるぜ?」
 木陰より目の前に現れたのは計三体の・・・
 なぜか先の曲がった杖を持つ、岩と植物の感触をマーブルにかけ合わせたような人形
 手が長く、その手をうまく使い走る猿
 体から大きな棘生える甲虫
 「もちろんいやなら」
 「別に」
 「いいけどね」
 「どうします?」
 ウィルピーが私の方にほんの少し向いてくる
 「ま、せっかく教えてくれるって言ってるんだし、少し甘えてみましょうか?ウィルピー」
 「わかりました、日に二度はちょっときついですけどね・・・」
 そう言ってウィルピーが前に向きながら、
 デッキケースを前に出し、カードが置かれていく、
 2T1S5Tルール!
 
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