足踏み入れし暗い街で・・・ ダブモン!!21話03
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と、良星の頭の上のカンテーラのいつの間にかこちらに首を回して
「じゃあ、ここから分かれて回り道するか~?」
との問いかけ、
その言葉に一瞬思考が回るも、答えはすぐに決まった、
「いいえ、一緒に行くわ」
理屈は簡単だ、
回り道したところで、この街の向こうに出る保証が無い
・・・今問いかけてきたカンテーラを頭の上に乗せた先頭の少年は双運 良星(そううん りょうせい)、
立った黒髪に黒目に黒バンダナ、赤銅色の袖なしシャツに左肩後ろの炎翼のブローチを付け、
ジーパンを履き、左右にポケットを大量に垂れ下げたベルトを付け、腰掛けの袋を付けている、
で、その頭の上に乗っているのがカンテーラ、
黒の両瞳をのぞかせる濃紺のフードつきの袖付きマント、中は目以外黒いもやのようになっており、
左手には黄色の燭台カンテラを持ち、
フード左上には太陽と流星を合わせたようないくつもの線を放射状につけた少しの楕円を付けている、
で、その後ろを歩くのが稲走 兎白(いなばしり とはく)、
少し高い背、ボサリとした黒髪、鮫の絵の長袖Tシャツにポケットがたくさんついている青いジーパンに背腰掛けの袋を着けている、
その左手にいるのがフリィジア、
氷で出来たような精霊の少女で、私達の3分の1程度の身長に両肩に氷の鎧の意図、髪は液体状の氷のようにくねり、
上前方に流線状クリスタル状の氷がオールバックの髪のように並ぶ
さらにその後ろを歩くのが海象 鼓動 (かいぞう こどう)、
少し太めの体、黒く短い髪、橙と緑の長袖サバンナ草原シャツ、
長ズボンのジーンズの上にボックス状のポケットが相当数ついた膝上までの皮を一対垂れ下げ、
背腰掛けの袋を付けている
その右肩上に浮いてるのがイグリード、
人型の炎の精霊で私達の三分の一程の身長に、燃えたぎる髪の毛とこわもての顔、灼熱の肉体を凝縮している
で、私が蜜羽 四葉(みつば よつば)、
金髪ツインテール、盾にボタンとヒラヒラが付いた白シャツに黒スカート、黒タイツ、首元に黒リボン、左胸に筆記体で黒字金縁で意の文字のバッチ、茶の革靴を履いている、
右の方にいるのがウィルピー、
黒い目と白い手の付いた光の火の玉で背中にハンマーと鍛冶鋏を交差させ背負っている
こんなメンバーで、
私達は街に足を踏み入れて行く・・・
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