旅の日々と騒動の日々と・・・ ダブモン!!10話/01
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「リチャージ!」
依頼されたのはダブモンの巣の調査、高い場所から正確な位置を探すだけのはずが、なぜか勘づかれ・・・追われていた、
雷接のあかすり屋 オキノス
中央にいるのは稲妻の触覚をを生やしたネズミ、その足の下は布のようになっていて、消音に役立っていそうだ
右側にいるのはは体型はごついトカゲだが、いくらか小さく、口にいくつもの茎付き葉っぱを加えており、その葉っぱに稲妻のマークが入っている
左側にいるのは茶色に緑のまだらの蛙だが、マダラに黄色い割れ目が入り、普通のカエルより足が増強しているように見える
そんな奴らに追われている・・・
「2T1S5Tルール、ちゃんと練習したんだろ?しっかりやれよ!」
「わかってる、リチャージ!ドロー!!」
手札は・・・よし!
1枚を1番に、残った分をチャージゾーンに裏側で置いて・・・
「セット!オープン!!」
「ダブモンNo.22、幽明の案内屋 カンテーェラッ!!」
俺が振り返りながらも俺のカンテーラが前に出る、濃紺のフードで中に黒いもやの塊を持ち、両眼だけをのぞかせ、フードの左上には、
円に幾多の放射状の棒で表現されている太陽と隆盛の中間のような造形物を着けていて、左手には黄色いカンテラを持っている、
「んじゃ、行きますか・・・!」
「コストにはマルチエレメンタルパワーを指定!!」
向こうは一気に三体召喚扱いか・・・それでも・・・!
真ん中のがオキノシマジネズミ型ダブモン、雷接のあかすり屋、オキノス
右側のがサキシマスベトカゲ型ダブモン、痺止の痺薬効薬草塗り込み、マスベト
左側のがサキシマヌマガエル型ダブモン、つぼ蹴りの踏み師、ツボガエル
カンテーラが一気にオキノスに飛ぶ!
「シャドウブレイド!」
オキノスにその剣を叩きつけていく!
「・・・」
が、オキノスはその頭でものの見事にはじき返し、
そのまま左右より少し迂回しマスベトが四足で走って、ツボガエルが跳ねながらこっちに向かう!
「ダークラッシュエレメント!!」
「カンテラブレイズ!!」
振り回しながらカンテラより発射した的確な炎があたりの森林を焦がすことなく二体に直撃する!
「あちゃちゃ!!」
「あちゃちゃ!!」
二体とも火にあぶられ思わず跳び退った
「お?珍しくうまくいったな・・・」
ま、確かにここまで的確に当てられたのは珍しいかも・・・
「・・・」
オキノスの眼の威圧か、二体がカンテーラの方を向く・・・
「さすがに3体相手じゃまずいかね・・・」
「闇属性のサンダーボールエレメント!!でツボガエルをトラッシュに!!さらに、バーンウルフを召喚!コストには※後で入れてを指定!!」
「ダブモンNo.28、炎狼の放浪士、バーンウルフ!!」
俺の前に炎の竜巻が吹き上がり、それが吹き散らされたとき、そこには、赤い狼が立っていた、
口に葉っぱのついた茎を加え、外側が赤く内側が白いけがををまとい、炎のようなたてがみと額の毛皮を持つ
「おっし!一気に行くぞ!!」
カンテーラとバーンウルフが一気にオキノスの方に向かっていき、
「シャドウブレイド!!」
その前後からの剣と額の体当たりでオキノスを弾き飛ばし、三体を一方向にまとめつつ踵を返して三体の方の方を向きつつカンテーラは少し距離を取るように浮遊、バーンウルフは大きく跳躍して横並びとなり・・・
「ツインブレイズ!!」
そして、カンテラからの炎と口からの炎で三体を沈黙させたのだった・・・
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