旅の日々と騒動の日々と・・・ ダブモン!!10話26
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
「まさか・・・ここまでとは・・・」
「さて、剣のことについて話してもらおうか!」
ウィルピーが話し出す
しかし、デイライトは膝をついて頭を垂れたまま・・・
「・・・私から話すわけにはいかない・・・」
「何!?」
ウィルピーが近寄り、その胸倉を無理やりつかんで引き上げる
が、デイライトは抵抗しないまま・・・
「この領域は私だけの物ではない・・・奥にもう一体いるのだ、大体、東西に分けてな・・・」
「ぬぅ・・・」
「そいつのところまで行って、私を倒したと言えば、後はそいつの意思次第だろう・・・」
「ぬぬぬ・・・」
仕方ないわねぇ・・・
「とっとと行くわよウィルピー、カードバトルの力が続いているうちにね!」
「この姿が解けたらどうする気だ?」
「そん時は」「俺たちの」「出番ってことで!」
三バカの得意げな声が後ろから聞こえる・・・
「今デッキケース持ってるやつがやつだからまず出るのは俺だけどな・・・」
「相棒が危険な目にあいそうになくてよかったわ~」
「俺はもうちょっと危機対応能力を見せてもらいたかったがな、ま、順番じゃしょうがねぇゃ」
呆れ、安心、少し残念そうと三者三様のダブモンの声も聞こえ・・・
「というわけでいくぞ相棒」
「おおぉ~」
カンテーラの呆れ続きの声と良星の深夜テンションの意気揚々の声・・・
・・・本当に良星とカンテーラで大丈夫かしら・・・?
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――