バハムートの焼肉@オイレンのラノベ置き場・双札

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大決戦!!賭けられる、世界の命運!! ダブモン!!27話/19

大決戦!!賭けられる、世界の命運!! ダブモン!!27話19
 
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 19
 
 「行くぜ、二人とも!」
 「おう!」
 「うん!」
 兎白、鼓動と共に魔王との戦いに臨む!!
 ・・・俺の心配が外れればいいが・・・
 「リチャージ」
 「リチャージ」
 「ドロー」
 「ドロー」
 「セット」
 「セット」
 「オープン!」
 「オープン!」
 「来い、イナコンスト!」
 「ダブモンNo.104、外骨の工事現場員、イナコンスト」
 上から降ってきた人虫影が両手に持つつるはしを振り下ろして大地を砕き地割れを発生、
 地割れの破片が真上に飛ぶ中でつるはしを右肩に担いで魔王の方を見る、
 半円状の鉄兜を被り黒に近い紫の外骨格の上に白のタンクトップと青のジーパンを着用、首に白い手拭い、顔は逆三角のカマキリのようで黄色い横に長い複眼、
 人に近い筋骨隆々な体に脇下から細い虫が持つものを体のサイズ相当に大きくしたようなような足を一対持ち以下にも虫というのが見てわかる、
 「ペリカンウオ」
 「ダブモンNo.437、飛魚の鵜追込士、ペリカンウオ」
 魔王の前に現れたのは、大きめの嘴の中に魚一匹を入れた水で作られた鳥の幻影?
 嘴の中にいると言っても緑の波打つ側面が特徴的なその腹白背濃緑のその魚は
 しっかりとこちらを見据えている・・・
 「ペリカンウオのコストにグルゥミーエレメンタルリバースとグルゥミーハイリザーブを指定」
 「イナコンストのコストにマルチエレメンタルパワー.、マルチプルエレメンタルパワー、マルチドライブエレメンタルを指定」
 「1番戦闘!!」
 「1番戦闘!!」
 イナコンストがバギガッドに向かって走る!
 バギガッドが引く車よりミサイルやボムを発射!!
 イナコンストは左右に避けながら走る!
 が、近づいたところでバギガッドが大口を開けて噛みつく!
 と、イナコンストがつるはしを縦にして突っ込む!
 口の中でつるはしがつっかえ口を閉じられなくなるバギガッド!
 バギガッドが馬車からボムやミサイルを乱射!
 慌ててつるはしを離し後ろに跳び避けるイナコンスト!
 そこでバギガッドが背の車を横に振り回す!
 もろに喰らうイナコンスト!
 パワーが同じだから、パワーを少しで上げられれば・・・!
 「『マルチアサリスエレメンタルを発動!!』」
 「『バギガッド自身の効果で相殺』」
 「『ジプシェリー!!』」
 「『グルゥミーエレメンタルパワーで相殺』」
 「『マルチディガットエレメンタルパワー!!』」
 「『グルゥミーエレメンタルフローで相殺』」
 「『マルチパーシングエレメンタルパワー!!』」
 「『六つ場所の昏き、巻き込んだもの、力を増したもので相殺』」
 「『イナコンスト!!』」
 「『グルゥミーエレメンタルパワー+で相殺』」
 「『イモーシンの効果!!』」
 「・・・」
 通った!?
 「『イモーシンの効果でイナコンストのパワーを600上げる!!』」
 バギガッドが車を振り回し終わり、口から舌で無理矢理つるはしを押し出し、
 そこでバギガッドの頭に両手を合わせた拳下を思い切り叩きつけられる・・・
 イナコンストに!
 イナコンストはバギガッドの牽引車に叩きつけられたとき、六肢で全力で牽引車に掴まって吹き飛ばされるのを防ぎ、
 隙を伺っていたのだ!!
 イナコンストは吐き出されたつるはしの所まで行きその手に握り、
 振り返って拳の衝撃で意識の耄碌するバギガッドに大上段から振り下ろし、
 鶴嘴を叩きつけられたバギガッドは爆発、消滅する・・・
 「だが、2番戦闘!!『同時にグルゥミーハイリザーブの効果!前のターンでバギガッドの効果が3回相殺されかつ、ペリカンウオの効果の発動条件が満たされないためペリカンウオのパワーを1000上げる!』」
 魔王の声にペリカンウオが水の両翼羽ばたかせ飛ぶ!!
 ジプシェリーはその両触手から水弾を撃ち込みまくる!!
 ペリカンウオは水の流れに逆らうように泳ぎ、鳥の幻影が連動しながら飛ぶ!!
 強い水の流れの端から避け泳ぐように水弾を避けゆく、
 ジプシェリーが触手を伸ばしてペリカンウオを捕らえようとする!
 水の幻影は捕らえられず内部の魚を捕まえようと動くジプシェリー、
 だが、水の中の魚のように触手を泳ぎ避けるペリカンウオ、
 そして、ペリカンウオは加速しながら弾丸の如く一気に泳いでその勢いで自ら飛ぶ速度そのままの水の幻影から飛び出し、
 ジプシェリーを貫通!
 ジプシェリーの後ろで水の幻影を纏い飛びながら姿勢を正す中でジプシェリーは爆発!消滅する
 「でも、3番戦闘!」
 イモーシンが両手の針を腕を外側に振るい同時に投げる!!
 「下らない・・・」
 魔王は避けだにせず、その鎧が針を弾く、
 「ターンエンド」
 「ターンエンド」
 互いの宣言が響く、さて、次のターンは・・・
 俺の予想が正しいなら・・・来る・・・!
 
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