バハムートの焼肉@オイレンのラノベ置き場・双札

月から金、土はときどきを目標に私が書いたラノベを置いていきます。

炎の精霊と火山と謎の剣 ダブモン!!7話11

 
炎の精霊と火山と謎の剣 ダブモン!!7話/11
 

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 探索4
 
 「ようやく目が覚めたか、って、あっ・・・おい・・・」
 が、アツグマグマは心配したその隙をついて逃げ出してしまった
 「誰にも言うなって言われてるんです~」
 そう言葉を置き残して・・・
 「何を誰にも言うなって言われてんだ・・・?」
 「どうなんだろ、えっと、ユネッタ、わかる?」
 後ろのユネッタも少し呆然と少々目を見開いていて
 「私にもわかりません」と返してきた
 ううん・・・そっか・・・
 「とにかく、先に進もうぜ、また邪魔が入るかもしれないしな」
 「そうだぜ」
 「行くか・・・」
 良星、兎白、カンテーラの言葉・・・
 そうやって、僕達はイグリードとユネッタの案内によって先に進んで行く、
 そうだ!
 「カンテーラやウィルピーは何かわかる?」
 「・・・道の様子が変わって行ってるな・・・」
 「そうなんです?」
 「どういうことだよ、カンテーラ?」
 ウィルピーと良星の言葉に、カンテーラが二人に少し視線を送る
 「道の様子が徐々に変容していってる、熔岩に埋まったり逆に道が出来たり、そんな場所ばかりなのかここは?」
 「いいや、そりゃ、波打ち際はいろいろ変化が激しいがな、俺達の通る道はそうじゃないぞ、下に熔岩が流れちゃいるが、ほら」
 するとひときわ大きな場所に出る、下に流れる熔岩が蛇行する、大きなホール状の空間、しかし、中央に短い橋のような物が出来ている以外は、足場も高い位置にあり、しっかりしてそうだ、
 「熔岩が流れてるって言ったって、事故が起きないようにきちんと管理してだな・・・」
 が、その熔岩の位置がいきなり上がって行き、橋と周辺の足場を覆い尽くしていく・・・
 「ええっ!?」「おい!」「どうなってるんだ!?」
 「先に進めないじゃない!」
 「俺達は一応行けるけど」
 「です」
 「わ、私も・・・熔岩の上、直に飛ぶのは嫌だけど・・・」
 だけど・・・
 「歩いて行けないのは問題だよ、どうにかできないかな・・・」
 皆が一様にいろいろ言って、どうにかできないかと周りを見回す、
 と、いの一番に僕の目に熔岩の中から顔を出す蛇が写った、
 青い顔に、首に熔岩石の複雑な立方体を着けている、
 「あれは・・・?」
 「あいつはネクポッダ!?あいつの仕業か!?」
 イグリードがそう叫んだ瞬間、ネクポッダが熔岩の中に潜って行ってしまった・・・
 「あ・・・あいつ・・・」
 「熔岩の中・・・」「そう簡単には・・・」「手出し出来ないか・・・」
さて、どうしよう・・・
 
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