バハムートの焼肉@オイレンのラノベ置き場・双札

月から金、土はときどきを目標に私が書いたラノベを置いていきます。

海の街と鮫 ダブモン!!11話16

海の街と鮫 ダブモン!!11話/16
 
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 「海底火山の爆発で、一気に大波だ!!」
 な、なんだって!?
 「さぁ続けるぞ!!リチャージ!」
 「リチャージ!」
 カードの効果で海底火山が爆発するなんて・・・
 「ドロー!」
 「ドロー!」
 「セット!」
 「セット!」
 「オープン!」
 「オープン!」
 「メギリガン!!」
 「ダブモンNo.281、目切りの通関士、メギリガン!」
 いきなり海中からせりあがるように浮かんできたのは、
 泡をまとった石を背にした、長い十の足持つ甲殻類
 前の方に鋏持つ前方の足や、とがったような顔を持っている、
 「クリオネシン!」
 「ダブモンNo.63、錘点の抜歯士、クリオネシン」
 僕の前に現れたのは、滴のような形の下に棘の方が向く体に、外側に棘の方が向く両羽、
 さらに、内部に赤いものが見える頭を持つ透明な存在が目の前に現れる、
 「面白そうね・・・憑依!」
 と、クリオネシンの首に水色の首輪が付く!
 「俺はメギリガンのコストに飛び込み勢い水潜エレメント!、レッテグラウンドダウンウォーターエレメントを指定!」
 「俺はクリオネシン!のコストにアイスウォーターウィンドエレメント!を指定!」
 「1番戦闘!!」
 「1番戦闘!!」
 メギリガンが口よりその泡を飛ばしてくるものの、フリィジアが輪っかから精製した氷の槍を羽根先に持って放り投げ、、
 泡を凍らせ破りつつメギリガンに迫る、
 しかし、いきなりメギリガンが伏せ、その背にある石に当たって弾かれた!
 「クリオネシンの効果でメギリガンの効果を封印!!」「メギリガン自身の効果で相殺!」
 今度はフリィジアが一気に突撃、水中に入りつつ、いきなり下から氷の針を出す、
 が、メギリガンが伏せたまま鋏を海中に突っ込みその鋏で弾く!
 「コールドフリーズブリザードエレメント!!」「ウォータースラッシャーエレメントで相殺!」
 「『アイスエレメンタルパワーでパワーを600上げる!!』」
 向こうは黙ったまま・・・ちぃ、これは・・・
 「フリーズフリーリブリングエレメント!」「引いて返す渦潮波エレメント相殺!」
 「はぁああ!!」
 すると、フリィジアの周りが急速に凍てついていき、その凍てつきが一気にメギリガンまで伝わり凍り付いていく・・・
 しかし、メギリガンがそれを弾き飛ばすように鋏を振り回し鋏の軌道にあった氷を全て砕き切る!
 「フリーズマーティエレメント!」「アンダーウォーターサデンヒットエレメント!!で相殺だ!!」
 くっ・・・
 「でりゃあああ!!」
 が、それすら負けずにフリィジアは周辺をすべて凍らせつつ上へと移動し、噴き上げる氷でメギリガンを上空にまでたたき上げ、
 「たぁあああ!!」
 一気にフリィジアも追い抜くように上昇、その氷の下の部分を叩きつけ、水面にぶつけて氷ごと砕き爆発、消滅させた、
 しかし、その勢いでメギリガンの鋏が真上に飛んで、ブーメランのように戻ってきてフリィジアにぶつかる!
 「べっ!」
 その衝撃でクリオネシンが爆発、フリィジアがこっちに飛んできて、
 思わず両手で受け取る間も海賊は右口端上げ不敵に笑う
 「さらに、3番戦闘はないぜ!」
 ここで、いつの間にか水流に吹き飛ばされていたマルティマが降ってきて、僕の前の海に落ちる・・・
 「さぁ、そろそろ本気出して行こうかぁ!!」
 海賊が表情変えぬままに不気味に得意げに言い放つ!
 なんだ?何が来る・・・!?
 
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