オイレンのラノベもどき置き場

月から金、土はときどきを目標に私が書いたラノベもどきを置いていきます。

失踪、失意、絶望、/17 カードゲーム小説WカードFu

f:id:OirenW:20170805081552j:plain



カードゲームライトノベル Wカードフュージョン9話 失踪、失意、絶望、17
 
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
 
 「うどわわわ・・・」
 四角いでっぱりに掴まりながら思わずうろたえてしまう、
 おいおい、コレどうすんだよ・・・
 って、またも緑の画面に
 ダメージ判定!!ライフカードを1枚引いて手札にしてください!!
 って出てら、どうしよう、取れるかな・・・
 ええっと、出っ張りを伝って少し上の方に行って、よし、ここでならどうにかなるか・・・
 右手で、ゆっくりと空中にまで近づいてきた緑の半透明の板の、元は左から二番目の、今は一番左にあるライフカードを、引くっ!
 出てきたのはバトルマシンズフルブースト!とにかく、急いで左手の手札に加えて右手できっちりと掴まる!!
 ・・・
 下の方ではみんなが僕の方を見上げてるな、
 でも、銃とか撃ってこないのは幸い、僕に当たると一大事だし、だから撃ってこないんだろう、
 っと、飛行が穏やかになった、今の内に右手でチャージゾーンの表側表示のカードを裏に返し、小声で
 「リチャージ」
 ・・・
 気付かれてないのか、僕が掴まった右腕拳は優雅に飛んでいる、あるいは、僕を探しているのかもしれない、
 なら、早い内にやれることはやっておこう、右手で山札の一番上のカードを引き、
 「ドロー」
 ちなみに、下の方では今だに機木の盾とドリルとなった左腕手の攻防が続いている、
 これを打破するには・・・
 左手の手札をチラリと見つつ、
 よし、召喚するのはパワー自慢のこいつで、チャージゾーンに置くのは後の事を考えてバトルマシンズ カーディン カーモードだ!
 急いで右手に持つバトルマシンズスーパーフルブーストのカードを左手の手札に移し、左手の手札から一枚右手で引いて、中央少し右手前の3番の場所に裏側で置き、
 一旦、右手で出っ張りを持ち直してバランスを整えて、
 続けて、右手で左手の手札からもう一枚カードを引いてチャージゾーンに裏側で置きつつ右手をもう一度でっぱりの方に戻し、今度も声を小さくして
 「セット」
 ・・・
 右腕拳は時折下に向くような動作をするものの、それ以外に異常な動作は見られない、
 よ~っし、気付いてない気付いてない、でも、これもいつまで続くやら・・・
 と、いきなり右腕拳がナットで巻かれて身動きの取れないカーディン達の方を向く、
 まずい、僕が見つからないのに業を煮やしてカーディン達にターゲットを変えたか!?
 隊員たちが銃とかで気を向ける方法も僕がいるせいで使えないし・・・
 等と考えている間にも、右腕拳は一気にカーディン達の方に突撃していく!
 ええい、ままよ!
 左手と両足に力を込めて掴まりながら右手で3番に裏側で置いたカードを表に!
 「オープン、バトルマシンズ サンダースパイクダンプ!」右腕拳がカーディン達に届く寸前、横から黄色いダンプが突進してきた
 って、ちょっと待って、僕もいる!
 ダンプが横から右腕拳に激突!
 ドガァ!
 思わず右腕拳に強く掴まる!
 「ウオォオオオ!」って、背中の方から壁!
 急いで体を上に移動!
 ドッガァアアアアン!
 間一髪、壁と右腕拳に挟まれるのだけは避けられた・・・
 が、右腕拳は体を大きく振って、
 うわわわわ!
 気が付いたように上に上がって行き、ダンプの方に対峙する、
 ・・・
 あいにく、すぐに僕が降りられる高さよりも上に行ってしまった・・・
 と、黄色いダンプの荷台の後ろの方が上がり、そこで荷台の後方下の方が思い切り曲げていた足を伸ばすように外装ごと展開し、荷台が下がりつつ足の下の方の先から黒い台形の板のような物が上げていた足先を前に下げるように降り、今度は反対側の踵の側から立っていた黒い棘のような物が反対側に後ろに倒れるように降り、
 今度は前の方にあるタイヤの付いた部分が、曲げてまとめていた左右両腕を下に伸ばすように変化しながらその黒い端が手を開くように広がって両手となった後、その両手を地に付けて上半身を上げるようにダンプカー前半分を上げつつ両足を地に付けて完全に立ち上がってさっき地に付けていた部分を前に伸ばして両腕とし、
 さらに、コックピットの部分が前に倒れて胸部となり、搭乗部が元あった場所に下から頭が飛び出る!
 それは、口部がダンプカーの前下半分のようになりながら、剛悍な鋼の顔を持ち、額から後頭部下にかけてダンプカーの前部上をイメージしたような黄色い兜を付け、その瞳は黄色い鉱目となっており、
 その体は、拳と足先が黒い色で塗られており、両腕と両足にはタイヤのある部分が当てられていて、その手足の関節は白い鉄色の金属で作られている、
 と、そのダンプ、サンダースパイクダンプ、スパイクが、機木の盾が左腕手の攻撃を防ぐ後ろでカーディンの方を向き、カーディンの体を拘束していたナットを両手で掴み、力を籠め、
 バキッ!
 大きな音を立ててぶっ壊した!
 よし、これで時間をかければカーディン達が解放されるな、後は、僕の方か・・・
 っと、今のうちにバトルマシンズ サンダースパイクダンプのコストを右手で三枚、表に!
 「僕はバトルマシンズ サンダースパイクダンプのコストに機木の盾、マシングラシスオード、バトルマシンズ カーディン カーモードを指定」っと
 ん?緑の画面に向こうのチャージゾーンのカードも三枚表になったな・・・
 ボルトドライバー ドライバーぶん回し、ボルトドライバー ステークパワード、ボルトドライバー クラストチェンジャーの三枚、向こうで召喚されたボルトドライバー タクスプッシュか、のコストか、全てが戦闘前タイミングのリサイクルカード・・・
 どうやら、向こうには発動できるカードは無いようだ、そして、僕の方も、モンスターゾーンいっぱいだからバトルマシンズ カーディン カーモードを召喚できず発動できるカードは無しっと、
 でも、スパイクと一緒に召喚されたはずのあっちの輪ロボのモンスターは・・・?
 あれ?なんか、輪ロボの尻尾が金属の筒のようになって、こっちの方を狙ってる・・・?
 唐突に、それは飛んで来た、大きな白い金属の鋲、短めの針の根元に、白い四角い金属が張り付いている物だ、
 それが金属の筒から無数に、右腕拳に向かってきた・・・う、うぇ~
 で、でも、右腕拳を盾にすれば・・・
 が、次の瞬間、僕の考えが甘かったことを知った、
 向かってきた無数の鋲、それは円を描くようにいくつもの方向から右腕拳を覆って行き、
 しまいには、右腕拳を四方八方から囲む様に、鋲が配置される事態に陥った、
 い、いやぁ・・・でも右腕拳に刺さることは・・・なんて、これも甘い考えだよな!
 この状況下でこの鋲を避けられる場所・・・あった!またもイチバチだけど!
 右腕拳の前方中央にあるその場所に右手側から思い切り潜り込む!
 刹那、幾重もの鋲が、周りから一斉に右腕拳に突き刺さる!
 グググ・・・グサァ!
 ・・・
 生きてますよ、何とかね、
 僕が入り込んだ場所、そこは、よりにもよって右腕拳の拳の中、力を緩めていたせいか、僕が入れるぐらいの隙間があったのだ、
 鋲が拳の左右から右腕拳の拳に刺さっているが、狙いが僕じゃなかったおかげで、僕は巻き添いになってはいない、
 ここを見つけられなかったらおそらく、鋲に体中を串刺しにされていただろう、右腕拳の力が緩すぎて手の平まで鋲が届いていても危なかった・・・
 いや、まだ危機は去っていない、ここにいたら握りつぶされる、
 慌てて拳親指側から鋲に気を付けて外に出ると、そこには四角く白い金属で覆われた右腕拳が!
 ううむ、ここまで一気に鋲が刺さっていると爽快というかなんというか・・・
 と、いきなり右腕拳が僕を下の方にするように体の向きを変える!
 げ、気付かれた!
 慌てて鋲の間の右腕拳の本体のボディに両手と両足を駆使してしがみつく!
 幸い、まわりの鋲が僕の体を少し支えてくれている、これぐらいじゃ落ちはしない!
 が、落ちないことを認識したのか、今度は右腕拳が自身を大きく上下に降った、
 うぉおおお!
 でも、僕は落ちないっ!
 右腕拳が今度は横にグルグルグルグル高速で回り始めた!
 うわわわわわ!
 だ・・・だが、落ちなかったぞ!
 すると、右腕拳が僕が落ちないことにあきらめたのか、今度はカーディン達の方を向く、
 まずい!カーディンは解放されたけど、まだ、ジャイロ、キューブはナットに囚われたままだ
 今はスパイクがその両手をジャイロのナットに掛けた所だった、
 そこに、右腕拳が一気に体を振り、体に付いた無数の鋲をカーディン達の方に飛ばす!
 「来るぞ!」
 カーディンが身構えるが、あの多量の鋲に耐えられるか・・・?
 ん?緑の画面にボルトドライバー タクスバッシャーってカードが写ってる、
 そうか、あれ、カードか、それなら!
 右手で急いでチャージゾーンのカードを一枚表に!
 「僕は機鱗の盾を発動、ボルトドライバー タクスバッシャーの効果を相殺する!」
 と、僕の前に六角形の盾が現れた!
 機木の盾と同じく、上が短く下が長い六角形の盾なれど、
 中央に正面左の方から横方向にいくつもの少し斜め右上の方に向いた鉄パイプが生え、鉄パイプの間から複雑そうなエンジンのような機械が垣間見えつつ
 その周りに金属製の鱗が張り巡らされている、
 「行って、カーディン達を守って!」
 出現した機鱗の盾はすぐさまカーディン達の方に向かい、幾多もの鋲の前に先回り、その体で持ってカーディン達を鋲から守り抜いた!
 ガガガガガ・・・!
 機鱗の盾は鋲だらけになったが、機鱗の盾は見事にカーディン達を守りきる、
 あれ、カーディンがチラリと後ろを向いて
 「ジャイロ、双歩の救出に!」
 あ、いつの間にかジャイロの動きを封じてたナットが解けてる、スパイクが壊したのか!
 ジャイロが右手右腕を外側に伸ばしつつ大きく内側に回して額に当て添え敬礼し、僕の方に飛んで来た!
 しかし、バトルマシンズ フロストジャイロヘリコプターのパワーは2500、対して、向こうが召喚したこの鋲、ボルトドライバー タクスプッシュ、プッシュはパワー2600、このままだとジャイロは勝てない・・・
 だけど、それをどうにかするのが僕の役目!まずは右手を前に出し、
 「僕はバトルマシンズ フロストジャイロヘリコプターの効果を発動、この戦闘前、向こうのスマッシュカードの効果を封じる!」
 とジャイロが両肩のローターを思い切り回して吹雪を放出してきた!
 僕がいるのに容赦ないな・・・っま、仕方ないか、
 急いで右腕拳の吹雪が届かない裏に回る、
 すると、避ける間が無かったのか、はたまた救出と言いつつ容赦なく吹雪を繰り出したのが効いたのか、右腕拳が周りの鋲ごと凍りついていく、が、右腕拳はまだその拳を動かしてジャイロに向かって行こうとする、
 ええい、さぶい中根性あるな・・・
 いや、感心してる場合じゃない、とにかく、これで終わらせる!
 右手でチャージゾーンのカードを一枚表にしつつ宣言!
 「僕はバトルマシンズブーストを発動!バトルマシンズ フロストジャイロヘリコプターのパワーを600上げる!」
 ジャイロが吹雪を吹きかけるのをやめ、一気に近づく!
 ってちょっと、僕がい・・・ん?
 なんか、ジャイロが右人差し指を下の方に向けてる・・・ええっと、
 チラリと下を見ると・・・あ、そういう事か!
 思わず、一気に両手を離し、飛び降りる!
 と同時に、ジャイロが一旦後ろに離れて姿勢を整えつつ、右拳を振り上げて、一気に右腕拳に近づき、その右拳を放つ!
 凍って避けられなかった右腕拳はこの右拳を受けて一気に吹っ飛ぶ、
 と同時に、体に刺さっていた鋲が連続で爆発、消滅した!ドドドドド・・・ドガン!と、こんな感じで!
 さて、一方、僕の方はといえば・・・
 唐突に下から跳んで来たカーディンのその両手に「キャッチ!」受け止められていた、
 そう、なんてことは無い、ジャイロが僕に下を見ろと合図した時分には、すでにカーディンが下で待機していたのである、
 そのカーディンが床に着地!
 ズガン!
 衝撃が少し走ったものの、カーディンがひざを曲げてしっかり衝撃を緩和してくれていた、
 そして、カーディンが両手を床に降ろし、僕は床に降りる、
 「大丈夫か、双歩?」
 「大丈夫だよ、カーディン」
 「まったく、無茶をしないでくれ」呆れた口調でカーディンがつぶやいた
 「ああしなきゃ死んでたんだって」思わず、少しふざけた口調で返した
 「それなら仕方ないが、次からは気を付けてくれよ?」
 「わかってるよ、さぁ、行って!」右手と右人差し指を輪ロボの方に向ける!
 今、右腕拳も左腕手も動けない、そう、今ならチャンスだからね!
 「まったく、仕方ないな・・・」カーディンがまたもどこか呆れた口調で返しながらも姿勢を伸ばし、輪ロボの方を向く
 「では、行くぞ!」
 カーディンが輪ロボに向かって走り出す、
 と同時にキューブもスパイクの両手にナットを壊してもらって、輪ロボの方を向き、駆け出した、
 そこに憚るものは何もない、博士が目を光らせている辺り、輪ロボも簡単には避けられない、
 走り駆ける勢いのままカーディンとキューブが輪ロボに跳躍!
 カーディンが右拳を振り上げて突き出しキューブは右足を前に出し、カーディンがその鉄拳を、キューブが跳び蹴りを叩き込んだ!
 とここで、機木の盾にドリルを叩きつけていた左腕手が突如、輪ロボの方を向く、そして、輪ロボに攻撃を叩きつけてその反動で後ろに跳び着地したカーディンとキューブの方に飛んで行った!
 しかし、そこで左腕手を黒い右手で掴み、止めた奴がいた、スパイクだ!
 スパイクは右手で左腕手を引き寄せつつ左の拳骨を喰らわせる!
 ゴッ!!
 ひるみ、少し揺らぐも、左腕手は一気にスパイクの右手後ろの方に前進してスパイクの手から離れ、反転して対峙する、
 さて、どっちから動くんだ・・・?
 両方同時に動いた!
 左腕手が手の先にあるドリルを回転させスパイクに、
 スパイクがその両手を外側の前側に構え左腕手に向かう!
 そして、両手を一気に前に出してそのドリルを掴んだ!
 ギュイイイイイ!
 大きな音を出してドリルが一気に回転!このままだとスパイクの両手が削り潰れる!
 そう思った刹那、突如、スパイクが両手から放電!
 バリバリバリバリバリバリバリ!
 左腕手が感電し、左腕手がドリルを引こうとするも、スパイクは両手で力強く掴み引き止め、
 バリバリバリバリバリバリバリ!
 放電を続ける!
 と、いきなりスパイクがドリルを左手のみに持ち替えながら右手を左腕手の手首の上あたりに伸ばし、そこからドリルを引っ張り出した!
 ズルリ
 あれは・・・左腕手に最初に埋まっていたドリルだ!
 スパイクはそのドリルを両手に持ち替え、
 バリバリバリバリバリバリバリ!
 思い切り放電して、床に叩きつけ爆発、消滅させた!!
 すると、その隙にドリルを失った左腕手は宙に浮き、引く、
 左腕手には逃げられたが、みんな絶好調だ、このまま行けるか?
 いいや、行くんだ!!
 
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――