水晶の島のデモの末路 ダブモン!!9話/25
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バトル9
風が全方位より爆発的に圧縮していく・・・!?
「さぁ続けるぞ、リチャージ!」
「リチャージ!」
「ドロー!」
「ドロー!」
「セット!」
「セット!」
さぁ、どう来る・・・!?
「オープン!!」
「オープン!!」
向こうは向かい小風エレメンタル!?オーバックス!?
「ダブモンNo.259、突進の道路整備員、サイドーロ!!」
俺の前に灰色のサイが現れた、濃い目の灰色に体はベストのような形状になっている
「コストに闇属性のサンダーボールエレメント、エレメンタルリライニイン、リフィシティブエレメントを指定!!」
「はん、それが何だというんだ、」
向こうの山札が前に出て、左手側から右手側に移動してる中、事務次官が右人差し指で一枚のカードを指定する!
「来い!!」
「ダブモンNo.497イィィィイイエェェェックス!絶嵐の操縦者、イィィィグゥゥゥッッッッッット・オーバーァアアア!!!!」
集まっていた風が、すべてを吹き飛ばしながら逆流する!!
そして、そのオオワシは、翼を大きく広げ、大きくいななき竜巻を一気に産みだし爆発のように巨大化させる!!
その姿は衣類全てをすりとった大鷲、しかし、その翼の後ろには、風の結晶だろうか、大きな薄緑のクリスタルがいくつも並び生えていた・・・
「1番戦闘!!」
「1番戦闘!!」
カンテーラが一気に走り込むと、イーグットが両翼を一気に内から外に振るう、
「ちっ!」
すると、カンテーラがいきなり大きく横に飛び、いた側のマントが裂けた!?
あれは、真空波!?風を鋭く発して切り裂いたのか!?ってことは・・・
俺は思わず上に跳躍すると、足元で風の破裂音がした・・・
あっぶね~、俺の足も切り裂かれてたかもしれない・・・
「ふふふ・・・まだまだあるぞ!!」
イーグットがいななくと、そこで、カンテーラがいきなり倒れ伏した!
「ぐえっ!」
一瞬感じるこちらへの風の流れ・・・上から風を吹きつけているのか!?
だが、向こうに使えるカードはそんなに多くないはず・・・
迫りくる多量の風、押さえつけられるカンテーラ・・・
「カンテラブレイズ!!」
しかし、左手を何とか前に出して放った一言とカンテラから炎が放たれ、
それは風に乗って勢いを増し、イーグットに迫る!
イーグットは何とかそれを上に回避、集中が途切れたかカンテーラも自由になったか、一気に飛んでイーグットに斬り込んでいく!!
右翼を外側に出し、カンテーラを真横より吹き飛ばそうとするも、カンテーラは微妙に下に飛びマントをなびかせつつ避けた!
もう一度左翼からやろうとするもカンテーラが少し上に飛び結果は同じ!
今度は両翼を合わせて下から上に上げるも、一気に加速したカンテーラに避けられ、
続けて上から下に出すも、カンテーラは一瞬後ろに飛び避けた!
放たれる鎌鼬を上に飛んで回避しつつ剣を振り上げるカンテーラ!
が、イーグットはそれを難なく右に避ける・・・
即座にイーグットを追うように剣で追撃をかけるカンテーラ、しかし、その刃の動きが止まる・・・イーグットの周りで風が球体状に渦巻いている・・・?風のバリアか!?
「これなら?カンテラブレイズ!!」
即座にカンテラから炎が噴き出されるも、流されて全く別の方向に飛んだのみだった、
「ちっ・・・だが!!」
カンテーラの剣が徐々に押していく!?だが、すぐに止まった!?
「マルチバーストエレメンタル!!パワーを3100アップだ!!」「ぐっ・・・」
通った!!
「カンテーラぁああ!!」
「はぁあああ!!」
カンテーラの体と剣が闇のオーラに包まれ、剣に力が増していく!!
剣が風のバリアに入り込んでいき、一気にイーグットを薙ぎ斬った!?
が、その前にイーグットは後ろに跳んで回避していた、
追撃の炎も 風に分散させられる
「カンテラブレイズコンボ!」
が、この流れに思いっ切り上に跳躍して一回転などしつつ背後に回り込み着地しつつ振り返り気味に剣を振るうカンテーラ!
尾羽にかすりながらも振り返りつつ風を凝縮したのかその翼で受けるイーグット!
ドン!
そこにイーグットの胸にカンテラを無理矢理押しあてるカンテーラ!
「カンテラブレイズ!」
その至近距離よりのカンテラの炎!
風で受け流せる距離ではなく、一気に後ろに飛んで回避しようとするも、胸が焼け焦げている!
距離を取られないうちに追撃をかけるカンテーラ、イーグットはとっさに両翼より真空波を放つも、一気に姿勢を下げられかわされ、
下より一気に斬り上げられた!
「カンテラブレイズコンボ!」
そこで頭にカンテラを押し付けられての至近距離の炎により一気に焼き尽くされ
「ここだぁああああ!!」
闇の力宿した剣による一気に叩き落としにより斬り裂かれつつ地に落ち爆発、消滅する・・・
今だ!
右手を前に出し宣言!!
「俺は、カンテーラ・ビクトリーの効果を発動!!この戦闘に、カードバトルに、勝利するっ!!」
「馬鹿め、ニセサツキゾクの効果で相殺だ!次のターンに巻き返してやる!!」
俺はそっと、手札の一枚を見せる、
「相殺時効果発動!!オールドシグナル&ニューシグナル」
「なんだ前のターンから使ってるそれは!?」
「相殺時にのみ発動できるカードだよ・・・その効果は相手の効果を先に発動させ、続けてこちらの効果を発動させる!!、さぁ、カンテーラ!!」
カンテーラが事務次官の前に降り立つ
「さて、悪いことはできないな?まぁ、とりあえず、観念してくれ」
事務次官は歯を食いしばった恐怖の表情で震えながら後ろに下がり
「い・・・いやだ・・・」
そう言い放つ
「ま、好き勝手あがくがいいさ、報われるとは限らんがな、それじゃ、さよならだ」
カンテーラが振り上げた剣ごと、闇のオーラを振りおろし、事務次官に叩きつけた!!
「ぐわぁあああああ!!」
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