ニューロンズ:AI 4
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「それで、対策はしたのか?」
舗装された山中の道路を歩く中でアミに話しかけた茶の短髪でジャケットで口元を隠し長ズボンにニット帽をかぶった男の子っぽい少女はのはマカ、
「あ、うん、これ、」
アミが指さした目前の小さな投影画面の中でアラクルが宙に浮いて
「ふふふ、可愛いでしょー」
可憐に回る、
その背中には妖精の羽のような光の羽が浮き着いている、
「新しい、オンリーAIを付けたの、アラクルを常に監視してアラクルに何かあったら通信を切ったりシャットダウンするようになってるの」
「まぁ、やったことがやったことだからしょうがないけどさー」
アラクルが不満げに言葉を言い募る、まぁ、あの後本体分体全員がスキャンチェックを受けさせられたという話だし、少し警戒されてると感じて不満げなのはわかるが、再発しないとも限らないし多少やりすぎな方がいいだろう・・・
「あれは理解できない内に終わっちまったもんなぁ・・・」
その後ろ、俺の左隣でこちらはいまだに理解できないといった感じでこぼした脂肪と筋肉が無い混ぜになったような三角形体型で髪も短めで半そでシャツと半ズボンを着たこいつはイワヤマ
「マッ!」
そして、そのそばの小さめの投影画面に映る岩を集めて人型と成し、顔に当たる場所に縦に掘った場所に赤い宝玉がはまっている、こいつはイワヤマのAIイワーガである、どっかのビッグAIだったと思う、
「俺もよくわからんかった!」
「ヒノッチャ、お前はもう少し頭を使え」
マカが呆れてアミの反対側に小さく投影された画面内の炎の精霊に言葉を掛ける、
ヒノッチャはマカのオンリーAI、
子供のような大きさで炎に顔が現れ炎の体が付いたような姿であり穏やかに浮いている
「わかってるって!」
マカに軽く返すヒノッチャ、
「マッ!」
「そういえば、イワーガ、おまえ、何でそんな見た目で目が弱点なんだよ?」
俺の右側の投影画面のエクサスのイワーガへの質問
「モノアイで目が弱点なのはロマンだろ?」
「マッ!」
からのイワヤマの言葉にイワーガが重みと元気ある言葉で返答する、
「そういうお前こそ、何であんなバトルオペレーションシステムなんだよ?」
イワヤマの言葉に
「あれが一番やりやすいんだ」
俺はそう返す、がそんなことはどうでもいい、
「ところで、どれだけ歩けば忍者村に着くんだ?」
「ん~もうちょっとだと思う」
「もうちょっとだよ~」
投影画面見るアミとアラクルが答える、
・・・俺達は席の近い同じ班の友達だ・・・
教室で俺とイワヤマが遊園パーク面白そうだという話になり、
どういうわけかアミとマカを巻き込んで忍者村という遊園パークに行こうという話になり、
で、駐車場から上に忍者村はこっち、
と書かれた鎌のような形のゲート看板の下をくぐって歩いてきたのだ
「どうしてこんなところに・・・」
「雰囲気づくりじゃね?」
エクサスが軽く応える
そうなのか!?
「やぁやぁようこそ」
うわっ!?
現実と画面の中にいきなり逆さにつり降ろされたニンジャが!?
「初めまして、この忍者村の長、ダンゾウと申すでござるよ」
「そして、その部下にして副長、ダンガイと申す者でござる」
濃い緑色の忍者装束に羽織を着て、額の鉢がねから鋭い眼光が覗く、
対し、画面の中の忍者は紫の装束に目が見えず、赤いマフラーを付けている、
とダンゾウの目が朗らかに笑い
「はっはっはっ、驚いたようでござるな」
「客が逃げなくてよかったな」
な・・・?
と、二者が地上に降りる
「いやいや、やはり登場は忍者らしくということでな」
「そういうことだ」
おいおい・・・
「ここからは我々が案内するでござるよ」
「よろしくな」
「え?村長さんが連れてってくれるのか?」
「気にするなかれ、単なる持ち回りでござる」
俺の質問に楽しそうに答えるダンゾウ
その先では様々なレクリエーションがあった、
手裏剣投げ、水蜘蛛渡り、暗号習得、鎖鎌、忍具紹介、等・・・
「そろそろお腹減って来たな~」
山林内に藁ぶき屋根と漆喰の建物がところどころにある忍者村内でイワヤマがごちた
「本殿の方で茶屋が有るらしい」
「セイザは」
イワヤマとマカの会話から、
問いかけてきたアミに
「とっととそっち行こうぜ、俺も腹減ってきた・・・」
返す俺、
昼飯を食った後、まだ行ってないレクリエーションに行って・・・
「あれ、猫?」
ん?
エクサスの声に思わず斜め左前に宙浮く画面を見る、
山林の中で確かにそこにいたのは左が白で右が黒のオッドアイの猫?
それが座って俺達の方を見てる・・・?
誰かが勝手に放したナノAIか?
「おーい!とっととこーい!」
「マッ!」
右方向からめんどくさそうなイワヤマと相槌交じりのイワーガの声?
「あ、今行く!」
「すぐ行くって!!」
エクサスと共に顔を向け返し画面を見返すと、
いつの間にか猫はいなくなっていたのだった・・・
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※この記事は検索エンジン向けタイトルとソーシャルメディア向けタイトルにAIタイトルもしくはそれを調整したものを採用しています