バハムートの焼肉@オイレンのラノベ置き場・双札

月から金、土はときどきを目標に私が書いたラノベを置いていきます。

メインサーバの元、現れしエンジニア/10 カードゲーム小説WカードFu

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カードゲームライトノベル Wカードフュージョン17話 メインサーバーの元、現れしエンジニア10
 
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 ええっとこの場合は・・・
 「ウェスト!」
 「このぉ!」
 ウェストが向け撃ったスナイパーライフルの弾丸が鎌の刃の根元を撃ち抜く!ガイキシンとカーディンの間で板挟みになっていた鎌があっさり向こうに吹っ飛ぶ
 「た・・・助かった・・・」
 「ええい!」
 ガイキシンが右手で一番右側のライフカードを取る!よくよく考えれば、初のダメージだ、このまま行ければいいけど・・・
 と、こっちも画面にライフカードを取れという判定が・・・さっきのダンザイの首狩りの一撃だな、仕方が無い・・・
 右手で、元は右から二番目の、今は一番右にあるカードを取る!
 出てきたのはバトルマシンズ フロストジャイロヘリコプター!よし、これで攻めてみるか!
 右手に持つカードを左手の手札に加え、
 と、ガイキシンがその右の手でチャージゾーンの表側表示のカードを裏に返してくる!
 こっちも、表側表示のチャージゾーンのカードを裏に返し、
 「リチャージ!」
 「リチャージ!」
 そして、ガイキシンの方にカードの付いた枝が伸びて行き、そのカードをガイキシンが掴む、
 こちらも山札の一番上のカードに右手をかけ
 「ドロー!」
 「ドロー!」
 さらに、向こうでは右手のカードを左手の手札に入れて、左手に溜めたカードの一枚を1番に裏側で置き、残った一枚をチャージゾーンに裏側で置く、
 こっちも、左手の手札を見て、一枚のカードを右手で引いて2番に裏で置いて、続けて、こちらはマシンスパークグリリアスを引いて、チャージゾーンに裏側で置き、
 「セット!」
 「セット!」
 さらに、ガイキシンが2番に置いたカードを右手に持ち
 僕が1番に裏側で置いたカードを右手で持って、表に!
 「オープン!」
 「オープン!」
 「メガメカロード・センスイ!!」
 「バトルマシンズ フロストジャイロヘリコプター!!」
 「はぁああ!!」
 カーディンが電撃から復活したのか、立ち上がりながら両手でメガダンザイの両手をを持ち上げ
 「はあっ!」
 メガダンザイのその手をはずす!
 「このぉ!!」
 そして、その手を持ったままメガダンザイを後ろから地に叩き付けようとし
 いきなり背後からミサイルが飛んできて爆発!
 「ぐわぁ!」
 ひるんだすきに、メガダンザイが鎌を回収しつつ上空に逃げて行った
 「ど・・・どこから!?」
 カーディンが後ろに振り返ると、確かにそこに、大地を水中のように潜る潜水艇がいた!
 濃い藍色の楕円形を基本とし、上の方に斜め長半円柱の機首があり、機首には左右に申し訳程度の鉄の板羽が付いていて、機体後ろには薄長い輪に守られたローターが付いている、
 それが体の上部のみを地面に出して、カーディンの方を見ているのだ、
 あれが、メガメカロード・センスイ、あいつがミサイルを撃ったのか!
 しかし、そのメガメカロード・センスイ、メガセンスイが、深度を下げ始める!まずい!逃げる気か!?
 「おっと、どこへ行くんだい?」
 ここでいきなり右手の方から吹雪が吹き荒れ、地面を凍りつかせていく・・・そして、メガセンスイ周辺の地面を凍らせ、メガセンスイが地面に潜るのが止まった!
 さらに、その凍った地面を、ジャイロが走り込んできた!そして、頭を前に下げて胸部に収納しつつ連動して背中のプロペラが上に行き、両腕方々全体を上割る割り箸状に、両肩のローターを外側に出すように、横に伸ばしつつ腰部から下と共に後ろに伸ばして四肢を一体化、上下反転に回しヘリコプターとなり、上空に飛び、メガダンザイを追いかける!
 そこに、メガダンザイがその鎌を両手で引き伸ばし、振り上げ襲いかかってきた!
 「おっと危ない!」
 何とか体を左半身側に傾け鎌をかわし
 「ここで一気に行くか!」
 すると、後ろのローター部が180度回転し、全体中部から後部がローター部の付きの上と後上翼のある下に分かれ、上の方が左右に分かれてヘリのコックピット部を胸部として左右に行き、つなぎ目の部分を下の方に折り曲げ、左右に分かれたローター部を両肩としつつつなぎ部が両腕を形成、その先が開いて両手となり、
 下の方がそのまま下に行き、中部から下が左右に分かれ、腰部と両足となり、
 プロペラが背中に移動するのと同時に前の方から頭が上がった、
 それは、頭にヘリの前部分をイメージしたような兜をかぶり、背中に白い二連プロペラを背負い、左足と右腕がちょっと凍っていて、その水色の氷瞳でメガダンザイの方を見下ろして、
 と、そこでジャイロが両肩のローターと背中のプロペラから吹雪を巻き起こす!!
 「てりぁあああ!!」
 吹雪は見事にメガダンザイを凍らせて落とし、一緒にメガセンスイも凍らせた!よし、形勢逆転だ!
 そのままメガダンザイが地面にぶつかって砕け・・・しかし、氷は砕けたものの、中からは無傷のメガダンザイが出てきた、
 どうやら、凍り切っていなかったらしい、もしくは凍りきる前に吹雪から逃げたか、いずれにしても別に勝負が決まったわけではないようだ、
 それなら、先に進めるしかないっ!
 右手でジャイロのコストとしてチャージゾーンのカードを三枚前に出し、
 「ほう、それがお前の選択か、それならば・・・」
 と、ガイキシンの方も右手でチャージゾーンのカードを二枚前に出して
 「それでいい?それなら表に!」
 「いいだろう!!」
 まずは、僕が表にしたカード!
 バトルマシンズ カーディン カーモード、バトルマシンズ カーディン ロボモードVol2、バトルマシンズブースト、
 次いで、ガイキシンが表にしたカード!
 機発 メカロードと機抜 メカロード、両方とも戦闘前タイミングのリサイクルカード!
 こっちはコスト召喚できるが・・・
 「このターン、僕はコスト召喚しない!!」
 「ふむ、それならば・・・・」
 今度はガイキシンが剣を不意に上げ、地面に叩き付ける!
 ズドン!
 その衝撃があたりに伝わり、メガセンスイの周辺の地面の氷が砕ける!
 っつ、まずい、逃げられる
 「逃がさない!」
 カーディンが走り込み、両腕でメガセンスイ上部の機首を抱き捕える!!
 カーディン!今すぐカードを!右手でチャージゾーンのカードを一枚表に!
 「僕は、バトルマシンズフルブーストの効果を発動!」
 「おっと、それなら我は、機抜 メカロードで相殺だ!」
 カーディンの体に力が入り、メガセンスイを引っこ抜いていく、
 だが、ガイキシンがチャージゾーンのカードを右手で表にした途端、
 宙に浮いたメガダンザイが瞬時にカーディンの方に移動し、持ち手の少し曲がったその鎌を振り上げた!ええい!
 右手でチャージゾーンのカードを一枚表に!
 「それなら、僕は機械荒野の巻き砂の効果を」
 「機閃 メカロードで相殺!」
 と、カーディン、メガセンスイの周りに砂溜まりができる!
 でも別に何の意味も
 「ええい!」
 そこにウェストがスナイパーライフルをメガダンザイに向け、放つ!
 しかし、メガダンザイは体と鎌の角度を少し後ろに倒して巧みに避け
 「それなら!」
 ウェストが突如前方に向かって走り出し、さっき出現した砂を右手で掬い上げ
 「てぇええい!」
 その砂をメガダンザイに放り投げる!
 砂がものの見事にメガダンザイの目を直撃して塞ぎ、慌てて右手で砂を取り払おうとする間にウェストがスナイパーライフルを連射!メガダンザイは右手の鎌を振るい、弾丸の一つを弾きつつもたまらずに銃弾を避けて目の砂を取り払いつつ上に跳ぶ!
 「空中は任せろ~」
 「任せた!!」
 そこにジャイロがメガダンザイの下に入り込み、降下できないようにする、
 さて、それじゃあ続けての宣言、行こうか!
 右手を前に出し、宣言!
 「僕はバトルマシンズ ウェストオーセブンの効果を発動!メガメカロード・センスイのパワーを500下げる!!」
 ガイキシンからの動きは・・・ガイキシンはじっとこちら側を見ているのみである
 よし!あれなら相殺してくることは無いな・・・
 そんなことを考えている間にも、ウェストがゆっくりと、そのスナイパーライフルで、カーディンが引っ張るメガセンスイを狙い
 「そこよっ!」
 引き金を引き、弾丸を放つ!
 弾丸が見事にメガセンスイの下側の本体を撃ち貫き
 「今だっ!」
 そのメガセンスイを思い切りカーディンが引き抜き
 「とぉう!」
 カーディンが上に向かって跳び、そこで掴んだメガセンスイからミサイルが大量にばらまかれ、カーディンにぶち当たる!
 しかし、カーディンはひるまずに、そのままメガセンスイの前後端に左右の手をひっつめメガセンスイを振り上げて
 「たぁああ!!」
 一気に右ひざに叩き付けた!!
 ドグシャァアア!!
 そこでメガセンスイが真っ二つになり、爆発し
 「ここで私は、機吹 メカロードを発動!!」
 爆発が、水蒸気に替わり、辺りに霧をまき散らす!なっ・・・これは・・・
 「さて、双歩君?、相殺は無いかな?」
 ガイキシンの声が響き渡った!
 相殺って言われてもな、今、戦闘後タイミングのカードなんて手元にないぞ・・・仕方無い・・・
 「相殺は・・・無い!」
 「ならば、我は機吹 メカロードのコストに機抜 メカロードと機閃 メカロードを指定!機吹 メカロードの効果により、メガセンスイのトラッシュ送りを無かったことにし、バトルマシンズ ウェストオーセブンを3番に送る!」
 「なんだって!?」
 水蒸気の中で、上の方からミサイルがウェストに向かって行くのが見える!
 「な・・・きゃぁああ!」
 爆音が響き渡ると共に、ウェストが悲鳴を上げ、吹っ飛んで行く!
 そして、確かに、メガセンスイがまるで流れて落ちる魚の様にカーディンの両手から逃げ落ちてのが見えた、ええい!
 「ジャイロ!目いっぱい吹雪出して、この水蒸気凍らすか吹き飛ばすかして!」
 「了解!」
 ジャイロが吹雪を放出!水蒸気を凍らせ、落としていく!ええい、間に合うか・・・
 そして、水蒸気が全て地面に凍り落ちたころ、メガセンスイの姿はどこにも・・・いや、違う、
 左手の方、向こうの方に向かって水蒸気だった氷をかき分けている氷塊がある、多分だけどあれ、冷気から逃げ切れなかったメガセンスイではなかろうか・・・?
 そこでいきなり宙で背を向けたジャイロにメガダンザイが鎌を振り下ろす!
 ガツン!
 「うぉっ!」
 思い切りプロペラに鎌をぶつけられたジャイロがよろめき、後ろを向く
 「残念だったな、私のプロペラは特別性なんだ」
 はっきりと自慢げに言ったように聞こえたが、メガダンザイは笑う様に口をカカカカと動かしたのみ
 「んなろ!」
 そこに両肩のローターと背中のプロペラから吹雪を放出するジャイロ!
 が、これにメガダンザイは慌てず騒がず、鎌を縦に構え、一気に振り切って、吹雪を衝撃波と共に叩き斬る!
 「うおっと!」
 この衝撃波を慌てて下に飛んで避けるジャイロ、
 あんな芸当できんならなんでさっき凍ってたんだ・・・?不意を突かれたせいか・・・?
 そんな僕の考えいざ知らず、向かい飛んで行くジャイロ、相対するメガダンザイ、
 メガダンザイが鎌を振り上げ切り裂いていくも、ジャイロが左肩側に避け、右拳を繰り出す、
 しかし、メガダンザイは少し上に飛んで拳がマントをかすり、鎌をさらに下に出し返す刃で下から振るう、
 対するジャイロは右肩の方に大仰しく飛んでかすり避けながら上から右足で蹴って、メガダンザイの頭にかすり、傷ができる!
 が、いつの間にかジャイロの左肩外側にも微かな傷が、さっきのメガダンザイの鎌のかすりの時に出来てしまったんだな、これは五分と五分、じれったいな・・・
 よく考えてみると、パワー一緒なんだからこのまま行けば互いに撃墜が落ちか、なら・・・
 右手でチャージゾーンのカードを一枚表に!
 「僕はマシンスパークグリリアスの効果を発動!メガメカロード・ダンザイのパワーを300×3、合計900下げる!!」
 ガイキシンはただ黙ってこちを見据えるのみ、相殺は・・・無いと見た!
 右手でチャージゾーンのカードを二枚表にするっ!
 「僕はマシンスパークグリリアスのコストにバトルマシンズフルブーストと機械荒野の巻き砂を指定!!」
 と、いきなり僕の左手側からジャイロに向かって電撃が放たれる!
 その電撃は吸い込まれるようにジャイロの右手に向かいジャイロの右手に電撃が宿った!
 「その程度に苦戦してるのか?」
 「スパイク!」
 「あまり回数は使えないが、それぐらいの電撃ならお前にも扱えるだろ」
 「すまない!」
 その右拳を振り上げ、叩き付ける!それをメガダンザイは下にするりとさけ
 「そこだ!」
 ジャイロがその右拳を開きメガダンザイのマントの端を掴む!
 バシッ!マントからメガダンザイに電撃が感電!
 しかし、対抗するようにメガダンザイは左手で電撃を出し、ジャイロの左足を掴み感電させる!
 そういえば、さっき、メガダンザイ、電気使って気が・・・メガダンザイに電撃は・・・
 「ぐっ!だが、掛かった!」
 がそこで、ジャイロは電撃にうめきながらもメガダンザイを通し真下に吹雪を打ち込む!
 そうか・・・電撃が効かなくても、あちらが不用意に対抗心を燃やせばそれが隙になる!
 そのままメガダンザイが凍りつつ地上に降下!
 「はぁああああ!!」
 そこに追随するようにジャイロが右拳を下にして突っ込む!
 だが、それでもなお、メガダンザイは往生際悪くぎこちなくその鎌を振り上げ
 「はっ!」
 ジャイロの一時とどまりつつの強吹雪が、一瞬にしてメガダンザイを吹き飛ばしながらの両手と鎌を近くまで来ていた地面に凍り縫い付ける!
 メガダンザイは両腕に電気を流してでもこれを解こうとするが時すでに遅し、
 その一瞬の間に、ジャイロは一気にその右拳をメガダンザイに叩き付け、メガダンザイは爆発!消滅した!!
 「さぁこい、サービスだ、貴様の攻撃、一発受けてやろう」
 一体何をたくらんでるんだ・・・?でも!
 今、メガセンスイは位置がわかりながらも潜伏中、それ以外に相手は・・・いない!
 「はぁああああ!!」
 カーディンがガイキシンに向かって走る!
 慌ててメガセンスイがミサイルを撃ってくるも、一、二発目を左足側にスライド移動して避け、追尾してきた三、四、発目も右足側に横動きし、避ける!
 そして、その右拳を、ガイキシンに向かって叩き付けた!!

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