オイレンのラノベもどき置き場

月から金、土はときどきを目標に私が書いたラノベもどきを置いていきます。

疾走、荒野の向こう/12 カードゲーム小説WカードFu

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カードゲームライトノベル Wカードフュージョン10話 疾走、荒野の向こう12
 
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 「このまま一気に行ける?」
 背後から戸惑う忍者カーの声が聞こえるが、もちろん、どうにかしてやる義理は、無い!
 「恐らくはな」
 海中に漂う煌めくラメ銀紙のおかげで一気にスピードを上げて走って行っているのがわかる、ラメ銀紙の中を一気に駆け抜けて行っている感じである、このまま海を抜け切ってくれよ・・・
 と、先の方に上り坂が見えてきた!
 「カーディン!」
 「おう!」
 一気に上り坂を抜け、砂浜に出あっつ!
 なんだ、今度は異常気象か!?太陽もギラギラ照りつけてきてるし、遠くの方で景色も歪んで見える、これじゃ、砂浜じゃなくて砂漠だよ・・・
 「どうやら、地面の方が猛烈に熱くなってるらしいな、下にヒーターでも仕込んでるんじゃないか?太陽がおかしいのもそのせいで大気が変質しているためだろう・・・」
 なんでんな事、ああ、レースの演出のためか・・・
 「これじゃあ、装甲の表面に塩ができるな・・・」
 「そんなことどうでもいいような気がするけど・・・」
 ん、上のバックミラーに映るイーストが少し透明化してる?
 チラリと後ろを見ると、この暑さのせいか、カーディンを押していたイーストが徐々に薄くなっていきそして、消えるのが見えた、
 そして、カーディンのスピードが落ち始める、
 ・・・え~
 このうだるような物を超えた暑さの中、延々走って行かなくちゃならないのか、水責めよりはマシとはいえ、これはこれできついような
 「ほう、私の弟子を追い抜いて来たか」
 っつ、誰だ!?
 バサッ!
 僕とカーディンの前で背景と同化していた砂漠の布がはためき飛び、その向こうから黒い車が姿を現した!
 それは、真っ黒な高級外車と言っていいだろう、しかし、屋根の上に大きく灰色で殺の文字が書かれているのを除けばだが・・・
 その高級外車がいそいそと布を、布に付いた糸を引っ張ってボンネットに引き入れ回収していき
 「ならば、次は私が相手になろう!」
 と同時に、デッキケースにカードが戻り、戻ったカードが飛び出しつつシャッフルされて山札となり、デッキケース右側に置かれる、
 よーっし、こっちもこの暑さに辟易していたところだ、受けて立って
 「あーっと、これはすごい!」
 ん?今度は上の方から声が?
 見ると、上の方に以前見た空色の飛行カメラが飛んでいた、
 「なんと、乱入者が六位ですよ六位!これに勝てばなんと五位です!!解説者さん、どう思われますか?」
 「よほど運が良かったんでしょうねー」
 ええい、うるさい!運でも実力でも構うもんか!
 とにかく、今はこのバトルを勝ち抜くことを考えなきゃ!
 右手で山札からひふみよい、計五枚のカードを引いて左手の手札に移し、
 続けて、チャージゾーンに向かい「リチャージ!」
 「その実力、見せてもらうぞ・・・」
 今度は、右の手で山札の一番上のカードを引いて「ドロー!」
 「さて・・・と・・・」
 さっき引いたのはマシンリザイドで、今の僕の手札はバトルマシンズ キット・オブ・ニンジャ、バトルマシンズ ギャリット・ザムライ、バトルマシンズ ガール・ズ・クノイチ、バトルマシンズハイパーフルブースト、マシンサモンリソース、だ!
 ううん、どうしようか、よし、こうしよう!
 1番にこいつを置いて、一気に攻める!
 左手の手札から一枚カードを引いて1番に裏側で置き、残りのカードを一度にチャージゾーンに同じく裏側で置いて、
 「セット!」
 「さて、まずはこやつから・・・」
 右手で1番に裏側で置いたカードを持ち、表に!
 「オープン!バトルマシンズ キット・オブ・ニンジャ!」
 「来なさい!短剣暗士々 カリヤザラキ!」
 左手向こうから黒ずくめの男が走ってきた、
 全身を黒い衣装で固め、上に黒いフードを付け、口元を黒い布で覆い、その間の顔はよく見えず、黒いベルトを腰部に巻き、その上の、胴部と頭部以外に動きの妨げにならない黒く薄い鎧を付け、
 右手に刃が黒く塗られた短剣を持っている、
 そのカリヤザラキが僕達に向かって右手の短剣を投げる!
 しかし、そこに突如紫の小さな忍者が現れ、右手の刀を振るい短剣を叩き落とした!
 それは、手の平に乗るような大きさで、体型は寸胴、頭には濃い紫の頭巾をかぶってそこに忍の文字が打たれた蜂金を重ね付け、
 その下に紫の目だけを出し、口元には紫の布を付け、手と足の甲に金属の板が張り付いており、背中に刀の鞘を背負っていて、
 その身に濃い紫の忍者衣装を纏い、足には草履の意図のような物が施されていた!
 と、今度はカリヤザラキがその忍者、キット・オブ・ニンジャ、キットに向かって突進してくる!
 その右手にはいつの間にか、刃が黒く塗られた短剣が新たに握られていた!
 そして、キットもカリヤザラキに向かって跳び、互いに刀と短剣が振るわれ、激突し、両方、後ろに引く!
 と、ここでキットが左手を懐に入れて手裏剣を三枚取り出しカリヤザラキに投げる!
 この手裏剣をカリヤザラキは左手にいつの間にか拾っていた黒い短剣で一気に薙ぎ払う!
 「なかなかやるな、仕方ない、援軍だ!」
 黒い車の声に応え、カリヤザラキは左手の短剣を腰元にしまい、同時にその腰元から黒い球を取り出し、地面に投げつけた!
 辺りに黒い煙がつつんでいく!
 って、コースも見えなくなっていってるんだけど!?
 「カーディン、大丈夫?」
 「ああ、多分な、視覚センサー以外で対応してみる」
 うう、頼んだよ・・・
 と、緑の画面で向こうのチャージゾーンのカードが三枚表になる!
 短剣暗士々 ジリワレイ、短剣暗士々 サッカン・マダデス、短剣暗士々 動止救難・・・
 この内、モンスター二体はコスト3で召喚できないから、残りのコスト2の短剣暗士々 動止救難を発動させることになるのかな、
 お、そうこうしてるうちに残りのチャージゾーンのカード二枚も表になった!
 短剣暗士々 電鎖自動剣に短剣暗士々 秘伝首跳ね兎・・・と同時に画面にチャージゾーンのカードを一枚表にして下さいって出たな、これは状況から見て間違いなく、短剣暗士々 動止救難の効果だ、
 仕方ない、一枚右手で表にしてっと、「おお、辺りが真っ暗だ、一体どうなってるんだぁ―!?」上にあるであろう飛行カメラから声が響く!
 ええいうるさい!短剣暗士々 動止救難は救難の名の通り援軍を呼ぶカード、さっきのあっちの弟子と思われる奴とのカードバトルに使われたあるカードの発展形のようだが・・・呼べるコストの数が大きくなり、効果の追加発動は無くなったがこっちの妨害に長けた能力となった、って感じか、
 状況によってはこっちの方がつらいんだろうけど・・・
 と、キットがいきなり右手の刀を上に向けて何かを受けた!
 刀から火花が散り、そこに一瞬カリヤザラキが浮かび上がる!
 が、キットはすぐに刀に力を込めて何かを弾き、そのまま刀を左手側上に向け、またも別の何かを受け止めた!
 そこでも刀からの火花で何かが浮かび上がる、が、浮かび上がったのはカリヤザラキ・・・のような長刀を持った誰か!
 さらに刀でまたその何かを弾き、刀を右手上に向け別の何かを受ける!今度も火花が散り何かが浮かびあがる・・・今度浮かび上がったのは、カリヤザラキ・・・によく似た女性像!
 間違いない、キットは暗闇の中、視覚センサー以外のセンサーか、はたまた忍者の勘かで、複数の敵の相手をしているんだ!
 「おそらく、身を隠して攻撃してくるんでしょうね~」
 ええい、遅い、解説娘!
 とにかく、向こう相殺してこないよね?やってみないと分からないか・・・
 右手でチャージゾーンのカードを一枚表に!
 「僕はバトルマシンズハイパーフルブーストの効果を発動!」
 再びキットが真上に刀を上げ、何かを受ける!
 そこで火花に映ったのはカリヤザラキ
 が、いきなりキットが刀で何かを受け流しつつ左手後ろに跳ぶとキットのいた場所にもう一閃刃が振られたように見え、
 さらに、キットが右手後ろに跳ぶと、またキットのいた場所、そこでも何かが空を斬る!
 ええい、キットはピンチだ、しかし、バトルマシンズハイパーフルブーストは相殺判定出てない、これなら、行ける!
 右手でチャージゾーンのカードを三枚表にしつつうち一枚を2番に移動、続けてもう一枚、3番に移動!
 「僕はバトルマシンズハイパーフルブーストのコストとして、マシンサモンリソース、バトルマシンズ ギャリット・ザムライ、バトルマシンズ ガール・ズ・クノイチを指定し、さらに、バトルマシンズ ギャリット・ザムライを2番に、バトルマシンズ ガール・ズ・クノイチを3番に、それぞれ召喚!!」
 キットが不意に刀を横にし上に上げ、その刀が何かにぶつかり火花を三回連続で散らす!
 そこにはキットに対し、連続で攻撃を続けるカリヤザラキとカリヤザラキ似の二体が写り、が、それでもお構いなしに猛攻撃は続き、刀から火花が散り続ける、
 あの波状砲撃を、キットは刀の角度を微妙に変えて耐えているんだ!
 って、あれ、それだと、キットと、それに刀も持たないんじゃ・・・?
 そうこう思っているうちに刀の刃の一部が徐々に削れて行っている風に見える・・・
 と、そこに右左両後ろからそれぞれ一体ずつ、白い侍と桃色のくノ一が駆けてきた!
 それは、右手後ろ側から走り来たもの、それは、黒い前髪が顔前面を覆い、後ろの方は長黒髪を無造作に上に縛った風に作られ、
 その体には白灰の着物を着、下に灰色の袴をはき、腰に銀の帯を巻いていて、左腰には黒灰色の鞘を刺し、
 衣服の下に銀色の体が垣間見え、足元には草履を履いているような意図が作られ、
 右手には、鞘と同じ色の黒い灰色の持ち手に黄色いつばのついた刀を持っている、
 対して、左手の後ろの方から駆けつけたもの、
 そいつは、頭に薄紅色の頭巾をかぶり、忍の文字の蜂金を付け、髪型は黒髪のポニーテールのように作られ、そこに薄紅色のリボンを巻き、
 頭巾のすぐ下に薄紅色の目を出して口元は薄紅色の布で覆い、両の手の甲には金属の板が付いていて、
 その体に薄い紅色の忍者装束をまとい、足には草履のような意図があって、
 二体とも体型はずんぐりとしていて手の平の上に乗るような大きさ、
 と、その二体、ギャリット・ザムライ、ギャリットと、ガール・ズ・クノイチ、クノイチが互いに右手に刀を持ち、キットが攻撃を受けていた相手を周囲の黒い煙ごと左右から一気に斬り裂く!
 ズバァ!!
 キットに攻撃を加えていた三体があわてて後ろに引く!
 そこにいたのはカリヤザラキと左右にカリヤザラキに似た別の二体!
 色合いはカリヤザラキに似ているが、向かって左側のはフードではなく武将がかぶるような兜をかぶり、体は重装備で黒い鎧を着こみ、右手に持つは長く黒い刀、
 反対の右側のは、やはりフードをかぶっていないが、黒い顔のようなマスク兜をかぶり、口元に黒色の布を付け、頭に黒のポニーテールを鋭く伸ばし、体は軽装気味で鎧を着けず、その目は瞳孔無く灰色に不気味に輝いている、
 恐らく、左の刀持ってるのがジリワレイで、右側の女っぽいのがサッカン・マダデスだろう、
 その中で、まずはジリワレイが走り出す!
 同時に正面のギャリットも走りだし、その刀を弾きあわせる!
 今度はクノイチとサッカンが向かい合い、クノイチが左手で懐から手裏剣を三枚取り出し投げると同時にサッカンも不意に右手の短剣を投げる!
 短剣と手裏剣三枚は互いにぶつかり地に落ちる、短剣一つで手裏剣三枚を落とすとは、やるな!ま、手裏剣三枚が似た軌道を描いてたのも原因なんだけどね、
 そして、キットとカリヤザラキが正面切って対峙する・・・
 左手側ではギャリットとジリワレイが刀でつばぜり合いを行い、
 右手側ではクノイチとサッカンが空中で手に持つ刀と短剣をぶつけあっていた、
 そこでキットとカリヤザラキが走り出す!
 まずは互いの刀と短剣を一振りし、火花を散らす!
 そこで互いに宙に飛び、キットが懐から取り出した手裏剣を三枚、カリヤザラキが左手に握っていた短剣をそのまま投げて空中でぶつける!
 ガキン!
 そこで宙に降り、一気に相手に向かって走り出す!狙いは、宙に落ちた互いの武器!
 右手の刀と短剣で火花を散らしつつ、キットが空いた手で短剣を拾って投げ、カリヤザラキが同様に手裏剣を拾い投げる!
 またもぶつかり地に落ちる短剣と手裏剣、
 互いに状況は互角、それなら、この二回の宣言で、一気に決める!
 「行って、ギャリット、クノイチ、効果発動!」
 突如、ギャリットとクノイチが方向を変え、カリヤザラキに向かって走り出す!
 対応できないジリワレイとサッカン!
 そして、ギャリットとクノイチが跳び込み、刀を振りかざす!
 ガッ!
 これをカリヤザラキは回転するような短剣の一振りで吹っ飛ばした!
 しかし、その隙が盲点!右手を上げて宣言だ!
 「バトルマシンズ キット・オブ・ニンジャの効果発動!短剣暗士々 カリヤザラキをトラッシュに!行け!キット!!」
 ドッ!
 次の瞬間、いつの間にかカリヤザラキのその胸に、キットが右手の刀を突き立てていた!
 カリヤザラキは力及ばず、その場に崩れ落ちる!
 そして、カリヤザラキが倒れた隙に、キットが高級外車の方に向かう!
 そこに立ちはだかるジリワレイとサッカン!しかし、
 ギャリットがジリワレイに斬りかかる!
 ジリワレイの刀に弾かれながらも再度距離を詰め、ジリワレイに刀を振るう!
 ジリワレイは後ろに跳んで突き返していくも、ギャリットは少し右手に動いただけでこれを避け、一気に近づき、刀を振るう!
 ドガッ!
 しかし、斬り飛ばしたのは刀を持たぬ左腕!そこにジリワレイが刀の刃を向け、振るう!
 ドッ!
 ギャリットの左腕が切り飛ばされた!
 互いに傷付ながらも一旦引き、刀を振るいあい始める!
 くノ一が懐からまたも手裏剣を、今度は一枚のみ取り出し、投げる!
 対するサッカンは右手の短剣で手裏剣を打ち払いつつくノ一に向かって行く!
 くノ一も右手に刀を持ち、サッカンに向かう!
 が、サッカンはいつの間にか左手で弾き飛ばした手裏剣を投げていた!
 これをくノ一、難なく右手の刀で払い、
 ドスッ!
 手裏剣の後を追うように走ってきたサッカンの短剣にその右肩を貫かれていた!
 が、これであきらめるくノ一ではない!
 力の入らぬ右手の代わりに懐から左手で手裏剣を取り出し、手裏剣で直にサッカンの右手を突く!
 それでもなおサッカンは短剣を離さず、くノ一は執拗に手裏剣で突き、
 これにはとうとうサッカンもひるみ短剣から右手を放し、くノ一は手裏剣を投げてサッカンの右肩根元に当てつつ左手に刀を持ち替え一気にサッカンに向かって跳躍しながら刀で突いていく!
 くノ一の刀はサッカンの胴部に突き刺さる、が、おしい、体の中心部ではなく右肩の付け根辺りだ、普段刀を使わぬ方の手だから狙いが外れたとかではなくサッカンがとっさに避けたのだろう、サッカンが体を振ってくノ一を刀ごと飛ばし、くノ一は少し離れた所で着地、
 互いに右肩のあたりが損傷しながらも、くノ一は右手に刀を持ち替え、サッカンはいつの間にか取り出した短剣を右手に持ち、再度対峙する、
 その間にも、キットは外車の方に向かい、
 ドガッ!
 いつの間にか復活していたカリヤザラキの短剣にその背から胸を貫かれていた、
 が、キットはそれでも動き、左手で懐から手裏剣を三枚取り出し、外車に向かって投げた!
 その手裏剣に辺り、タイヤがパンクしたようにスピードが落ちる外車!
 「ぐぉ!」
 さらに、キットは右手の刀をカリヤザラキの短剣持つ右手上に突き刺し、右手の指を一気に掻き斬る!
 ドギャアア!
 カリヤザラキは右手で短剣を握れなくなり、その間にキットはカーディンの後ろにまで大きく跳躍、
 カーディンに右足跳び蹴りを喰らわせ、一気に加速させた!
 「キットッ!!ギャリットッ!!くノ一ッ!!」
 「キット・オブ・ニンジャッ!!ギャリット・ザムライッ!!ガール・ズ・クノイチッ!!」
 
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