足踏み入れし暗い街で・・・ ダブモン!!21話04
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「リチャージ!」
「リチャージ・・・」
「ドロー!」
「ドロー!」
さて、誰を出すか・・・?
「セット・・・」
向こうはもう出したか・・・ならこっちはこの二枚!
「セット!」
「オープン!」
「オープン!」
「ラバード!!」
「ダブモンNo.203、狩走のゴム裁断工、ラバード」
デッキケースの凄みの有る低い男の声と同時に少年の前に現れる二足歩行のドーベルマン、
その耳は垂れ、右前足にはダガーが握られており、
その後ろ足を大きく左右に開けたポーズに私に向けた黒き眼光が光る・・・
「ビービードリ!!」
「ダブモンNo.70、光鳥の養蜂師、ビービードリ」
光の鳥が上空より、私の方に降りてくる、
それは全身が光に包まれ、私の前に羽ばたき浮かぶ・・・
「私は、『ビービードリのコストにウィルピーキラメントとシャインエレメンタルパワーを指定!』」
「俺は、『ラバードのコストにクライタウンディングパワーとクライキラーディングパワーを指定』」
おし、戦闘前リサイクルのみ、発動できる!
「『ウィルピーキラメントの効果!!このリサイクルを裏に!!』」
1番戦闘!!
ビービードリが羽ばたきながら空に飛び、チュウサチュに飛ぶ!
チュウサチュはその突進を寸前で横にかわし、
そこでいきなりビービードリが大きく発光!
チュウサチュが右手で目をかばい、ひるむ!
「ここでビービードリの効果!!『チュウサチュをトラッシュに!!』」
「相殺は・・・出来ないか・・・」
少年のあきらめの声、こちらを上目に見ながらのあきらめの声!
そこでビービードリが両翼をチュウサチュに羽ばたかせ両翼より一対閃のビームを放つ!
チュウサチュは転がるように避け、続けて、ビービードリがまたもビームを放つ!
またそれも避けるチュウサチュ、
ビービードリは低い位置でビームの連打!避け続けるチュウサチュ、
と、いきなりチュウサチュが一気にビービードリに駆け込む!
ビービードリが放ったビームにかすりながらも、ビービードリに向かっ掌底を素早く突き出し、
次の瞬間、ビービードリが前に羽ばたき放ったチュウサチュがどう動いても当たるように大きく上下左右まばらに位置と角度を変えた二十条のビームを翼から撃ち出し、
チュウサチュはそのビーム群に貫かれ、
チュウサチュが爆発!
そこで、チュウサチュの体が吹っ飛び、向こうの少年をかすりつつ消滅した・・・
ビービードリ、わざと単調なビーム攻撃で相手が焦れるのを待ってたな・・・
「しかし、2番戦闘・・・」
少年の恨みが混じるような(あんな倒されかたしたら当然だが・・・)低い声にラバードが駆け出し私に素早く近づいて来てダガーを振るう!
「おっと!」
しかし、いきなり伸びてきた鍛冶槌がそのダガーを引っ掛け止めた!
「ウィルピー!?」
それは、地に伏せたウィルピーの物!?
「四葉さんには手を・・・出させません・・・」
苦しそうに見上げながらそう発するウィルピー、
ビービードリはそんなラバードを見て、ダガーを外しつつウィルピーに少しかすらせ向こうに戻る
「こっちへのダメージの置き土産ってこと?まったく・・・」
「もう少し、休みます・・・」
私が呆れて言う間にもウィルピーはそう発言しつつ顔を伏せる、
さて・・・
私と相手は互いを見やり
ターンエンド!
宣言した・・・
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