バハムートの焼肉@オイレンのラノベ置き場・双札

月から金、土はときどきを目標に私が書いたラノベを置いていきます。

失踪、失意、絶望、/22 カードゲーム小説WカードFu

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カードゲームライトノベル Wカードフュージョン9話 失踪、失意、絶望、22
 
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 「これでどうじゃ!」崩落があってから数刻、
 博士がコンソールの中央右手上の青い四角のボタンを右人差し指で押すと、僕達が部屋に入ってきた時の扉がスッと左右に開いた、
 部屋の中は隊員たちにより順調に土と岩の撤去作業が進んでいる、
 幸い、輪っかや部屋の機能に支障をきたすようなことは何もなかったらしい、
 カーディンの修理も博士が優先してやってくれた、上からロープが来たし、コンソールの修理がいつまでかかるかわからない上、向こうから誰か来るかもしれないのでというのが理由だ、もっとも、カーディンも大して傷付いてなかったし、コンソールの修理もすぐだったが・・・
 デッキケースも回収できたし、さしずめ、今の部屋の雰囲気は、どこかの遺跡のような荘厳な雰囲気をたたえている、といったところか、
 辺りが土と岩と衝撃でいい感じに風化したようになっており、上からは木漏れ日交じりの柔らかな日の光が差し込んでいて、
 中央には内側割れた部分に宇宙のような紺色をたたえる神秘的な輪・・・ゲートとか、そんなふうな呼び方をした方がいいだろうか、
 無理やりこじ開けられたようになっているその輪の中にはおそらく・・・
 と、後ろから何か、鉄の足音が聞こえてきた、
 ガション、ガション
 一体何が
 「おお、来た来た!」
 博士の声が響く中で後ろの方を見ると、明らかに場違いな、グランドピアノに鉄の足が生えたようなロボット、
 あれは、なんかどっかで見たような・・・
 刹那、奥の方から隊員たちが担いで運んできた、U字型の金属製の音叉の様な物が上に立てられ、ようやく合点がいった、
 確か、あいつは、エルドガンの残した空間調律ロボじゃないか!
 「な、何であれがここに・・・」
 「あれ、双歩くん知らなかったのかい?」
 右後ろから、僕の疑問に答える轟さんの声、
 「轟さん、どういうこと?」
 「どういうことも何も、ここに僕達が踏み込んだのは、このが怪しいから調査、ってのもあるけど、本題は、あの輪っかの中の穴を、あの調律ロボットで完全に閉じるためだよ、ここを発見したのも全国であいつらが出てくる穴みたいなのが無いか調査していた時に、偶然、この近辺で反応が見られたからだ、もちろん、あの空間のゆがみを感知するエルドガンの機械をいくつか複製してね、もちろん、あの調律ロボも、エルドガンの寄越した設計図から作った二台目さ、テスト運転もばっちり行ってる」
 なるほど、最初から閉じるためにここに踏み入ったってわけか、でも、それならなおさら、僕はこの先に進まなきゃならない、
 「カーディン、お願いがあるんだ」
 「わかっている」
 右手の方にいるカーディンが、トレーラーの幻影から分離し、ロボットとなって、僕の右手横まで下りてきた、
 僕は、心にある決意を改めて固め、カーディンを見る
 「この先に・・・一緒に来てほしいんだ」
 そして、ゆっくりと、輪っかの穴の方を、左手を伸ばし、左手人差し指で指す
 「あの先へ、エルドガンを、いや、映命さんを助けに、僕一人じゃ、きっと、間に合わないと思うから」
 そう、映命さんを助けるためには、僕一人じゃ間に合わない、カーディンの助けがいる、
 カーディンが僕を見据える、数巡、誰も話さず、僕の耳にはなんの音も聞こえぬほどの間が空く、
 そして、カーディンのその目が光りだし、点滅
 「いいだろう」
 「え・・・どういうことだい二人とも!?」
 「言った通りです」
 「その通りだ、轟巡査」
 そう、僕達はこのためにここに来た、カーディンから連絡を受け、向こう側に行く穴があるかもしれないと・・・
 この先はきっと、エルドガンのいる場所に続いてる、ここにくる前、ジョーカーが出てきたのがその証拠
 「で・・・でも、この先に何があるかわからないんだよ、もしかしたら、人の住める環境じゃない可能性だって」
 「その点は心配ありません、私にインプットされてるデータには、こちらと様々な相違がありますが、人間が行っても、生きて行ける環境であるとインプットされています」
 「誰がそんなデータを・・・あいつか!」
 そう、僕達はあの穴の先が何なのかは誰も知らない、唯一、それを知ってそうなのといえば、
 現在、大絶賛さらわれ中のエルドガンしかいない、
 あの人なら、カーディンにそう言ったデータを打ち込む時間も十分あっただろうしね、カーディンのバージョンアップに関わってたんだから・・・
 「しかし、一つ心配事がある」
 ん、カーディン?心配事って一体何だろ?
 「それは長期間に及んだ場合、君の勉学がおろそかになることだ」
 う、それは・・・
 「どうすればいいか、ううむ・・・」
 カーディンがうつむいて右手で口元を覆い、何かを考えだす、別にそんな心配はしなくても・・・
 と、カーディンが顔を上げつつ右手を口元から外す「そうだ!」
 どうやら、何か考え付いたようだ、カーディンが僕の方を見
 「私が君に勉学を教えよう」
 はい!?
 「幸い、私には学校で習う一通りの知識がデータベースにある、それを活用し、穴の向こうにいる間、君の勉学をサポートしよう」
 おいおい、本当にカーディンが先生役すんの?出来るのかな、カーディンに・・・
 「行くんですか?」
 僕が疑問に思う中、右手、扉の方から声が聞こえた、
 ん、今度は扉の方?あ、サーディン、
 サーディンがロボットになってそこに立っていた
 「もう直ったのか?」
 「おかげさまで、皆のおかげです!」
 サーディンが右手と右腕をまっすぐに外側に伸ばした後額に傾け、敬礼する、だがすぐに敬礼を解いて再度カーディンを見据え
 「もう一度聞きます、行くんですか、どうしてもですか、同じシステムを持つもの同士、ようやく顔を合わせられたというのに」
 「すまないが、これは私が行きたいんだ」
 カーディンがチラリと僕の方を見る、
 「双歩の事が心配だし、なにより、エルドガン」
 と、カーディンが穴の先を見る
 「そう、あの人は結局、私達に何を託したかったのか、それを聞かねばならない」
 確かに、エルドガンが僕達を見て、僕達の新システムを見て、僕達に結局、何をさせたかったんだろうか・・・
 カーディンに穴の先のデータも託したようだし、まるで・・・
 いや、よそう、エルドガンがどんな考えであったとしても、結局、エルドガンを助けなきゃいけないというのは変わらない、
 助けた時に、カーディンがきちんと聞くだろう・・・
 「行くんじゃな」
 ん、今度は博士か
 いつの間にか、左手奥のコンソールの方から、博士が僕達の方に近寄ってきていた、
 「なら、これを持って行きなさい」
 博士が白衣の右ポケットから、赤い何かを取り出し、僕に見せて来た、
 それは赤い大きな丸いスイッチが付いた、球体の鋼の機械
 「これは・・・」
 「ビーコンじゃよ」
 「ビーコン?」
 「うむ」博士が仰々しく顔を大きく縦に振る
 「単に波長の特殊な電波を出す発信機じゃよ、向こうに行って、エルドガンの奴を回収したら、こっちに戻ってきて、穴の向こうのコンソールをいじって小さ目の穴を作ってこのボタンを押し、電波を発信してくれ、その電波が来たら、一時的にあの調律ロボの動きを弱め、こっちの方に帰還できるよう手配しておくからの、なあに、調律ロボの原理上、小さめの穴なら作れるはずじゃ、決して、敵に奪われるんじゃないぞ」
 「わかりました、博士!」
 ビーコンを受け取り、右手に持つ
 「双歩、行こう!」
 「うん!」
 カーディンがパトカー形態に変形する、
 僕はその助手席の方に走り込み
 「双歩君!」
 「行かせてやれ!」
 「でも、博士!」
 「いいから!」
 後ろ髪引かれる思いで助手席のドアを左手で開け、乗り込み、再び左手でドアを閉め、ドアのロックを押して閉める
 チラリと後ろを見ると、轟さんがこちらに来ようとするのを、博士が右手を轟さんの左肩に乗せ、しっかりと押さえている所だった、
 僕は、そのまま正面を向き、ビーコン持った右手で左後ろにあるシートベルトの金具を引き出し右腰の方の留め具にまで持ってきてカチッっとはめる
 「行くぞ!」
 カーディンが叫び、走り出した、そして、瓦礫を飛び台にして、輪っかの穴の中に跳び込む!
 
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失踪、失意、絶望、/21 カードゲーム小説WカードFu

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カードゲームライトノベル Wカードフュージョン9話 失踪、失意、絶望、21
 
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 「よしやった!」
 思わず言い放った次の瞬間、剣の刺さった輪ロボの目から、一筋の大きな光が放たれ、天井を穿つ!
 へ、一体どうなってんの?
 その光はものの見事に天井を貫通し、その先に青空を見せ、
 ミシィ・・・
 その隙間から砂ぼこりが舞い落ち、天井の穴が大きくなっていく!
 ゴゴゴ・・・
 「い、一体どうなってんの!?」
 「恐らくは、無理に地下室を作ったうえ、激闘に次ぐ激闘で部屋にダメージが行き、さっきのレーザーでとどめ刺されたんじゃないかのう」
 なるほど、さすが博士、って言ってる場合じゃない!
 あ!
 「博士、上!」
 博士の上から天井の残骸が降ってくる!
 「何じゃとぉ!」「任せろ!」
 博士が上を見上げた次の瞬間、Vカーディンが博士の方に跳び
 「でぇい!」
 その剣で天井の残骸を叩き斬った!
 ズガァン!
 「カ、カーディン・・・」
 「博士、早く避難を、まだ何か降ってくるようだ」
 が、カーディンの言葉に、博士が少し戸惑う
 「し、しかし、あの輪っかとコンソールが無いと・・・」
 「ご安心を、両方とも、私が守ります」
 「隊員たちは、速やかに壁際に寄るように!」
 カーディンの頼もしい言葉と同時に、署長さんの檄が飛び、隊員たちが壁際に寄って行く
 しかし、壁際に寄らない隊員たちがいた、サーディンの修理を請け負った隊員たちである
 「私の事はいいですから、早く壁際に寄って下さい」
 「し、しかし・・・」
 「なに、後で掘り起こして、ピカピカに磨いてくれればいいですよ、さ、早く!」
 隊員たちが互いに顔を見あわせ、壁際の方に引いていく、
 さて、上からは今だに土が降ってきてるが、ここにいる人たちは軒並み壁際に避難した、後は・・・
 チラリとVカーディンの方を見ると、Vカーディンが天井をにらみ、警戒しているところだった、
 と、やぶれた天井の大きな破片が、輪っかに向かって降ってきた!
 「やらせはしない!」
 Vカーディンがその剣を両手に持ち跳躍、下から破片を左右に寸断する!
 ジャキン!
 破片は見事に左右に割れ、輪っかの前後に落っこちた!
 と、今度はコンソールの上から岩が!
 「はぁあああ!」
 Vカーディンがその岩に向かって跳び込み左足で岩を蹴り振るう!
 ドガン!
 岩は人のいない向こう奥の方に飛んでった!
 と今度は今までで一番、全てを押しつぶすかのような岩が輪っかの上から降ってきた!
 Vカーディンが地上に着地後、そちらに跳んで行く
 「はぁああ!」
 まずは左からなで斬り、
 「でぇい!」
 続けて、大上段から思い切り力を込めた大一閃!
 「でりゃあああ!」
 その十文字切りの最後の一撃で岩も砕け斬り、吹っ飛んだ、
 が、その直後、僕の前に大きな破片が降ってきて、
 ズガン!
 カーディンの姿が見えなくなる!
 ちょっ・・・どうなってんの!?
 ズゴゴゴゴ・・・
 見えなくなった中で、土と岩が落ちてくる轟音だけが響き渡り・・・
 ・・・
 それから数瞬、突然、何の音も聞こえず、静寂だけが支配するようになった、
 一体どうなったんだ、ええい、この破片、邪魔だ!
 思わず、破片を両手で前に押す、すると、破片はいとも簡単に向こうに倒れた、
 そこには、日がさす部屋の中央にVカーディンが佇んでいた、傷だらけになりながらも、輪っかを守り切ったその姿は、正しく勇士だと言っていいだろう
 「ん?」
 Vカーディンが僕に気が付き、こちらを向く
 「双歩、怪我は無いか?」
 「あ・・・無いよ」
 「そうか、よかった」
 「うぉおおおい!」
 ん、今度は上の方から声?
 見ると、上手前側から、隊員の一人がこちらを覗き込んでいた
 「どうなってるんだ~?」
 「問題無い!」
 今度は、右手の方から署長さんの言葉
 「そうじゃのう、とりあえず、問題は無いわい、ただし、ロープを持ってきてほしいがな・・・」
 続けて、左半身前方の壁際から博士の声、
 「まったくもう相変わらずキッツいなぁ・・・」
 次いで、右手手前の方から轟さんの声も聞こえた
 そうして、署長や博士や轟さんや、他の隊員さん達も、思い思いに壁際を離れ、部屋の中へと出てくる、そして、署長が上の隊員の方を見上げ、口元に両手で輪っかを作り
 「そういうわけだ!ロープを持ってきてくれ!もしかしたら、扉がこの崩落で開かなくなったかもしれん!いざって時は我々を引き上げてくれ!!」
 「わかりました~!近くの木に結び付けてたらします!」所長の大声での指示に、上の隊員が返事を返した
 「頼んだぞ!」
 
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失踪、失意、絶望、/20 カードゲーム小説WカードFu

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カードゲームライトノベル Wカードフュージョン9話 失踪、失意、絶望、20
 
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 カーディンが地に落ち倒れ伏す、
 カーディン、今のは・・・
 「まだだっ!」
 しかし、両手を地に着け、すぐさま立ち上がった!
 カーディン、大丈夫だったのか!?
 ん?よく見ると、左わき腹が少し焼け焦げ、煙を上げている、
 どうやら、僕のいる場所より奥の方にレーザーがかすったことにより、レーザーに貫かれたように見えただけだったようだ、倒れたのも、避けようとしてとっさに無理な姿勢でも取ったせいだろう
 だけど状況は変わっていない、ノワールはレーザーを撃つためか様子を伺っているし、両腕手もふよふよと浮いて辺りを威嚇しているように見える
 みんなの援護に回らないと・・・
 あ、画面に二ダメージ判定が出てるや、それならば、
 まずは元は右から二番目の、右側のカードを、引く!
 出てきたのはバトルマシンズ バトルポリストレーラー!
 よし、それじゃあ、次!
 右手に持つさっき引いたカードを左手に移しつつ右手で元は真ん中の、最後のライフカードを、引くっ!
 出てきたのはバトルマシンズストロングバトラーズ!
 ううむ、使えそうではあるんだが、次の引きしだいか・・・
 正面を見ると、輪ロボがその目に光をチャージし、カーディンに狙いを定めている所だった、
 カーディンが右手側に動く!
 チャージゾーンに裏にするカードが無いのでそのまま「リチャージ!」
 すると、輪ロボがカーディンのいた場所にレーザーを撃ち込んだ、
 当然のごとく、すでにその場所にカーデインはいない!
 よし、それじゃあ、こっちも、
 このまま、今の手札じゃ、負けるかもしれない、でも、来る!
 右手に持つカードを手札に移し、
 空いた右手で山札の一番上のカードを、引く!
 「ドロー!」
 引いたカードは・・・来たっ!
 輪ロボがその左腕手をカーディンの動いた先に通せんぼするように置き、
 「さっき使った手が通用すると思うのか!」
 素早く右腕手を少し反対側に突き出してカーディンを挟もうとするも、カーディンは後ろに素早く少し跳んで距離を取りつつ、
 続けて撃ち込まれたレーザーも上に一瞬だけ大きく跳ぶことで避けきった、
 引いたカードをチャージゾーンに裏側で置き、さらに、左手の手札からバトルマシンズ バトルポリストレーラーのカードを引いて1番に裏側で置いといて、
 「セット!」
 輪ロボがやけになったのか、両腕拳を左右に揃え、カーディンに向かって飛ばす、
 「遅い!」
 カーディンがいきなりスライディングして両腕拳の下から輪ロボに迫る、
 この手は予想してなかったか、あわてて目に光を貯蓄してレーザーを放つも、カーディンにはかすりもしなかった、
 そのままカーディンが跳び右拳を振り上げる!
 しかし、今度はとっさにカーディンが跳躍直後に尻尾を振り回してカーディンに当てた!
 カーディンは軌道が変わらずも少し跳ぶスピードが遅れ、その間に輪ロボの胴体に体当たりをかまされた!
 「ぐっ!」
 とっさに着地するカーディン、その間に輪ロボが目の光を集約させてビームを放つ!
 これを右足側に跳んで何とか避けるカーディン、そのまま自身の右手の方から大きく回って部屋の中央に走る、
 よし、それじゃあ、表にするぞ!
 右手で1番に裏側で置いたカードを表に!
 「オープン!」
 輪ロボがカーディンを目で追い、カーディンが立ち止まって輪ロボの方を向きかけたところでカーディンを見据える、
 
名前:バトルマシンズ バトルポリストレーラー
種類:M モンスター
コスト:3 パワー:2600
効果の発動タイミング:戦闘後
効果の発動条件:このモンスター以外の
        自分のモンスターゾーンのモンスター1体を指定出来た時
効果:このモンスターを手札に戻す
   さらに、以下の効果の内1つを選択し、発動しなければならない
   ・指定したモンスターを手札に戻す
   ・指定したモンスターが
    カテゴリ、名前に「機」「マシン」の
    いずれかの言葉を持っている時
    指定したモンスターをチャージゾーンに裏側表示で置く
   ・指定したモンスターが
    カテゴリ:バトルマシンズだった時、
    指定したモンスターはこのターン、
    戦闘での敗北、引き分けでトラッシュには送られない
カテゴリ1:バトルマシンズ カテゴリ2:トレーラー
テキスト:何かが走ってきた!!あれは、巨大なトレーラー!?
 
名前:ボルトドライバー ハトメシャフト
種類:M モンスター
コスト:2 パワー:1500
効果の発動タイミング:戦闘後
効果の発動条件:自分と相手のチャージゾーンに
        それぞれ、裏側表示のカードと表側表示のカードが
        存在している時
        ・表になっているカードの自分相手問わず
         いずれか1枚以上がリサイクルカードだった時
効果:このターン、自分と相手は戦闘前タイミングを持つ
   リサイクルカードが発動できなくなる
   ・このモンスターを自分のトラッシュに送る
   ・次のターンのリチャージ、
    自分はチャージゾーンのカードを裏に返せなくなる
カテゴリ1:ハトメ カテゴリ2:打ち込み
テキスト:打ち込むハトメは切れ込み入った先が広がりきっちり留まるっ!
 
 そこでまたもめに光を溜めこみレーザーを放つ!
 カーディンはこれを後ろ上に跳躍し回避、そこに両腕手が跳んで行くもカーディンはすでに着地して避ける準備を整えていた、
 が、避ける必要は無かった、右手の方から来たポリスカラーのトレーラーが両腕手を吹っ飛ばしたからだ!
 ドガン!
 両腕手をぶっ飛ばして現れたトレーラー、
 それは全高が低い前部と大きな後部で構成されていて、
 前部は上が白で下が黒で塗り分けられ上の方中ほどに前と左右に行きわたるように狭い窓が付き、さらに最上部にパトライト付いており、
 後部は前部分が白くて少し左右上下に細く、後部は真四角で真っ黒に塗られている、
 よっし、それじゃあ、表にしたバトルマシンズ バトルポリストレーラーのコストとして三枚を表に!
 
名前:バトルマシンズ カーディン カーモード
種類:M モンスター
コスト:1 パワー:800
効果の発動タイミング:戦闘後
効果の発動条件:このモンスターが戦闘で敗北するか引き分けた時
        自分のモンスターゾーンにこのカード以外に
        カテゴリ:バトルマシンズを持つモンスター存在している時
効果:このカードをこの戦闘でトラッシュに送らなくてよい
カテゴリ1:バトルマシンズ カテゴリ2:車
テキスト:走り込む、機心の力!!
 
名前:マシングラシスオード
種類:R リサイクル コスト:1
効果の発動タイミング:戦闘後
 
 向こうはボルトドライバー ハトメシャフトというコスト2のモンスター、
 さて、コストとして表にしたカード二枚は!?
 
名前:ボルトドライバー ドライバーぶん回し
種類:R リサイクル コスト:1
効果の発動タイミング:戦闘前
 
名前:ボルトドライバー ステークパワード
種類:R リサイクル コスト:1
効果の発動タイミング:戦闘前
 
 画面によるとボルトドライバー ドライバーぶん回し、ボルトドライバー ステークパワード、
 どちらもリサイクルカードだが発動タイミング、戦闘前でコストで発動できるカードじゃない、よし、行けるぞ!
 さらに、右手でチャージゾーンのカードを一枚表にし、前に出したカードのうち一枚をトラッシュに置きつつバトルマシンズ バトルポリストレーラーのカードもトラッシュに置き、
 前に出したカードのうち一枚を1番の場所に置く!
 「僕はバトルマシンズ バトルポリストレーラーのコストとして表にしたバトルマシンズ カーディン カーモードを2番に召喚!コストにバトルマシンズ カーディン ロボモード Vol2を指定してこれも2番に召喚、コストにはバトルマシンズ カーディン カーモードを指定し、さらに、バトルマシンズ バトルポリストレーラーの二枚目のコストにマシングラシスオードを指定しつつ、三枚目のコストにビクトリーカーディンを指定し、そのビクトリーカーディンをバトルマシンズ バトルポリストレーラーとバトルマシンズ カーディン ロボモード Vol2をコストに指定して召喚だ!」
 
名前:バトルマシンズ カーディン カーモード
種類:M モンスター
コスト:1 パワー:800
効果の発動タイミング:戦闘後
効果の発動条件:このモンスターが戦闘で敗北するか引き分けた時
        自分のモンスターゾーンにこのカード以外に
        カテゴリ:バトルマシンズを持つモンスター存在している時
効果:このカードをこの戦闘でトラッシュに送らなくてよい
カテゴリ1:バトルマシンズ カテゴリ2:車
テキスト:走り込む、機心の力!!
 
名前:バトルマシンズ カーディン ロボモード Vol2
種類:PM プログレ
コスト:1 パワー:2000
召喚・効果コスト:「カーディン」の言葉が名前に入っている
         モンスター・フュージョン・オーバー
相殺効果・止 発動条件:このカードの効果が相殺された時 コスト:無し
       発動後:カードの在り方に変更無し
   相殺時に発動された相手のカードの効果の発動を無効にして、
   相殺扱いで元の状態に戻し、このカードの効果を発動する
効果の発動タイミング:戦闘後
効果の発動条件:このプログレスが
        相手のモンスター・プログレス・フュージョン・オーバー
        に戦闘で敗北するか引き分けた時
        ・以下のいずれかの効果を満たしていた時
         1:手札にあるカテゴリ:バトルマシンズ
           を持つカードを相手に見せる
         2:自分のモンスターゾーンに
           このカード以外にカテゴリ:バトルマシンズを持つ
           モンスター・プログレス・フュージョン・オーバーが
           2体以上存在している時    
効果:満たした条件によって以下のいずれか1つの効果を発動する
   1:このプログレスをチャージゾーンに表側表示で置く、
     このプログレスは自分のチャージゾーンに
     このカードをコストにできるプログレス・フュージョンが存在しない場合、
     このプログレスをコスト召喚出来なくなる
   2:このカードをこの戦闘でトラッシュに送らなくてよい
カテゴリ1:バトルマシンズ カテゴリ2:ロボ
テキスト:バージョンアップによりさらなる力を得た鋼の戦士!!
     前のバージョンと使い分けよう!!
 
名前:ビクトリーカーディン
種類:FM フュージョン
コスト:2 パワー:4000
召喚・効果コスト:名前に「カーディン」
         という言葉の入った、モンスターかプログレ
         名前に「バトルマシンズ バトルポリストレーラー」
         という言葉の入った、モンスター
         それぞれ1枚ずつ
チャージゾーン・手札コスト条件:自分のライフカードが0枚の時
召喚効果・合体適応!!
   発動条件:このフュージョンを召喚した時
   コスト:無し 発動後:カードの在り方に変更無し
  このフュージョンがこの場所から移動しない限り、
  自分の、このカード以外のすべてのカードに書かれた、カードの種類以外の、
  モンスター・プログレス・フュージョンそれぞれの表記を、
  3つ全て扱うように追記、変更する
効果の発動タイミング:戦闘後
効果の発動条件:このフュージョンが戦闘で
        相手のモンスター・プログレス・フュージョン
        に勝利した時
        相手のライフカードが0枚だった時
効果:このカードバトルに勝利する
カテゴリ1:バトルマシンズ カテゴリ2:勝利
テキスト:鋼の肉体に勝利への意志!!電気の心は勝利を渇望する!!
 
 すると、カーディンがトレーラーの方を向き
 「バトルポリストレーラー!!よし、フュージョン合体だ!」
 右手をかざす!
 「バトルポリストレーラー、フュージョン合体!!」
 突如、輪ロボが目に光を溜めていき、それにカーディンが気づいて
 「何!?仕方ない、走れ、バトルポリストレーラー!!」
 カーディンにレーザーを発射!
 しかし、カーディンは左足側に走ってレーザーを避けながら両肩を閉じて頭を隠しつつ両腕を180度回して上げ、両肩の中に収納し、
 腰が180度回りつつ両足を大きく曲げ、輪ロボがさらに目に光を溜めこんでいき、
 胸部のパトライトの下の方から、上下対象となるように振り子が上がるようにパトライトが出てきて、X字のパトライトとなり、
 完全にパトライトの形となりつつタイヤの方を前にして着地後、辺りにレーザーが降り注ぎながら、先の方に走って行く!
 そこにトレーラーも並走しつつ、
 トレーラーの窓がレーザーの反射とは違う感じで一瞬光った後、トレーラーの下から炎が噴き出してきて前部が上に上がっていきトレーラーの前部が上、後部が下の状態となり、
 そこで下になったトレーラーの後部が左右に割れ、後部の下になった端上から黄色のつま先が上に曲げていたつま先を下げるように飛び出し
 続けて、トレーラー前部の後ろとなった下の方から両の腕部分が後ろに持ち上げるように出てきて、トレーラー前部から上に白く四角いものが飛び出し、トレーラー前部が左右に割れて横の方に回って移動しつつ、さっき前部後ろに出た部分を下に出すように回転し、
 後ろに出た前部下部分がタイヤを外側に出すよう回転し、そこに前部下端から両の拳が飛び出して、
 前部が両肩に、前部下端が両腕となる、
 そこでカーディンがトレーラーに向かって後部を曲げていた両足をいきなり伸ばして床に叩き付けるようにして跳躍、
 「とぅ!」
 足を曲げて車形態に戻りながら前部を左右に開けて頭とパトライト部分を前に上げて飛びださせた後上の方に回転させて移動させ、両肩を閉じさせ戻し、頭とパトライト以外パトカーの状態に戻した後、
 そこでタイヤを下にして二つ折りに変形!
 前後が逆になりつつ展開したトレーラーの胸部に収まって、
 続けて、パトランプの下から黄色い翼のようなパーツが出てきてパトランプの下に収まり、
 そこからパトランプが上の頭と共に胴部に押し込まれて胸部となり、
 パトランプの下二つが上に上がり、パトランプが上下にVが重なるVVの形となり、
 さらに上からトレーラーの前部から飛び出てきていた白く四角いパーツが降ってきて、カーディンの頭部に覆いかぶさった!
 それは、白い色の金属で出来た無骨なかどが目立っている兜で、兜の左右と上に兜に張り付くような四角以下たちのダクトが付いていて、口元に下に四角いでっぱりの付いた白い金属のマスクが付き、
 額に羽にパトランプが施されている金色のエンブレムが付いている、
 そしてそれが走り込んでいた勢いそのままに大地にその両足を付ける!
 ギュリィイイイイ!
 火花を散らしながら着地したそれが、こちら側に反転しつつ目を思い切り光らせて両腕を上げ、そこで左拳を下げ右拳を前に出しながら
 「ビィクトリーィイイイカァーディィイイイイン!!」
 叫んだ!
 そして、召喚効果・合体適応!!も発動する、これでリサイクルカードが発動出来る!
 
名前:ビクトリーカーディン
種類:FM フュージョン
コスト:2 パワー:4000
召喚・効果コスト:名前に「カーディン」
         という言葉の入った、モンスターかプログレ
         名前に「バトルマシンズ バトルポリストレーラー」
         という言葉の入った、モンスター
         それぞれ1枚ずつ
チャージゾーン・手札コスト条件:自分のライフカードが0枚の時
召喚効果・合体適応!!
   発動条件:このフュージョンを召喚した時
   コスト:無し 発動後:カードの在り方に変更無し
  このフュージョンがこの場所から移動しない限り、
  自分の、このカード以外のすべてのカードに書かれた、カードの種類以外の、
  モンスター・プログレス・フュージョンそれぞれの表記を、
  3つ全て扱うように追記、変更する
 
ディメンジョン・ワーム・ガーディアン
モンスターゾーン 
ディメンジョン・ワーム・ガーディアン M コスト:4 パワー:3600
ボルトドライバー ハトメシャフト M コスト:2 パワー:1500
チャージゾーン
裏:5表:2
 
鋼野 双歩&カーディン
モンスターゾーン
ビクトリーカーディン FM コスト:2 パワー:4000
チャージゾーン
裏:7表:1
 
ディメンジョン・ワーム・ガーディアン M コスト:4 パワー:3600
 
FIGHT!!
 
ビクトリーカーディン FM コスト:2 パワー:4000
 
 そう考える僕の視界の中で、ビクトリーカーディン、Vカーディンに向かって、不意にまたも輪ロボの目に光がまとまり、強くなっていく!
 「これならどうだ!」
 Vカーディンの右足中程が外側に飛び出し、そこから剣が飛び出してきた!
 それは、鍔部分にVカーディンのパトライトと同じデザインのパトライトが付いている、白銀の両刃剣!
 Vカーディンはその剣を右手に持って引き抜くと、飛び出してきた部分をその右手で抑えて元に戻す、
 そこに輪ロボからレーザーが飛んで来た!
 「はぁっ!」
 このレーザーをVカーディンがその右手の剣を押しざまに振り上げて前方、上の方向に弾き返す!
 「行くぞ!」
 そのままVカーディンが輪ロボに向かって走り出していく、
 そこに両腕拳がいきなり上から地面に叩き付けられる!
 ズガン!
 「なにっ!?」
 辺りに振動が走り、Vカーディンごと、周りにいる人たちの足が掬われ止められる、
 そこで輪ロボが上からその目に光を増幅させながら辺りを見る、狙いは、轟さん!
 「なっ!?」
 轟さんは驚いているが、足が動いていない、どうやら、足をすくわれ動けないようだ!
 あれ、でも、今の技、画面にガーディアンスペレスーってカードで出てるな!?
 
名前:ガーディアンスペレスー ボルトドライバー
種類:H ハンド コスト:0
効果の発動タイミング:戦闘前
効果の発動条件:次の戦闘に参加するの自分のモンスターが、コスト4で
        カテゴリ:ガーディアン、カテゴリ:ボルトドライバー
        の両方を持つモンスターだった時
        ・相手のチャージゾーンに裏側表示のカードが存在している時
効果:この戦闘前、相手はコスト3以下のリサイクルカードを発動できなくなる
カテゴリ1:ガーディアン カテゴリ2:ボルトドライバー
テキスト:振り上げられた守り手の両手による地面への波状衝撃波!!
     それに足を取られ、隙を作ってしまう!!
 
 ええい、何度もいい、右手でチャージゾーンのカードを一枚表にしつつ宣言!
 「僕はバトルマシンズブーストの効果を発動!ガーディアンスペレスー ボルトドライバーを相殺!動いて、カーディン!」
 
名前:バトルマシンズブースト
種類:R リサイクル コスト:0
効果の発動タイミング:戦闘前
効果の発動条件:自分のモンスターが次の戦闘に参加するとき
効果:次に戦闘を行う自分のモンスターのパワーを
   次の戦闘が行われるまで300上げる
   ・次に戦闘を行う自分のモンスターがカテゴリ:バトルマシンズだった時、
    さらにパワーを次の戦闘が行われるまで300上げる
   戦闘後、次に戦闘を行う自分のモンスターのパワーはターン終了時まで0になる
 
ガーディアンスペレスー ボルトドライバー
 
相殺
 
バトルマシンズブースト
 
 「任せろ!」
 Vカーディンがとっさに輪ロボと轟さんの間に割って入ってその右手の剣を振るう!
 ビシュン!
 輪ロボのレーザーが右手側下に弾かれ、天井を焦がす!
 「カーディン!」
 「轟巡査、呆けている場合じゃないぞ!」
 「ああ、そうだね」
 と、轟さんがチラリと僕の方を見る
 「毎度、カーディンの援護、ちゃんとやってね!」
 「任せてよ!」出来る限り元気を出し、返す
 「さぁ、来い!」
 そこでVカーディンが再び輪ロボに迫っていく!
 対する輪ロボは、なんと両手の平を互いに思い切り打ち付け、そこに錆びついた金属の塊を生み出した!
 それは、錆にまみれたボロボロの機械部品の金属片が塊となった物、
 っつ、何を?
 輪ロボは両手の平のそれを上に投げ、目に大きくした光をレーザーとして叩き込んだ!
 錆た金属の塊が爆発し、辺りに錆がまき散らされ、それらが全員の視界を覆う!
 しかし、僕は見た、画面でそれがガーディアンブーインドという技であることを!
 
名前:ガーディアンブーインド ボルトドライバー
種類:S スマッシュ コスト:3
効果の発動タイミング:戦闘前
効果の発動条件:次の戦闘に参加するの自分のモンスターが、コスト4で
        カテゴリ:ガーディアン、カテゴリ:ボルトドライバー
        の両方を持つモンスターだった時
効果:次の戦闘が終わるまで次に戦闘を行う自分のモンスターのパワーを
   1500上げる
   ・次の戦闘に参加する相手のモンスターのパワーを
    次の戦闘が終わるまで1000下げ、
    ・この時、次の戦闘に参加する
     相手のモンスターのパワーが0以下になった場合、
     次の戦闘に参加する相手のモンスターを相手のトラッシュに送る
カテゴリ1:ガーディアン カテゴリ2:ボルトドライバー
テキスト:強烈なビームが、守り手から侵入者に送られた
 
 それなら、こっちにだって考えがある、
 右手でチャージゾーンのカードを一枚表にしつつ宣言!
 「僕はバトルマシンズフルブーストの効果を発動!ガーディアンブーインド ボルトドライバーを相殺!」
 
名前:バトルマシンズフルブースト
種類:R リサイクル コスト:1
効果の発動タイミング:戦闘前
効果の発動条件:自分のモンスターが次の戦闘に参加するとき
効果:次に戦闘を行う自分のモンスターのパワーを
   次の戦闘が行われるまで700上げる
   ・次に戦闘を行う自分のモンスターがカテゴリ:バトルマシンズだった時、
    さらにパワーを次の戦闘が行われるまで500上げる
   戦闘後、次に戦闘を行う自分のモンスターのパワーはターン終了時まで0になる
 
ガーディアンブーインド ボルトドライバー
 
相殺
 
バトルマシンズフルブースト
 
 目に錆がしみる中、突如、錆をかき分け、Vカーディンに向かって両腕拳が突っ込んできた!
 「カーディン、前、前から両の拳が来る!げほげほ」うう、錆でむせてしまった
 「双歩、大丈夫か!?」
 「いいから早く対処を!」
 「わ・・・わかった!」
 Vカーディンがとっさに床に剣を突き立て、両腕拳に向かって両の拳でそれぞれ殴り掛かる!
 「うおりゃあ!」
 ぶつかり合う、互いの拳!
 ズガン!
 一瞬の拮抗の後、Vカーディンが前に踏み込み、両腕拳をふっとばす!
 「だりゃあ!」
 が、そこに両腕拳が作った錆霧の穴を縫うようにレーザーが飛来する!おそらく、最初に撃たなかったのは錆霧でレーザーの威力が減衰するのを恐れたのだろう、
 だけれどっ!Vカーディンはこのレーザーも予測していたかのように右手で床の剣を抜き、
 「はっ!」
 おもむろに前に振るい上げ斬り、レーザーを前上の方に撃ち返した!
 そして、剣を正眼に構え、
 「どうした、それで終わりか?ならば、改めてこちらから行くぞ!」
 Vカーディンが輪ロボに迫る!
 錆が次第に晴れて行き、Vカーディンと輪ロボ、それに周りの隊員その他の状況もはっきりと見えてきた、
 皆一様に目をしばたたかせたりこすったり、咳き込んだりしているが、それよりも大事なのはこっち、
 Vカーディンは輪ロボの間近に迫り、輪ロボはVカーディンの方を見て目の光を増強させ、レーザーとして放つ!
 だが、Vカーディンは剣を刃を横に広げるように構えてレーザーを輪ロボの方に撃ち返した!
 輪ロボはとっさに左腕手の方に顔を傾けレーザーをかすらせる、
 かすったところは黒こげになって煙が立ってるけど、やはり、あんな敵の攻撃を反射するだけじゃ戦いに勝利は出来ないか、
 しかし、そこにVカーディンが跳躍して追撃!
 剣を振り上げ、その剣で縦一文字に輪ロボの胴の門を斬り裂いた!
 
ディメンジョン・ワーム・ガーディアン M コスト:4 パワー:3600 TRASH!!
 
FINISH!!
 
ビクトリーカーディン FM コスト:2 パワー:4000
 
 さらに、Vカーディンが両手で斬り裂いた輪ロボの胴の門をこじ開け、その後、輪ロボの胴部を蹴り跳んで後ろに跳び、着地、
 よしっ、斬り裂き開いた後で中に宇宙の渦のような部分が見えている!
 それに、緑の画面では今の一撃で次のタイミングに移行したような判定が出ている、
 これなら、行ける!
 「カーディン、とどめ、行くよ!」
 「任せろ双歩、さぁ、やってくれ!!」
 おうし、右手でトラッシュのバトルマシンズ カーディン ロボモード Vol2とバトルマシンズ バトルポリストレーラーを横にして、両手を握って上に振り上げ、
 「僕は、トラッシュのバトルマシンズ カーディン ロボモード Vol2とバトルマシンズ バトルポリストレーラーをコストにビクトリーカーディンの効果を・・・」
 
名前:ビクトリーカーディン
種類:FM フュージョン
コスト:2 パワー:4000
召喚・効果コスト:名前に「カーディン」
         という言葉の入った、モンスターかプログレ
         名前に「バトルマシンズ バトルポリストレーラー」
         という言葉の入った、モンスター
         それぞれ1枚ずつ
チャージゾーン・手札コスト条件:自分のライフカードが0枚の時
召喚効果・合体適応!!
   発動条件:このフュージョンを召喚した時
   コスト:無し 発動後:カードの在り方に変更無し
  このフュージョンがこの場所から移動しない限り、
  自分の、このカード以外のすべてのカードに書かれた、カードの種類以外の、
  モンスター・プログレス・フュージョンそれぞれの表記を、
  3つ全て扱うように追記、変更する
効果の発動タイミング:戦闘後
効果の発動条件:このフュージョンが戦闘で
        相手のモンスター・プログレス・フュージョン
        に勝利した時
        相手のライフカードが0枚だった時
効果:このカードバトルに勝利する
 
 突如、Vカーディンに向かって、輪ロボの左手腕の真下の影から、輪ロボの尻尾が勢いよく向かって行く!
 輪ロボの尻尾には細長い筒のような物が付いており、その中には輪切りの金属と中央に穴の開いたT字円形の金具が入っていた、
 そうか、あれが前に画面に映ったハトメシャフト、ずっとこの機会を伺ってたな、Vカーディンの隙を付けるこの一瞬を!
 
名前:ボルトドライバー ハトメシャフト
種類:M モンスター
コスト:2 パワー:1500
効果の発動タイミング:戦闘後
効果の発動条件:自分と相手のチャージゾーンに
        それぞれ、裏側表示のカードと表側表示のカードが
        存在している時
        ・表になっているカードの自分相手問わず
         いずれか1枚以上がリサイクルカードだった時
効果:このターン、自分と相手は戦闘前タイミングを持つ
   リサイクルカードが発動できなくなる
   ・このモンスターを自分のトラッシュに送る
   ・次のターンのリチャージ、
    自分はチャージゾーンのカードを裏に返せなくなる
 
ボルトドライバー ハトメシャフト
 
相殺
 
ビクトリーカーディン
 
 でも、これも想定済みだ!
 右手で左手の手札から一枚カードを引いて前に出し、宣言!
 「僕はインテリジェンス オールド&ニューの効果を発動!ボルトドライバー ハトメシャフトの効果を先に発動させ、その後、ビクトリーカーディンの効果を発動する!カーディン、下から来る!」
 「わかった!」
 
名前:インテリジェンス オールド&ニュー
種類:H ハンド コスト:0
効果の発動タイミング:相殺時
効果の発動条件:無し
効果:相殺を無効化して、相殺が行われた2枚のカードのうち
   相手のカードを発動させた後、自分のカードを発動させる、
   相手のカードの効果で自分のカードの発動条件が満たせなくなった場合
   自分のカードは発動しなくなる
   この効果後、自分のカードも相手のカードも相殺ではなく、
   一度発動したものとして扱う
   ・このカードを発動したのが戦闘前だった時、
    両方のカードを発動後、互いに山札をシャッフルする
カテゴリ1:後 カテゴリ2:先
テキスト:古きものと新しきもの、
     しのぎを削り、予想だにしない未来へ進む
 
 Vカーディンはとっさにその右足で、輪ロボの尻尾を蹴りいれた!
 「ぬん!」
 輪ロボの尻尾は床に見事突き刺さり、尻尾が浮き上がったころには、床に穴と、穴を囲む様に何かの金具が取り付けられていた、
 
名前:ボルトドライバー ハトメシャフト
種類:M モンスター
コスト:2 パワー:1500
効果の発動タイミング:戦闘後
効果の発動条件:自分と相手のチャージゾーンに
        それぞれ、裏側表示のカードと表側表示のカードが
        存在している時
        ・表になっているカードの自分相手問わず
         いずれか1枚以上がリサイクルカードだった時
効果:このターン、自分と相手は戦闘前タイミングを持つ
   リサイクルカードが発動できなくなる
   ・このモンスターを自分のトラッシュに送る
   ・次のターンのリチャージ、
    自分はチャージゾーンのカードを裏に返せなくなる
 
 「その程度、私には効かん!」
 Vカーディンがそう豪語するも、Vカーディンの右足先に床の穴のそれと同じような金具が付いていた、さっきの蹴りの時に付いてしまったのだろうか、
 もっとも、金具の周りに穴は開いてないし、その金具そのものもすぐにずり落ちてしまった、本当に効いていないのだろう、
 「さぁ双歩、もう一度だ!」
 「うん!」
 首を縦に振り、もう一度、宣言!
 「鋼の意志よ、電子の魂よ、勝利を導け!僕とカーディンに勝利をっ!ビクトリーカーディンの効果発動!ビクトリースラッシュ!」
 両手をまとめて上に振り上げつつ、剣を振り下ろしきるように一気に下げる!
 
名前:ビクトリーカーディン
種類:FM フュージョン
コスト:2 パワー:4000
召喚・効果コスト:名前に「カーディン」
         という言葉の入った、モンスターかプログレ
         名前に「バトルマシンズ バトルポリストレーラー」
         という言葉の入った、モンスター
         それぞれ1枚ずつ
チャージゾーン・手札コスト条件:自分のライフカードが0枚の時
召喚効果・合体適応!!
   発動条件:このフュージョンを召喚した時
   コスト:無し 発動後:カードの在り方に変更無し
  このフュージョンがこの場所から移動しない限り、
  自分の、このカード以外のすべてのカードに書かれた、カードの種類以外の、
  モンスター・プログレス・フュージョンそれぞれの表記を、
  3つ全て扱うように追記、変更する
効果の発動タイミング:戦闘後
効果の発動条件:このフュージョンが戦闘で
        相手のモンスター・プログレス・フュージョン
        に勝利した時
        相手のライフカードが0枚だった時
効果:このカードバトルに勝利する
 
 「今度こそ行くぞ!」
 Vカーディンが輪ロボに向かい跳躍!が、そこに右腕拳が横から来る!
 「邪魔をするな!」
 これをVカーディンは左拳を振るい吹き飛ばす!
 が、続けて左腕拳が
 「こっちもか!」
 こいつは剣持つ右拳を振るってぶっ飛ばす!
 しかし、今度は輪ロボの目からレーザーが!
 「でぇい!」
 これを剣を右手下から振るい左肩上に弾く!
 「カーディン、いいぞぉ、今連動を解除した!!」
 今度は左手の方から博士!?
 「どういうこと博士?」とっさに聞き返すと、博士がこっちを見
 「双歩くん、コンソールであの頭と胴体のダメージ連動を断ち切ったのじゃ、これであの頭に何があっても胴体に影響が行くことは無い!」
 「だってカーディン!」
 「わかったあああぁぁぁ!!」
 あの胴体の門のせいで強力な攻撃が叩き込めずストレスがたまっていたんだろう、
 むやみやたらと気合の入った声を上げると、胴体の閉じた門の間に入った亀裂を右足で踏んで足がかりにし、さらに上に跳び、輪ロボの顔の上にまで到達
 そこに輪ロボの目が光を放ち始め
 「遅い!」
 光が完全に放たれる前に、Vカーディンが両手の剣を逆手に持って輪ロボの目に向け
 「行くんじゃあ!」
 「行ってくれぇ!」
 「頼む、行ってくれい!」
 「行ってください!」
 「いっけぇええ、カーディン!」
 突き立てた!
 ズガァア!
 そして、輪ロボの頭からいくつもの光が漏れ始め、
 ズッガァアアアアン!
 
勝者:鋼野 双歩&カーディン
決まり手:ビクトリーカーディン
     +バトルマシンズブースト
     +バトルマシンズフルブースト
     +インテリジェンス オールド&ニュー
 
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