バハムートの焼肉@オイレンのラノベ置き場・双札

月から金、土はときどきを目標に私が書いたラノベを置いていきます。

トークミング!!/2

トークミング!!  2
 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
 
f:id:OirenW:20210804164307p:plain
 
第2話 軍人風のおっさん
 
 筋骨がしなやかに発達した厳しい顔をした無精ひげのおっさんだ、 あ~!!なんで
 迷彩の戦闘服に熊の毛皮をバンダナ替わりに巻いている・・・  こんなおっさんが
 その名を大隈 重造(オオクマ ジュウゾウ)、        スイーツゲームの
 元凄腕の傭兵であり、その名前も本名ではないらしい、 実況なんてしてんのよ!!
 戦場ではベアーと呼ばれていたそうな・・・     あ、こっちの話進めなきゃ、
 「ちょっとおっさん!さっきの声は何なのよ!!」     じゃあ、このBGMは
 「ああ、良い演技だったろう!!」    サービスだから脳内再生していってくれ
 私の声を聞き青い電子世界で快活に笑う元傭兵      ♪環境音、降りしきる雪
 「そうじゃなくて、こっちにも聞こえて来てるんだけど!?」     自由に曲を
 「そりゃそうだ、大声でと台本に書いてあったからなはっはっはっ!」 イメージし
 まったく・・・台本なら仕方ないか・・・            て再生してね☆
 渋々私は引き下がる       って、ああ!主要キャラの紹介まだじゃない!!
 「それで、ここに何しに来たの?収録もう終わり?」         ええっと、
 姉妹が、いや、磨紫那が質問する、いいや、ついでに質問しちゃえ      あの
 「後、お菓子おいしかった?」                   暗い女性が
 おっさんは楽しそうに右口端を上げ     明暁 紫舞(ミョウギョウ シマイ)
 「いいや、収録はまだ終わっていない、菓子はおいしかったぞ、      ほいで
  だが、お前ら別のに出るって言ってなかったか?」         巫女の方が
 「あ!」              個々家 磨紫那(ココイエ マジナ)ちゃん
 思い出した!慌ててこたつから出ておっさんが出てきた転送場所に入り込む!  て
 「まずいわ~間違いなくまずいわ~」    いいます、あ、おっさんの方はいいか
 このこたつすら出ない馬鹿巫女は!        二人は並行世界の同一人物って
 「呑気に言ってんじゃないの!」               聴いてますけど、
 「後五分あるわよ、職場まで一分もかかんないのに、  私にもそういう人いるんで
  急ぐ必要がどこにあるのよ」                  しょうかね?
 う・・・それもそうか・・・             雅ちゃんとかにもいるんで
 口端が思わず少し歪む程度のショックを受ける中で          しょうか?
 磨紫那は優雅に立ち上がり・・・               あ、雅ちゃんって
 私をいつもの変わらぬやる気があるのか無いのかわからない表情で見て  いうのは
 口を開く                       私達の仲間の一人です!
 「さ、行きましょ」                    今度紹介しますね!
 
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――