バハムートの焼肉@オイレンのラノベ置き場・双札

月から金、土はときどきを目標に私が書いたラノベを置いていきます。

トークミング!!/6

トークミング!!  6
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第6話 おかしい年頃
 
 「あーはっはっはっ!!」              あっはっはっはっはっ!!
 思わず空夜の下半身を指さし笑う               どういうわけだか
 「そんなに笑うようなことか?」                笑っちゃうよね
 表情を変えずに空夜が私の方を斜めに見る            こういうの!!
 「だって!敗れたポケットからレシートがはみ出て・・・」 あっはっはっはっ!!
 「こいつ、笑い上戸か?」                はっはっはっはっ!!
 「箸が転んでもおかしい年頃という奴かもしれないですわ」        え!?
 雅ちゃんの力無く呆れたような声と表情           僕もそんな年齢!?
 「とりあえず、ダメージジーンズのエフェクトを切る」     切るって・・・?
 「それ、エフェクトだったんだ・・・」            だったんだ・・・
 「そうだ、レーザマンお手製の代物だ」 レザーマン?どっかのゲームで出てきそう
 へー                                  へー
 「ああ、そうだ、二人も見ていく?」               見ていくって
 雅ちゃんがトーンを平常に変えて私達に話しかけてきた          何を?
 「何を?」             クソゲーしか置いてないんでしょここ・・・
 「ここね、裏で体験版とかやれるの」          そういうゲームショップ
 そうして、右側の衝立の裏側に行くと、           僕も行きたい・・・
 左右の壁際に並べられた机に並べられたパソコン 全部別々のゲーム入ってるの!?
 天井より下げられた横長のボードに               電脳世界だし、
 誰でも歓迎と書かれた張り紙のある部屋に出た          そういうことも
 そこを歩いていき、左側でマウスを幾度も大きく            あるよね
 動かし続けるワイヤーフレームの男を見つける、   怪奇!?ワイヤーフレーム
 「あれは何してるの?」                    って知ってる?
 「ああ、あれはレースゲームしてるのよ」   ワイヤーフレームだけになった男が
 ディスプレイにはレース場と車が映っている・・・   たくさん襲い掛かってくる
 「本来はトラックボールを使うゲームでね、              っていう
  トラックボールを回し続ける限り走る車を操ってレースを走るの、 ホラーゲーム
  左右キーで左右に曲がり、同時押しで後退よ、  ワイヤーフレームに触れた瞬間
  トラックボールの速度で自在に車体速度を変えられるから、   そのワイヤーに
  うまい人は車とは思えないほど華麗に走行するらしいわ」 沿って体がバラバラに
 「へー」                             なるんだよ
 「もっとも、一レースごとにヘロヘロになるけどね、ほら」  ワイヤーフレーム
 言われてさっきのワイヤーフレームの男を見ると、         の正体を探る
 マウスの動きが止まり、肩で息をしている・・・      ミステリアス展開から
 なるほど・・・                          実は・・・
 「あ、机開いてるじゃない、美穂ちゃん」        っていう代物なんだ!!
 そう言って、雅ちゃんが小悪魔の微笑みを浮かべながらこちらを見る、    ま、
 ・・・かわいい・・・          B級映画なんだけどね、って話がそれた
 「一つやってみない?」         何をするのか、ここから見えない・・・
 「え・・・?」                   今度僕にもやらせてよ!!
 なぜか自身の左口端が引くつくのを感じながら           っていうのは
 雅ちゃんが振り返って右手をメガホンのように口に当て  ゲームによるけど・・・
 「店長、P番の机、使わさせてもらいますね!」          友達と一緒に
 「あいよ!!」                 ゲームするのはたのしいよね!
 「え・・・?」                        いや、自分から
 そうして私はまたも左口端が引くつくのを感じながらも    誘っちゃおうかな!
 先にある開いていた机に付属していた椅子に座らされていた       さぁて、
 「・・・それで、何するの?」              どっちが勝つのかな?
 隣の椅子に座る雅ちゃんに問うと、     弾幕ゲーム、やったことないな・・・
 余裕綽々な微笑みで言葉を紡ぎこう返してきた   見た目からして難しそうだし、
 「弾幕ゲーム」        パターン憶えたりとか根性無いときついらしいし、
 ・・・面白い、得意ジャンルだ・・・  まぁ、でも、一度やってみようかな・・・
 
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