バハムートの焼肉@オイレンのラノベ置き場・双札

月から金、土はときどきを目標に私が書いたラノベを置いていきます。

急襲、キューブフィアーザー!守れ、牧場!!/12 WカードFu

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カードゲームライトノベル Wカードフュージョン13話 急襲、キューブフィアーザー!守れ、牧場!!12
 
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 その間にも、右手でチャージゾーンの表側表示のカードを裏にして宣言!
 「リチャージ!」
 「ぐわぉお!!」
 アーザーがその弓を振り上げると同時に、カーディンがアーザーの胴体に右の拳を撃ちこむ!
 「ぐわぁああ!!」
 アーザーがひるみ、後退する、四本足から三本足になっているので、踏ん張る力が足りていないのだろう、
 続けて、山札から右の手でカードを引き、
 「ドロー!」
 向こうの方でアーザーから離れた二つのブロックがアーザー本体に向かってワイヤーを伸ばそうとするが、ローラードがとっさにその体の刃で斬り裂いた!
 よしよし、このまま抑えこめるか・・・?
 で、今引いたのは・・・ん?こいつは!!
 カードを持ったままの右手で左手の手札から一枚引いて前に出し、宣言!
 「僕はフィッシュフライ・タルタルの効果を発動!闘魂ロボット研究工場食堂日替わりセットをトラッシュに送り、山札から三枚、カードを引く!!」
 僕の前にゴツゴツして後ろに太めの黒縞のはいった小さめの魚が泳いでくる、あれは、カジカか!
 そのカジカに向かって突如上に現れた包丁が振り下ろされ、頭の根元が切り落とされて、
 続けて、身の部分を前後に斬り裂いた後、後ろから前にかけて切り裂いて身を三枚に降ろし、
 そこで左右に切り身に塩コショウが降りかかり、
 そこに卵とボールがあらわれて、卵がボールにぶつけられ、そこから、卵がボールの上に移動し、
 パカッ!!
 っと軽快な音と共に卵が割られて、中の黄身と白身がボールの中に放り込まれ、そこに小麦粉と水が加えられる、と、
 上から箸が現れてボールの中に入り込んでボールの中身をかき混ぜて行く、
 チャチャチャチャチャチャ!!
 さらに、そこにさっきのカジカ切り身が入れられ、
 切り身を左右に動かして卵、小麦粉、水をたっぷり付けられて引き上げられ、
 その上に四角いパン斤がいきなり出現、包丁によって粉みじんに切り刻まれていく!
 ザシュ!!ザザザザシュシュシュシュ!!
 切り刻まれたパン粉が切り身に降り注ぎ、そのすぐそばに鉄の大鍋が現れる、油が張られ、下に火の付いた黒い鉄の大鍋、
 そして、その鍋に、パン粉の付いている切り身が放りこまれた!!
 ジュウウウウウ!!
 油が弾けていく音が聞こえ、魚の切り身が油色に染まって行く、
 くぅ、おいしそうだ、
 次いでそこに、大きい緑の葉っぱが乗った青と白色で波が描かれている四角い皿が現れた、あの緑の葉は大葉だろう、
 と、そこで箸が鉄の大鍋に入れられて鍋の中の油の中の切り身が取り上げられ、そのままその青と白の四角い皿の上に置かれて、
 今度は白いご飯の盛られている白い椀が左手の方に、豆腐とわかめが入れられた内赤外黒が右手の方に置かれて、
 たくあんときゅうりの漬物が乗った白色の丸い小皿が左手奥の方に置かれ、
 そこで、赤い箸が右の方に持ち手を置きつつ赤色の箸置きと共に手前に置かれ、
 いきなりその赤い箸が浮き、カジカの天ぷらを掴んで僕の口に運んでくる、
 ううん、白身の弾力と魚のうま味がにじみ出てくる味だ
 と、感じた瞬間、目の前のカジカの天ぷらの定食の一式が消え去った!
 あ~、もう少し、なんて、ちょっと贅沢かな・・・
 「ちょっと、ちゃんとやりなさいよーっ!」
 「そうだ、そうだ!!」
 ・・・えーあー、
 後ろからアリスとリュッケンの声が聞こえるが、とりあえず、無視、
 右手で山札の上三枚を引くっ!
 引いたのは、バトルマシンズスーパーフルブースト、バトルマシンズ サンダースパイクダンプ、オールドアンドニュー、
 こいつらはとりあえず、左手の手札に入れて、このターンは・・・
 左手の手札から機石 ニードラリアのカードを引いて1番に裏側で置き、
 チャージゾーンには、こいつだ!
 続けて、同じ手札から右手で一枚のカードを引いてチャージゾーンに裏側表示で置いて、
 「セット!」
 と、今度はアーザーの両手と尾が胴と顔のブロックの間に縦に連なって行く・・・?
 ええい、何が来るかわからないけどとりあえず、右手で1番に裏側で置いたカードを表に!
 「オープン!!機石 ニードラリア!!」
 「ぐぉおおお!!」
 突如、アーザーが両手のブロックを無理矢理首に組み入れて首を長く伸ばし振り回す、
 これにはカーディンも対応できていない!
 狙いは?
 と、アーザーの頭が首ごとワイヤーで伸び、ローラードの方に向かって行く!
 そうか、狙いはローラードの確保しているブロック二つか!
 でも、ニードラリアなら、ニードラリアなら何とかしてくれ・・・あ~
 そこに上から鉄の塊が降ってきた!小石のような鉄の固まり!!
 それがアーザーの首のブロックに当たり
 コォ~ン・・・
 むなしい音を響かせて向こうの方に吹っ飛んで行った!
 召喚しといてなんだけど、役に立ってねぇ!!
 そして、アーザーの頭が横からローラードを吹っ飛ばし、
 ローラードが確保していたブロックがワイヤーを伸ばしてアーザーの胴体、左後ろ足があった部分と尾があった部分に引っ付き、
 ワイヤーを戻していって一つが欠けていた左後ろ足に、もう一方が尾となり、
 そして、緑の画面で、組み替えられ首が伸びたあの姿、五つのブロックの長い首に四つのブロックの足、二つのブロックの尾を持つ、キューブィアーザー ジラッファーのコストが表になる!
 キューブィアーザー クラロバッシャー、キューブィアーザー インティグネイゾスタンプ、キューブィアーザー リローダーパワーダー、どれの発動できないカードである、ほっ・・・
 とりあえず、変なカードが来なくて安堵したが、
 さて、どうするべきか・・・厄介なのはケンタロアの効果だが・・・
 いや、やるべきことは決まってる、まずは、右手でチャージゾーンのカードを一枚表に!
 「僕は機荒の鉄冷風を発動!キューブィアーザー ジラッファーのパワーを800下げ、効果を発動させなくする!!」
 鉄の冷たさとにおいの混じった風がアーザーに向かって吹きすさぶ!
 が、アーザーはその首を大きく振りまわして風を吹き飛ばし、
 さらに、反対に振り回して、その頭を僕の方に発射!
 慌てて左手の方に走る!!
 ズドム!!
 僕のいた場所では角を下にしてアーザーの頭が突き刺さっていた、
 あ、危ね~、危うく下敷きになるところだった、とっさに避けたのが良かったか・・・
 「ぐぉおおお、有機生命体、殺す、殺す」
 って、こっちに倒れてくる!
 「させるかっ!」
 ビィン!!
 って、動きが止まった?よく見ると首の方のワイヤーがピンと伸びている・・・?
 ワイヤーをたどって見てみると、そこには、カーディンがその両手で首元のワイヤーを持ち、思い切り引っ張ってるのが見える
 「双歩、大丈夫か!?」
 「ありがとう、カーディン!!」
 「さぁ、お前はこっちだ!!」
 カーディンが思いっきりワイヤーを引くと、つられてアーザーの頭が向こうに飛んで行った、
 ほっ・・・さぁて、向こうは僕が知らない物を除けば発動出来るものは無くなったはず!
 なら、こいつを発動!!
 右手でチャージゾーンのカードを一枚表に!
 「僕は連撃波動の途を発動!ローラードブーメランサイスの効果を相手モンスター三体全てに発動する!!」
 吹き飛ばされていたローラードがこちらの方に回り走り戻ってくる!
 そして、アーザーに向かって跳びつつその鎌を外側に伸ばす!
 が、アーザーも最たるもの、その首を使い、傷付きながらもローラードを吹っ飛ばす!
 「ローラードッ!」
 カーディンが声を上げた瞬間、アーザーがその体を左に一回転させ、カーディンを左に弾き飛ばす!!
 「ぐっ!」
 その衝撃からか、カーディンの両手から首のワイヤーが離れ、アーザーの顔が元の場所に戻る!
 一方のローラードは吹っ飛ばされながらも向こうに傾き床に回転する鎌を付け、とっさに弾いて飛ぶ!
 そこにアーザーが頭を真っ直ぐにローラードに向けて突進してきた!
 ドガァ!!
 ローラードの方が空中で弾き飛ばされる!
 が、ローラードは地上に落ちていってもなお、先ほどと同じように、再び鎌を地に着けて跳ぼうとする
 だが、アーザーの頭が、それを抑えるように迫り、
 そして、鎌と頭がぶつかり、火花を散らし、拮抗して動かなく・・・いや、
 徐々に徐々に、アーザーの方が押し、ローラードを圧縮していってる!ええい、くそ、もってけドロボー!!
 右手でチャージゾーンのカードを一枚表に!
 「僕はバトルマシンズブーストの効果を発動!ローラードのパワーを300上げる!!」
 ローラードは回転しつつまるで死神が鎌を振るう様に黒い布を後ろに放出し、らせん状にアーザーを頭上後ろから傷つけて行き、とうとう、アーザーの後ろまで到達した!!
 「ぐぎゃおぉおお!!」
 アーザーがダメージからかいきなり暴れ始める!
 まぁ、ああゆう攻撃受けたら誰だって暴れたくなるわな、
 カーディンもローラードも後ろに退避して行ってるし、このまま消耗してくれたら・・・
 「ぐぎゃおおぉぉぉおおおおお!!」
 が、そんな考えいざ知らず、アーザーがあたりに大音量の叫び声を上げ続ける!!
 ええい、こっちがあの声でダメージ受けそうだよ!!
 ダンッ!
 アーザーが大きくその両前足で地面が揺れるほどの一撃を響かせる、と、そこで地面から鉄のような石ころが大きく飛んでアーザーの顔に向かって落ちて行き、
 ん?鉄のような石ころ?
 ズバァ!!
 見ると、アーザーの左目に、さっき飛び上がった石ころが栗のいがの様にトゲトゲになって突き刺さっていた!!
 あ・・・
 「ぐっぎゃぉおおおおおお!!」
 さすがにこれは堪えたのか、アーザーが前に倒れこみ、沈黙する、
 そして、各部のワイヤーが切れ始めてきた、
 これは、倒したのか?それとも・・・
 
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