オイレンのラノベ置き場・双札

月から金、土はときどきを目標に私が書いたラノベを置いていきます。

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まとめ フュージョン/ 短編/ EX/

騎士剣戦隊キシケンジャー/9

騎士剣戦隊キシケンジャー 9
 
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
 
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 「行くぞ、ユウキ」
 「来いよ、サトル!」
 キシケンチェンジ!
 互いに思い思いに剣を前にだし、間合いを測る・・・
 こいつの剣術、前々から思っていたのだが・・・
 「行くぜ!」
 向かってきて振り下ろされる剣を突きからの弾きで防ぎつつ、一気に胴目掛けて突く、
 これをユウキは大きく左手に体を回してかわし、その回転を軸に攻撃?!
 っつ!
 とっさに後ろに跳ぶが、剣圧が俺に当たった気がした、しかし、大振りの後の攻撃は隙だらけだ!
 「はっ!」
 気合の烈息と共に放った一撃は回転して鞘盾を前に出そうとしていたユウキの胸胴を捕らえ、吹っ飛ばしたのだった・・・
 
 「いつつ・・・」
 「大丈夫か?」
 倒れたユウキに右手を指し伸ばし、引き上げ、互いに変身を解除する・・・
 ここは基地と同階にある多目的スペース、
 元はダンスを教える教室だったらしく、激しい運動も許可された場所だ、ユウキが持ち主に交渉し、新しい持ち主が現れたら退去する約束で二束三文で借りたらしい
 しても、こいつの剣術・・・才能は無い・・・が・・・
 「剣が大振りだな、だが、もう少し鋭ければ・・・」
 と、話してやると、ユウキは嬉しそうに笑みを浮かべ
 「そうか、アドバイス、ありがとうな!!」
 『ははは、にしても、私は嬉しいぞ、五人そろって剣の練習など、ようやく、騎士としての自覚が出て来たんだな!!』
 『いや、そうじゃなくて』『明らかに違いますよね・・・』傍らで他のみんなと共に見学していたイエローリアとピンクリアの話し声、
 『ソウルクレストも守護精もなかなか見つからないし、確実に戦力を上げられる方向に舵を切っただけっていうか・・・』『以前の魔怪人に手も足も出なかったのも大きかったし・・・』
 「そうですね、だから、ソウルクレストや守護精探しの時間を鍛錬の時間に振り分けたと・・・」
 「はっきり言って、二度も三度も負けるのはごめんだからね・・・」
 「それに、ソウルクレストについても、シルバーダの物は効果があったのに私達のは無かった・・・」
 『ソウルクレストは剣に付けて使うから、剣の鋭さが増せば増すほどその力が上がって行く、少しコツが必要だけど、サトルならすぐに習得できるでしょう、後はユウキかな・・・』
 女性陣の会話からのイエローリアの声にブルーリアの宝玉の周辺が光り、
 『確かにね、個々人の戦闘力を増すためには、やはり、鍛錬こそ一番効果的で確実だ、で、サトル、君のユウキの剣の評価は?』
 と、返した、そうだな・・・俺はブルーリアの方を見ながら
 「・・・俺にも色々弱点はあるし、言うほど強くないことも自覚している、ユウキに関して言うなら、あと一歩という所だ、」
 「おう、良い評価ありがとうな!!」『うむうむ、日々鍛錬、これこそが騎士の道!!』
 「中学か高校からフェンシングか剣道をやっていれば、いや、今からでも遅くはない、」
 戦力を上げられそうだし、俺はユウキの方を見て問いかける
 「どうだ・・・?」
 が、ユウキは笑顔ではなく普段通りの表情で
 「それも、戦力アップの手かもしれないが・・・剣術には興味ないし、行くつもりもないし、今はいい、それに、俺、やりたいことがあるんだ」少し口端が上がりながら「いや、見つかりそう、と言った方が正しいかな?それをきちんと見据えたいんだ」
 「ん?なんだ、それは?」
 俺の言葉に、ユウキは満面の笑みを浮かべ
 「教える気は、無い!」
 思わず全員が片肩落とし、ずっこけた
 「なんだ、まったく・・・」
 「で、またやるのか?」
 「いや、他のメンバーの実力も一通り見ておいた方がいいだろう、それじゃあ・・・」
 あ!?
 窓の向こうに結界が!?
 
 「お、来たな、キシケンジャー」
 ギャルガ!?それに・・・筋肉質な羽に黒い仮面をつけた悪魔に、槍と槌を持った二体の魔怪人!?
 あの感じ・・・間違いない、また強化されたやつだ!!
 周りにビルが立ち並ぶ中の広場で俺達は対峙する!
 「ランサー!」
 「ハンマー!」
 二体の魔怪人の声と同時にギャルガはおどけるように顔と共に剣を斜めにしながら突きつけてくる
 「どうした?シルバーダは来ないのか?」
 「俺ならここにいるぞ」
 そこに俺たちの横からシルバーダが走って現れ合流する、
 「ひさしぶりだな、シルバーダ、どうだ、こちらの居心地は?」
 「慣れれば悪いものではない、影は・・・どこにだって現れるからな!」
 剣を引きぬき、鎧をまとう、
 「俺達も!」
 おう!
 「キシケンチェンジ!」
 剣を引き抜き変身、一気に立ち向かう!
 「行け!戦闘員ども!」
 戦闘員たちが向かってきて、いち早く、抜け出した俺とサトル、シルバーダが前に出る、
 「ここは私達が引き受ける」
 「頼んだぞ」
 「行ってください!」
 戦闘員たちに立ち向かうイエロー、グリーン、ピンクの声を聴きながらシルバーダを中心に俺たちは走る、
 「三人だけじゃ不安だな」
 「シルバーダ?、だが、前と同じようにやれば・・・」
 「うまくいくかはわからない、行くぞ」
 ブルー、確かにな・・・
 「こっちだって三体だよ!」ギャルガが右手を前に出して指示!「ランスアモン!ハンママモン!!」
 対し、俺とサトルが一気に突進、ランスアモンの突きとハンママモンの振り下ろしを外側に避けつつ、二体に対し剣を振るう!
 鋭く捉えたその剣に、二体はひるみ、少し後ろに下がる!
 「ランサッ!?」「ハンマッ!?」
 「何!?お前らの剣は効かなかったんじゃないのか!?」
 ギャルガの驚愕の声に、俺とブルーは答える!
 「いつまでも同じ俺達だと思うなよ!大体こう入れればいいんじゃないかって、前に戦った時に思ったのを試したら大当たりだ!!サトルやレッドリア達も鍛えてくれたしな!!」
 「攻撃が効かなかった時より、鍛錬は続けた、剣をぶつけても攻撃が効かなかったなんて剣士としての恥さらしを何度もやる俺ではない!!」
 「ともかく行くぞ、」俺は一緒に突進してきた二人の方を向き「ブルー、シルバーダ、ギャルガとハンマーを、俺がランスをやる!」
 「おっと、そうはさせないぜ!」
 いきなりギャルガが前に出て、蛇腹剣を叩きつけてくる!
 だが、そんなものが効く俺とサトルとシルバーダじゃないぜ!!
 全員が剣で防御してきっちりいなす
 「行け、ランスアモン!ハンママモン!、シルバーダに一点攻撃だ!!」
 「ランサー!」
 「ハンマー!」
 二体がシルバーダに向かって行く・・・
 「シルバーダ!俺達が援護を・・・グハッ!」
 「おっと、お前らの相手は俺だろ?」
 ギャルガの蛇腹剣による広範囲連続攻撃に俺とサトルは援護に行けない、その間にも、
 シルバーダの剣がランスアモンに叩きつけられていくも、ランスアモンは槍を横に出してきっちりと受け止め、そこにハンママモンがハンマーを叩きつける、
 それは引いて避けたシルバーダだが、ここにヤリの追撃、これはまともに喰らった、
 「この・・・ブリザードガストアンドフリーズリターンクレスト!」
 「ランサー!」
 「ハンマー!」
 一撃目で二体の足元が凍るが、それを予期するかのように二度めの前に互いの氷を突いて叩いて割り、
 「何!?」
 シルバーダが驚く中で二撃目の冷凍剣撃を一気に後ろに跳びのきながら互いの長柄で防御してダメージを軽減、
 すかさず攻撃の隙を晒したシルバーダに近づき、槍突きと槌の叩きおろしを喰らわせ吹き飛ばした!
 「ぐはぁ!」
 「シルバーダ!」
 「シルバーダ!」
 シルバーダが倒れ、俺とブルーが声を上げる中で他の三人が何とか駆けつけ
 ピンクが皆の方を見回しながら言葉を発す
 「ここは一旦引きましょう」
 「ミラーデブリアンドリフレクショットクレスト!!」
 「ウォールシールドアンドウォールハンマークレスト!!」
 イエローが発生させた鏡の破片をグリーンが城壁で一気に押して目くらましし・・・
 俺達はどうにか退避したのだった・・・
 
 「くそ!どうする?」
 街中の家の隙間の路地で俺はみんなの前で思わず無念の言葉を吐く
 「とりあえず、基地に帰りましょう」『賛成、基地はまだ結界の中にはないでしょうに・・・』
 そうだな、ユナの言う通り、
 だが、シルバーダが路地を出て、正面の明らかに基地の方とは違う方に歩き出した・・・
 「あ、シルバーダ、どこ行くんだ?」
 「・・・俺は・・・影だ・・・お前達とは一緒に行けない・・・」
 またそれか・・・
 シルバーダはそのまま歩いてどこかに去って行った・・・
 いや、そうは言ってもあいつ、一体どこ行くんだ・・・?
 怪しみ、シルバーダの後を着ける俺達は、その先で・・・八百屋をやっているシルバーダを見た
 それは言葉に合わせて両手を叩きながら周りを見回し
 「いらっしゃい、いらっしゃい、野菜が安いよー!!」
 並べられた野菜の前で、ねじり鉢巻きを巻き、大きく○と八黒い前掛けを着けたシルバーダに、
 えぇえええええ!?
 俺達は驚愕したのだった・・・
 
 「お前は何やってんだ!?」『そうだ、いくら騎士ではないとか言ったってなぁ・・・』
 俺たちは思わず近づき声を掛けていた・・・
 それをシルバーダは不思議と俺達を見て
 「いや、おやっさんがいないから、店番してないと」
 「いやいや、そういう問題じゃ」
 「おや、お客さんか?」
 いきなりひょいと顔をだして現れたのは初老の老人だ、
 古びたジャケットにシャツに長ズボン、帽子を着けたいかにも八百屋然とした格好だが、前掛けもしっかりと付けている
 「おやっさん、」それに対し、シルバーダは軽く会釈をし、「すいません、いきなり怪物が現れたって聞いて、様子を見に行ってました」
 「大丈夫だったか?怪物が現れたあたりは人が石になるっていうからな・・・とりあえず、今日は下がっていいぞ」
 「すいません、おやっさん、」
 シルバーダが俺たちの方を向く
 「とりあえず、上に上がってくれ」
 「えええ・・・」
 促され二階に上がって行く俺達、そこにあったのは四畳半の部屋、いささか、いや、六人もいると明らかに狭い・・・
 そこに円を描くように座って、一番奥の窓を後ろにしたシルバーダが話し出す・・・
 「実は・・・こっちに来た頃・・・」
 
 ~回想~
 「くそ・・・いろいろ勝手がわからん・・・隠れ家になるようなところか、出来れば金を稼げるような場所も・・・だが、大半の場所は身分証明が無いと雇えないと・・・ん?」
 電信柱に張り付けられたチラシには、給料は安めだが、住み込みで働ける八百屋のバイトの情報が・・・
 「お願いします!!」
 俺は、チラシを持って八百屋の前で頭を下げた、
 顔を見あわせるおやっさんとおくさん、
 しかし、すぐに俺に向かい
 「真面目に働いてくれるか?」
 「はい!」
 「何か、わけありのようだが・・・ま、うちも人手が足りんから、少しの間だけなら・・・」
 ~回想終わり~
 
 「と、そんなわけだ」
 まぁ、確かに真面目そうだし、ここの親父さんが人情味のありそうな人だが・・・
 『どうだ、こいつの内務調査員としての実力は認めたか?』
 なるほど・・・こいつ、ちゃんと他人がどういう人間か見抜ける人間なんだな・・・
 「そういうわけで、ここで住み込みで働きながら拠点にしている」
 ん?急に体が・・・硬く!?しまった!窓の方を見ると、ここがすでに結界の中に!?
 皆を見回し
 「みんな、変身しろ!早くしないと石に・・・」
 「まて、おやっさんに知らせないと・・・」
 シルバーダが急いで階段を駆け下りる、それを俺達も追うと、
 そこには野菜の棚の間に、石になったさっきのおやっさんと同様の格好ながらジャケットの

無い太った年配の女性が!?
 「おやっさん!おばさん!!」
 え!?この二人が!?
 「おやっさーーん!おばさーーーーーん!!」
 泣き崩れて行くシルバーダ
 「くそ・・・どうして、どうしてこんなことに!!」
 「いや、結界を解けば元に戻るから・・・」
 「何!?」
 一気に俺に顔を寄せるシルバーダ!
 「本当か!?その話は本当なのか!?」
 「本当、本当、だが、その前にあの魔怪人を倒さないと・・・」『どちらがこの結界の主かわからない以上、二体倒す必要が出るかもしれないがな・・・』
 シルバーダは少し根詰めるように歯をかち合わせる表情を見せながらも
 「ぐ・・・だが・・・やるしかない」
 『大丈夫だシルバーダ』
 「何!?本当ですか、」今度はレッドリアに顔を寄せるシルバーダ「レッドリアさん!」
 『ああ、この俺に秘策がある、連携攻撃だ!』
 「れんけい・・・こうげき・・・?」
 『この六人が力を合わせれば、きっと、あいつらに勝てる、だが、その為には一旦六人でチームワークの訓練を行う必要がある、まだ、基地にまで結界は行っていないはずだ、一旦引いて、みんなで訓練をするんだ!』
 しかし、シルバーダは目をしばたたかせつつ
 「だが・・・俺は・・・」
 伏せていき
 ああくそ!
 「そんなこと言ってる場合じゃないだろ!」
 俺は思わず、シルバーダの両肩を両手で抑えながらその顔を見据える
 シルバーダは俺を見て驚きに目を見開いている
 「この人たちを救いたいんじゃないのか!?世話になったこの人たちを、この人たちを救えるのなら、その位のわだかまり、関係ないだろ!」
 「はっ!?確かにその通りだ・・・」そして、レッドリアを見ながら「レッドリアさん、」皆を見回しながら「みんな!」
 『なんだ?』『言ってみろ』『声に出して』『うむ』『聞きましょう』
 「シルバーダ」「さ、言ってみてくれ」「そのとおり」「ああ!」「私達でよければ、協力します」
 シルバーダは口を真一文字に結び、意を決した表情となり
 「この俺を・・・鍛え直してくれ!!」
 俺にぶつからないように大きく後ろに下がりつつ頭を下げたのだった・・・
 
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
 

騎士剣戦隊キシケンジャー/8

騎士剣戦隊キシケンジャー 8
 
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 「んもう!結局誰も何もわからなかったし、ソウルクレストも無かったじゃない!」『仕方無いでしょ、紋章だけ見せられても・・・』
 みんなで歩く中でマコミの意見にイエローリアが反論する、そんな中でユナがマコミの方を見て
 「とりあえず、ソウルクレストがもうないってわかっただけでよかったんじゃないでしょうか?」『私達じゃ認めてくれないって事かもしれないけど、普通五人いれば誰か当たるわよね・・・』
 「また、手掛かりなしに逆戻りか・・・」『そう言うな、サトル』
 「いや、でも、この緑は気持ちいいぞ!!」『確かにその通りだ!』
 「皆がいても何もわからないとなると・・・」『ユウキ、また・・・』
 「ようやく見つけたぞ!」
 紋章のあった丘より下る帰り道、緑溢れる、向こうが上向いたような場所で、
 森から出てきたのは一人の重厚な騎士・・・
 「ブラグダ・・・」『ブラグダ・・・』
 ジンカイ達のつぶやき・・・だが、それに呼応するようにブラグダが出てきた場所を少しだけ見て
 「おい、出てきていいぞ・・・」
 なんだ・・・?あれは・・・
 ブラグダの出てきた場所よりゆっくり歩き出てきたのは、赤黒いねじり曲がった棘が筋肉質な人型を成し、左右の胸にそれぞれ赤と青の玉が埋め込まれ、後ろにコウモリの羽が付いて尾の生えたまるで悪魔のような姿・・・
 魔怪人か?だが、その感じる波動のような力がけた違いだ・・・!
 「いけ、グラップデーモン」
 「グラップ!」
 一人で向かってきた!
 「皆変身だ!」
 キシケンチェンジ!
 剣を引き抜き、一気に前進、
 が、グラップデーモンが一気に間合いを詰めて来て、
 「この!」
 剣を叩きつけるも、何もせずに堂々と受け切り・・・
 「なっ!?」
 その間に、他の四人も囲んで横から斬りつけるが!!
 「グラップゥウ!!」
 爆発を伴う跳躍アッパーに皆が吹き飛ばされ、
 うわーーーっ!
 思わず倒れこむも、あわてて立ち上がり、横並びに距離を取りつつ順番に斬りつけて行く、が、まったく効いていない!?
 慌てて間合いを取るも、そこで向こうが跳躍、右足を前に出してまるで駒の様に俺達の周りを飛び回り、俺達にダメージを与え、
 俺達が倒れこむ中で元の場所に背を向けて着地する、
 くそ・・・
 「皆、クレストだ!」
 クレストをセットして立ち向かうも、俺は左拳にシールドを破壊されつつ一気に突破右拳を叩きつけられ攻撃され、
 ブルーは攻撃の瞬間剣を掴まれ一気に腹に拳を何度も叩きつけられ反撃を喰らい、
 イエローは銃撃をものともせずに突進され体当たり、
 グリーンは真正面より城壁を投げ込まれ、
 ピンクは両拳の連続攻撃で近づく間もなくそこからの右ストレートで弾き飛ばされ結果、背中を床に叩きつけられ、傷の回復で体力をかなり消耗してとうとう傷の回復も無くなり、俺たちはなんとか立ち上がり剣を前に出し力なく構えるもも相手に圧倒的に有利な状態で硬直状態に陥った、
 これじゃあ、勝てねぇ・・・一か八か・・・
 ファイブクレストスラッシュ!!
 全員で発射するも、次の瞬間、向こうが腰だめに構え、発射した気の塊に球体ごと押し返され、気の塊が俺達にぶつかり爆発!!、俺達はとうとう動けないぐらいに消耗し、前後に倒れ伏してしまった・・・
 「く・・・くそ・・・」
 「このままでは・・・」
 「何か・・・手は・・・」
 「ぐ・・・ぐぅうう・・・」
 「うぅ・・・」
 あいつが、グラップデーモンがゆっくりと向かってくる・・・
 「待て・・・」
 すると、かっとぶ飛行機が上空を通り過ぎ、上から降って現れた青年が、俺達の前で着地、グラップデーモンに立ちはだかった
 銀色のジャケットにジーパンをはいた、軽い筋肉質かつ、黒髪を立てた一見すると快活そうだが何処か影のある青年・・・
 『シルバーダ!?』
 いきなり名を呼んだレッドリアに俺たちの注目が集まる
 「何!?レッドリア、知り合いか!?」
 『ああ、私達と同じ、ジャステール騎士団の騎士だ!』
 「俺は騎士じゃない・・・」
 え・・・?
 その一言に今度はシルバーだに視線が集中し・・・
 「俺は・・・影だ」
 え・・・?
 『いや、正式に認められた騎士だからなお前は・・・』
 「違う、俺は・・・影だ・・・」
 少し思い切り首を横に一度降って返すシルバーダ、
 ええっと・・・・
 「グラップーーー!」
 そこにグラップデーモンが走り込んできた、が、右手に持っていた剣で一回、続けざまに二回と斬る!鋭い、銀光のきらめきが、俺達の剣術よりも明らかに鋭いことを物語っている・・・
 「グラップゥウウ!?」
 グラップデーモンが怯んだ!?
 「一気に行くぞ」
 剣を左手首甲に持ってくると、そこに銀の剣先から五つの流線型が扇状に合わさったような盾が出現、その裏に剣を差し込み
 「はっ!」
 そこから剣を引き抜くと、俺達のスーツを銀色に染め、軽度に鎧を当てた姿に変化した!
 「さぁ、行くぞ」
 一気に駆け抜け、グラップデーモンの拳を盾で受け止めつつ一閃、カウンターの爆発を伴うアッパーも身を引いて避けながら爆発はもろともせず、
 回転蹴りも盾一枚で独楽のように削られながらも防ぎきって盾を振るって弾き、グラップデーモンが着地する中で、クレストを取り出した
 「ブリザードガストアンドフリーズリターンクレスト」
 剣に装着しつつ一気に一度目の剣閃グラップデーモンの足元を氷漬けに、
 二度目の剣を放とうとするもグラップデーモンがあわてて両手からさっきの気弾を放ちぶつかり、一瞬の拮抗の後に
 「はぁっ!!」
 押し切って相手を凍結させ爆発、消滅させた・・・
 「さぁ、次はお前だ、ブラグダ」
 ブラグダに剣を向けるシルバーダ・・・
 が、ブラグダはその剣を地上に叩きつけて塵芥を巻き上げ・・・消え去った時、そこにはブラグダはいなくなっていたのだった・・・
 「逃げたか・・・」
 変身を解くシルバーダ、おなじく変身を解きながら何とか立ち上がり駆け寄る俺達
 「凄かったぜ!」
 「さすがに、正式な騎士は違う」
 「あいつ、敵わなかったのに簡単に倒しちゃった」
 「すごい剣げきだったな!」
 「ありがとうございました!」
 ユナが律儀に頭を下げる中、シルバーだはこちらに振り返り、目を少し細めたいぶかし気な視線を送り
 「・・・誰だお前らは?」
 あ、自己紹介がまだだったな!
 「それに、レッドリアの声が聞こえたような気がしたのだが・・・」
 『私はここだ、シルバーダ!』
 いきなりレッドリアが等身大の剣に戻る!
 『ひさしぶりだな!!』
 シルバーダが一瞬剣に目を行かせつつも戸惑うようにあたりを見回し。
 「・・・今、剣からレッドリアさんの声が聞こえた気が・・・」
 『バカモン!気のせいでは無くて実際に聞こえているのだ!!』
 レッドリアの一喝に、弾かれたようにレッドリアを見て信じられないといった顔を近づけレッドリアを首を少し上下に動かしてまで見るシルバーダ、
 「レッドリアさん!?ええっと、どういう状況なんだ・・・?」
 『色々あって、剣の姿になっているのだ!!』
 「なんですって!?」
 大きな声で驚き返すシルバーダ
 『ともかく、なんで行方不明になっていたお前がここにいるのだ?』
 行方不明!?
 俺達五人の一斉の言葉・・・
 「それは・・・」
 なぜか気まずそうに少し視線を逸らすシルバーダ・・・
 しかし、こんな会話、ここでしてていいのだろうか・・・?
 俺はレッドリアとシルバーダに向かって思いついたことを提案する
 「いや、ここにいると他の人達の迷惑になるし、誰かに話を聞かれるかもしれない、とりあえず、俺達の基地に行って、そこで話をしないか?」
 シルバーダは見定めるように俺の方を見て・・・
 「・・・いいだろう、ここで突っ立てるよりは安全そうだ・・・」
 
 「そんなわけで俺の名前はシルバーダ、こっちでは摩理野 銀次(スリノギンジ)と名乗っている」
 「よろしくな、銀次、」
 「よろしく」
 「よろしくね」
 「よろしく!」
 「よろしくお願いします」
 「それで、訊きたいんだけど・・・結局騎士なの?違うの?」
 基地の中でマコミがシルバーダに問いただす、が、シルバーダはマコミに向かって少し後ろ暗そうに
 「違う・・・俺は・・・影だ・・・」
 『いやいや、騎士よ騎士、内定調査部に所属しているだけのね』
 「内定調査部?」
 疑問符がついてそうな少し歪ませた顔でイエローリアに問いかけるマコミ
 『つまり、色々な事を調べたり、不穏な場所に潜入したりして、色々な事を調べてくる、スパイみたいなところさ』ブルーリアが説明してくれた
 そこでマコミはそのまま
 「ああ・・・だからこんなに性格歪んじゃったんだ!」『マコミ、言い過ぎ』
 「あはは・・・」
 苦笑いでマコミがごまかす中で、シルバーダは少し顔を俯むかせ・・・
 「そう、だから俺は騎士ではなく・・・影だ・・・」
 『何度も言ってるだろうが、お前は、国から正式な認定を受けた騎士だっつーに!!』
 『ま、レッドリアからしてみたら、そう言い張りたくなる気持ちもわかるけどね・・・』
 「どういうことだよ、ピンクリア」
 ピンクリアの発言に俺はピンクリアに向かい問い返す
 『簡単に説明すると、シルバーダを内定調査部に推薦したの、レッドリアなのよ』
 え!?
 『・・・当時は、シルバーダも見習いの身で、早く一人前の騎士になりたいって言っててな、才能もありそうだったし、内定調査部も人不足だっていうんで、推薦してやったんだ』
 『ま、才能に関しては、誰も文句はないわね』
 「どういうこと?イエローリア?」
 『入ってひと月足らずで、大きな犯罪組織三つの尻尾を掴んで、組織の壊滅に大きく貢献したの、おかげで、周辺の犯罪率が激減したわ』
 「へーそりゃすごい」
 見かけによらず適材適所で生きてるんだなぁ・・・
 『まぁ、その話はいい・・・シルバーダ、お前はなぜこっち側にいるんだ?行方不明になっていたはずでは?』レッドリアが話し出す
 「実は・・・王国が襲われるという情報を掴み、急いで帰還するところだった・・・」
 え!?
 
~回想~
 あれは霧立ち込める不気味な森を走り込んでいた時だった、目の前を顔なじみの騎士が立ちふさがったのだ・・・
 「ギャルガ・・・ウルフェイ・・・ブラグダ・・・なぜここに・・・?」
 左右に広がる三人・・・
 「いくら逃げ足の速いお前でも、俺達三人もいれば、足止めぐらいは出来るだろ」「そうだな」「うん・・・」
 「なるほど、裏切りの騎士とはお前らのことだったのか」
 「その通り、俺達も今回の情報を漏らさせるわけにはいかなくてね、情報伝達を阻む結界まで張ってお前を足止めしてるってわけさ・・・」
 「なに・・・だが、足止め・・・とは?うっ」
 突如、足元の地面が無くなったかのような浮遊感を覚え、いや、実際に無くなり落ちて行った・・・
 「うわぁああああ!!」
 「じゃあな、あばよ」
 俺が最後に見たのは、穴を覗き込むギャルガの姿、そして、地面に背中をしたたかに打ち付け、周りを見渡せば・・・
 「ここは・・・どこだ~~~~~~っ!?」
 見知らぬ土地に迷い込んでいた・・・
~回想終わり~
 
 「無論、穴はとうにふさがっていた・・・」
 『そんなことが・・・』『道理で見つからないわけだ』『大丈夫だったの?』『つらかったろうに』『それから、ずっとこちらでさまよっていたのですか?』
 「そうだ、」シルバーダが不意に顔を上げ俺たちに向かい「王国はどうなったんだ!?レッドリアさん達がそんな目に合っているということは・・・」
 『実は・・・』
 事情を話し終えた時、銀次は突如、土下座して額を地面にこすり付けた!!
 「済まない!俺がふがいないばかりに、王国を壊滅させてしまった!!」
 俺は思わず見下ろしながらフォローする
 「お前が悪いわけじゃないだろ・・・」
 『そうだ、お前が悪いわけじゃない』『別に悪いことは何もしてないだろう』『そうそう元気出しなさい』『今は落ち込んでいる暇はない』『元気を出してください』
 「しかし、守護精の探索の任務も果たせず、大切な情報も伝えられず・・・」
 「だから・・・」
 『守護精の探索の任務だと?』
 「そう、俺は行方不明となった守護精の探索の任務を国よりおっていた、その過程において、王国襲撃の情報を掴んだんだ!!」
 『なぜだ?守護精の探索の任務と王国の襲撃と、一体何の関係がある?』
 「実は・・・守護精が次々と行方不明になったのは、あいつらが王国を襲撃するため、王国の戦力を削ぐためにやっていたことなんだ!」
 『なに!?』『なんだと!?』『なんですって!?』『なぁにぃ!?』『そうなのですか!?』
 「ああ、だから俺は、この情報を伝えるために帰る途中、あいつらに・・・」
 うわ~、きゃ~!!
 悲鳴!?
 
 外に出ると、結界が見えた、そして、その下の広場にて、そいつはいた、
 グラップデーモン!?
 それに、ブラグダ!?
 「どういうことだ!?倒したはずのグラップデーモンがなぜここにいる!?」
 「いつの間にか、復活してた」
 俺の言葉にブラグダが答える
 復活してたって・・・あ!
 「あいつ、胸の赤い玉が無くなってないか?」『そうか、あの玉がコアの部分で、二つあるから一度復活したのか!?』
 「なら、話しは早いぜ!」
 「いや・・・お前らは黙って見ていろ!」
 俺の言葉をぶった切ってシルバーダが不意に前に出る、戸惑う俺たち
 「え・・・」
 「は・・・」
 「いや・・・」
 「なんでだ・・・」
 「ですが・・・」
 「王国を滅ぼした贖罪・・・俺が一人で片づける!!」
 アクセサリー化していた剣が剣と盾に戻り、シルバーダが引き抜いた!
 そして、スーツと鎧をまといつつ、一気に走り込む!
 「行け!」
 今度はブラグダが戦闘員を指揮し、突進させてくる!
 「そんな雑兵に意味はない!ブリザードガストアンドフリーズリターンクレスト!!」
 剣閃により巻き起こされたブリザードに、戦闘員たちは氷漬けとなり、
 「はっ!」
 二撃目で粉々となり散って行った、
 そのまま一気にグラップデーモンに立ち向かい、反撃の間も無い連続攻撃により、グラップデーモンを追い詰める!
 「はっ!はっ!はっ!はっ!」
 最後の大縦斬りが決まり、
 「はーっ、でやっぁ!!」
 グラップデーモンがたたらを踏む!
 「行くぞ、クレストセット、ブリザードガストアンドフリーズリターンクレスト!!」
 吹雪の一撃目でグラップデーモンの足元が凍り、二撃目を放つ
 「ぬん!」
 が、その二撃目が突如横入りしてきたブラグダの大剣に防がれた!?
 「何!?」
 「単独で向かって来るとは、この俺がいるのを忘れてないか?」
 そこからのブラグダのシルバーダの剣をはじきつつの大上段切りを、シルバーダは盾で防ぐも押し切られる、
 「ぐはっ!、だが、お前の大剣は動きが遅い」
 「確かに、私の大剣は動きが遅いが・・・グラップデーモン!」
 「グラップーーー!」
 グラップデーモンがその隙をカバーするように入り込み、横からシルバーダを殴り飛ばす!
 「ぐはっ!」
 そこにブラグダの大剣が振り上げられ叩き下ろされた
 「がはっ!」
 ええい、見てられないぜ!!
 キシケンチェンジ!!
 一気にシルバーダに近づいていく、が、右手でシルバーダは俺達を制し
 「言っただろう、これは俺の贖罪だ」
 『バカモノォ!!』レッドリア!?
 『贖罪だというのなら、そんなに責任を感じているのなら、なぜ1%でも勝てる確率の高い戦法を取らん!』
 「!?」
 『そんなものはただの自己満足だ』
 「そうだぜ、シルバーダ!!」
 俺の声にシルバーダが前を警戒しながら横よりこちらに顔を向かせる
 「お前、ユウキとか言ってたな・・・」
 「そこまで自分を追い込むことなんてないだろう?今までも、王国のために働いて来たんじゃないのか?なら、これからもそうしていけばいい、それだけの話だろ?」
 「・・・確かに・・・そうだ、なら、ブラグダを頼めるか?」
 「任せろ!」
 「ああ!」
 「おう!」
 「やってやるさ!」
 「任せてください!」
 5人全員でブラグダに向かい、
 「ちぃい!」
 横殴りしてきた大剣を下がって避けつつ、対峙する、だが・・・これで・・・
 「はぁあああ!!」
 シルバーダがグラップデーモンに向かって行く、それを阻止しようと動くブラグダだが
 させない!
 俺達が間に合入り動きを封じる
 「う、ううむ・・・」
 今だ!
 「はぁああ!」
 「グラップーーー!」
 グラップデーモンの拳を避けつつ剣の一撃、そこから内側に入り込んでのアッパーを突きで弾き飛ばしつ潰し、回転独楽蹴りを盾を使うまでも無く一気に横切りで中断させ、両拳に気を溜めての発射を盾で防ぎつつ、剣で弾き返してぶち当てた、
 クレストを使うまでも無い、すでに完璧に見切っている・・・
 「シルバーソードスラッシュ・・・はっ!!」
 発射された銀の剣の衝撃波が、今度こそ、グラップデーモンを打ち倒し、爆発させたのだった・・・
 ・・・結界が収縮していく・・・
 グラップデーモンが巨大化、
 「こいつら、こんなこともできるのか・・・?」
 シルバーダが唖然とグラップデーモンを見上げる中、
 ブラグダは瞬時にグラップデーモンを見上げ、グラップデーモンが右足を振り降ろして巻き上げた砂ぼこりに乗じて姿を消した・・・
 くそ、また逃げられた、いや、こっちが先か・・・
 「よし、それじゃあ、守護精を」
 「いや、今度こそ俺に任せてもらおう」
 「シルバーダ?」
 シルバーダは言葉と同時に、いつの間にか俺たちの方に顔を向けていた
 「ここに来るまでに行方不明になっていた俺の守護精含めて守護精を三体発見した、王国に帰るため、協力してもらっている、さ、見るがいい、」
 そして空を見上げ
 「まずはシルバーキュウビ!!」
 って、向こうから飛んでくるのはシルバーダが現れた時に見たジョット戦闘機!?
 「とぅ!」
 その上にシルバーダがサーフボードのように上に乗り、
 すれ違いざまの衝撃波でグラップデーモンにダメージ、
 さらに、翼がそれぞれ尾となる様に開き、胴部より足が展開し、コックピットが下に回転するように後ろから狐の顔が出てくる
 「行くぞ、シルバーキュウビ!」
 「コーン!!」
 確かに、尾にジェットエンジンなどついているが、キュウビの狐だ・・・あの戦闘機、守護精だったのか!?
 そのエンジンで一気に突進して尾ですれ違いざまに斬り裂き、さらにジェットエンジンの火でグラップデーモンを一気に焼き焦がす!
 「グラッパ~!?」
 「まだだ、グラッシュイエティ、ソンゴクウ!!」
 そこに向かい来たのは・・・鋼の体の・・・イエティとソンゴクウか!?イエティはゴリラに近い体型でソンゴクウは鋼の筋斗雲にまで乗ってやがる
 「合体!!」
 イエティが後ろに背負った両足を下に出して両腕を身体に展開させて鎧とし、
 ソンゴクウが雲で下半身を包むように変形して下に雲が八方向に開いて拳を出して左腕となり、
 キュウビはジェットエンジンと足を仕舞って顔を肩に、尾を盾にするように変形して尾の下から拳を出し右腕に
 それらが合体し、上から口をマスクガードで閉じた頭に兜をかぶった頭が現れ、スマートで影纏う印象の騎士のロボットとなる!
 「完成、シャドーナイツ!!」
 さらに、キュウビの尾とソンゴクウの如意棒が合体して上下刃剣となり、素早く近づきながら一気に斬り裂く!
 「シャドースラッシュ!!」
 「グラッパ~!?」
 ズゴーン!!
 グラップデーモンが大きな音を立てて爆発、だが、まだ復活巨大化した?!
 「グラッパー!?」
 その気配を察知したのかシャドーナイツは振り返ってグラップデーモンを見据え
 「巨大化しても二度目が来るのか?なら、これだ!」
 今度は九尾が飛行機に、イエティの両腕の側が反転してトラックの前部と変わりながらトラックに、ソンゴクウの体を幾つものつがいで反転した筋斗雲がつつんでいき長い球状が基礎の潜水艦となる!
 さらにそれが合体、胸にトラックの頭が来て、潜水艦の部分前先が腕先に、飛行機はコクピット部分が肩となり
 今度は先程とは真逆の胴が重厚な印象のロボとなる!
 「完成、シャドーナイツビークル!!」
 両腕を向け、飛行機のミサイルと潜水艦の魚雷型ミサイルを一斉射撃!
 「シャドーマシンガンミサイル!!」
 ドドドドド・・・
 「グラッパ~!?」
 そのまま、動く暇すら与えず、グラップデーモンを倒してしまった・・・
 
 守護精たちが去る中で、降りてきたシルバーダに俺達は声を掛けた
 「シルバーダ!すごかったじゃないか!」
 「これぐらい、大したことは無い」
 「じゃあ、これからも一緒によろしくな!」
 そう言って、俺は思い切り右手を差し出す!
 「いや・・・」
 「え?」
 思いもかけない言葉に俺は慟哭する
 「・・・影と騎士は一緒にいるべきじゃない、俺は・・・お前らとは戦えない・・・」
 シルバーダが夕日の中で、俺達の前から去って行った・・・
 「シルバーダ!シルバーダァ!」
 
 「・・・すまない、負けてしまった・・・」
 「謝る相手は俺じゃなくて魔皇帝様じゃねぇの?」
 俺は負けておめおめと返ってきたブラグダをあざ笑う、
 にしても・・・だ、いきなりシルバーダのご登場とはね・・・いくら強化された魔鉱石があるからって、これじゃこころもとねぇなぁ・・・
 「お・・・?」
 そこに置かれた強化された魔鉱石が目を引いた・・・
 「それは・・・」
 不安そうに声を出すブラグダに対し、俺は
 「安心しろよ、俺は手持ちにある分を使うだけだからさ」
 「・・・」
 
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騎士剣戦隊キシケンジャー/7 妖魔版

騎士剣戦隊キシケンジャー 7 妖魔版
 
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 今日は休日、というわけで、皆で基地に集まって進捗報告会です
 しかし、思い思いに立って話す空気はお世辞にも良いとは言えないものでした・・・
 「悪いが、こっちに手掛かりらしきものは無い」
 「私も、何も手掛かりなし」
 「俺も、この前新しいクレストを手に入れた以外は・・・」
 「残念ながら私も・・・」『ま、しょうがないわね・・・』
 なぜか、ユウキさんだけ目を伏せ何かを考え込んでいるようですが・・・何を考えているのでしょう・・・
 『まぁ、この間、クレストを手に入れたのだけでも良しとしますか、でも、まだ最大の問題が残ってるのよねぇ・・・』
 「あなた達の王国に帰る方法、ですね・・・」
 ピンクリアの言葉に、思わず反応してしまう私・・・
 ・・・
 剣の皆さんも含め、黙り込んでしまいました、でも、ここでまけるわたくしではありません!
 「あの!クッキー焼いて来たんですけど、みんなで食べませんか、どの道、どうにもできないなら、考えを変える必要があると思うんです!」
 「クッキーって、ユナ・・・」
 「確かにそうかもしれない・・・」
 マコミさんの言い出しかけたことをサトルさんが制する
 「ここで悩んでいても始まらない、俺達に足りないのは情報と・・・鍛錬だ!情報は帰ってから探すとして、まずは剣のトレーニングをしよう!!」
 すかさずジンカイさんがサトルさんの方に顔を向けます
 「いいや、鍛錬というなら、やっぱり筋トレだ!剣のトレーニングは基礎筋トレの後でやろう!」
 「剣だ!」
 「筋トレだ!!」サトルさんとジンカイさんが顔を突き合わせ、その眼で語り合っています・・・
 「この脳筋ども!!」
 それをマコミさんが叱りとばし、椅子に深々と座ります
 「まったく、しょうが無いわね、私、クッキー食べたいわ」『ま、お腹が膨れた方が、名案が浮かぶかもしれないしね』
 マコミさんの少し得意気な笑顔に、サトルさんとジンカイさんも毒気を抜かれてしまった様子
 「ううむ・・・」
 「ううむ・・・」
 「仕方が無い、少し食べて落ち着こう」
 「ま、お腹が膨れてたほうが、少なくとも気分は晴れるしな!!」
 でも、これで少しは空気が晴れたかしら・・・
 「みんな、少し聞いてほしいことが」
 ユウキさん?
 眼に力の入った真剣な顔でどうし
 わぁああ~!人が石に~!?
 怪物だ~!!
 皆が一斉に窓の外の方を向く
 「仕方無い、行こう!!」
 
 外に出ると見えた結界を頼りに、私達はその広場へと急行しました、
 しかし、歩道橋を広く作って作られたような白い広場の上、そこではすでに人々が石と化していたのです・・・
 「よぉ、ようやく来たな・・・!」
 「ステューム!!」
 ギャルガさんの側にいたのは・・・何でしょう、上半身が白い鳥のような魔怪人・・・
 「ともかく、変身だ!」
 ああ!
 ユウキさんの音頭に私達は答え、剣を抜きます、
 キシケンチェンジ、キシケンジャー!!
「野郎ども、行け!」
 性懲りも無く戦闘員をけしかけてくるギャルガさんですが、そんなもの、私達の敵ではありません!
 そのまま交戦し、難なく倒していきます!!
 「今だ、やれ!ステュムドゥード!」
 すると、いきなり魔怪人が緑の霧を吹きかけて来たではないですか!
 うっ!急に体が重く・・・
 それでも・・・
 「ソードアンドシールドクレスト!!」「バタフライアンドサンダービークレスト!!」「ミラーデブリアンドリフレクショットクレスト!!」「ウォールシールドアンドウォールハンマークレスト!!」「ナイトスラッシュ!!」
 はぁ!
 放ったそれぞれの攻撃でどうにか残った戦闘員を全滅させ、ギャルガと対峙します!
 ユウキさんがレッドリアを突きつけながら
 「さぁ、お前達で最後だ!」
 「それで?戦う力は残っているのかな?」
 「なにっ!?グハッ!!」
 急に体がまた重くなり思わず片膝をついてしまいます、皆さんも同様に・・・
 ・・・どうやら、皆さんも同じく体が重くなっているようです・・・
 『まさか・・・毒!?』
 ピンクリア、それは・・・!?
 「ぐあはっはっはっ!」
 顔をあげて笑うギャルガがこちらを見下してきます
 「その通り、これでお前らも終わりだ、じゃ、俺はステュムドゥードと一緒に身を隠させてもらおう、お前達が死ぬのを高みの見物とさせてもらう、じゃあな!!」
 そして、悠々と去っていきます、しかし、私の体、いえ、私たちの体は動きません・・・
 「ま・・・待て!」『ユウキ、今は仕方が無い、とりあえず、ここから離脱するんだ・・・!』
 
 離れた場所で、変身を解除しても、一向に良くはなりませんでした・・・
 『どうしよう』『ううん・・・何か手は・・・』イエローリアとピンクリアが話しています、
 私達は息も荒く、他の皆さんは立っていることすらできません・・・
 『一旦医者に見せるとかは?』
 『こちら側の医者でどうにかなるとは思えない、魔力式の物だろう?あれは薬毒式と色々と違うからな・・・』『確かに、レッドリアの言う通りだな・・・』
 ブルーリアさんがレッドリアさんの意見に同意しています・・・
 『なら、どうにか探して倒すしかないってことか・・・』『イエローリアの言う通りだ、休憩しつつ、探すしかない、だが・・・ジンカイ、大丈夫か?』
 「ああ、早くいかなきゃいけないんだろ?だったら、どうにかしてやるさ・・・!」
 ジンカイさんが何とか力づくで立ち上がり、他の皆さんも立って行きます・・・
 「危険だが、全員ばらけてギャルガ、いや、あのステュムドゥードってやつを探すしかない、だが、見つからなかった時は・・・」
 サトルさんの言葉に、全員が黙り込んでしまいました・・・
 と、ここでユウキさんが横目で私の方を見て
 「ユナ、お前、この中で一番動けそうだな・・・?」
 「それは・・・」『魔力への抵抗力が高かったのかしら?確かに、一番ダメージを受けてないわね・・・』
 「それなら、ユナ、お前に頼みがある、ここに行って来てくれないか?」
 ユウキさんから渡されたのは、一枚の紙切れ・・・そこには小高い丘の頂上が記されていました・・・
 「本当はみんなで行きたかったんだが、多分、ここに、ソウルクレストの騎士が誰かいると思う」
 私は思わずユウキさんの顔を見合わせます
 「ええっ!?そうなんですか!?」『本当に・・・?』
 ユウキさんは息も絶え絶えに・・・
 「だが、いないかもしれない、いなかったらすぐに戻ってきて戦線に加わってくれ、頼んだぜ?」
 ユウキさんの不敵な笑顔・・・
 私は思わず、決意の言葉を述べました
 「は・・・・はい、わかりました!!」
 
 ユウキさんの指定された場所は、青空の下、丸木のガードレール先の眼下に山と街が広がる、小高い丘、
 自然の中にありながらも整備され、様々な色の子石が敷き詰められ、後ろにレールのような屋根の木のベンチなどが置かれた場所の、その中央にその白い石は立ってました・・・
 『これは・・・!』
 ピンクリアさんが言葉を失っています・・・
 「一体・・・これは何なんですか?最近の研究でわかった風化して削がれていた石の表面を、観光客を呼ぶために再現したもの、だとメモには書いてありますが・・・?」
 そこにあったのは、盾の中に大きな円と勇猛な竜が描かれたような紋章・・・?
 『これは・・・私達の国・・・ジャステールナイツ王国の紋章だわ!』
 「なんですって!?」
 辺りがいきなり黒くなり、白い煙が・・・
 「王国を懐かしんでいたら、おなじくずいぶんと懐かしい声が聞こえたわ・・・」
 目の前に騎士が現れました、兜の上が白く塗装されており、女性のような体形他、盾には、緑の十字と白い円が、木製のような盾に描かれています・・・
 「初めまして、私の名はヒナシキ、ソウルクレストの騎士よ、でも、あなた、具合が悪そうね・・・治してあげましょうか?そのかわり、私はここから去るけど」
 「要りません、そんな事より、治せるのであれば、私の仲間をお願いします」
 「いいの?あなたの命が無くなるかもしれないのよ?」
 「確かに、私の命が無くなるのは嫌です、でも、あの方たちの、それに、みんなの命が無くなる方が・・・もっと嫌です、さぁ、早く試練を・・・!」
 「んふふふ・・・気に入ったわ、さぁ、試練の時間よ!」
 「あ!」
 皆さんが倒れている、それに、向こうから岩が転がってくる!
 「さぁ、治癒能力を使えるのは三分に一度きり!その中で、誰を助けるの?」
 「決まっています!!まずは私に!!」
 私は、自分の毒を治癒しながら突進し、岩を押しとどめる!
 身体がきしむを上げていくが、それも勢いのあった最初だけ、それも治癒が効いて治って行く・・・
 そのまま勢いの無くなった岩を押しとどめ、三分経つごとにみんなを治癒していくように指示を出し・・・
 皆が治るたびに、岩を押す手が増えて行き・・・
 全員が治った後、ゆっくりと、岩を横に転がし、平坦な場所に置く・・・
 「ふぅ・・・」
 するとみんなが消え、目の前にさっきの騎士が私を見据え現れました
 「正解!よくわかったわね・・・」
 「倒れてる皆さんでは、とっさに岩を防げるかわかりませんでしたから・・・」
 ヒナシキさんは少し顔を縦に振り
 「そうそう、その調子、いい、力の使い方を誤らないで、私達の力は癒すためだけじゃなく、誰かを守るためにも使えるってこと、忘れないで」
 「はい!」
 
 「はぁあああ!!」
 キシケンレッドさんがギャルガさんに向かって行きますが、赤子の手をひねる様に剣で弾き返されて大きく後退してしまいます・・・
 「どうした、その程度か?」
 他の三人もステュムドゥードを囲み剣を振り降ろしますが・・・
 「ステューム!!」
 体を回転させ勢いを付けた羽根で思い切り弾き返されてしまいます、でも!!
 「皆さん!お待たせしました!!」
 「ピンク!「ピンク!「ピンク!「ピンク!」
 皆さんの声が聞こえ、ギャルガさんとステュムドゥードがこちらを向きました・・・
 「ああん!?逃げ出したと思っていたら、一人で向かってきたのか!?」
 「キシケンチェンジ!桃の騎士、キシケンピンク!さらに、ピンクリア・・・クレストセット!」
 『ヒールナース&スマッシングキュアクレスト!!』
 剣より緑の光粒をあたりにばらまき、ギャルガさんに向かって行きます!!
 「へっ、飛んで火にいる夏の虫ってこういうことを言うんだよなぁ・・・喰らいなぁ!!」
 蛇腹剣の大上段からの振りおろし、それを袈裟懸けにもろに食らい、くっ・・・痛い・・・でも、傷は癒えて行く・・・このまま!
 「なっ!?このまま向かって来るのか!?」
 蛇腹剣が何度も振り回されるも、私達はそのまま・・・突進!!
 「『はぁあああ!!』」
 「げっ!?この戦法は・・・あの女の!?」
 「『はぁああああ!!はっ!!』」
 剣を横振りに叩きつけ、思い切り弾き飛ばしました!!
 「がはっ!!」
 ギャルガさんが踏ん張りますが
 「なろっ!」
 「おっと、俺も混ぜてくれよ!!」
 キシケンレッドさんの通りすがるような剣の一撃!!
 「ぐはぁ!!」
 「俺もだ」
 「私も」
 「俺もよろしく!!」
 そこからブルー、イエロー、グリーンの一撃、そして、私達はギャルガさんの包囲に成功しました!
 ギャルガさんはわき腹を抑え、今度はギャルガさんが体に力なく
 「ば・・・馬鹿な、お前ら・・・そうか、あの女の力なら、毒が治癒しててもおかしくない・・・!」
 「さぁ、これが年貢の納め時ってやつだぜ?」
 ユウキさんがまっすぐにレッドリアさんを突きつけます!
 「武装を全部解除して、もう悪いことをしないって誓うなら、見逃してやってもいい」『おい!それじゃ明らかに甘いだろう!!』
 が、その姿勢のままユウキさんとレッドリアさんがいきなり言い争いを始めました・・・
 「じゃ、どうしろってんだ、あいつを縄でグルグル巻きにしとけとでもいうのか、どこに置いておくんだよ「貴様らに捕まるなんて御免に決まっているだろう!!ステュムドゥード!!」
 と、ステュムドゥードがいきなり濃い毒霧を・・・
 「ピンクリア!」『ヒールナース&スマッシングキュアクレスト!!』
 私の一言と剣振りででピンクリアから周囲に広がる緑の光の粒達これで皆さんの毒は即座に治癒されるはず、が、毒霧が晴れた後に、なんと、ギャルガさんはいなくなっていたのです・・・
 「逃げられたか、だが・・・」
 『あいつを連れて行く余裕はなかったみたいだな・・・』
 そこには、ステュムドゥードが一人で佇んで・・・っつ!
 いきなり動悸が・・・
 「大丈夫か!?」
 ユウキさん・・・
 『治癒能力は傷の回復に体力を使うからね、不死身というわけにはいかないのよ・・・』
 「そうでしたか、すみません、ヒナシキさんから、力の使い方は謝らないようにと言われていたのに・・・」『そんな、注意しきれなかった私も悪いのよ・・・』
 「そうだ」
 ユウキさん・・・?
 ユウキさんがまっすぐに私を見てくれてます・・・
 「ピンクの戦術は完璧だったぜ、何も落ち込むことは無い、なに、次からちょっと注意すればいいだけだ」
 ユウキさん・・・
 「はい!」
 「おっし、それじゃ、もうちょっとだけ付き合ってくれないか?ちょっと試したいことがあるんだ、なに、足りない分は俺達で補うからさ!」
 「はいっ!」
 「皆、クレストセット!!」『ソードアンドシールドクレスト!!』
 「ああ!」『バタフライアンドサンダービークレスト!!』
 「了解!」『ミラーデブリアンドリフレクショットクレスト!!』
 「おっしゃあ!」『ウォールシールドアンドウォールハンマークレスト!!』
 「行きます!」『ヒールナースアンドスマッシングキュアクレスト!!』
 「一気にそのエネルギーをあいつにぶつけるんだ!!」
 ファイブクレストナイツスラッシュ!!
 はぁっ!!
 今ままでの斬撃ではなく、球体のエネルギーが、避ける間もなくステュムドゥードに激突、
 ステュムドゥードが爆発して消滅・・・してない!結界収縮して集まり巨大化しました!!
 「続けて行くぞ!!」
 「ピンクフェニックス!!」
 「レッドドラゴン!!」
 「ブルーサーペント!!」
 「イエローキマイラ!!」
 「グリーンベヒモス!!」
 完成!キシケンオー!!
 「さらに、皆のクレストの力を・・・」
 おう!!
 クレストセット!!
 それぞれのクレストが、キシケンオーのそれぞれの部位に装着される!
 完成!キシケンオーファイブクレスト!!
 「ステューム!!」
 ステュムドゥードが毒を吐く!
 シールド!
 目の前に現れた五色の光が巨大で複雑なシールドを形成し毒を防ぎ・・・
 「今だ、みんな!」
 キシケンオーファイブクレストスラッシュ!!
 シールドをそのまま毒を押し返すように飛ばして、ステュムドゥードにぶち当てて動きを止め、
 そのまま剣を抜いて上に上げるとシールドも連携して上がり、そのまま剣の刃として一体化しつつ、5つに分裂、
 はっ!!
 五つの刃が順々にステュムドゥードを斬り裂いて行き、最後の頭上からの一撃が、ステュムドゥードを滅ぼした・・・
 
 「結局、あの紋章は何だったんでしょうか?」『不思議よね・・・』
 戦い終わった広場で、私たちは紋章のあった丘の方を見てつぶやきました・・・
 「今度、皆で一緒に見に行ってみるか、何かわかるかもしれない、な、皆!!」
 「ま、一見の価値はありそうだな」
 「見てみないと何もわからないわね」
 「何かの手掛かりになりそうなものだといいな!」
 私は今回手に入れたクレストを右手に出し、思い出したことを口に出します
 「少なくとも、このクレストは紋章に引き寄せられていました、ピンクリア達の騎士団の国の紋章であることは間違いなさそうです」『そう、確かに私達の国の紋章だったわ・・・』
 私達の世界にジャステールナイツ王国の紋章が・・・きっとそれは、何かを私達に伝えようとしている、そんなふうに私は感じたのでした・・・
 
 「あ~あ、また失敗かよ、大体な、魔怪人が弱いのが悪いって・・・」
 いつもの日が暮れた高層駐車場で愚痴る俺
 「おい」
 「うわっ!なんだよお前かよ、」現れたのはブラグダ、デカい鎧姿の大男だ「なんだ?次出撃したいってんなら譲ってやってもいいぞ?」
 「さっき、これが送られてきた」
 ブラグダが左手に出してきたのは、紫のオーラを放つ黒い鉱石だった、
 「何だこりゃ?」
 魔鉱石かとも思ったが、その力の量が違う・・・
 「何かの実験の際に生まれた、らしい」
 「実験だと?」
 魔皇帝のやろう、一体何たくらんでやがる?いや、たくらんでいるのはレダか?いずれにしても・・・
 「そいつを使えば、今までより強い魔怪人が生まれるってこったな!!」
 思はず片口端が上がりやがるぜ・・・
 「かも、知れない・・・」
 「お~し、とっととそいつをよこしやがれ!!」
 「大丈夫、一人一つずつ、ある」
 そう言ってくれたので、俺は遠慮なくブラグダのその手より新しい魔鉱石を奪い去った!
 強い力を感じる新しい魔鉱石を思わず見つめ
 「へっへっへっ、これであいつらに一泡吹かせられるぜ!!」
 「ダメ、これ、壊したら、絶対、大目玉、まず、俺が行く」
 ブラグダの突然の申し出に思わず俺はブラグダの顔の方を見る
 「え~お前が~」
 ・・・だが、変な事やってロードになる約束を反故にされてもあれだなぁ・・・
 「ちっ、しゃ~ね~な~、せいぜいあいつら弱らせて、てきと~なところで負けてくれ」
 「う・・・うむ・・・」
 戸惑いつつの肯定を示す首の縦振り、
 だが・・・
 はっはっはっ、やったぜ、これであいつらをけっちょんけっちょんにしてやる、ひゃは~
 
 ・・・確かに、ここだな・・・
 暗い星空の下、小高い丘の上で、俺は石に刻まれた紋章をようやく発見する、
 銀色のジャケットをなびかせ、ようやくここにたどり着いた、
 街の夜景が美しい、が、俺にとってはそんなものどうでもいい、俺にとってはようやく見つけたこの紋章こそ重要なのだ、いや、
 俺は、街の光輝く夜景を大きく望み、つぶやいた
 「俺は・・・影だ・・・」
 
名・裏切りの騎士・ブラグダ
概・M モンスター 使役3 魔力2300 哺乳・地属性
発・戦闘後・自任意・時限無し・条文の頭に指定:主対象:
条・一・このモンスターが相手のモンスター・ツインズに
    勝利したこの戦闘
  二・相手のライフカード1枚かチャージゾーン裏側二枚
効・第一効果:二でライフカードを選択した時は
       それを相手の手札にする、
       二でチャージゾーン二枚を選んだ時は
       それらを効果で表にする
文・勇敢で真面目だったのに騎士団を裏切った重鎧の騎士だ!
  どうしてそうなってしまったのか・・・
 
名・キシケンイエロー 佐用 マコミ
概・M モンスター 賃金1 生命力1000 キシケンジャー・地属性
発・戦闘前・自任意・次の戦闘終了まで・条文の頭に指定:
条・主対象:一・次の戦闘に自分のモンスター・ツインズと
        相手のモンスター・ツインズが参加する時
効・第一効果:以下の効果のうち一つを選ぶ
       ・自分の何のカードも置かれていない場所一つに
        以下を賃金0で召喚する
        名はミラーデブリ
        カテゴリはこのモンスターと同じ、賃金0 生命力0
        その他無し、
        これはその場所から動くか時限を超えた時消滅する
       ・自分のチャーゾーンのカードを効果で0枚か1枚表に出来た時、
        以下の効果のうち一つを選ぶ
        ・相手の一の生命力を(表にした数×800)下げる
文・黄の騎士、キシケンイエローに変身する女性、
  イエローリアと共に縦横無尽に戦うぞ!
 
名・裏切りの魔の力・・・
 
名・裏切りの騎士の疾風の先制攻撃
概・R リサイクル 使役0 スピリット・雷属性
発・使役で表になった時・自任意・このターンの間のみ・条文の頭に指定:
条・主対象:一・相手のモンスター1体
      二・自分の使役と魔力持ちのモンスター1体
   主対象単体であるため全対象とする
効・第一効果:一の魔力を300下げる
       ・一の魔力が0以下の時、相手のトラッシュに送る
 
名・魔法陣収束魔力吸収!!
概・R リサイクル 使役1 スピリット・闇属性
発・使役で表になった時・自任意・このターンの間・条文の頭に指定:
条・主対象:一・自分の魔力持ちのモンスター1体
      二・一以外の自分の魔力持ちのモンスター・ツインズ
      三・相手の魔力持ちのモンスター・ツインズ
   略・“”
   主対象単体であるため全対象とする
効・第一効果:二と三のパワーを全て300下げ、
       ((ただし、ツインズは左から2番目の数字×300)とする)
       一の魔力を下げた分の合計数上げる
文・生命力を変換して収束させて魔力と化して巨大化する
  キシケンジャー、守護精の力を借りて、今こそ立ち向かうんだ!
 
名・キシケンバースト!
概・R リサイクル 賃金0 キシケンジャー・光属性
発・賃金で表になった時・自任意・次の戦闘終了まで・条文の頭に指定:
条・主対象:自分のモンスター・ツインズ
   主対象単体であるため全対象とする
効・第一効果:主対象の生命力を100上げる
  ・主対象がカテゴリに「キシケンジャー」を持っていた時
   さらに生命力を400上げる
文・キシケンジャーの戦いの前の掛け声が皆の精神を高揚させ一つにまとめるぞ
  この勢いで魔皇帝たちをやっつけろ!
 
名・裏切りの騎士の疾風の先制攻撃
概・R リサイクル 使役0 スピリット・雷属性
発・使役で表になった時・自任意・このターンの間のみ・条文の頭に指定:
条・主対象:一・相手のモンスター1体
      二・自分の使役と魔力持ちのモンスター1体
   主対象単体であるため全対象とする
効・第一効果:一の魔力を300下げる
       ・一の魔力が0以下の時、相手のトラッシュに送る
 
名・キシケンバースト!
概・R リサイクル 賃金0 キシケンジャー・光属性
発・賃金で表になった時・自任意・次の戦闘終了まで・条文の頭に指定:
条・主対象:自分のモンスター・ツインズ
   主対象単体であるため全対象とする
効・第一効果:主対象の生命力を100上げる
  ・主対象がカテゴリに「キシケンジャー」を持っていた時
   さらに生命力を400上げる
 
裏切りの騎士の疾風の先制攻撃 キシケンバースト! 相殺
 
魔皇帝一派
裏切りの騎士・ウルフェイ M 使役2 魔力1400 哺乳・雷属性 戦闘前
裏切りの騎士・ブラグダ M 使役3 魔力2300 哺乳・地属性 戦闘後
裏:0表:3
 
キシケンジャー
キシケンイエロー 佐用 マコミ M 賃金1 生命力1000 キシケンジャー・地属性 戦闘前
キシケンブルー 識学 サトル M 賃金1 生命力1000 キシケンジャー・雷属性 戦闘前
裏:2表:1
 
裏切りの騎士・ウルフェイ M 使役2 魔力1400 哺乳・雷属性 戦闘前
 
戦闘開始!!
 
キシケンイエロー 佐用 マコミ M 賃金1 生命力1000 キシケンジャー・地属性 戦闘前
 
名・キシケンイエロー 佐用 マコミ
概・M モンスター 賃金1 生命力1000 キシケンジャー・地属性
発・戦闘前・自任意・次の戦闘終了まで・条文の頭に指定:
条・主対象:一・次の戦闘に自分のモンスター・ツインズと
        相手のモンスター・ツインズが参加する時
効・第一効果:以下の効果のうち一つを選ぶ
       ・自分の何のカードも置かれていない場所一つに
        以下を賃金0で召喚する
        名はミラーデブリ
        カテゴリはこのモンスターと同じ、賃金0 生命力0
        その他無し、
        これはその場所から動くか時限を超えた時消滅する
       ・自分のチャーゾーンのカードを効果で0枚か1枚表に出来た時、
        以下の効果のうち一つを選ぶ
        ・相手の一の生命力を(表にした数×800)下げる
 
名・裏切りの騎士・ウルフェイ
概・M モンスター 使役2 魔力1400 哺乳・雷属性
発・戦闘前・自任意・次の戦闘が終了するまで・条文の頭に指定:
条・主対象:一・次の戦闘に参加するこのモンスター
      二・次の戦闘に参加する相手のモンスター
   略・“”
効・第一効果:二の魔力を100下げる
       ・二の魔力が800以下だった時、
        時限無しで相手のトラッシュに送る
 
キシケンイエロー 佐用 マコミ 裏切りの騎士・ウルフェイ 相殺
 
名・キシケンバッシュ!
概・R リサイクル 賃金0 キシケンジャー・光属性
発・相殺時・自任意・次の戦闘終了まで・条文の頭に指定:
条・主対象:モンスターかリサイクルで相殺された時
      自分の方は名前かカテゴリに
      「キシケンジャー」と入っていなければならない
   主対象単体であるため全対象とする
効・第一効果:自分のモンスター・リサイクル効果のみ、
       もう一度発動させることができる
       相手の方は相殺扱いとなる
文・盾で相手の攻撃をはじき、相手に隙を作らせる、
  この間に一撃入れて、一気に状況を有利にするぞ!
 
名・キシケンイエロー 佐用 マコミ
概・M モンスター 賃金1 生命力1000 キシケンジャー・地属性
発・戦闘前・自任意・次の戦闘終了まで・条文の頭に指定:
条・主対象:一・次の戦闘に自分のモンスター・ツインズと
        相手のモンスター・ツインズが参加する時
効・第一効果:以下の効果のうち一つを選ぶ
       ・自分の何のカードも置かれていない場所一つに
        以下を賃金0で召喚する
        名はミラーデブリ
        カテゴリはこのモンスターと同じ、賃金0 生命力0
        その他無し、
        これはその場所から動くか時限を超えた時消滅する
       ・自分のチャーゾーンのカードを効果で0枚か1枚表に出来た時、
        以下の効果のうち一つを選ぶ
        ・相手の一の生命力を(表にした数×800)下げる
 
名・騎士剣の誇り キシケンチャージ!!
概・R リサイクル 賃金0 キシケンジャー・光属性
発・戦闘前・自任意・次の戦闘終了まで・条文の頭に指定:
条・主対象:次の戦闘に参加する自分のモンスター・ツインズ
   主対象単体であるため全対象とする
効・第一効果:主対象の生命力を200上げる
  ・主対象がカテゴリに「キシケンジャー」を持っていた時
   さらに生命力を400上げる
 
裏切りの騎士・ウルフェイ M 使役2 魔力1400 哺乳・雷属性 戦闘前 トラッシュ!
 
戦闘終了
 
キシケンイエロー 佐用 マコミ M 賃金1 キシケンジャー・地属性 戦闘前
生命力1000+600 計1600
 
裏切りの騎士・ブラグダ M 使役3 魔力2300 哺乳・地属性 戦闘後
 
戦闘開始!!
 
キシケンブルー 識学 サトル M 賃金1 生命力1000 キシケンジャー・雷属性 戦闘前
 
名・キシケンブルー 識学 サトル
概・M モンスター 賃金1 生命力1000 キシケンジャー・雷属性
発・戦闘前・自任意・次の戦闘終了まで・条文の頭に指定:
条・主対象:一・次の戦闘にこのモンスターと
        相手のモンスター・ツインズが参加する時
   主対象単体であるため全対象とする
効・第一効果:以下の効果のうち一つを選ぶ
       ・この一の生命力を100上げる
       ・相手の一の賃金が0だった時、
        この戦闘のみスキップする
 
裏切りの騎士・ブラグダ M 使役3 魔力2300 哺乳・地属性 戦闘後
 
戦闘終了
 
キシケンブルー 識学 サトル M 賃金1 キシケンジャー・雷属性 戦闘前
生命力1000+100 計1100 トラッシュ!
 
魔皇帝一派
 
戦闘開始!!
 
ミラーデブリ M 賃金0 生命力0 キシケンジャー・地属性
 
魔皇帝一派 ダメージ
 
戦闘終了
 
ミラーデブリ M 賃金0 生命力0 キシケンジャー・地属性
 
魔皇帝一派
山札:27枚 手札:3枚 ライフカード:3枚
チャージゾーン:3枚 トラッシュ:3枚
モンスターゾーン
無し
裏切りの騎士・ブラグダ M 使役3 魔力2300 哺乳・地属性 戦闘後
 
VS
 
キシケンジャー
山札:26枚 手札:3枚 ライフカード:3枚
チャージゾーン:3枚 トラッシュ:4枚
モンスターゾーン
キシケンイエロー 佐用 マコミ M 賃金1 生命力1000 キシケンジャー・地属性 戦闘前
 
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