バハムートの焼肉@オイレンのラノベ置き場・双札

月から金、土はときどきを目標に私が書いたラノベを置いていきます。

戦獅との決着/3 カードゲーム小説WカードFu

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カードゲームライトノベル Wカードフュージョン15話 戦獅との決着3
 
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 「ううむ、変わり映えしないなぁ・・・」
 思わずごちってしまった・・・
 そう、一緒なのだ、進んできた二階の光景と同じく!
 いくつの十字路が連なり、さながら天井のあるビル街の構造を持つ
 ただそれだけなのである
 「ともかく、このまま進むぞ?」
 「あ、うん、あ、待って!」
 カーディンが先に進みつつ後ろのドアを閉め、
 「一応、色変えとこう、味方見つけたら、元に戻せばいいし」
 「了解した」
 通路を走りながらカーディンのボディが黒く変わって行く、
 ただし、真っ黒ではなく、扉の色合いを模したような黒金の黒、つるのデザインをあしらった黒金の黒である、上のパトライトまでは見えないが、うまい具合に似た色に塗装してるんだろう、と思う、
 しかし、この通路、ここまで一緒だとどこ走ってるのかわからなくなるな、そういえば、ジャルーソは下の階に降りられただろうか?
 最悪、僕達のいたところにまで戻れば、もうすでに降りる通路は出来てるから降りては来られそうなんだけど・・・
 出来れば合流を・・・しなくてもいい気がする・・・
 それでも、敵とかいないか、辺りを見回してしまうが・・・あ!
 左手の方、よく見れば大きな丸い壁がある!
 なんか、大きな円柱状の部屋のような・・・いや、そう見えるだけのの真っ直ぐな壁面かもしれない・・・
 「カーディン、あの左側遠くにある壁は・・・?」
 「恐らく、あの先に私達の目指すものがある」
 「へ・・・そうなの?」
 そうか、この城、中央に大きな部屋がある構造なのか!それなら、あそこに入る入り口を、入口を・・・え~っと・・・
 無い、通路の隙間から見える壁がただただ広がっているだけである、
 かと言って突破できる厚みとも限らないし、無闇に突っ込むのも無謀か、
 大体、距離も大分遠い、遠くに青みがかかった山が見える、と言ったらわかるだろうか、その位の距離感である、でも、光量がちょうどいいからよく見えてるだけで、実際はもっと遠いかもしれない・・・距離感がつかみづらい・・・
 近づいて扉を探すとなるとそれこそとんでもない時間がかかるだろう、
 幸い、壁は石材のような黒一色だし、扉があればすぐにわかるだろう、多分だが、
 でも、先の方は壁のせいで見えな、左右も・・・ん?走る方の視界にちらっと・・・?
 
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