バハムートの焼肉@オイレンのラノベ置き場・双札

月から金、土はときどきを目標に私が書いたラノベを置いていきます。

トークミング!!/11

トークミング!! 11
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第11話 侍人狼
 
 「我らが側近よ、ここ最近の敗戦続きの状況は知ってよう・・・」   敗戦・・・
 お城の天守閣、屏風を裏に持つ一段高い場所に胡坐をかく 状況が見えてきた・・・
 精悍な青年城主が私達に声を掛ける                ここは・・・
 「その原因がようやくわかった、           なるほど、敗戦続きの城、
  どうやら、城の中に裏切り者がいるらしい・・・」       その中にいる、
 なるほど、しかし、敗戦続きも相当に続いている、       裏切り者を探せ、
 ここまで長いということはそれだけ裏切り者の権力も        という事か、
 大きいという事、もしかして、この中に・・・?            そして、
 「そこで、そち達に裏切り者を探して欲しい、             それは、
  裏切り者は調べたところ二名・・・、では、幸運を祈る・・・」    集まった
 はっ!                      侍たちの中にいる、と・・・
 全員の声が唱和し、立ち上がり、城主の間を出ていく・・・        ・・・
 ・・・侍人狼の始まりだ・・・               これが侍人狼・・・
 私は正統派の侍その色替え、               見た目は男キャラです
 紫と灰色の紋付き袴にちょんまげを付けている・・・  ちょんまげまで付けてるし
 豪華磨紫那さんは巫女服に長刀を携えた巫女侍だ、     ここでも巫女か・・・
 最近のアップデートで追加されたスキンだ、             へぇ・・・
 他にも鎧武者や忍び装束など、全員で八人・・・     他のスキンもあるみたい
 中身は、皆所有者の違うトークミングだ・・・            全員で八人
 重造さんや美穂ちゃんなど・・・           誰が裏切り者なのか・・・
 マップは階段を長くして五階建ての城を              一枚絵の中を
 無理やり一つのマップにまとめたような場所、      移動する感じなのよね~
 全員が散る中で私は四つある訓練場で兵士達と  訓練する意味はすぐに分かります
 共に訓練して戦闘力を上げていく・・・     訓練時しないと怪しまれるので、
 北東の集団訓練場、南東の剣道場、       この辺りはセオリーに則っている
 南西弓道場、北西馬術訓練場と訓練場を回っていく・・・       感じですね
 しかし、それだけではなく、城の四か所にある小部屋の一つで        ん?
 板を扉に立てかけ剣の素振りに励む・・・               自主練?
 「大変じゃぁあああ!!」                       おお!
 誰かの声が響き渡った瞬間、                   これは・・・
 私達は天守閣の殿の前にいた・・・                  集合して
 「夜侍の死体が発見されたそうじゃ・・・              死体発見!
  おそらく、裏切り者の仕業・・・」                話し合い!
 夜侍?浪人風の中身はLLさんの空夜君か・・・       怪しいのは誰だ!?
 よし、最初に初発言して主導権を・・・               主導権を?
 「死体の発見場所は誰か知っておるか?」             おお!発言!
 「私が馬術訓練場で・・・」                     発見者は
 豪華磨紫那さんか・・・                   豪華磨紫那さん!
 「では皆のもの、夜侍の姿を見たものは?我は見ておらぬ・・・」       あ
 いいや・・・                            ふむふむ
 私は・・・                           これは・・・
 訓練場で幾度かすれ違ったが・・・              手掛かり無し!?
 そんな声が聞こえる・・・                    ううむ・・・
 「では、馬術訓練場に最後に行ったものは?」    侍台詞でしゃべる紫舞ちゃん
 私は行って訓練したぞ                          おお
 私も・・・                               ふむ
 私もそうだが、こうなってくると・・・             ふむふむ・・・
 時間制限ももう無いし・・・                ふむふむふむ・・・
 「それでは、今回は手掛かりなしということで、            やっぱり
  殿、申し訳ありませんが捜査継続ということで・・・」     手掛かり無し、
 我も・・・私も・・・               これは侍側きついなぁ・・・
 「では、今回は捜査継続じゃ!」            人数的にも余裕は・・・
 殿がその判定を出し皆が散る、その次の瞬間、               ん?
 ぶぉおおおおお!!                       なんだっ!?
 今度は法螺貝の音が響き渡る!                何が来るんだ?!
 「大変でござりまする!敵軍が攻めてきましたぞ!!」        敵軍だ!!
 再び天守閣に戻って来た・・・            集合して何を決めるんだ?
 「皆の意見を聞きたい!誰が出陣すべきか!!」           なるほど、
 裏切り者を出陣するわけにはいかない・・・       白が誰かみんなの判断を
 裏切り者を三度出陣させれば負けになるし、            見るわけだね
 敵の戦力も潜伏されてしまう・・・では誰がいいか・・・         これは
 「先述の続きを訊こう!馬術訓練場に最後にいつ頃行った!?   出陣した人は、
  私は訓練場を二つ行ったあたりだ」          次に狙われるなぁ・・・
 私は最初に・・・我は二つ目に行ったでござる・・・           さて、
 よし・・・                          誰が行くのか?
 「私は重武者さんに投票します!」                  重武者?
 「なぜ?」                               誰?
 当の鎧武者、中身は裏裏裏さんの大隈重造さんだが、        ああ、おっさ
 が、驚き声をあげた     げふんげふん、よその人にそう言うのは失礼か・・・
 「武力も上から三番目、馬術訓練場に行った順番も三番目、       なるほど
  嘘を言っている順番とも、                       ふむ
  裏切り者だから上げたような武力だとも思えません!」    突出してないけど
 なるほど・・・確かに・・・               そこそこ能力値高いし
 全員が重武者に投票していく・・・            といったところかな?
 「では行ってくる」                        決定したね
 敵の戦力が少し多めに減ったな・・・                 あ、一応
 一応、小部屋で隠し武力を上げていたか・・・          別ウィンドウで
 「行ってきたぞ」              そういう数値が出てますので・・・
 よしよし・・・                今回は大丈夫そうだった、かな?
 そうして皆で散っていく・・・                   ふむ・・・
 と、私の前を一筋の苦無が飛んでいく・・・              苦無!?
 今投げたの誰だ!?           人狼ゲーなのにまさかの遠距離武器?!
 私が行くと、その先にいたのは白い和鎧に身を包んだ青髪の姫武者・・・   え?
 中身はカーソルは爆発するものさんの雅ちゃんだ          じゃあ・・・
 そして、苦無の先にには、長く赤い髪を後ろにまとめた     苦無の先は・・・
 赤い着物の浪人が倒れていたのだった・・・            死んでる!?
 「大変じゃぁあああ!!」            「じゃああ!!(美少女声)」
 天守閣に集められる・・・                死体が見つかった!!
 「火村ミヤが殺されていたそうじゃ!」            ああ、あの浪人、
 「私、苦無が飛んでいたのを見ました!」         よそのミヤ君なのか、
 「警報を出したのはあなたでしたな・・・」    またかっこよくアレンジしたな
 「そうです!そして、苦無が来た先には姫武者がいました!」    確かに・・・
 「え・・・?」                             おお
 姫巫女が驚きの声を上げる                    演技か・・・
 「弁明は?」                            そうです
 「み・・・見間違えですよ!」                見間違えか・・・
 「投票!!みんな投票!!」              どうなりますやら・・・
 結果は火を見るより明らかだろう、姫武者に投票が集まり、次の瞬間、   さて、
 「それまで!姫武者よ、侍として、切腹を許そう、遺言を」   殿が決めたっ!!
 木が生えた風情ある庭に布の敷かれ、           さて、見どころの一つ
 その上に小刀があり、そのすぐ後ろに               これは・・・
 白い肌着を着た姫武者が正座をしている、            切腹タイム!!
 横に立つ介錯役はランダムに選ばれ、今回は私、     紫舞ちゃんが介錯・・・
 「くないなげ、だいしっぱいだよ、くないなげ」         あ、はい・・・
 小刀で腹を切った瞬間、私の刀が姫武者の首を刎ねていた・・・      ・・・
 
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