バハムートの焼肉@オイレンのラノベ置き場・双札

月から金、土はときどきを目標に私が書いたラノベを置いていきます。

進め!火山遊園地 ダブモン!!12話16

進め!火山遊園地!! ダブモン!!12話/16
 
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 マグマの色が水色に代わっていく・・・
 「リチャージ!!」
 「りちゃ~じ」
 「ドロー!!」
 「どろ~」
 おっし、良いカードを引けた・・・一気に行く!!
 こっちは3番とチャージゾーンに、向こうは1番とチャージゾーンに裏側表示でカードを置き、
 「セット!」
 「せっと~」
 モンスターゾーンのカードを表に!
 「オープン!」
 「お~ぷ~ん、ガスダイン~」
 「ダブモンNo.260、噴炎のガス機械管理、ガスダイン」
 マグマから怪物の前に飛び出してきて着地したのは、小柄で首がほとんどない歩く鳥?
 だが、その茶褐色の体とは裏腹に、閉じた翼からは青い炎が内側より噴出しているのが垣間見え、
 目つきも鋭く頭に岩の頭羽を持つ
 だが・・・こっちは!
 「ヒートタイレットエレメント!!」
 「・・・」
 オーブカードなのに怪物のリアクションは無し、いや、何も言ってこないから逆に動揺してるのかも・・・!
 「さぁ!そっちのコスト指定だよ!!」
 「侵略すること火の如し、速攻延焼エレメント、ファイアレストレイザーエレメント、さらに、ブルーフレイムバージョンアップエレメントをはつどう~コストにバーティカルフレイマーエレメントをしてい~」
 「な・・・!?」
 「『ブルーフレイムバージョンアップエレメントの効果によりガスダインの効果を即座に発動~モンスター二体の効果を封じさらにさらに~』」
 くそっ・・・これじゃあ・・・勝てないか!?でも、やれることはやる!!
 僕の前に山札のカードが巻物のように右から左に流れていく・・・
 その中の一枚を右人差し指で指す!!
 「こいつ!」
 「ダブモンNo.324イィィィイイエェェェックス!熱波の航空工場整備士、エンユフォ・オーバー!!」
 角々しい円台形が上下に重なり上部左右に飛行機の薄い羽のようなものが生えたものが飛んでくる!
 どうやって飛んでいるのか?下には円形の左右にスライドして開閉しそうなの四つの出入り口が見える以外は何もない・・・
 「1番戦闘!!」
 「いちばんせんとう~」
 ガスダインの翼後ろが青く輝き炎が噴出!
 その勢いでガスダインがダッシュ
 「そんなもん喰らうかよ!」
 一気にイグリードに近づき跳躍しその右足で蹴り込む!
 「はぁああ!」
 が、イグリードは右腕で一蹴!
 「ガスダイン~『この効果でギカルサンとウツガタボの効果を封じつつパワーを100上げ、さらに、ヒートジオエレメンタルパワーを表にしてもらう~』」
 しかし、ガスダインの勢いの前にその腕が止まる!?
 ぐ・・・やっぱり・・・
 パワーは向こうのの方が・・・!!
 「マグマヒューズシールドエレメンタル!」「ファイアパウダーエレメント~」
 イグリードの体の炎が大きくなると同時にガスダインの翼後ろの炎がそれ以上に大きくなる!
 一気にガスダインが加速し、蹴りがイグリードの右腕を折り曲げていく!?
 「それで!?」
 イグリードがその右腕の後ろに左腕を持ってきて両腕を交差させて蹴りを防でいく!
 だが、炎の噴出はさらに蹴りを加速させてイグリードを押し込もうとする・・・やはり・・・押されてる!?
 「マグマネッパレンサエレメント!」「ファイアバニッシュエレメント~」
 くそ・・・手が無い!
 ガスダインの蹴りを防ぎきれずに吹っ飛ぶイグリード!
 「ぐぅっ!!」
 さらに、ガスダインが続けざまに地上に着地しつつ上に跳躍、
 一気に降下してイグリードの頭にそのくちばしを突き刺し、ギカルサンが爆発、消滅し、こっちにイグリードが飛んできて思わず受け止め、しりもちをついた、僕はイグリードを見て
 「大丈夫?」
 イグリードの顔、力なく疲労の色が濃い・・・
 「ああ、なんとかな」
 「少し休んでて」
 僕はイグリードを横に置きつつ立ち上がり、怪物を見据え宣言!
 「2番戦闘!!」
 ウツガタボがいきなり土に潜り、怪物の前に頭を出したかと思ったら、
 怪物に向かって土を吐きかかける!
 怪物は両腕で防ぎ
 「さらに3番戦闘!!」
 ウツガタボが戻る間にエンユフォとキエンチョウが対峙、
 互いに上に飛びつつ、キエンチョウが炎の黄色い鳥をエンユフォに飛ばす!
 エンユフォはそれを直線的に幾度も曲がり直進しつつ回避、一気にキエンチョウに体当たりを仕掛けていく、
 対し、キエンチョウは纏わせた黄炎の鳥の如く上に飛んで回避する、
 も、いきなりエンユフォが真上に飛んで体当たりを決行!
 キエンチョウは弾き飛ばされるもあわてて羽を動かしつつバランスを取り
 「キエンチョウ~」
 「エンユフォ!!」
 キエンチョウの黄炎の鳥が大きくなっていく中で、エンユフォはキエンチョウを見据え・・・
 キエンチョウが黄炎の鳥を一直線に飛ばす!
 が、そこでエンユフォが今までにない速度で突進、あっけなく黄炎の鳥を吹き散らし、そのままキエンチョウに体当たり、
 自身ごと壁に激突させて爆発、消滅させた、
 さすがに壁にぶつかったのはきつかったのか直線的にふらつきながら僕たちのところに戻ってくる、
 よし、これで・・・
 僕は怪物を見据え、
 「ターンエンド!」
 「た~んえんど~」
 怪物が冗談半分と言った感じで宣言し返して来る、
 1番戦闘は負けたけど、2体は残った、このまま・・・
 「ぐふぐふぐふふ~」
 なんだ、向こうが変な笑い声をあげてる・・・?
 
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