バハムートの焼肉@オイレンのラノベ置き場・双札

月から金、土はときどきを目標に私が書いたラノベを置いていきます。

スマートフォンサイコパス/8

スマートフォンサイコパス 8
 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
 
f:id:OirenW:20210310201326p:plain
 
第8話 社会
 
 出版社からの依頼、マンガのステマの依頼だ、
 ええっと、この漫画の良い評価を出しまくってほしいと・・・
 ふーんまぁいいや・・・
 スマホに設定を入れ込み、今日は帰る・・・
 一週間後・・・
 アニメも漫画も見て見たけどつまらないぞ、微妙に筋が通ってないし・・・
 でも数は売れて・・・
 あ、そうか、売れてないしつまらないからステマするのか・・・
 売れたことが偽造だからつじつまを合わせるために人気が出ていることにするのか・・・
 ま、いいや・・・
 「どうどう、新しいバイト?」
 「どうって、普通だよ~」
 私の座るいつもの机、横からひらひなちゃんと二人が寄ってきて教室でいつもの四人、だべり始める、と、ひらひなちゃんが私を見つつ微妙に目線を外し
 「私もいこっかな~」
 「わたしもわたしも!」
 ひらひなちゃんに追従するようにあまみちゃんがまっすぐに見て寄ってきて言う、
 って言われてもな、世間体からバイトって偽ってるけどバイトじゃないし、これは出来る限り一人でやりたいんだよねぇ・・・
 「やってることは事務と受付、若い子の方が受けがいいんだってさ~」
 「まぁ、そうだよね」
 きりかちゃんが目を閉じる勢いで首を縦に振って納得する
 「ついでに言うと、もうバイト募集してないよ、うちの会社、ネットマーケティングっていう会社だけど」
 「ええ~楽そうなのに!」
 不満そうな声を出すあまみちゃん・・・
 私はどうにもならない微妙な気分に囚われた・・・
 そうして、またもバイト先、つうか仕事場に行くと・・・
 「どうも~」
 
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――