バハムートの焼肉@オイレンのラノベ置き場・双札

月から金、土はときどきを目標に私が書いたラノベを置いていきます。

この争い起きた戦場で ダブモン!!8話/21

この争い起きた戦場で ダブモン!!8話21
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 声を上げた私に向かい、一斉に視線が集まる、
 そんな、
 こんな小娘が・・・
 等といいたげな視線である、
 後ろの方も少し驚いてる感じするけど・・・
 「うむ、彼女こそが、カードバトルをするものだ、」
 と、いきなり将軍が皆を説得するためにか喋りだす
 「私よりも適任でな、昨日も私とのカー・・・」
 私は即座に右手を出して喋りだした将軍を制す、
 「昨日、あの炎の魔族をウィルピーと一緒にカードバトルで捕らえました、その縁で、この仕事を受けさせてもらうことになりました、しかし、まだまだ若輩です、私が負けた時にはいよいよもって将軍様が出ます、ですよね、将軍様?」
 私はそう言って、少し下から少々の威圧を込めて将軍に目線を送る
 「う・・・うむ」
 戸惑いながらも首を縦に振る将軍、
 そして、唐突ながら、いざという時は将軍が出るという一言により、議場は沈静化していく・・・
 「さて、もう時間も無い、各自、配置についてくれ」
 そうして、命令を下して立ち上がり、歩き出した将軍の後ろについていくように、私とウィルピーはテントの外に出て、壁の方に歩き出す
 「なぁ、大丈夫なのかよ?」
 ん?良星?後ろから?
 「怖かったら、俺達が代わりに出てやってもいいんだぜ?」
 「大丈夫よ、私の実力知ってるでしょ?」
 「そりゃあ、あの道化師も、炎の魔族も、止めたのはお前だけどさ・・・」
 ちらと良星の方を横目で見ると、こともなげに頭をかいたりしている、
 「なに?」
 「別に・・・その・・・」
 「その・・・?」
 良星が頭を掻くのをやめ、まっすぐに私を見る
 「危険を感じたら・・・すぐに戻ってこいよ、俺達が、いつだって守ってやるからさ・・・」
 あ・・・
 「わかってるわ、ありがとね」
 「わかってるんなら、いい」
 そうして、私達はテントを出て、いくつものテントを横目に見つつ戦陣を歩き、その先にあった警戒を怠らない弓兵と盾兵で築かれた前線を兵士の間より超え、崩れた壁の前の、戦場にたどり着く、
 そこで待っていたのは・・・
 
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