ハーフビースト:ハーフヒューマン:ヒーローズ 14
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なんだ!?爆発音!?街の奥の方か!?
「マスター、警察に連絡」
「しておくからさっさと行け!!」
嫌な予感がしつつもアルマン、スキンケと走り出す!
あんな事件があったんだ、他に火薬や銃器が保管されている場所があってもおかしくない!!
音が聞こえた方に走ると、徐々に炎の色で明るくなってくる、
道の左側、そこにあったのは、炎と共に根元より半壊したレンガ造りのアパート、
道路の方に倒れ掛かり今にも倒壊しそうだ・・・
俺は後ろに振り返り、二人に指示する
「おい!お前ら、消防署に連絡しろ!来てもらえないようなら無理矢理装備だけでも持ってこい!!」
「ケルロスは!?」
「出来る限り人命救助なりなんなりしてやる!!」
二人が去っていく間にもたくさんの人が集まってくる
消防隊が来るかもわからんし、出来る限り音頭を取るか・・・
「みなさん!自警団のケルロスです!水か砂を出来る限り持って来て消火にご協力ください!!」
住人たちがそれぞれで動き出す、
よし、俺も水でも・・・
「グハッ!」
「キャア!」
なんだ、住人たちが倒されていく!?
急いでそこに向かい
「何もんだ!?」
「いけませんねぇ、せっかく爆破して火まで付けたのに・・・」
そう発したのは、半分蝙蝠の黒ずくめの男!?
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