オイレンのラノベ置き場・双札

月から金、土はときどきを目標に私が書いたラノベもどきを置いていきます。

戦獅との決着/1 カードゲーム小説WカードFu

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カードゲームライトノベル Wカードフュージョン15話 戦獅との決着1
 
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 「あれは・・・?」
 振動と共に部屋の床中央から出てきたのは黒色の巨大な右肩上がり二重らせん、それが天井に向かって回転しながら一直線に伸び、天井に空いた穴から上の方に伸びて行く
 ズドン!!
 突如、大きな音と共に振動が大きくなるものの、螺旋が止まり、振動も次第に収まった
 と、今度は、螺旋の床に近い部分の左、前、右が外側に倒れ、
 パタパタパタパタン
 出入り口と化した、音の数から言って、後ろの方も同じように倒れたのではないだろうか?
 螺旋の内部は車一台分ぐらいの道になっており、倒れた部分は真っ直ぐな板のようで、左右の板が少し上方にある、
 そして、何より、前の板には入るための誘導矢印がかいており、その先では続く矢印が直角に左に曲がっていて、
 左右の少し高い位置にある板には外側に出て行く矢印が付いている、
 恐らく、ここから入って左に曲がり下に行け、という意味合いだろう、螺旋は左に行くほど下に行く構図になっている、
 ということは、こことは逆側から入ったら、上に行くことになるのだろうか・・・?
 「ニャー」
 ハッ!
 目の前にいる黒猫の一声が、僕の気を付かせ、目を覚ましたようになる、
 僕の名前は鋼野 双歩(ハガネノ ナラブ)飛角小学校四年二組所属、
 オレンジのシャツに、上に袖端と下端が白くて左肩の裏に車輪に飛行機の肩翼がくっついたようなオブジェの付いた赤いジャケットを着、
 腰に茶色のベルトを巻きつけ、下には濃い色のジーパンに白いスニーカーをはき、
 髪型は茶髪前髪を上の方に上げて、顔はよく童顔だと言われる
 「ニャー」
 「双歩、あの螺旋は・・・」
 で、今後ろから話しかけてきたのがカーディン、パトカーのパーツを各部に付けたロボットだ、
 頭は上端の切れた三角頭で、鋼の顔には黄色い機目を持ち、額には羽とパトランプを模した金のエンブレムが付いていて、
 両肩には扇状に開いたパトカーの前部があり、両足にパトカーの後部の外装を付け、四肢の外側にはタイヤが装甲に合わせ埋め込まれ、胴部には赤がさしていて、
 胸部にパトカーの緩いV字のパトライトが付いている、
 にしてもあの螺旋ね・・・僕が見た限りだと・・・、
 「多分、上下に移動するための通路じゃない?」
 「そうだな、私もそう思う」
 「ニャー」
 で、問題はこの黒猫である、見たところ、小さ目ななりで、おそらく、成猫ではなく子猫ではないだろうか?
 あまり猫はじろじろと見たことは無いが、黄色の目に黒一色の毛皮・・・これ自体は普通、いや・・・よく見ると、爪とか牙が鋼色にきらりと光った、すぐにわからないようになったが、
 猫の爪や牙って、そんな色だったか・・・?
 いや、とにかく、踵を返して・・・
 「カーディン、とっとと下に行こう、車に」
 「了解した」
 カーディンがそう言って後ろに数歩下がりつつ、
 両肩を上げてパトカーの前部とし、両腕を180度回転させながらこちらも上げて、両肩に収納、
 続けて、胸のパトライトの下の方から上下対象となるように赤い部分が内部から振り子が下がるように下に出てきて、そのまま小ジャンプし、腰が180度回転しながら両足が膝を思い切り曲げるようにして曲がって行き、パトカーの後部となりつつ僕達の方を向いて着地する、
 っと、それじゃあ、この猫と一緒にカーディンの方に、
 そう、振り返って猫に向かって一歩踏み出し
 「っつ!、い、た・・・」
 何だこれ、体中から痛みが、背中、右手首裏、それに両足からも・・・
 右手首の裏の方を見ると、そこから血が流れていた、そうか、あの時、ジャガランディが・・・
 それに両足が痛いのは・・・そうか、ジョーカーを追った時、あの高さから飛び降りたのがまずかったか・・・
 カーディンやカードの力を借りたとはいえ、あれは・・・
 「双歩、大丈夫か!?」
 「大丈夫だよ、カーディン」
 どうやら、戦いの気が抜けて、痛みが表に出てきちゃったみたいだな・・・早くメインサーバの所に行かないと・・・
 「無理をするな、体中から血が出ている」聞こえた声に、思わずカーディンの方を振り返る
 「カーディン、でも・・・」
 「とりあえず、応急処置だけでもしておこう、それが終わるまでは私もここから動かないからな、君の身を優先する」
 「う・・・」
 「ちょっと待っていろ」
 言って、カーディンの助手席の下から補助アームが出てくる、複数の鉄棒と、そのあいだあいだの関節部分に鉄球が使われ、
 それら先に、鉄球に丸い三日月形の指が等間隔に三つ付いた手の部分があるアーム、だ、
 そのアームを後ろの方に持ってきて、後部のトランクを開け、中から箱を取り出すと、運転席側の補助アームも展開して、トランクを押し閉め、出した箱をこっちの方に持って来た、
 それは、上部に鉄の持ち手が付いた白く四角い箱で、前面中央上の方に少し縦に長く角の丸い回字型の金属のロックが、そのロックの左右に蓋と本体の境目があり、
 下以外の面の中央それぞれに、赤い十字が描かれていた
 「とりあえず、水で洗浄して、傷が少し大きい、ガーゼに当て包帯を巻こう、水は・・・」
 今度はカーディンが運転席後ろの扉の窓を下に開けつつ、運転席側の補助アームを使い中から水の入ったペットボトルのような透明の容器を持ってくる
 最近手に入れたもので飲み水にも使っておらず一応きれいだと思うのだが、なんせこっち側の水だ、中に銀ラメやら銀紙が浮いているように見える、光の加減でそう見えるだけらしいが、
 まぁ、他にないんだから仕方がないか・・・
 「双歩、包帯の巻き方はわかるか?」
 僕は首を大きく横に振る
 「全然」
 「ならば、私がレクチャーしよう、安心してくれ、その手の知識もきちんと一通り入っている!!」
 
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