バハムートの焼肉@オイレンのラノベ置き場・双札

月から金、土はときどきを目標に私が書いたラノベを置いていきます。

札使いどもが夢の跡 ダブモン!!28話/04

札使いどもが夢の跡 ダブモン!!28話04
 
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 「リチャージ」
 「リチャージ」
 「ドロー」
 「ドロー」
 「セット」
 「セット」
 「オープン!」
 「オープン!」
 「デヴァルチャ」
 「ダブモンNo.163、砂嵐の遊砂民、デヴァルチャ」
 砂嵐が起こりその砂嵐に乗って現れたのは一体の茶鷲、
 後方と左右を覆う布がある薄汚れた革の帽子、黄色の足に両翼の端が白い茶の翼に
 先が黒く複雑にうねった黄色いくちばし、目つきは悪く濃いピンク色の肌を見せつつ茶色い羽毛に覆われていて、
 俺の前で翼羽ばたかせ滞空する
 「レッドドッグ」
 「ダブモンNo.466、冒険のツアーコンダクター、レッドドッグ」
 狼のようなイヌ科の動物が走ってきて現れる、
 赤い葉っぱの形をした幾多の水晶を毛皮の毛のように纏い、
 それと同じ形の水晶を尾の根元より羽のように大きく二枚伸ばし、
 青年の前で止まる
 「『デヴァルチャのコストにマルチエレメンタルパワーとマルチプルエレメンタルパワーを指定』」
 「『レッドドッグのコストにマルチアブリスパワーエレメンタルとマルチクリスブパワーエレメンタルを指定』」
 1番戦闘!!
 カンテーラとレッドドッグが対峙し
 「カンテラフレイム!!」
 カンテラからの炎がレッドドッグに向かう!
 レッドドッグが体を回して尾と尾のそばの大水晶を翻し炎を横に受け流した!?
 「な!?」
 驚くカンテーラに対し、一気に突進を仕掛けるレッドドッグ!
 「シャドウブレイド!」
 剣で突進を防御するのをレッドドッグが噛みつく!!!
 「話せ!」
 振り回される剣を必死に離させようとするカンテーラ、
 不意にレッドドッグが離してカンテーラは勢いあまって剣を振り
 そこに跳躍したレッドドッグが横回転し尾と大水晶を叩きつける回転アタック!
 「ごっ!」
 「『カンテーラの効果!自分の場に他にダブモンがいるためカンテーラはこの戦闘でトラッシュに送られない!!』」
 「『レッドドッグの効果で相殺!!』」
 さらに、ひるんだカンテーラを返す刀の尾と大水晶の横回転アタックを叩きつけこちらに吹っ飛ばす
 「げはっ!」
 途中で爆発するカンテーラを俺は受け止め覗き込む
 「大丈夫か?」
 「なんのこれしき」
 と堪えたのを隠すような表情で俺の手を浮かび離れ俺の左横で浮遊するカンテーラ
 大丈夫だって言うなら続けるぞ・・・
 俺は男に向かって宣言!!
 「2番戦闘!!」
 デヴァルチャが対峙する男に向かって突進!
 男はこれを右手で受けつつ振るって弾き
 俺を改めて真正面に見据え
 「ターンエンド」
 宣言してきた
 「ターンエンド」
 宣言し返す
 おし、とりあえず一手目、かな・・・?
 
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