バハムートの焼肉@オイレンのラノベ置き場・双札

月から金、土はときどきを目標に私が書いたラノベを置いていきます。

大決戦!!賭けられる、世界の命運!! ダブモン!!27話/26

大決戦!!賭けられる、世界の命運!! ダブモン!!27話26
 
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
 

 
26
 
 「馬鹿な・・・力が・・・」
 そう言って魔王は片膝をつく
 鎧の音が響く中で俺は一歩前に出て声をかける
 「約束だ、これで人間たちと」
 「はいどうも」
 声が聞こえたのは右側の部屋の窓、
 そこに全員の視線が集中する、
 窓に片足をかけ今ここ玉座の間に入ろうとしているのは背中に羽が生え、金の髪と白磁の肌を持つ女性・・・
 そう、女神だ!!
 女神・・・!?
 「そんな馬鹿な・・・敵陣のただなかだぞ・・・!?」
 俺達がつぶやく中で魔族たちが驚きにか抑え気味に声を上げ目を見張り、体をこわばらせている・・・
 女神はそんな魔族も俺達も一顧だにせず魔王の所に飛び、
 持っていた木の杖の柄で突き落とす
 ゴッ
 無慈悲な音を立て、魔王の頭が地面と板挟みになり、砕ける、
 そして、魔王を丸で獣のように顔を下げ、喰らっていく・・・
 全員がそれを見ていた、いや、唐突なこの展開に動けなかったのだ、
 だが、動けない中で考えは進んでいた、そう、本当の敵は・・・女神!!
 と、魔王を欠片なく食べ終え、
 女神が頭を上げる
 俺の口から思わず声が漏れる
 「おい・・・」
 「あら・・・?」
 女神が口元から大量の血のような物を垂らしながら俺達に振り返る
 ここで言うべき言葉は一つ・・・カードバトルだ
 「あなた達に対する対策をしていないとでも思った?その言葉は、言わせないからね」
 何を・・・
 考える内に女神が杖の先で床を叩くと、
 景色が一変していた・・・
 
大決戦!!賭けられる、世界の命運!! 終わり
 
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――