オイレンのラノベ置き場・双札

月から金、土はときどきを目標に私が書いたラノベもどきを置いていきます。

戦獅との決着/4 カードゲーム小説WカードFu

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カードゲームライトノベル Wカードフュージョン15話 戦獅との決着4
 
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 「あれは・・・?」
 駆け行く先の方に、誰かがいる、黒いゴムのような布のような素材で全身を覆ったような人型である、
 人型ではあるのだが、いかんせん全身を覆っているもののせいで卵型の頭をしている、くらいしかわからない、
 それが右手の方のドアの中に急いで入って行き、扉を閉めたのだ、
 「カーディン?」
 「ふうむ、怪しい・・・か?」
 怪しいとか、怪しくないではなく、なぜか大いに興味をそそられる今日この頃だ、
 「ちょっと、近づいて会話とか聞けない?何か情報が手に入るかも・・・」
 「ふむ、近づいてみよう・・・」
 カーディンが黒全身タイツスーツが入ってった扉に近づき
 「とりあえず、扉の隙間から来る音声を出来る限りボリュームを上げて受信してみる・・・」
 「おい、来たぞ」
 突如、カーディンのダッシュボードのスピーカーから、音声が飛び出した!
 聞きなれない男性の、ノイズ混じりの声である、
 このノイズが受信の都合なのか元から子の声なのかは僕にもわからないが・・・
 「よぅ!」
 「遅かったじゃない・・・」
 続けて聞こえてきたのは、さっきの声より野太い声と女性の声、やはり、ノイズ混じりだが・・・
 「いやいや、悪い悪い、せっかくの休日なのにさ、いきなり非戦闘員は家の中で待機だろ、いやいや、まいっちまうぜ」
 ロボットにあるのか、休日、それと、誰にも出会わないと思ったらやっぱり待機命令出てたんだな・・・
 「しゃーなしだろ、謎の一団が急襲だろ、戦闘要員出払ってるし」
 「私のルームメイトも休日なのに招集かかって出て行ったわよ」
 「大変だよなぁ・・・」
 「ショッピング行くって楽しみにしてたのにね、代行、出るといいけど・・・」
 「ショッピングって何買うんだ?」
 「新しい着飾り用の装備って言ってたわよ、いいわよねぇ戦闘用は、出力あって・・・」
 「お前はいっつも布とか軽い装備だもんな、今は俺達と同じような黒一色だけど・・・」
 「これは着ろって言われたから着てんのよ、戦闘要員じゃないからろくに出力無くて防具もいいの着れないし・・・」
 「そのかわり燃費がダンチだけどな、この前誘った時だって非戦闘員と戦闘要員じゃ、調整用のオイルの量段違いだったじゃん」
 「俺より小型だったはずなのに・・・」
 「私達と違って高出力だから負荷がすごいのよねぇ、あれでセーブモードだっつうんだから恐れ入るわ」
 「でもいいよなぁ、戦闘型、男のロマンだよなぁ・・・」
 「女のロマンでもあるわよ、出力あるから・・・」
 「でも俺、戦闘型やだぜ、そりゃ出世するのもわかるんだけどさ、今回みたく何かあったら出撃だし、訓練とかにも参加を義務付けられてるしなぁ・・・」
 「リュッケンとかの部下になったら同型の狼型以外格下扱いだろ?嫌んなるぜ・・・」
 「他の幹部級も一緒でしょ・・・」
 「確かに」
 「確かに」
 「っていうか、なんで同型優遇なんだよ!今はわざわざ工場で同型作ってくれる世の中じゃねぇっつーの!!」
 「同型なら統率効くからでしょ・・・」
 「なんだよそれ!今は個性の時代だぜ!違う型も使いこなしてこその幹部級じゃないのかよ!!」
 「俺は、アリスとかなら部下についても・・・」
 「あら、あれが好みなのかしら・・・」
 「いや、知り合いが根っからのファンでさ、ようやく申請通ったと思ったら次の日から音沙汰無いでやんの・・・」
 「何かあったのか?っていうか、今どうなってるかぐらいは教えてくれるだろ・・・」
 「戦闘不能扱いになってた・・・」
 「え・・・?なんで?」
 「異世界に出撃後倒され、音沙汰無し、色々あってアリス自身がぶっ壊したという話も・・・」
 その友達、知ってるような気がする・・・
 「異世界に出撃って、めちゃくちゃエリートの仕事じゃねぇか!!修理申請とかは・・・?」
 「上が修理できるかどうかわからんと、それ以前に修理拒否が出されてると・・・」
 「ナ~ム~」
 「そのナ~ム~ってデータ、どっから入ってきてるの?」
 「俺に訊くなよ!体が勝手に反応すんだよ!」
 「誰が入れたのかしら・・・?」
 「異世界の宗教だって聞いたけど・・・多分、誰かが興味本位で入れたんだろ」
 「迷惑だな!めちゃくちゃ!!」
 「異世界だのなんだのって、門開く前は眉唾だって言われてたって聞いたけど・・・?」
 「だってよう、いきなりそういうこと言いだす奴が出て来てみ、頭おかしいやつだとしか思われないだろ!!」
 「機械なら機体の構造とかから推測できるけど人間とかはなぁ・・・」
 「異世界、うわさに聞くと人間、まだいるんだろ?嫌だよ俺、こき使われるの・・・」
 「異世界も人間が低給料でこき使われてるって噂だけど・・・?」
 どっから入ってくるんだその情報・・・
 「マジか!俺達と一緒じゃん!!」
 「まぁ、俺達は人間が何してたか知らない世代だけどね・・・」
 「おかげで共感が湧くと・・・まぁNae付きとそうじゃないのとじゃ、人間と猿ぐらい違うけどね・・・」
 「大して、違わない気も・・・」
 「黙らっしゃい!!」
 「まぁ、日々、道具は感謝して使えってことですわなぁ・・・」
 「人間やロボットは感謝してても道具扱いは勘弁な!!」
 「まぁ、そこいら辺りはとりあえず、置いといて、他の幹部は?ジョーカーとかは・・・?」
 「お前から話しだしたんだろ、ってそうだな、ジョーカーだけは嫌だな!」
 「まぁ、何やってるかよくわからん筆頭だからなぁ・・・」
 「まぁ、それは同意するわ、でも上からは気に入られてるっていうね・・・」
 「なんでだろ・・・」
 「なんででしょうね・・・まぁ、人間の真似を忌憚なくできるっていうのはあれの功績なわけだけど・・・」
 「マジで!?」
 「ああ、そう言えばそんな話だったっけ、ロボット自身の文明を作ろうって言ってた際、それが遅々として進まないんで、いっそのこと人間の真似をしたらいいんじゃないかっていう・・・」
 「おかげでファッションとかもできるようになったのよねぇ・・・」
 「よくよく考えりゃ、元から人間に接するように作られてんだから、人間の文化にある程度適性があるのも当然なんだよなぁ・・・」
 「そっから新しい文化を作って行けばいいのよ!」
 「そういうもんなのか・・・」
 「そういうもんよ、で、ここまで来ると残りはレオンの事なんだけど・・・」
 「これまた部下に行きたくない筆頭、っていうか、あいつの部下仕事してんの・・・?」
 「合体して出力アップだろ、っていうか、あの部下は戦闘用お断りだろ、最低限、合体用ジョイント付いてないといけないから・・・」
 「マジなの!?」
 「なんだ、あれの部下になりたいのか?ま、非戦闘要員ならまだ枠があるだろ、アリスと急接近してるという噂もあるけど・・・」
 「マジでっ!?」
 「マジでっ!?」
 「ちょ、なんであの二体なんだよ!レーヴァテイン城裏人気投票ランキングで一位と二位じゃん!!」
 「そうよ!なんであの二体なのよ!!」
 「ジョーカーが仲を取り持ったとかなんとか・・・」
 「おのれジョーカーめぇええ!!」
 「おのれジョーカーめぇええ!!」
 「やはり許せん!!」
 「やはり許せないわ!!」
 「というか、なんだよ、裏人気投票ランキングって・・・」
 「だって、」
 「ねぇ、」
 「表に出したら潰しに来るだろ、一部の幹部連中は・・・」
 「人気投票なんてする暇があったら働けって・・・アリスとか・・・」
 「それでも一番上は全部知ってると思うけどな・・・」
 「うっ・・・」
 「うっ・・・」
 「まぁ、知ってて放置だろう、ってのは俺もわかる・・・」
 「私も・・・」
 「っていうか、部下になる話ばっかりしてるけど、やっぱり、戦闘型になるぐらいだったらサポ動力買うぜ、俺は・・・」
 「でもねぇ、そのサポ動力、買える見込みは・・・?」
 「いいよなぁ、サポ動力、でも取付型も高いし、内蔵型だともっと高いっていう・・・」
 「それあると非戦闘型でも色々取り付けられるのよねえ・・・」
 「俺、飛行ユニット付けたい!!」
 「飛行ユニットなんてサポ動力とどっこいどっこいじゃねぁか!サポ動力いらない跳躍強化ユニットにしとけよ!!」
 「カエルかよ俺はっ!」
 「私はアルケニーつけたいわぁ・・・」
 「あれはサポ動力要らんけど見た目むっちゃ怖いんだが・・・」
 「確かバランサーのエネルギーが二足歩行より少なくて済むからその分回せるんだっけか?」
 「いいじゃない、トレンドなのよ!!」
 「あれが流行ったら俺ら外真面目に歩けねぇ!!」
 「というか流行らんだろ、あれ、うちの城の規定にもろにひっかかるし・・・」
 「ぐっ・・・」
 「おまけに、非戦闘員が休日に自分の家の中に付ける分は許可するっていうかなり厳しめのやつ」
 「ぐっ!ぐっ!」
 「やっぱり流行らねぇじゃねぇか!」
 「っていうか、なんで飛行ユニットは良くてアルケニーはダメなのよ!!」
 「飛行ユニットもかなり厳しめだぞ、というか、アルケニ―と一緒・・・」
 「あれはいいんだよ!城内で使うんじゃなくて、休日に城外申請出して遊びに出た時に使うんだから!!」
 「じゃあ私も休日に城外で使うわよ!」
 「お前が城外で使ったら妖怪に間違われそうだな!」
 「というか妖怪も異世界の用語・・・というか意味わかってのか?」
 「とりあえず、得体のしれない怪物とだけ・・・」
 「この科学の時代に怪物とか!」
 「怪物、いるんだぞ怪物!!」
 「中途半端に壊れて中途半端に動いてる機械とか・・・」
 「近づきたくないわねそれ・・・」
 「まったくだな!」
 「はぁ、ということは、やっぱり衣服になるのかしら、メイド服とか・・・」
 「なんでいきなりメイド服!?」
 「復古主義らしいわよ、はやりが一周周ってきたとか・・・」
 「流行り?いつ流行ったんだよそれ!?」
 「人間が着せてたって話は聞いたことあるけどな・・・」
 「・・・」
 「・・・」
 「もういっそ全部買わねぇ?」
 「補助ユニット内部と外部の両方つけて足をアルケニ―して跳躍強化ユニットでピョンピョン跳んで背中に飛行ユニット付けてあげくそこにメイド服着てるのかしら?」
 「・・・」
 「・・・」
 「それこそ妖怪だな!」
 「まったくね!」
 「というか、ちゃっちゃとゲーム始めねぇ?見つかったら面倒だしさぁ・・・」
 「あ、そうだな、そのために来たんだった・・・」
 「そうね、ちゃっちゃと始めましょうか・・・」
 「で、何するよ、カート?狩りゲー?FPS?」
 「私はカートで」
 「俺は狩りゲで」
 「俺の押しはマルチ協力型対戦アクションオンライン対面型VRFPSなんだが・・・」
 「じゃあジャンケンだな!」
 「望むところよ!」
 「負けても後回しでやろうな!せーの・・・」
 「ジャンケンポン!」「ジャンケンポン!」「ジャンケンポン!」
 「あいこでしょ!」「あいこでしょ!」「あいこでしょ!」
 「あいこでしょ!」「あいこでしょ!」「あいこでしょ!」
 「あいこでしょ!」「あいこでしょ!」「あいこでしょ!」・・・・・・
 延々、三人同時のあいこでしょが続いていく・・・
 「双歩、そろそろ行かないか?」
 「あ、ごめん」
 聞ける情報など無いと判断した僕とカーディンはかくて、その場を後に走り出すのだった・・・
 
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