バハムートの焼肉@オイレンのラノベ置き場・双札

月から金、土はときどきを目標に私が書いたラノベを置いていきます。

トークミング!!/9

トークミング!! 9
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第9話 巫女巫女・・・
 
 「え?来れないの?」             ああ、ひどい目に会った・・・
 「そうそう、それでさ、サプライズで誰か入れてほしいの」       まだ頭が
 誰かって書かれてもな・・・               ズキズキ痛むわ・・・
 そう空中チャットを読む・・・  ええと、磨紫那ちゃんが二人でチャットしてる?
 「ダメだったら他の子に頼むからさ・・・」           あ、巫女の方ね
 ・・・そうだ・・・                           ん?
 「思いついたので私がどうにかします・・・と」     何を思いついたんだろ?
 おし!                     ずいぶん気合入ってるな・・・
 私は隣の部屋でこたつに入っているであろう方を向き           向き?
 「紫舞ちゃーんこっちきて」               相方を呼び出したぞ?
 「はーい!」                       ああ、これは・・・
 そんなわけで紫舞ちゃんを呼び出す               やっぱり・・・
 部屋を区切る上白下青のふすまを開けて現したその姿は・・・     姿は・・・
 いつもの赤ジャージにどてらに瓶底眼鏡か・・・        だらしないっ!!
 「予定無さそうね」                      まぁそりゃ友達
 紫舞ちゃんの力無く眉尻を下げた頼りない表情・・・    いなさそうだし・・・
 「無いけど」                         やっぱり・・・
 「じゃ、これをダウンロードしてと・・・」       これは、モデルデータ?
 紫舞ちゃんに近づきその両肩に両手を乗せ、衣装をダウンロードし、    何の?
 上から下へと、紫舞ちゃんの服が巫女服に変わっていく・・・       おお!
 髪を後ろで軽く縛り、眼鏡はクリアなものに、白着物に赤袴と・・・   巫女服!
 うーん・・・胸とおしりが大きいのが気になるけど・・・    磨紫那ちゃんとは
 と、紫舞ちゃんが顔を左右に回し回して服を見下ろす・・・  違う魅力があるね!
 「あ・・・あの・・・この服は・・・?」          だらしないけど!!
 「うちのパソコンにあったモデルの一つよ」       どこから拾ったんだろ?
 「いやそうじゃなく・・・」         なんで着せたの?って意味だよね?
 「とにかく、行きましょう!」                  どこに行く気
 私は紫舞ちゃんの手を引き隣の部屋の               なのかっ!?
 転送装置に向かい・・・               「転送っ!(美少女声)」
 その先で、赤き鳥居に青瓦の古ぼけた              ここは・・・?
 本殿持つ小さな神社にたどり着く・・・                神社!?
 「あ、いらっしゃーい!」                磨紫那ちゃんの声?!
 「遅かったじゃなーい!」                磨紫那ちゃんの声?!
 「こ、これって・・・」                 紫舞ちゃんの声??!
 紫舞ちゃんが戸惑うのも無理はない、               う~ん・・・
 「たくさんの・・・磨紫那さん!?」             巫女さん無双!!
 神社にたむろする磨紫那さんはそれぞれ雰囲気が違い、    大量の巫女さん!!
 可愛げがあるの、気の強そうな美人さん、          一度は見て見たい!
 目が縦線なマスコット的な二頭身な物、       って今見てるんだけど・・・
 衣装が豪華になって優し気な雰囲気を持っていたり、     色々いるなあ・・・
 おねぇさん的なものまで様々だ                すごいなぁ・・・
 「あらかわいい紫舞ちゃんね」              神社に巫女が大量!!
 可愛げが強調された磨紫那さんの可愛い微笑み        大神社の正月ですら
 「うふふ、うちの紫舞ちゃんも可愛いわよ」        見ないぞこれは・・・
 大人っぽい磨紫那さんの余裕のある微笑み             人によっては
 「私のとこの紫舞ちゃんは反抗的でねぇ・・・」           大興奮だね
 気の強そうな磨紫那さんの眉間に                 これは・・・
 微小な力の入った心配そうなため息付きの顔           すご~い・・・
 「まぁまぁ、大丈夫ですよ、うちも大丈夫だったんですから」       へぇ、
 低身長二頭身縦線目のマスコット的な磨紫那さんの慰めるような声  話を聞く限り
 ところどころで顔を見合わせ                   紫舞ちゃんも
 話し出す・・・                  色々いるみたいだねぇ・・・
 「ちょっと!なんでここに部外者がいるの!!」              ん?
 
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