バハムートの焼肉@オイレンのラノベ置き場・双札

月から金、土はときどきを目標に私が書いたラノベを置いていきます。

オリジネイトスター/16 妖魔版

オリジネイト・スター 16 妖魔版
 
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
 
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 坂道を登り切り跳躍し着地、そのまま一気に最終コーナーを駆け抜け、ゴールへと滑り込んだ・・・
 そして、ピットに戻るといつものようにコウとおやっさんがいる
 「調子、戻ってきたんじゃないですか?」
 「また、調子落とされてはかなわんのう・・・」
 「黙れ、あ、また置いてあるウォッチに反応が・・・」
 
 周りが白い石材で構成された広い広場!
 そこに辺りを攻撃するダークマターがいる!
 黒い体には長い首のように一体化した胴体から、先に蹄の付いた腕足が伸びていて、頭の方にはきりんのような二本の先の丸い角持つ長い顔を持っている
 そして、そこには呼んでいた女性が
 「マホ!」
 「マコト!」
 そこに金色のロボットが飛んできて着地する!
 と、その視線がマホの方に行く
 「おや?こちらの女性も救助せねば・・・」
 マホの少し目を細めた怪訝な視線がロボットに突き刺さる
 「誰?こいつ・・・」
 「能書きはいい、救助活動はマホに任せて、今はあれを止めるのが先だ!」
 ロボットの顔が俺の方に向き、
 「確かにその通りですね・・・了解しました」
 そして、ダークマターの方に対峙する!
 「双子座、獅子座、射手座、サァアアアアアン、ジャスティイイイス!!」
 ロボットと一体化し、サンジャスティスとなる!
 「その姿は・・・!?」
 「太陽のようにあたりを照らす温かな心とを正義を持つ戦士・・・サァアアアアアン、ジャスティイイイ「行くぜ!!」
 その刀でダークマターに斬り込む!
 「がはっ!」
 その隙にダークマターが襲っている緑服に薄茶ズボンの天然パーマおばさんにマホが向かっていく、
 「大丈夫ですか」
 「え、ええ・・・」
 「とにかく離れましょう」
 そうして離れていく・・・
 「なめるな!!」
 なだれ込んでくるダークマターを軽く避けつつ刀で一閃し反撃!
 「がはっ!」
 「こいつを試してみるか・・・」
 「サジタリアスストライク!!」
 刀を変形させて弓矢にしつつ光の矢をつがえ解き放ち、一気に矢を放ちダークマターを貫く!
 「サジタリアスアロー!!」
 さらにウォッチを押す!
 すると、俺の足先から炎が出てそのまま宙に浮く・・・
 さらに、弓に再び矢をつがえダークマターに狙いを定めると、その足先含め炎が渦を巻きながら矢先に集約。
 「サジタリアス・コンストレーション・フィニッシュ!!」
 「はぁっ!」
 指より解き放ち発射された矢の矢じりが太陽のような炎球となりダークマターを貫き爆散した・・・
 「おぉおお」
 目を見開き感嘆を上げる離れたマホのそばのおばさんからコスモスターが俺の方に飛んでくる
 「それは私が頂く!」
 な、バットラーが空から飛んできた!!
 だが、狙い撃ちすれば・・・
 と、弓に光の矢をつがえて狙う!
 「ダメです」
 「何!?」
 「有機生命体とは戦えません、さらに、彼は会話をしています、知的生命体であると判断、攻撃を中止いたします」
 な・・・!いきなりのS-NN301の声、
 そうか、こいつ、救助用ロボットだったっけ・・・
 すぐに分離、ミスリルスターとロボットに戻って落ち着地
 しかし、その間にもバットラーがスモスターを手にして反転、飛んで逃げる
 「逃がすか!」
 「天秤座、蠍座、乙女座、チェンジ!!ヴィナスミステリアス!!その流線まさに磁力の申し子、その神秘性はまさしく不可思議、ヴィナス、ミ「行くぜ!」
 「甘いわ!」
 次の瞬間、バットラーが顔をこちらに向けクリスタルをあたりにばらまき無差別攻撃!
 ぐっ!?爆発が!!
 攻撃で起きた爆発にひるみ、煙で目くらましされて・・・
 すぐに何とか上を見上げた時、バットラーはいつの間にか姿を消していた・・・
 「くそっ!!」
 気が付くと思わず悔しさに声を上げていた右腕と右足を一瞬硬直させながら・・・
 
 レースで何とかトップでゴールに滑り込む
 そして、またピットに戻りコウとおやっさんが出迎える
 コウはいつもの調子ではなく少し落ち着いて真正に俺を見る
 「また調子落ちちゃいましたね、ギリギリでしたよ」
 「ああ、ちょっと気になることができっちまってな・・・」
 「はん、レースに響くようではまだまだ・・・」
 「確かにな・・・」おやっさんはいつもの調子だが・・・今回ばかりはおやっさんの言うとおりだ・・・
 だが、あのバットラーが生命体?ダークマターってのは無機物じゃなかったのか?
 何なんだよ・・・一体・・・
 
名・こと座のダークマター ライアー
概・M モンスター 使役2 妖力1400 半精・闇属性
発・戦闘前・自任意・このターンの間のみ・条文の頭に指定:
条・主対象:一・このモンスターが次の戦闘に参加する時
      二・相手の全てのモンスター
   略・“”
効・第一効果:二の妖力を全て200下げ、
       ・妖力が0以下の二を時限無しで相手の手札に送る
文・こと座を司るダークマター
  放つその破壊音波はまるで音の暗黒面を見ているようだ・・・
 
名・オリジネイト・スター サンジャスティスフォーム
概・M モンスター 賃金3 生命力2600 オリジネイト・核属性
発・戦闘前・自任意・このターンの間のみ・条文の頭に指定:
条・主対象:次の戦闘に参加する相手のモンスター
効・第一効果:主対象の生命力を100減らす
       ・主対象の生命力が1000以下だった時、
        主対象を時限無しで相手のトラッシュに送る
文・双子座!獅子座!射手座!!
  太陽と人工知能搭載人型ロボットの力を得て戦う力と炎の戦士だ!!
 
名・さらなる闇を、ダークマター
 
名・ダークマターヘアアレンジメント!
 
名・ヒーローカウンター オリジネイト
 
名・オリジネイト発見破壊!!
 
名・オリジネイトパワーペファレイト!!
概・R リサイクル 賃金0 バスター・光属性
発・賃金で表になった時・自任意・時限無し・条文の頭に指定:
条・主対象:自分のモンスターゾーンにいる、コスト3以上で
      カテゴリ、オリジネイトを持つ全てのモンスター
   主対象単体であるため全対象とする
効・第一効果:主対象が戦闘時、
       戦闘を行う相手のモンスターとの生命力の差が
       戦闘を行う主対象が上かつ1200以上の差がある時、
       戦闘を行う相手のモンスターをトラッシュに送り、
       そのまま戦闘相手を変更して戦闘を続行する
文・狙いすました必殺の一撃は確実に標的に届く!!
 
ダークマター
こと座のダークマター ライアー M 使役2 妖力1400 半精・闇属性 戦闘後
エリダヌス座のダヌス ダークマター M 使役2 妖力1400 半精・闇属性 戦闘前
ダークマターのバットナー ダークマター M 使役3 妖力2100 哺乳・闇属性 戦闘前
裏:4表:2
 
オリジネイト
オリジネイト・スター ヴィナスミステリアスフォーム M 賃金3 生命力2400 オリジネイト・雷属性 戦闘前
オリジネイト・スター サンジャスティスフォーム M 賃金3 生命力2600 オリジネイト・核属性 戦闘前
裏:3表:3
 
こと座のダークマター ライアー M 使役2 妖力1400 半精・闇属性 戦闘後
 
戦闘開始!!
 
オリジネイト・スター ヴィナスミステリアスフォーム M 賃金3 生命力2400 オリジネイト・雷属性 戦闘前
 
こと座のダークマター ライアー M 使役2 妖力1400 半精・闇属性 戦闘前 トラッシュ!
 
戦闘終了
 
オリジネイト・スター ヴィナスミステリアスフォーム M 賃金3 生命力2400 オリジネイト・雷属性 戦闘前
 
名・ダークマター超絶破壊音波コラボ!!
概・S スマッシュ 使役2 バスター・闇属性
発・戦闘後・自任意・時限無し・条文の頭に指定:
条・主対象:一・『ダークマター』と付いた自分のモンスターが戦闘で
        相手のモンスターに敗北した時
      二・妖力2500以下の相手のモンスター
      三・名前に『ダークマター』と付いた自分のモンスター2体以上
   略・“”
   主対象単体であるため全対象とする
効・第一効果:二を相手のトラッシュに送る
       ・自分のモンスターゾーンにいる
        名前に『ダークマター』と入った使役2以上のモンスター
        が3体以上いる時、このスマッシュはトラッシュに送らず
        表側表示にするだけでよい
文・その壮絶な破壊音波は相手を無慈悲に撃ち倒す!!
 
名・オリジネイト即興連携アタック!!
概・R リサイクル 賃金0 スピリット・光属性
発・戦闘後・自任意・このターンの間・条文の頭に指定:
条・主対象:一・この場所より後の番号にいる、モンスター
      二・この場所にいるカテゴリ、オリジネイトを持つモンスター
   主対象単体であるため全対象とする
効・第一効果:一の生命力を500上げる
 
ダークマター超絶破壊音波コラボ!! オリジネイト即興連携アタック!! 相殺
 
エリダヌス座のダヌス ダークマター M 使役2 妖力1400 半精・闇属性 戦闘前
 
戦闘開始!!
 
オリジネイト・スター サンジャスティスフォーム M 賃金3 生命力2600 オリジネイト・核属性 戦闘前
 
ダークマター ダメージ
 
戦闘終了
 
オリジネイト・スター サンジャスティスフォーム M 賃金3 生命力2600 オリジネイト・核属性 戦闘前
 
ダークマターのバットナー ダークマター M 使役3 哺乳・闇属性 妖力2100 戦闘前
 
戦闘開始!!
 
オリジネイト
 
ダークマターのバットナー ダークマター M 使役3 哺乳・闇属性 妖力2100 戦闘前
 
戦闘終了
 
オリジネイト ダメージ
 
ダークマター
山札:25枚 手札:1枚 ライフカード:2枚
チャージゾーン:4枚 トラッシュ:5枚
モンスターゾーン
無し
無し
ダークマターのバットナー ダークマター M 使役3 哺乳・闇属性 妖力2100 戦闘前
 
VS
 
オリジネイト
山札:25枚 手札:3枚 ライフカード:1枚
チャージゾーン:5枚 トラッシュ:5枚
モンスターゾーン
オリジネイト・スター ヴィナスミステリアスフォーム M 賃金3 生命力2400 オリジネイト・雷属性 戦闘前
オリジネイト・スター サンジャスティスフォーム M 賃金3 生命力2600 オリジネイト・核属性 戦闘前
 
 「俺たちの活躍が小説になったぜ!」
 「どけスター!俺達も知らない秘密の資料付きだ!」
 「さらに!」
 「おわっ!マホ!?下から!?」
 「騎士剣戦隊キシケンジャーの小説も発売中!!」
 「みんな!」「みんな!」「みんな!」
 「応援してくれよな!」「応援しろよ!」「応援してね~!」
 
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

オリジネイト・スター/16

オリジネイトスター 16
 
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 坂道を登り切り跳躍し着地、そのまま一気に最終コーナーを駆け抜け、ゴールへと滑り込んだ・・・
 そして、ピットに戻るといつものようにコウとおやっさんがいる
 「調子、戻ってきたんじゃないですか?」
 「また、調子落とされてはかなわんのう・・・」
 「黙れ、あ、また置いてあるウォッチに反応が・・・」
 
 周りが白い石材で構成された広い広場!
 そこに辺りを攻撃するダークマターがいる!
 黒い体には長い首のように一体化した胴体から、先に蹄の付いた腕足が伸びていて、頭の方にはきりんのような二本の先の丸い角持つ長い顔を持っている
 そして、そこには呼んでいた女性が
 「マホ!」
 「マコト!」
 そこに金色のロボットが飛んできて着地する!
 と、その視線がマホの方に行く
 「おや?こちらの女性も救助せねば・・・」
 マホの少し目を細めた怪訝な視線がロボットに突き刺さる
 「誰?こいつ・・・」
 「能書きはいい、救助活動はマホに任せて、今はあれを止めるのが先だ!」
 ロボットの顔が俺の方に向き、
 「確かにその通りですね・・・了解しました」
 そして、ダークマターの方に対峙する!
 「双子座、獅子座、射手座、サァアアアアアン、ジャスティイイイス!!」
 ロボットと一体化し、サンジャスティスとなる!
 「その姿は・・・!?」
 「太陽のようにあたりを照らす温かな心とを正義を持つ戦士・・・サァアアアアアン、ジャスティイイイ「行くぜ!!」
 その刀でダークマターに斬り込む!
 「がはっ!」
 その隙にダークマターが襲っている緑服に薄茶ズボンの天然パーマおばさんにマホが向かっていく、
 「大丈夫ですか」
 「え、ええ・・・」
 「とにかく離れましょう」
 そうして離れていく・・・
 「なめるな!!」
 なだれ込んでくるダークマターを軽く避けつつ刀で一閃し反撃!
 「がはっ!」
 「こいつを試してみるか・・・」
 「サジタリアスストライク!!」
 刀を変形させて弓矢にしつつ光の矢をつがえ解き放ち、一気に矢を放ちダークマターを貫く!
 「サジタリアスアロー!!」
 さらにウォッチを押す!
 すると、俺の足先から炎が出てそのまま宙に浮く・・・
 さらに、弓に再び矢をつがえダークマターに狙いを定めると、その足先含め炎が渦を巻きながら矢先に集約。
 「サジタリアス・コンストレーション・フィニッシュ!!」
 「はぁっ!」
 指より解き放ち発射された矢の矢じりが太陽のような炎球となりダークマターを貫き爆散した・・・
 「おぉおお」
 目を見開き感嘆を上げる離れたマホのそばのおばさんからコスモスターが俺の方に飛んでくる
 「それは私が頂く!」
 な、バットラーが空から飛んできた!!
 だが、狙い撃ちすれば・・・
 と、弓に光の矢をつがえて狙う!
 「ダメです」
 「何!?」
 「有機生命体とは戦えません、さらに、彼は会話をしています、知的生命体であると判断、攻撃を中止いたします」
 な・・・!いきなりのS-NN301の声、
 そうか、こいつ、救助用ロボットだったっけ・・・
 すぐに分離、ミスリルスターとロボットに戻って落ち着地
 しかし、その間にもバットラーがスモスターを手にして反転、飛んで逃げる
 「逃がすか!」
 「天秤座、蠍座、乙女座、チェンジ!!ヴィナスミステリアス!!その流線まさに磁力の申し子、その神秘性はまさしく不可思議、ヴィナス、ミ「行くぜ!」
 「甘いわ!」
 次の瞬間、バットラーが顔をこちらに向けクリスタルをあたりにばらまき無差別攻撃!
 ぐっ!?爆発が!!
 攻撃で起きた爆発にひるみ、煙で目くらましされて・・・
 すぐに何とか上を見上げた時、バットラーはいつの間にか姿を消していた・・・
 「くそっ!!」
 気が付くと思わず悔しさに声を上げていた右腕と右足を一瞬硬直させながら・・・
 
 レースで何とかトップでゴールに滑り込む
 そして、またピットに戻りコウとおやっさんが出迎える
 コウはいつもの調子ではなく少し落ち着いて真正に俺を見る
 「また調子落ちちゃいましたね、ギリギリでしたよ」
 「ああ、ちょっと気になることができっちまってな・・・」
 「はん、レースに響くようではまだまだ・・・」
 「確かにな・・・」おやっさんはいつもの調子だが・・・今回ばかりはおやっさんの言うとおりだ・・・
 だが、あのバットラーが生命体?ダークマターってのは無機物じゃなかったのか?
 何なんだよ・・・一体・・・
 
 「俺たちの活躍が小説になったぜ!」
 「どけスター!俺達も知らない秘密の資料付きだ!」
 「さらに!」
 「おわっ!マホ!?下から!?」
 「騎士剣戦隊キシケンジャーの小説も発売中!!」
 「みんな!」「みんな!」「みんな!」
 「応援してくれよな!」「応援しろよ!」「応援してね~!」
 
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オリジネイトスター/15

オリジネイト・スター 15
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f:id:OirenW:20200602181345p:plain
 
 オフロードの最終コーナーを走り込み、何とかゴールに入り込む・・・
 そして、ピットに戻り二人がいつもの調子で迎える
 「三位ですか・・・」
 「三位だ・・・」
 「ま、ドベよりかはましじゃろう」
 いや、マシかもしんないけどさぁ・・・
 等と思いつついつもと同じようにバイクを降り、ウォッチの近くまで歩いてウォッチを付け
 あ!?ウォッチに反応が・・・!!
 
 なんだこれ・・・
 白い商店街が崩壊してる・・・追われてるのは・・・薄緑のワンピース来た少し髪長めにお団子髪の小さい女の子!?
 それをダークマターが追っている!!
 「待て!!」
 俺は女の子とダークマターの間に入り込む!
 ダークマターの足が止まり俺を見据える、
 「ほう・・・お前は・・・」
 ダークマターのその顔と両肩にはD字の枠に縦にいくつかの縦線が入っている・・・
 「ほら、とっとと逃げろ!」
 女の子が一気に走り去っていく・・・
 と、そこに金色の人型ロボットが右拳伸ばして両足先よりロケットをふかして飛んできてロケットを弱めながら着地、
 女の子をわきに抱え、どこかに飛び去ってしまった!?
 「え・・・えぇ・・・」
 「な・・・なんだあいつは・・・」
 ダークマターも困惑してやがるぞどうなってんだ・・・
 「と、とにかく、ダークマターの仲間じゃないってことは確かなようだ・・・先に向こうを片付けるか!」
 「それはこっちの台詞だ!」
 再び対峙する俺達!
 「チェンジ!!ミスリル・スターァアアアア!!聖なる銀の鎧を身に纏いし闇に光をもたらす存在、ミス・リル「おっし、行くぜ!」
 が、走り出した次の瞬間には、空中から飛んできたさっきのロボットに腰をつかまれ、ダークマターに見上げられながら、俺はどこかに運びされていたのだった・・・
 
 飛んで行った先は似たような白い商店街・・・
 そこには先ほどの女の子もいた、しかし、それ以外は普通の通路だが・・・
 俺はロボットの方に向く!
 「おい!どういうつもりだ!!」
 「何が、でございますか?」
 その金色のロボットがこちらを向く
 人型やせ型の体には最低限の分割線のみが入っており、目は眼鏡のような中央に向かって奥まるくぼみに中央にカメラレンズがはまっており、口も人形のように口下左右に縦の分割線が入っている
 「どうもこうもねぇ、なんで俺をここに運んできた!」
 「もちろん、貴方様の安全を確保するためにございます」
 「何なんだてめぇは・・・」
 「私は災害救助ロボットS-NN301、皆様を安全な場所までお届けするために、本日、運用を開始いたしました」
 災害救助ロボット・・・?
 「そんなことどうでもいい、あの黒い奴が野放しなままじゃねぇか!どうすんだよ!!」
 「あの黒い奴・・・あれがこの災害の元凶なのでございますね」
 「そうだよ、その通りだ」
 「でしたら、わたくしにお任せください」
 「は?」
 そう思った次の瞬間には、ロボットは足先から火を噴射し宙を飛んで消えていた・・・
 「さっきのやつのいるところに向かったのか・・・だが、ロボットの攻撃が効くのか?」
 効いてくれりゃ、この上なくうれしいんだが・・・とにかく様子を見に行かないと・・・そうだ!
 「天秤座、蠍座、乙女座、チェンジ!ヴィナスミステリアス!!その流線まさに磁力の申し子、その神秘性はまさしく不可思議、ヴィナス、ミステェリア「これで一気に、あいつらのいるところまで行くぜ!!」
 
 ロボットとダークマターが対峙している・・・
 「私は、救助の邪魔になる無機物に対し、撤去権限を持っています、速やかに人に危害を加えるのをやめ、この場から立ち去りなさい」
 「何だお前は・・・下らねぇ!」
 「救助の障害となることを確認、今すぐ排除します」
 ロボットが向かっていき、退けようとその両手で押すが一向に押されない
 「何だこれは・・・邪魔だ!」
 が、払いのける一撃で弾かれる、しかし、
 「それでは、これならば・・・」
 力いっぱい殴り掛かるも、効いていない・・・
 驚いたようにダークマターの顔を見上げるロボット
 「そ・・・そんな・・・」
 「邪魔だと言ってるだろうが!」
 そして、その手で振り払われ、弾き飛ばされる!
 「う・・・うぅ・・・」
 「もういい」
 様子を見守っていた俺は、ようやくロボットの前に出る
 「人だろうとロボットだろうと、戦えない奴は下がっていろ」
 「は・・・!ようやく本命のお出ましか!!」
 「よう!スター」
 な・・・!?ダークマターの横にいきなり表れた犬顔は・・・ビクドク!?それにわきに抱えているのはさっきの女の子!?
 「この子に恩人が敗れるさまを見せてやろうと思ってな・・・わざわざ連れてきたのよ!!」
 「お前は来ないのか!?」
 「そんなことする必要はねぇよ、そいつで十分だ!」
 「なに!?」
 「ああ、人質だなんて真似はしないからな、思う存分そいつを倒しちまえばいい、やれるもんならな!」
 「ああそうかよ、はぁああ!!」
 磁力球を両手より放出し、ダークマターの動きを地面を繋ぎ止めることで封じ込め、右拳で殴りかかる!
 「おっと!がぁああ!!」
 な・・・ぐはっ!全方位の音の衝撃波!?思わず吹き飛ばされる!!
 「さらに!」
 一気に近づいてきての右、左拳からの蹴り!
 「ぐはぁっ!」
 「このまま一気にとどめだ!」
 「待ちなさい!」
 な!?さっきのロボット!!
 俺とダークマターの間に割り込み、大の字になって俺をかばう!
 「そこを退け!!」
 「いいえ、退きません!」
 「このぉ!!」
 ダークマターの拳一撃で、破損しつつ吹っ飛び、後ろに倒れるロボット・・・
 「う、うぅ・・・」
 「おい!大丈夫か!?」
 「わ・・・私は・・・ここで倒れるわけにはいきません・・・」
 壊れかけながらも立ち上がろうと両手を動かすロボット・・・
 「お前、何を言って・・・」
 ・・・そうか・・・こいつは人を守りたいんだ・・・俺と同じ・・・
 ロボットだって人だって関係あるか、何かを守りたいという気持ちは同じだ・・・!
 思わず手が震える、俺も・・・人を守るために・・・戦う!!
 すると、コスモスター三つが飛び出し、ロボットと融合、俺の手にカードメモリが・・・!?
 「行くぞ!」
 「双子座、獅子座、射手座」
 すると、ロボットが俺の方に近づいてきて融合!?
 全身を下から左右に分かれる真っ赤な炎の造形に炎の根元と中央に少し太めに一直線の縦と炎に沿うように金のラインを持つスーツに変化?!
 「サァアアアアアン、ジャスティイイイス!!」
 「これは・・・どうなっているのでしょう・・・?」
 スーツの頭部より先程のロボットの声が響くが俺は冷静に返す
 「さぁな・・・」
 「太陽のようにあたりを照らす温かな心とを正義を持つ戦士・・・サァアアアアアン、ジャスティイイイス!!」
 「また新しい姿に・・・!?」
 「そんなもの・・・吹き飛ばしてくれる!!」
 また大きな音の衝撃波!?
 この形態になっても吹き飛ばされる!?
 ん?右手に刃を二つ持つ赤い刀・・・!?そうか!!
 その刀を大きく横に広げ、弓状に!
 「これでどうだ!!」
 放たれた矢は、ダークマターにヒット!
 さらに、刀に戻し一気に斬りかかる!
 十字を描く様に斬り倒す!
 「がっぐはっ!」
 「ライアー!ちっ!」
 ビグドクの高速移動!?前よりも速い!!
 「私にお任せを!」
 ロボットの声が響いた瞬間、ピグドクの動きの予想地点が映る!
 「そこだ!」
 振り下ろした刀にものの見事にぶち当たるピグドク!
 「なんだと!?」
 「この子は返してもらったぜ!」
 「な!?しまった!?」
 そう、もう、ビクドグの左脇に女の子はいない・・・
 刀で斬り付けた刹那、左手で女の子を抜き取り返してもらったのだ!
 俺は女の子を降ろし、その顔を見据え、
 「そら、離れてろ!」
 「うん!」
 女の子が離れていく・・・
 「この・・・」
 そして、再度、ダークマターたちと対峙する
 「一気に行くぞ!」
 「了解しました!」
 ウォッチの画面を押し、
 「サンジャスティスフィニッシュ!!」
 一気に二体まとめて斬りかかる!
 「はっ!」
 撫で斬りに交差するように一撃、二撃、三撃、そのまま通りすがるように斬り付けながら移動し、弓に構え直し、振り返りつつ弓変形時に現れた光の弦に太陽光の矢をつがえ
 「はぁあああ!!」
 「はぁあああ!!」
 一気に解き放つ!!
 二体が矢に貫かれダークマターが爆散する!
 「やったぁ!!」
 遠くで嬉しそうに大きく口開けた笑顔で声を上げる女の子の方からコスモスターが俺たちの方に来る・・・
 「ちぃいい!」
 ピグドクが一瞬コスモスターの方に行こうとするも、
 俺は弓からピグドクの先に矢を放ちけん制する
 「ちぃいいいい!」
 今度こそピグドクは逃げていった・・・
 「やりました!」
 変身が解けると同時に、ロボットと分離、
 「では、私はこれで!」
 そのロボットは頭を下げて上げると右腕を伸ばして左腕を左肩上に曲げ足から火を噴きまたどこかに飛んで行った・・・
 
 オフロードのコースを走り抜ける・・・一位で・・・
 そして、またピットに帰ってきて二人が迎える
 「やりましたね!」
 「まぁな!」
 「ほほ・・・ま、調子にのらん事じゃわい」
 「わかってるよジジイ!」
 しかし、あのロボットと会わないとあの形態になれないのかね・・・
 あの形態の力も、いまだ未知数だしな、はてさて・・・
 
 「サァアアアアアン、ジャスティイイイス!!」
 太陽の力をその手に!
 「双子座、獅子座、射手座、サァアアアアアン、ジャスティイイイス!!」
 切り開け、人類の未来!!
 DXサンジャスティスメモリー
 
 手に入れろ、メモリーシリーズ!!
 
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――