オイレンのラノベもどき置き場

月から金、土はときどきを目標に私が書いたラノベもどきを置いていきます。

疾走、荒野の向こう/2 カードゲーム小説WカードFu

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カードゲームライトノベル Wカードフュージョン10話 疾走、荒野の向こう2
 
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
 
 「ううむ、ここは一体どうなってるんだ?」
 近づいて見たところ、三方にブロック塀がある寂れた給油所にしか見えない、
 上には四角く平べったい屋根があり、中央にはその屋根を支える石材製の柱が、柱地上の前後に給油機器が置いてある、ただし、流線型の銃のようなトリガーとノズル付きの握りが先についてあるパイプが三つのみとシンプル極まるしろものだが、
 他には奥に白く、角と壁の削れた横長の四角い建物がある位か、入口が左右に二つあり、左手の方の入り口は広く、中にタイヤや何かの機械の部品が詰まっており、右手側の出入り口には、休憩所だろうか、白いテーブルとイスがある、上板部が外周前後が波な円の形をしていて、その下が鉄パイプの四本足で構成されているテーブルと、白くて角の丸い四角いクッションと細めの鉄パイプの外枠とこちらも四本の足で構成された背もたれ直角構成のイスだ、椅子はどうやらテーブルを挟んで左右に一つずつ同じものがあるようである
 「とにかく入ってみよう」
 カーディンが走り出し給油所の中の前の方の給油スタンドに近づき、道路から見て横の方を向きつつ停止する
 「ええっと、これの使い方は?データになかったかな・・・」
 ・・・
 カーディンがいきなり押し黙る、どうやら、スタンドの使い方を自身にインプットされたデータから検索しているようだ、
 にしても・・・
 右手の方の壁には機械無料!人間くんな!と張り紙がしてあるし、
 奥の壁にはDeadHumanDEATHと黒いスプレーで落書きがしてあったり、
 なぜか異様な雰囲気である、別にいいけど
 「これだ、鉄石油!」
 と、カーディンが運転席のドアの下から鉄の棒と球体関節と丸い三日月上の三本の爪で構成された補助アームを伸ばし、
 スタンドの一番左の赤いノズルを取り、自身の後ろの方に持って行き、なにやらカチャカチャと音を立てた、給油口のふたでも開け、中にさっきのノズルでも差し込んだのだろう
 「双歩!これでエネルギー補充ができるぞ!」
 あ、あれでいいんだ・・・
 運転席のメーターをチラリと見ると、左下の小さい円形メーターが少しずつ右に向かって動いているのが見えた、
 ううん、ちゃんとエネルギーが補充されているようだ、
 ま、機械無料なんだからお金はいらないに違いない、
 監視カメラの類もないようだし、これはこれで不用心すぎると思うけど、ふうむ・・・
 右手で右腰の金具からシートベルトを外し、左手で助手席のドアのロックを引き出し、ドアノブを引いて開け、外に立ち歩きつつ、右手後ろ手で閉める!
 「双歩!?」
 「大丈夫、ちょっと見て回るだけ!」
 ううん、すがすがしい、やっぱり人間、外に出て歩かないとね!さっきと言ってる事が違う気がするけど!
 カーディンが言うには穴の向こう側、こっちは僕達のいる世界とはまるで違うらしいのだが、やはり、車内にずっといるよりかは外に出た方が気分がいい、
 だが、違和感が全くないわけではない、
 なんていうか、空気が硬いのだ、動きづらいとか言うんではなく、触れている空気の感触が硬い、
 呼吸などにはまったく問題は無いのだが・・・、カーディンの言葉を信じるならば、こっちにいても生存には問題はないらしい、さらわれたエルドガンもこの空気を吸って違和感を感じているのだろうか?
 っとと、リラックスしてる場合じゃないや、とっととここの探索を終えてしまおう、
 まずは、角に近い方の右手側の、いろいろ入ってる入口から!
 足早に駆け、目標の場所に到達する!
 が、
 「え~・・・わからん」
 そう、素人である僕には何もわからないのだ、左足側に平積みされてるタイヤも、右手側のプラスチックであろう箱に積まれた小さな機械の塊も、
 こいつでとれば何かの役に立つかな・・・?
 右手でジャケットの左内ポケットから四角い物体を取り出す、
 それは、上が白く下が黒く、中央にパトランプと羽を模したカーディンの額についている物と同じエンブレムが付いている、
 とりあえず、この広い入口の向こうに向けて、右手の親指あたりの丸いスイッチを適当に数回押す、っと、
 カチッ、シュッ!
 デッキケースの上からカードが幾枚も出てきた!
 
名前:給鉄油所スタンドマシン部品置き場
種類:J ジェイル
コスト:2 パワー:-1000
維持コスト支払いタイミング:リチャージ直後
効果の発動タイミング:戦闘前
効果の発動条件:次の戦闘がこのカードが置かれた場所で行われる時
        ・次の戦闘に相手のモンスターが参加する時
効果:次の戦闘が行われるまで
   次の戦闘に参加する相手のモンスターのパワーを100下げる
   ・次の戦闘にカテゴリもしくは名前に「機」「マシン」
    のいずれかの言葉を持っている自分のモンスターが参加する時、
    下げる値を500増やす
カテゴリ1:機械 カテゴリ2:給鉄油所
テキスト:色々置いてある、タイヤとか機械の部品とか・・・
 
 まず、給鉄油所スタンドマシン部品置き場、
 パワーを下げる効果を持つジェイルだ!
 素の状態でもパワーを下げられるのに効果でさらに下げられる、
 でも、維持コストがネックか・・・
 
名前:給鉄油所の鉄くず キゴォーン
種類:R リサイクル コスト:0
効果の発動タイミング:戦闘前
効果の発動条件:次の戦闘に参加する自分のモンスターが、
        カテゴリもしくは名前に「機」「マシン」
        のいずれかの言葉を持っている時
効果:次の戦闘に参加する自分のモンスターのパワーを、
   次の戦闘が行われるまで200上げ、コストを1下げる
   ・次の戦闘に相手のモンスターが参加する時、
    次の戦闘が行われるまで相手のモンスターのパワーを200下げ、
    コストを1下げる
カテゴリ1:鉄 カテゴリ2:給鉄油所
テキスト:これは何に使うのか?
     謎が謎呼ぶ鉄クズたち
 
 続けて、給鉄油所の鉄くず キゴォーン?
 こっちはパワーと一緒にコストを上げ下げできる、
 どっちかと言えば、コストの方が主効果な気もするが、パワーの上下幅は少ないし・・・
 
名前:ビックマシーンタイヤ
種類:E イクイップ
コスト:3 パワー:+1200
効果の発動タイミング:戦闘前
効果の発動条件:次に戦闘をおこなうのがこのカードを
        装備しているコスト3以上のモンスターだった時
効果:次の戦闘が行われるまで
   このカードを装備しているモンスターのパワーを200上げる
   ・このカードを装備しているモンスターが
    カテゴリもしくは名前に「機」「マシン」
    のいずれかの言葉を持っている時、
    上げる数値をさらに400増やす
カテゴリ1:タイヤ カテゴリ2:給鉄油所
テキスト:大きなタイヤ、使う車はどんなのだろうか・・・
 
 次いで、ビックマシーンタイヤ?
 タイヤのイクイップ!?増えるパワー量が大きい、効果には期待できない、
 っていうか、条件がちょっときつめだけど、このコスト由来のパワーの上昇量の大きさには期待できるか・・・?
 でも、カードのテキストとかの記載を見る限り、カーディンや僕に必要そうなものはなさそうだ・・・
 出てきたカードを左手に取り、そのまま左手親指をデッキケースの手前左手側に入れて引いてデッキケースのふたを開け、左手に持ったカードを入れ、左手で押してふたを閉める、
 じゃ、次だ!
 急いで右手側のもう一つの、テーブルとイスのあった入り口に向かい、デッキケースを向け、同じようにスイッチを押す!
 カチッ、シュッ!
 デッキケースの上からカードが何枚も飛び出してくる!
 
名前:給鉄油所の休憩所 ボロボロ
種類:I インヴォーク
コスト:2 パワー:-1000
維持コスト支払いタイミング:リチャージ直後
戦闘直前効果・給油アップ休憩
       発動条件:次に戦闘に自分のモンスターが参加する時
       コスト:0 発動後:このカードのあり方に変更なし
   次の戦闘が行われるまで次に戦闘に参加する
   自分のモンスターのパワーを200上げる
   ・次に戦闘に参加する時自分のモンスターが
    カテゴリもしくは名前に「機」「マシン」
    のいずれかの言葉を持っている時、
    上げるパワーを600上げる
効果の発動タイミング:無し 効果の発動条件:無し 効果:無し
カテゴリ1:廃墟? カテゴリ2:給鉄油所
テキスト:見るからにボロボロの廃墟だ
 
 ふむ・・・給鉄油所の休憩所 ボロボロ、か
 パワーを下げる量も多い、しかし、こちらも維持コストが・・・
 それにインヴォークだからパワー下げる量多くても使いづらい、
 戦闘直前効果は使いやすいから、相殺用なら役立つかな、効果によるパワーの増減はそこそこか・・・
 
名前:給鉄油所廃休憩所の廃墟の入り空気
種類:R リサイクル コスト:0
効果の発動タイミング:戦闘前
効果の発動条件:全ての自分と相手のモンスターを
        自分と相手両方1体以上指定できる状態で
        指定できた時
        ・自分のチャージゾーンにこのカードと同名カードを除いた、
         カテゴリもしくは名前に「機」「マシン」
         のいずれかの言葉を持っている、
         モンスターかリサイクルカードが存在している時
効果:指定したモンスターのパワーをこのターン、300下げる
カテゴリ1:雰囲気 カテゴリ2:給鉄油所
テキスト:リラックスしてしまうのか、はたまた警戒してしまうのか・・・
 
 さらに、給鉄油所廃休憩所の廃墟の入り空気?
 発動条件が少し変わっていて軽い、それに全体的に自分の方も含め好きなモンスターのパワーを、
 少量ながら下げられるのが強みだろうか、コストも低いというのも大きいな・・・
 
名前:デスクアンドチェア 白の波型に乗せて
種類:E イクイップ
コスト:2 パワー:+800
効果の発動タイミング:戦闘前
効果の発動条件:次の戦闘に参加する相手のモンスターがコスト4以下だった時
        ・自分のチャージゾーンに
         カテゴリもしくは名前に「機」「マシン」
         のいずれかの言葉を持っている、
         モンスターかリサイクルカードが存在している時
効果:次の戦闘に参加する相手のモンスターのコストにより、
   以下の効果を発動する
   1:2以上
     次の戦闘に参加する相手のモンスターのパワーを
     次の戦闘が行われるまで500下げる   
   1:2未満
     次の戦闘をスキップする
カテゴリ1:机と椅子 カテゴリ2:給鉄油所
テキスト:普通の机と椅子、
     座ってリラックスしたいが、廃墟にあった物だ、壊れているかも・・・
     いいや、ぶん殴るのに使うのもいいかもしれない
 
 ほいで、デスクアンドチェア 白の波型に乗せて?
 相手のコストによってスキップしたりパワーを下げさせたり出来る、
 弱い相手にはスキップで強い相手にはパワー下げ、弱い相手にはあまりスキップとか使わないから、
 強い相手にパワーを下げるか相殺を期待する程度だろうか・・・
 とりあえず、テキストとかから使えそうな情報は・・・ん?
 休憩所の奥の薄暗い床の上で何かに光が反射して暗い影の中に影の混じった光が映し出されている?なんだろう、一体・・・
 好奇心に負け、足が先に進む、中は割と埃っぽく外から見た通り暗い感じなのだが、左手の方に左右に並ぶ長方形の出入り口を発見した、
 上の方中間に左右に並ぶ、壁から飛び出す形で小さな固いラベルの何かが割れた後があって、そのせいか看板とか無いけど、お手洗いな気がする、年月が経っているせいか匂いとかも無いけど、僕の勘がそう告げる、
 って、あ、その前に水が置いてある!
 透明な大きめのペットボトルのような容器に入った物が、きっちりとブロックの様に固められて置かれていた、
 どうやら、あれが入口からの光を反射していたようだ、
 デッキケースのカードを左手でとって先程と同じように左手親指をデッキケース前左手側の方に入れ、ふたを開け、デッキケースの中にカードを放り込み、次いで同じ左の手でふたを元に戻して閉じ、今度はジャケットの左内ポケットにデッキケースを入れ、
 急いで入れ物に近づき、ペットボトルの一つを両手に取・・・る?
 ううん?この水、なんか、ラメか細かい銀紙でも入っているかのようにキラキラしてるんだけど・・・
 本当に水かこれ、人間が飲めない物だとか、そういうものじゃないよなぁ・・・
 ま、いいや、いっぺんカーディンの元に持って行って相談してみよう、疑わしい時はデッキケースで検査かければ水じゃない時はそうだと出ると思うし・・・
 急いで振り返ると、もう一つ、吉報が待っていた、
 先の方の壁に、簡易的な地図が貼ってあったのだ!
 下から上に二本の黒い線が中央離れた所を通っていて、左下の方に赤い丸が、右上に大きめの黒い四角が描かれた物で、
 赤い丸と四角からさらに外側の方に線が引かれ、その辺りに何やら書いてそうなのだが、残念ながら、地図の劣化がひどく、黒いしみと共に欠けてしまっている、
 スタンドが赤い丸にしろ四角にしろ、道路の接地面から考えて、先に進めば何かあるという証拠である、
 赤い丸か四角がここを表し、線が道路であると仮定した場合、ではあるが、
 よし、水?も手に入ったし、地図も見れた、これだけ色々わかったなら十分だ!
 急いで入口の方を向いて走って外に出て、右手側から大きく回ってカーディンの方に戻り、左手でペットボトルを抱えながら右手で助手席のドアを開け、中に入り、右手でドアの裏側持ち手を持ってドアを閉じ、
 「カーディン、水を見つけた!」
 「なに!?本当か!」
 「うん、これこれ、でもさ、これって水なの?建物の中にいっぱいあったけど・・・」
 「ふうむ・・・」
 ・・・
 カーディンが黙り数瞬
 「ああ、これで間違いない、こちら側の水とはそういうものらしい、光の反射性質が水の構造上違うらしい」
 「それって、飲めるの?」
 「うむ、データによれば、問題は無い!」
 ほんとかよ・・・
 あ、そうそう、もう一つ、
 「カーディン、建物の中に地図があったよ、どれくらいかわからないけど、先に進めば何かあるみたい!」
 「本当か!?」
 よくよく考えてみれば随分曖昧な情報だ、しかし、これ以上伝えられるものは無いし、
 ここに来るまでに建物らしい建物が無かった僕達にとっては朗報なのである、せめて、かけた文字が読めればよかったのだが・・・
 「うん、多分ね」
 「よし、それだけ聞ければ十分だ!出発するぞ!」
 「了解!」
 左手の水を後部座席の足元に置き、右手で左上のシートベルトの金具を引いて右下の留め具に引っ付け、助手席ドア窓部のロックを右手で押してかける
 と同時に、カーディンが自身の後ろの給油口から給油ノズルを外し、ノズルを元の場所に戻して、補助アームをまたも後ろの方に持ってきて、
 パタン!
 と音を立てさせた、きっと、給油口のふたを閉めたのだろう、
 そして、補助アームを運転席のドアの下の元の場所にしまい直し
 「行くぞ!」
 「おう!」思わず右拳を振り上げ、
 カーディンが前から運転席側にUターンするようにぐるっと給油柱の周りを回って次いで助手席側に回りつつ道路に出て、
 先に向かって走り出した・・・
 
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
  

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疾走、荒野の向こう/2 カードゲーム小説WカードFu

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カードゲームライトノベル Wカードフュージョン10話 疾走、荒野の向こう2
 
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 「ううむ、ここは一体どうなってるんだ?」
 近づいて見たところ、三方にブロック塀がある寂れた給油所にしか見えない、
 上には四角く平べったい屋根があり、中央にはその屋根を支える石材製の柱が、柱地上の前後に給油機器が置いてある、ただし、流線型の銃のようなトリガーとノズル付きの握りが先についてあるパイプが三つのみとシンプル極まるしろものだが、
 他には奥に白く、角と壁の削れた横長の四角い建物がある位か、入口が左右に二つあり、左手の方の入り口は広く、中にタイヤや何かの機械の部品が詰まっており、右手側の出入り口には、休憩所だろうか、白いテーブルとイスがある、上板部が外周前後が波な円の形をしていて、その下が鉄パイプの四本足で構成されているテーブルと、白くて角の丸い四角いクッションと細めの鉄パイプの外枠とこちらも四本の足で構成された背もたれ直角構成のイスだ、椅子はどうやらテーブルを挟んで左右に一つずつ同じものがあるようである
 「とにかく入ってみよう」
 カーディンが走り出し給油所の中の前の方の給油スタンドに近づき、道路から見て横の方を向きつつ停止する
 「ええっと、これの使い方は?データになかったかな・・・」
 ・・・
 カーディンがいきなり押し黙る、どうやら、スタンドの使い方を自身にインプットされたデータから検索しているようだ、
 にしても・・・
 右手の方の壁には機械無料!人間くんな!と張り紙がしてあるし、
 奥の壁にはDeadHumanDEATHと黒いスプレーで落書きがしてあったり、
 なぜか異様な雰囲気である、別にいいけど
 「これだ、鉄石油!」
 と、カーディンが運転席のドアの下から鉄の棒と球体関節と丸い三日月上の三本の爪で構成された補助アームを伸ばし、
 スタンドの一番左の赤いノズルを取り、自身の後ろの方に持って行き、なにやらカチャカチャと音を立てた、給油口のふたでも開け、中にさっきのノズルでも差し込んだのだろう
 「双歩!これでエネルギー補充ができるぞ!」
 あ、あれでいいんだ・・・
 運転席のメーターをチラリと見ると、左下の小さい円形メーターが少しずつ右に向かって動いているのが見えた、
 ううん、ちゃんとエネルギーが補充されているようだ、
 ま、機械無料なんだからお金はいらないに違いない、
 監視カメラの類もないようだし、これはこれで不用心すぎると思うけど、ふうむ・・・
 右手で右腰の金具からシートベルトを外し、左手で助手席のドアのロックを引き出し、ドアノブを引いて開け、外に立ち歩きつつ、右手後ろ手で閉める!
 「双歩!?」
 「大丈夫、ちょっと見て回るだけ!」
 ううん、すがすがしい、やっぱり人間、外に出て歩かないとね!さっきと言ってる事が違う気がするけど!
 カーディンが言うには穴の向こう側、こっちは僕達のいる世界とはまるで違うらしいのだが、やはり、車内にずっといるよりかは外に出た方が気分がいい、
 だが、違和感が全くないわけではない、
 なんていうか、空気が硬いのだ、動きづらいとか言うんではなく、触れている空気の感触が硬い、
 呼吸などにはまったく問題は無いのだが・・・、カーディンの言葉を信じるならば、こっちにいても生存には問題はないらしい、さらわれたエルドガンもこの空気を吸って違和感を感じているのだろうか?
 っとと、リラックスしてる場合じゃないや、とっととここの探索を終えてしまおう、
 まずは、角に近い方の右手側の、いろいろ入ってる入口から!
 足早に駆け、目標の場所に到達する!
 が、
 「え~・・・わからん」
 そう、素人である僕には何もわからないのだ、左足側に平積みされてるタイヤも、右手側のプラスチックであろう箱に積まれた小さな機械の塊も、
 こいつでとれば何かの役に立つかな・・・?
 右手でジャケットの左内ポケットから四角い物体を取り出す、
 それは、上が白く下が黒く、中央にパトランプと羽を模したカーディンの額についている物と同じエンブレムが付いている、
 とりあえず、この広い入口の向こうに向けて、右手の親指あたりの丸いスイッチを適当に数回押す、っと、
 カチッ、シュッ!
 デッキケースの上からカードが幾枚も出てきた!
 まず、給鉄油所スタンドマシン部品置き場、
 パワーを下げる効果を持つジェイルだ!
 素の状態でもパワーを下げられるのに効果でさらに下げられる、
 でも、維持コストがネックか・・・
 続けて、給鉄油所の鉄くず キゴォーン?
 こっちはパワーと一緒にコストを上げ下げできる、
 どっちかと言えば、コストの方が主効果な気もするが、パワーの上下幅は少ないし・・・
 次いで、ビックマシーンタイヤ?
 タイヤのイクイップ!?増えるパワー量が大きい、効果には期待できない、
 っていうか、条件がちょっときつめだけど、このコスト由来のパワーの上昇量の大きさには期待できるか・・・?
 でも、カードのテキストとかの記載を見る限り、カーディンや僕に必要そうなものはなさそうだ・・・
 出てきたカードを左手に取り、そのまま左手親指をデッキケースの手前左手側に入れて引いてデッキケースのふたを開け、左手に持ったカードを入れ、左手で押してふたを閉める、
 じゃ、次だ!
 急いで右手側のもう一つの、テーブルとイスのあった入り口に向かい、デッキケースを向け、同じようにスイッチを押す!
 カチッ、シュッ!
 デッキケースの上からカードが何枚も飛び出してくる!
 ふむ・・・給鉄油所の休憩所 ボロボロ、か
 パワーを下げる量も多い、しかし、こちらも維持コストが・・・
 それにインヴォークだからパワー下げる量多くても使いづらい、
 戦闘直前効果は使いやすいから、相殺用なら役立つかな、効果によるパワーの増減はそこそこか・・・
 さらに、給鉄油所廃休憩所の廃墟の入り空気?
 発動条件が少し変わっていて軽い、それに全体的に自分の方も含め好きなモンスターのパワーを、
 少量ながら下げられるのが強みだろうか、コストも低いというのも大きいな・・・
 ほいで、デスクアンドチェア 白の波型に乗せて?
 相手のコストによってスキップしたりパワーを下げさせたり出来る、
 弱い相手にはスキップで強い相手にはパワー下げ、弱い相手にはあまりスキップとか使わないから、
 強い相手にパワーを下げるか相殺を期待する程度だろうか・・・
 とりあえず、テキストとかから使えそうな情報は・・・ん?
 休憩所の奥の薄暗い床の上で何かに光が反射して暗い影の中に影の混じった光が映し出されている?なんだろう、一体・・・
 好奇心に負け、足が先に進む、中は割と埃っぽく外から見た通り暗い感じなのだが、左手の方に左右に並ぶ長方形の出入り口を発見した、
 上の方中間に左右に並ぶ、壁から飛び出す形で小さな固いラベルの何かが割れた後があって、そのせいか看板とか無いけど、お手洗いな気がする、年月が経っているせいか匂いとかも無いけど、僕の勘がそう告げる、
 って、あ、その前に水が置いてある!
 透明な大きめのペットボトルのような容器に入った物が、きっちりとブロックの様に固められて置かれていた、
 どうやら、あれが入口からの光を反射していたようだ、
 デッキケースのカードを左手でとって先程と同じように左手親指をデッキケース前左手側の方に入れ、ふたを開け、デッキケースの中にカードを放り込み、次いで同じ左の手でふたを元に戻して閉じ、今度はジャケットの左内ポケットにデッキケースを入れ、
 急いで入れ物に近づき、ペットボトルの一つを両手に取・・・る?
 ううん?この水、なんか、ラメか細かい銀紙でも入っているかのようにキラキラしてるんだけど・・・
 本当に水かこれ、人間が飲めない物だとか、そういうものじゃないよなぁ・・・
 ま、いいや、いっぺんカーディンの元に持って行って相談してみよう、疑わしい時はデッキケースで検査かければ水じゃない時はそうだと出ると思うし・・・
 急いで振り返ると、もう一つ、吉報が待っていた、
 先の方の壁に、簡易的な地図が貼ってあったのだ!
 下から上に二本の黒い線が中央離れた所を通っていて、左下の方に赤い丸が、右上に大きめの黒い四角が描かれた物で、
 赤い丸と四角からさらに外側の方に線が引かれ、その辺りに何やら書いてそうなのだが、残念ながら、地図の劣化がひどく、黒いしみと共に欠けてしまっている、
 スタンドが赤い丸にしろ四角にしろ、道路の接地面から考えて、先に進めば何かあるという証拠である、
 赤い丸か四角がここを表し、線が道路であると仮定した場合、ではあるが、
 よし、水?も手に入ったし、地図も見れた、これだけ色々わかったなら十分だ!
 急いで入口の方を向いて走って外に出て、右手側から大きく回ってカーディンの方に戻り、左手でペットボトルを抱えながら右手で助手席のドアを開け、中に入り、右手でドアの裏側持ち手を持ってドアを閉じ、
 「カーディン、水を見つけた!」
 「なに!?本当か!」
 「うん、これこれ、でもさ、これって水なの?建物の中にいっぱいあったけど・・・」
 「ふうむ・・・」
 ・・・
 カーディンが黙り数瞬
 「ああ、これで間違いない、こちら側の水とはそういうものらしい、光の反射性質が水の構造上違うらしい」
 「それって、飲めるの?」
 「うむ、データによれば、問題は無い!」
 ほんとかよ・・・
 あ、そうそう、もう一つ、
 「カーディン、建物の中に地図があったよ、どれくらいかわからないけど、先に進めば何かあるみたい!」
 「本当か!?」
 よくよく考えてみれば随分曖昧な情報だ、しかし、これ以上伝えられるものは無いし、
 ここに来るまでに建物らしい建物が無かった僕達にとっては朗報なのである、せめて、かけた文字が読めればよかったのだが・・・
 「うん、多分ね」
 「よし、それだけ聞ければ十分だ!出発するぞ!」
 「了解!」
 左手の水を後部座席の足元に置き、右手で左上のシートベルトの金具を引いて右下の留め具に引っ付け、助手席ドア窓部のロックを右手で押してかける
 と同時に、カーディンが自身の後ろの給油口から給油ノズルを外し、ノズルを元の場所に戻して、補助アームをまたも後ろの方に持ってきて、
 パタン!
 と音を立てさせた、きっと、給油口のふたを閉めたのだろう、
 そして、補助アームを運転席のドアの下の元の場所にしまい直し
 「行くぞ!」
 「おう!」思わず右拳を振り上げ、
 カーディンが前から運転席側にUターンするようにぐるっと給油柱の周りを回って次いで助手席側に回りつつ道路に出て、
 先に向かって走り出した・・・
 
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疾走、荒野の向こう/1 カードゲーム小説WカードFu

f:id:OirenW:20170719102958j:plain
 
カードゲームライトノベル Wカードフュージョン10話 疾走、荒野の向こう1
 
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
 
 「双歩!問題は解けたか?」
 「これでいい?」
 青空の下で荒野を走るカーディンの助手席の上で、両手に持つ割り算の式と答えを十ほど書いたホワイトボードを前に向ける
  「ふむ・・・ああ、六問目間違えてるぞ双歩、そこは六ではなく八だ、だが、それ以外は全問正解だ!、そこは似た式のある九九だから勘違いしやすいな、今度復習時間をとって、他の科目の間違えたところも含めて、一緒に憶え直そう!だが、今は理解もちゃんとできてるようなので予定通り、先に進むぞ!では次はだな・・・」
 カーディンからとうとうと小学四年生の算数の整数の割り算の講義が再開される、
 僕の名前は鋼野 双歩(ハガネノ ナラブ)
 さっき問題を解いていたように小学四年生で、
 袖端や下端が白い赤いジャケットに中にオレンジのシャツを着て、腰に茶色いベルトを巻き、
 下には濃い色のジーパンに白いスニーカーを履いており、
 ジャケットの左肩の裏の方には飛行機の片翼に車輪がくっついたようなオブジェが付いていて、
 茶髪の前髪を上の方に上げた髪型をしていて、よく童顔だとか言われる
 で、今僕が乗って荒野の砂の道路を爆走しているのがカーディンだ、
 本来の姿はX字のパトライトが特徴的なパトカーなのだが、今現在は上半分が濃い紺、下半分が青色で境目がグラデーションのようになっており、
 上から見ると頭を横に向けた鷹が羽ばたいているかのような形の直線的で大仰しい白いライトが屋根の上にあって、
 その白いライトは前の方が薄く、後ろの方を分厚くすることで空気抵抗を減らしており、左右は車体いっぱいまで広がっているほど大きい
 そんな、白いライトが屋根の上に張り付いた非常に独特な車に擬態している、
 時々姿を変えて正体がばれないようにしているのだが、まぁ、この姿ならばれないだろう、多分・・・
 今の擬態にパトライトは見当たらないが、元のパトライトは合体時は車体の横にはみ出るほどの大きさなので、合体時以上に後ろの方に移動させて擬態からはみ出さないよう対応しているに違いない、
 いや、そんなことはどうでもいいんだ、
 「そんな事よりさ、お腹空いたし、喉も乾いたんだけど・・・」
 「いいや、ダメだ、水も食料も貴重品だ、出来うる限り少しずつ消費して行かねば」
 「え~」
 思わず怨嗟の声を漏らしてしまう
 「仕方ないだろう・・・」
 と、僕の前の車のフロントガラスの左半分下の方に四角い映像が映し出された、
 そこには、青々とした草原が映し出されており、草原には、中央にゆるくS字を描いた道路が通り、端の方そこここに緑豊かな森があった
 「この映像を見る通り、本来なら、こちら側の大地は、緑豊かで、人間の食べられる食料も、飲める水もたくさんあったはずなのだが・・・」
 「でもさ、こんな草原も森もここに来るまでにどこにもなかったじゃんか、そういう地域に飛ばされたんじゃないの?」
 「ううむ、そんなはずは・・・」
 はぁ・・・
 思わずため息をついてチラリと前のダッシュボードの下の収納口を見る、
 その中には、轟さんの入れていたお菓子というか、のど飴と目覚まし用のガムだが、
 が残されていて、水の入った大きなペットボトルもあった、幸いにして封は切られていなかったが、はっきり言って残り半分を切っている、
 ここ一週間、最初は時々外に出て動く余裕もあったものの、ずっとこれでしのいできたのだ、そのせいであまりもう外に出る気が起きない
 「このまま何も見つからないとなると、一旦Uターンしてあの穴に戻ることになるな」
 確かに、ここで僕が餓死するわけにもいかないか・・・
 このままカーディン一体を行かせて・・・いやダメだ、カーディンだけじゃリュッケン達に対抗できない、それに・・・
 「カーディン、燃料はどうなってるの?」
 「エコモードで走っているから、まだまだ走れるぐらいの燃料はある、しかし、このまま給油出来ないと全速力で走れなくなるな、今の私はこちら側のエネルギーにも対応できるが、本来なら、食料や水より、私のエネルギーの方が問題になるはずだったのだが、ううむ、一体どうなってるんだ・・・?」
 とにかく、このまま食料と水問題が解決しなかった場合、カーディンの言うように引き返すしか・・・ん!?
 目の前、道路の真っ先、左手の方、砂煙の向こうに何か見えてきた、見た目は風化した屋根ありのガソリンスタンドのようだが・・・
 ええい!今まで何もなかったんだし、この際だ、行っちゃえ行っちゃえ、
 「カーディン、あそこ!」
 「わかっている、行ってみよう」
 カーディンがガソリンスタンドのような場所に向かって走って行き、スタンドに横付けし、停止する
 
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
 

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