バハムートの焼肉@オイレンのラノベ置き場・双札

月から金、土はときどきを目標に私が書いたラノベを置いていきます。

魔石物語/23

魔石物語 23
 
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23 地母神の欠片3
 
 「何かが生まれたって何が生まれたんですか?」
 私は素直に店主に訊いていた、
 が、店主はまたも気だるげに目を細めめんどくさそうに私から顔を背け出入り口の方に顔を向け
 「知らん、そもそも、欠片が全て集まったわけじゃないって話だし、地母神って言うのも話半分だし、地母神が何故欠片になってたのかもわからん」
 「僧侶は何故呪文を知っていたんでしょう?」
 私は心の赴くままに次の質問をぶつけていた、
 もっとも、店主は態度を変えず
 「さぁな、私はお話を聞いただけだからな・・・」
 「・・・世の中には、私達が知らないことがいっぱいあるんですね・・・」
 「そう言うことだ、さ、仕事に戻ろう」
 店主がそう言い背筋を伸ばす!
 「はい!」
 そう言って次のお客を待つのだった・・・
 仕事に戻れてんのかな、これ・・・なんて・・・
 そう疑問符を抱く気持ちから穏やかな気持ちになる私であった・・・
 
魔石物語 終わり 
 
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