バハムートの焼肉@オイレンのラノベ置き場・双札

月から金、土はときどきを目標に私が書いたラノベを置いていきます。

大決戦!!賭けられる、世界の命運!! ダブモン!!27話/01

大決戦!!賭けられる、世界の命運!! ダブモン!!27話01
 
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 「リチャージ」
 「リチャージ」
 「ドロー」
 「ドロー」
 俺達の目の前には、闇色の肉食恐竜のような小型のダブモン、
 そして・・・
 「どうした?早くカードを選ぶがいい、余興は、始まったばかりだ・・・」
 その背後で数段上の玉座の前に立つのは、生体と金属が融合したような質感の闇色の全身鎧に身を包み、赤いマントを背に流す存在、
 顔は兜で全く見えない・・・
 俺は左手の手札を改めて見る、
 さて、どう攻めるべきかな?
 とりあえず様子見のこの2枚で・・・
 「セット」
 「セット」
 いくぞ・・・
 「オープン!」
 「オープン!」
 「来い、ダブモンNo.22、幽明の案内屋 カンテーラ」
 「ダブモンNo.22、幽明の案内屋 カンテーラ!」
 「さて、行きますか」
 カンテーラが前に躍り出る!
 「さて、私は・・・ガオグライ
 「ダブモンNo.452、昏始の軍兵、ガオグライ
 「ガャァァアアアアアア!!」
 前に出てきたのは二足歩行の黒い小型肉食恐竜、
 鱗で覆われた黒い肌に鋭い牙の生えた大きな頭、
 高ぶりでか大口を開け、そこにある瞳が俺に噛みつく勢いで見る・・・
 「『カンテーラのコストにマルチエレメンタルパワー.を指定!!』」
 「『ガオグライのコストに六つ場所の昏き、巻き込んだもの、力を増したものを指定・・・』」
 1番戦闘!!
 ガオグライが俺の方に駆けてくる!
 「おっと、お前の相手は俺だぜ?カンテラハンマー!」
 カンテーラがガオグライの方に飛び左手のカンテラガオグライの頭に叩きつける!!
 ガオグライは気絶しかけたのかいったん下がるも、今度は口を閉め頭突きを仕掛けてくる!
 「カンテラブレイズ!」
 カンテラからの火でそれを押し返すカンテーラ!
 「それで終わりか?まだ来れるだろ?」
 「ガャァガャァ!!」
 ガオグライの頭が怒髪天にか赤くなると、足を地面に幾度も叩きつけ力を溜め・・・
 勢いよく突進!!
 「やるじゃないか・・・だが、カンテラブレイズ!」
 炎を受けてもなお勢いは止まらない!
 「致し方無いか・・・・シャドウブレイド
 カンテーラの右腕から刃がのび、横から振りかぶり振るってガオグライを一気に斬り裂いていく!
 ガオグライは口を開けその歯で受け止めるもカンテーラの勢いは止められず刃は振り斬られ爆発!
 その勢いで魔王の方に飛んでいくガオグライ
 だが、魔王は冷静に俺達を見据え
 「おや、さすがにこれぐらいではやられないか?だが、私は『ガオグライの戦闘後効果を発動・・・』」
 なんだ?なんなんだ・・・?
 ・・・強い既視感に眩暈がする・・・
 思わず俺は右手を使い揺れようとする自分の頭を支えた・・・
 
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