超鋼合体サヴァイブブラス １８
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第１８話 登場、謎の女性、エメラルディア！！
「グギャオォオオオ！！」
恐竜の声！？
消防署の方から聞こえた声、宝玉にはタラソドロメウスって出てる、
「ブラス！」
「わかった！」
とにかく、通信して走り来たブラスに乗り込み共に行く
しかし、大きな赤いとさかと翼を持ったタラソドロメウスは上空に飛び、雲の方へ・・・
・・・空に何かあるのか・・・？
と、突如、タラソドロメウスがホバリングしてその場にとどまり、その翼から前に起こした風で目前の雲を吹き飛ばすと・・・
そこから、機械の馬が雲がはがれるように出てきた・・・
青紫の綺麗な体に白い鬣、背中には羽が生え、額からは角が生えている・・・
・・・ペガサスでもユニコーンでもないなぁ・・・
「・・・まさかバレるとはな・・・」
その馬が口をきく！
「だが、俺の敵じゃない、さっさと倒させて、ここから離脱させてもらう！」
と、その馬が足の下からロケットを噴射し、一気にタラソドロメウスに突進し、その頭の角を首に突き刺す！
さらに、ロケットを消しつつ足を全てタラソドロメウスに付け、
一気にロケットを噴射！ロケットで燃やし吹き飛ばす！
そのままさらにタラソドロメウスに近づき、後ろ足を上げて踵落としを叩きつけ、地面に落とす！！
「おっと」
いつの間にかタラソドロメウスの落下が止まったと思ったら、その下、タラソドロメウスを受け止めるようにステルス機がいた？！
あ、まさか、ステルスニンジャア！？
「予想外の動きだな、済まないが回収させてもらうぞ」
ステルスニンジャアが背中にタラソドロメウスを乗せて飛んでいく！
「あ！待ちやがれ！俺を見つけられる以上、そいつを逃すわけにはいかねぇんだよ！！」
と、馬がステルスニンジャアを追って飛び、
そちらからバルカンの弾が飛んできて、馬の羽に当たり落ちる、
「っち！」
何とかロケットを足元に噴射、勢いを止め着地する馬、
馬はステルスニンジャアが飛び去った方の空を見上げ
「まさか、俺を見つけるだけでなく、傷まで付けるとは・・・」
思わず近づいて馬を見上げ話しかける
「あの・・・」
馬が後ろにいた僕の方を首曲げ見下ろす
「あ・・・？お前は・・・ブラスの相棒か？」
「え？僕やブラスのこと知ってるの？」
「まぁ、色々とな・・・」
なんなんだろこの馬・・・ま、今はそれより・・・
「あのさ、僕、知り合いにロボット技師がいるから、その人に頼んで翼を直してもらって・・・」
「いや、いいや、あまり他所の人にいじらせたくないんだ、そうだ、それなら知り合いのロボット技師を探すのを手伝ってくれないか？」
「いいけど、手掛かりとかはあるの？」
一体どんな人なんだろう・・・
「この辺りにある岩せんべいってやつを買いに来たはずなんだが・・・」
「それならば、データにある」
ブラスの声が後ろから！？
「本当！ブラス！？」
すぐ後ろから声が来たのとブラスが岩せんべいのことを知ってたこと、二つのことに驚き交じりに返し言いながら振り返ると、
いつの間にかブラスは車モードのまま僕の後ろに来ていた・・・
「ああ、デフォルトのナビデータの中にある」
驚いた僕に対しいつも通りに冷静なブラスの声
「じゃあ、すぐそこに案内してくれ！！」
馬の声に、僕と馬はブラスに先導され歩いていく、
大通りの左側、ビルが立ち並ぶその場所で、
ビルの一階の一つにそのお店はのれんを上げていた、
・・・そして、そこで買い物をしていた緑色の髪の綺麗な女性・・・
「いつもありがとうございます！」
店主と思われるせんべい顔に割烹着を着た男性に頭を下げられる女性、
持つ袋には岩せんべい・硬と書かれている、
その女性がこちらに向く間にもそのそばに行き、頭を下げる馬・・・
「すみません、へましました、エメラルディアさん」
エメラルディア・・・？
その女性は軽くため息１つ付き、馬の顔の方を見る
「事情を説明して頂戴、ホースバスター」
ホースバスターァ！？
思わず馬の方を見る
「もしかして・・・彼もバスターズ！？」
あ！ブラス、それ僕が言おうとしたこと
馬、ホースバスターはそのまま僕達を見て、
「まぁそうなんだが、色々事情があってな」
「とにかく、話せるところに行きましょう、例えば」
「例えば？」
話し出したエメラルディアさんの方に返した僕含め全員の視線が集まる
「公園とか？」
エメラルディアさんの返答に、公園に移動し、後ろに木々の生えるベンチに座る、
ちなみに、ブラスはその向こう側の道路である、入れないけど、声は聞こえる程度の距離だ、
「あの・・・」
僕は隣に座るエメラルディアさんに話しかける・・・
「この公園で、僕にカードを託してくれたのって・・・あなたですよね？」
「そうよ」
僕も見ずにこともなげに答えるエメラルディアさん
「なんで、僕に？」
「ブラスの相棒だからね」
「はぁ・・・」
そうですか・・・
「まだ訊きたいことあるだろうけど、ホースバスター？」
「あ、はい」
と、エメラルディアさんのそばのホースバスターが羽を広げエメラルディアさんの前に出す
そこにはいくつかの穴が貫通して開き、内部の金属が垣間見える・・・
その部分をエメラルディアさんは見つめながら右手を当て
「なるほど、この部分が故障したのね？」
「はい、後は・・・」
「後は？」
エメラルディアさんが覗き込むホースバスターの顔を見る、
「カタストロ達に存在を気付かれました」
「わかった、とりあえず修理ね」
エメラルディアさんはそう言って立ち上がり、胸元から赤い＋のドライバーを出し、ホースバスターの羽をいじくりだす・・・
「あの・・・？」
「話しかけないで、修理に集中したいの」
修理に集中しつつ返してきた
「はい・・・」
そうして、僕は黙って修理するエメラルディアさんの方を見る、
・・・でも、こうしてみると・・・
陶器のような白磁の肌に宝石の髪と目・・・
人間と言うよりかはどちらかと言えば豪勢な宝石と陶器を奇跡的に組み合わせたかのような芸術作品のような・・・
「何見てるのかな」
いきなり水奈途さんの顔が横から出てくる！？
うわっ！水奈途さん！？
「い・・・いや、別に」
そう返すと、水奈途さんの顔がエメラルディアさんに向く
「この女の人はだあれ？」
「よし、終わった」
とエメラルディアさんが言うとホースバスターが羽を動かし
「おおっ！直ってるぜ！」驚き言いながらエメラルディアさんの方に顔を向け直し「ありがとう、エメラルディアさん！」
「どういたしまして、と、私の事よね？」
言いながら水奈途さんの方を見るエメラルディアさん
「初めまして、私はエメラルディア、彼にはサヴやファイヤーファルコンの話を訊いていたの、私ロボット技師だから興味があって・・・ね」
そう言いつつ柔らかく微笑んだ、
「あ・・・初めまして・・・」
水奈途さんが警戒しつつ返し
「グギャオォオオオ！！」
また消防署の方から！？
即座にエメラルディアさんがホースバスターの顔の方を見る
「ホースバスター、行ってみましょう」
ホースバスターが驚いたように目を見開く
「え！？エメラルディアさんも！？」
「様子見たいのよ」
言いながらエメラルディアさんがホースバスターに乗る
そして、ホースバスターを見降ろし
「ほら」
「了解」
エメラルディアさんがホースバスターに促すと、なぜかホースバスターは僕の服を噛み、そのまま空に飛ぶ、
「うどわわわ・・・どういうこと！？」
「どうせ行くつもりだったでしょ」
「そりゃそうなんだけど・・・」
エメラルディアさんの言葉に返答しながらも地面は離れ・・・
消防署の方に飛んで行くと、タラソドロメウスとヘリマッドォオがいた
ロボットモードで地に立つヘリマッドォオが僕達の方を見上げている
「おお、お前が報告にあった馬型ロボットじゃな？」
「そうだ」
と、上からカードの光が降ってきてタラソドロメウスに融合、
同時に、見下ろす地上をブラスが走ってくる！
「ほら、カードを」
後ろから聞こえた声に反射的にエメラルディアさんの方を見ながら
「あ、はい！」
「待った」
とホースバスターがブラスのそばまで降りて僕を地に降ろして口を離し、続けて口にカードを挟んで渡して来る
「これ、お前に託すぜ」
僕は思わずホースバスターの目を見て訊く
「・・・いいの？」
「いいのいいの、じゃよろしく」
言いつつ飛んで宙を駆けるようにヘリマッドォオに向かって行く、
カードを宝玉に入れた後、宝玉よりカードが出て来て手にする
おし！
「ブラス、サヴ、ファイヤーファルコン、グレート超烈鋼翼合体！」
三体が来て合体する！
「グレート超烈鋼翼合体！ファルコンサヴァイヴブラス！！」
そのままホースバスターがヘリマッドォオに向って行き、
ヘリマッドォオがバルカンを発射！
しかし、バルカンを簡単に斜めに傾き避け
「不意打ちじゃなきゃくらわねぇっての、な、そこの！」
今度は虚空に足から火炎弾を撃ち出す！
「ぐっ！」
直撃した場所にはステルス機状態のステルスニンジャアが・・・
「なぜわかった！？」
「俺様は勘がいいのよ、じゃ、そろそろ、チェインジ！！」
頭が下に行きながら前足の踵側に拳が出て両腕に、後ろ足は下に伸びて両足となり、
頭が下に行って割れた首の部分に、頭に馬の造形の入ったヘルメットをかぶった青ヘルメットサングラス付けた顔が出る、
「ホースバスター！！」
尾を右手に剣として取り、
「こちらも行くぞ・・・チェインジ！」
「致し方ない！」
ステルスニンジャアとヘリマッドォオと対峙！
その間に、ブラスはタラソドロメウスと向かい合い、
タラソドロメウスが両翼を前に羽ばたかせ強風を起こして来る
「『ファルコンサヴァイヴブラスの効果発動！！デパメントファイヤタラソドロメウスのパワーをカードの力で上がった分×２、３０００下げる！！』」
「そんなものは私には無意味だ！！」
しかし、ブラスは二本の剣を前に出して十字に風を斬り裂きながら進む！
一方、ホースバスターは前方のヘリマッドォオに向かって手首の上の砲口より弾を発射！
ヘリマッドォオも手首上のバルカンで反撃してきての撃ち合いになるが、ヘリマッドォオのバルカンはもろともせず
ヘリマッドォオはホースバスターの弾を喰らい
「ぐはぁ！」
怯む！
「『ホースバスターの効果発動！！この戦闘、相手を跳び越え攻撃する！！』」
さらに、ホースバスターはおもむろに回転切り！
「がはっ！」
透明となり後ろに近づいていたステルスニンジャアを斬り裂いた！
「そ・・・そんな・・・」
「言ったろ？俺は勘がいいってな・・・」
怯みつつの言葉に少し気障入ったセリフで返すホースバスター
もう一方、ブラスはタラソドロメウスに近づき、一気に交差斬り！
さらに、交差斬りの衝撃で吹き飛ばしたタラソドロメウスに両刃剣を回転させて投げてタラソドロメウスの周りを回させ起こした竜巻でタラソドロメウスを拘束！
そのまま一気に近づきつつ両刃剣を受け取り二つの剣で一気に上より叩き斬り、
振り返る間にタラソドロメウスが爆発、消滅する、
そして、ブラスがホースバスターの助太刀に飛ぶ！
それをみたステルスニンジャアとヘリマッドォオは変形し
「仕方が無い」
「ここは引く・・・」
空の方を見て行き良い全力で飛び立ち、雲に紛れて消えたのだった・・・
そうして、ブラスとホースバスターが下に降りる・・・
と、ホースバスターが馬に変形してその背にエメラルディアさんが乗り、僕達を綺麗な顔で見降ろして・・・
「それじゃ、力が欲しかったらまたカードでこいつ呼んでね、しばらくアパートでも借りてこの辺りにいるから」
「へ、あ、ちょ・・・」
僕が戸惑う合間に、
エメラルディアさんはホースバスターと共に飛んで去っていくのだった・・・
「未知のロボットだと？」
玉座の間にてわしの下でヘリマッドォオとステルスニンジャアがひざまずく、
「はいはい、馬のような形をして・・・ホースバスターと名乗っていた」
「妙に強かったでござる・・・」
「それに緑色の髪の女がそばに」
「緑色の髪の女・・・だと？」
ホースバスターとは・・・バスターズの仲間か？
それと平然と側にいる女・・・何かあるな・・・？
わしは考えたまま再度ヘリマッドォオとステルスニンジャアを見据え
「わかった、次はわしも行こう」
一体何があるのか・・・もしかしたらさらなる合体へのヒントの一つも得られるかもしれん・・・
・・・とにかく、何かせねば始まるまい・・・
ホースバスター登場！！
馬型ロボットから人型ロボットに変形！！
さらに、ホースバスターのカードとシークレットカードも付属！
バスターズのカードと共にデッキを強化だ！
ＤＸホースバスター！！
ＤＸ三体合体レイジバスターとのセットも・・・
挿入歌 ホースバスター華麗に見参！！
♪空飛ぶ俺の名ホースバスター、
地駆ける俺の名ホースバスター、
大地貫く俺の名ホースバスター（ホースバスター）
俺の名ホースバスター、主を背に乗せ国から国へ
何があろうと止まりはしない空も大地もお手の物、
そんな俺の名・・ホースバスター（ホースバスター）
そんな俺の名・・ホースバスター（ホースバスター）
ペガサスの翼優雅だろ？
ユニコーンの角健美だろ？
サラブレットの足脚線美～（ホースバスター）
そんな俺の名・・ホースバスター（ホースバスター）
主からもらった大事な名、
憶えて帰ってもらうぜぇ
そんな俺の名・・ホースバスター（ホースバスター）
そんな俺の名・・ホースバスター（ホースバスター）
そんな俺の名・・ホースバスター（ホースバスター）
次回、第１８話 バスターズ、新たな力！！
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超鋼合体サヴァイブブラス／１８
