オイレンのラノベもどき置き場

月から金、土はときどきを目標に私が書いたラノベもどきを置いていきます。

失踪、失意、絶望、/12 カードゲーム小説WカードFu

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カードゲームライトノベル Wカードフュージョン9話 失踪、失意、絶望、12
 
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 「あの機械は一体何だ・・・?」
 轟さんがそれを見てつぶやく、部屋の中央にあった最後の違い、
 それは大きな輪っか、四角く白い機械で構成された大きな輪っかだ、
 中央に大きな藍色の宇宙が渦巻いているようなその輪っかが、同様に白い四角い機械が集まって出来たような土台の上に浮いているのである、
 って、ちょっと待って、あの輪っか、もしかして・・・
 「ムハハハハ!!」
 またも響く聞きなれた笑い声、ええい、その声はもう聞き飽きた!!
 「どこにいる、ジョーカー!!」
 「ここですよ」輪っかの上から声が!
 見ると、いつのまにか輪っかの左手側上にジョーカーが座っていた、足をぶらぶらさせ、どこか楽しげですらある、と、その右手を口元に当て
 「ククク・・・見られてしまいましたねぇ」
 「う「待てっ!!」
 嘘をつくな、悪く笑ったジョーカーにそう叫ぼうとした次の瞬間、署長が叫び、まわりを制止させ、
 署長が目を細め、ジョーカーの方をにら
 「何が目的だ、なぜ我々をここにおびき寄せた?」
 「そうですねぇ・・・こういうことでなら納得しますか?」
 ジョーカーが笑う、
 ジョーカーが右手を振り上げ、またも中指親指こすりあわせパチンと鳴らす、
 あいつが指をこすりあわせるたびに嫌な事しか起こらなかったが・・・
 ガーッ!バン!!
 背後から大きな音がし、皆一斉に後ろを向く、
 なっ!いつの間にか扉が閉じられてる!
 「これで納得してもらえましたかね」ジョーカーの方から笑い声がもらい出た
 笑い声に反応し、この場の全員がジョーカーの方を向く
 「さらにこれもおまけしましょう」
 またも同じように指をこすりあわせる
 パチン!!ゴゴゴ・・・・
 な!?今度は地響きかよ!!
 しかし、地響きといっても深刻なそれではない、恐らく、ジョーカーがやってるような脅しつけに近いものな気がする、
 が、それでも状況把握のためか、隊員たちは少し目を見開き驚いた表情を浮かべながらもながらもあたりを見回っている
 「みんな!気をしっかり持て!」
 署長の一喝が響き、それによって辺りを心配そうに見回していた隊員たちがジョーカーの方に向き直る!
 「ふむ、無意味でしたか・・・」ジョーカーが残念そうにつぶやいた「でもこれは本物ですよぉ!!」
 突如、右手の方から大きな手腕が飛んできて隊員たちを薙ぎ払う!
 その手腕は輪っかと同じく、白い四角い機械が合わさってできたもので後ろの方に長いコードが付いていた
 「うわぁああ!」「だぁああ!」「どわぁああ!」
 機手腕が幾人かの隊員をふっとばし壁に叩き付ける!
 「今度はシャレになりませんよう!」
 続けて、唐突に上の方に別の手腕が現れる、
 指の位置、さっきのは手の平に上の指が右側の方が付いていたことから言って、多分左手だが、今度のは、逆、すなわち、右手!
 「それっ!!」その現れた機右手が握られ、振り上げられる!
 床に向かって勢いよく振ってくる!
 「散開!!」隊員たちが一斉に、散る!
 ドゴッ!
 振り下ろされた右手は盛大に破砕音を立てるも、その下には誰もいない!
 「おやおや残念・・・じゃ、そろそろ退散させていただきましょうかね」
 えっ、退散!?
 思った時にはすでにジョーカーは空中に飛び立ち、輪っかの中央に飛んでいた
 「もう、皆避難させましたからね、ああ、それはあげますよ、もっとも、使いこなせればですがねぇ、ムハハハハ・・・」
 ジョーカーが捨て台詞をはいて輪っかの向こうへと消えた時、輪っかの左右から白い扉がスライドしてきて完全に閉じられてしまった、
 同時に、輪っかの上に、さっきの両手腕と同様、白い四角い機械に覆われた巨大な一つ目のレンズが浮かんでくる、
 それは、首がわりに細いケーブルが輪っかにくっ付いており、やはり、そのレンズの目でこちらの方を見降ろしてきた
 「ここは私が行きます!」声を上げたのはサーディン!
 「チェンジ!」掛け声をあげ、前部を扇状に開いて・・・開いて・・・開かないなぁ・・・
 「なっ!?どうしてだ!!」
 え、どうして?後部も展開しないし・・・まさか、ジョーカーがこの部屋に何か仕掛けを・・・?
 バチバチ、バチバチ!
 と思ったら、サーディンの前部中央から何か電気音がする、よく見ると、そこから漏電してるじゃ無いか!!
 なるほど、あそこはラパードの戦闘で傷を負ったところ・・・つまり、一度パトカーに変形したはいいものの、そこで何か不具合が起きてロボットに戻れなくなったんだなっ!!
 「くそっ、私側の不具合かっ!」どうやら、サーディンも気付いたようだ
 で、サーディンが行けなくなるとなると当然
 「任せろ、私が行く、だろう、双歩!!」
 「うん!」
 カーディンの力強い声に思わず大声で返した!
 「まさか、本当に行くのか?民間人で、子供である君が・・・?」
 見ると、署長さんが僕の方を目を細めて見ていた、にらんでいるというよりかは、心配しているといった顔、
 でも、僕はここで不敵に笑って見せるっ!
 「大丈夫ですよ!何度もこんな場は乗り越えてきましたから!!」もう、誰にも心配かけさせない!!
 「行こう、カーディン!みなさんは散って下さい!!」
 カーディンが前進すると同時に、まわりの隊員があたりに散らばる、とそれと一緒に、サーディンも右手の方にバックで移動していった
 「くそっ!私がもっとしっかりしていれば!!」
 サーディンの悔恨の声が聞こえるが、今はそんなことはどうでもいい
 「プログレス、チェーンジ!!」
 カーディンが叫ぶと同時に、カーディンの前部が左右扇のように開いて両肩となりつつその間から頭が出る、額にキラリと光るパトライトと羽のエンブレムが付き、その下に黄色い機瞳の鋼の顔がある、先の切れた三角頭だ、
 さらに、後部が外装ごと、曲げていた足を延ばすように伸び、伸びた足が地についてその反動で宙に跳ぶ!
 そこから、両肩の部分から両脇を閉めるように両腕が出てきて腰と同時に180度回転して、タイヤの部分を外側に出し、
 胸の部分のX字のパトライトの下二つが体側に振り子が上がるように回転収納、緩いV字となった胸のパトライトがパーポーパーポーと音を出して光り、カーディンが着地しつつ右拳を前方のあの輪っかロボットに向かって突き出す!
 さて、次は僕の番!
 ジャケットの左側内ポケットから右手でデッキケースを取り出し、あの輪っかロボに向かって突きつける!
 と、僕の前に緑の半透明の角の丸い板と緑の画面が現れた!緑の画面の向こう側には前後反転させた緑の半透明の板も写っている、
 そして、デッキケースを左手側に置くと、デッキケースからデッキが外れてひとりでにシャッフルされて山札になりつつその場に置かれ、デッキケースが上下反転しつつ山札のさらに外側に置かれた、
 ふむ、緑の画面には、白文字でライフカードを五枚置けという指示、どうやら通常ルールのカードバトルになりそうだ、
 右手で山札の一番上のカードを取って緑の半透明の板手前に置いてライフカードとする、
 それを計五回繰り返してライフカードを五枚並べ、
 続けて、同じように右手で山札から一枚カードを引いて今度は左手に移して手札にし、
 今度もそれを計五回同じように行って五枚のカードを手札にする、
 これで、準備完了だ!!
 「やれる!?カーディン!」
 「双歩は!?」
 「もちろん!!」
 「それでは、行くぞっ!!」
 かくて、僕、カーディン、轟さん、サーディン、博士、署長、そのほかの隊員たちを守るため、戦いに、いざ挑む!!
 
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