札使いどもが夢の跡 ダブモン!!28話10
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10
「リチャージ」
「リチャージ」
「ドロー」
「ドロー」
「セット」
「セット」
「オープン!」
「オープン!」
「イナコンスト!」
「ダブモンNo.104、外骨の工事現場員、イナコンスト」
上から人虫影が降ってくる、つるはしを思い切り振り降ろし大地を砕き、
地割れから真上に破片が飛ぶ中で両手に持つそのつるはしを右手に持ち変えつつ右肩に担ぐ、
半球状の鉄兜を被り外骨格は黒に近い紫であり、タンクトップは白、ジーパンは青、首に白手拭いをかけカマキリのような逆三角の顔に横に長い黄色い複眼、
筋骨隆々な人に近い体躯に脇下から細い虫の足のような補助腕がある、
「アイスクリス」
「ダブモンNo.430、氷浮遊の船舶客室乗務員、アイスクリス」
青年の前上あたりからゆっくりと体を回しながら降り、青年の前に止まり浮遊したのは、一対の氷の木の葉を両翼のように広げるクラゲ、
身体も氷か水晶で出来ているのか光の透過が水ではなく硬質な印象を受ける
「『イナコンストのコストにマルチプルエレメンタルパワーとマルチアサリスエレメンタルとマルチバルエレメンタルパワーを指定』」
「『アイスクリスのコストにマルチクリスブパワーエレメンタルとマルチアリタスパワーエレメンタルとマルチプルアブリスパワーエレメンタルを指定』」
1番戦闘!!
パワー1500のレッドドッグがパワー2400のイナコンストに走る!
走りながら炎を吐く!!
と、イナコンストがいきなり目の前につるはしを振り下ろして床を砕き、
下から振り上げ破片を飛ばした!
炎を切り裂き飛ぶ破片!
炎で前が見えないレッドドッグの正面からぶち当たる!
倒れるレッドドッグ、
そこに跳躍するイナコンスト、
宙でつるはしを振り上げレッドドッグに叩きつけていく!
レッドドッグはこれを察知したか横に転がり避け、
イナコンストがつるはしをそちらに振り上げる!
振り上げられ宙に吹っ飛ぶレッドドッグ!
そこにイナコンストが駆け通り過ぎるようにつるはしを振るいレッドドッグが爆発、消滅する!
「だけど、2番戦闘!3番戦闘!!」
ライソニがいなないて雷をライソニの上よりこちらにななめに落とし、
アイスクリスが両翼のように氷の木の葉を羽ばたくように前に向け、
大量の氷の破片を飛ばして来る!
「おっと」
カンテーラが雷がかすりながら刃の先を地にあてつつ微量感電しながらも刃で雷を地に逃がし、
反対側のカンテラを振り回し、
氷の破片をかすりながらもすべて溶かし切る!
「大丈夫か?」
「ああ、サンキュな」
カンテーラが正面を警戒しながら答える
「ターンエンド」
俺がカンテーラに返事を言うと宣言してくる向こう
「ターンエンド」
俺もそれに返す
さて、逆転し始めたか?このまま行けるか・・・?
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