バハムートの焼肉@オイレンのラノベ置き場・双札

月から金、土はときどきを目標に私が書いたラノベを置いていきます。

炎の精霊と火山と謎の剣 ダブモン!!7話/15

 
炎の精霊と火山と謎の剣 ダブモン!!7話/15
 
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 剣の刃の方に熱気を集め、熱で擬似的に刀身を少し伸ばしそのまま左前に跳んで剣を振り上げ正面の岩を両断!
 続けて右上に跳びつつ次の岩を横に両断して上部分を蹴って跳び越え着地しつつ最後の一個は袈裟懸けに両断してできた隙間を跳び通り、
 それぞれずれた部分が左右に吹っ飛び転がって、その後ろを俺は悠々と歩き出す、そして、異常がないか剣の方を見つつ異常が無いようなので思う存分悦に浸ってしまう
 ううん、切れ味ばっちりだ、
 ・・・こんな使い方してたら絶対にどやされるな、控えよう・・・
 一応、予備の剣・・・つったって普通の鉄の剣だが、はあるのだが、この場所でこいつの能力を確かめておきたい旨もあり、今までこっちのほうを使ってきたのだ、
 本当だ、大体、師匠にも予備の剣ぐらい持てと口酸っぱくして言われてきた、
 その師匠も今頃目的を果たしているだろうか・・・
 最後に口ずさんだ
 「人間とはかくも体力に適性を持つのか、将来、私達の敵にならなければいいが・・・」
 等と言っていたが・・・
 単に種族や住む場所が違うだけのような気がするけどな・・・
 現にダブモン達とは仲良くやっているわけだし・・・
 そんな事を思いながら歩を進めていくと、少し通路がまっ平になっていく・・・
 確かこの先が目標の場所だったはずだ、ちょうど、魔の山の中央に位置する、
 元の熔岩の吹き出る穴の真下、ということになるか、吹き出る時間帯が決まっていて、それははほとんど一瞬なので、それ以外は安全なのである、
 もっとも、今のこの山になってる状況でどこまで安全かは保障できないが・・・
 ん?遠くに見える黄色から横外側が赤くなっていくあれは・・・熔岩の柱!?
 確認のために走って近づいてみる・・・
 この肌が散りつくような熱さ、間違い無い・・・くそっ!あともうちょっとだと思うんだが・・・
 止められないか、試しに剣で熱を吸ってみる、が、冷めて岩化する間にも上から上から熔岩が降ってきて岩が流れ元の状態に戻ってしまう、ううむ、左右の隙間から見るに目標の場所の少し前の広場のような場所に見えるし、本当にもうすぐだと思うんだが、他の道も思いつかない、どうしたら・・・
 
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