バハムートの焼肉@オイレンのラノベ置き場・双札

月から金、土はときどきを目標に私が書いたラノベを置いていきます。

泡出る滝の渡し守 ダブモン!!22話/04

泡出る滝の渡し守 ダブモン!!22話04
 
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 4
 
 「リチャージ!」
 「リチャージ!」
 「ドロー!」
 「ドロー!」
 「セット!」
 「セット!」
 「オープン!」
 「オープン!」
 「スワロウィグ!!」
 「ダブモンNo.53、巣目の鬘屋、スワロウィグ」
 上から突風が吹き、風が来た方より僕の前に矢じりのような鳥が飛んできた、
 黒の羽毛、腹は白く、胸元の赤、中程から急角度な両翼、鋭い黒の瞳に黄色いくちばしを持ち、
 前三肢後ろ一肢の細い足、頭には後ろに流れるように見事な赤髪が生えている、
 「クレッセン!!」
 「ダブモンNo.317、三日月の水質分析技術者、クレッセン」
 下よりバブルリーの前に水しぶき上げ出てきたのは、顔の左右に後ろに向かう様に左右に大きな三日月型のヒレが生えている、
 黄色い魚、
 それはブーメランカッターのように一回転しつつバブルリーの前に着地した
 「『スワロウィグのコストにアイスエレメンタルパワーとアイスイングブリザードエレメンタルパワーを指定!』」
 「『クレッセンのコストにバブルイズエレメンタルパワーとバブルシールドエレメンタルパワーを指定』」
 1番戦闘!!
 俺とバブルリーの宣言の声が響くと同時に泡の鳥アワチョが大きく羽ばたきスワロウィグに飛んでいく!
 一気にスワロウィグも飛ぶも、アワチョに激突!
 泡が割れていき貫通する!
 が、残った泡が分離していき復活するアワチョ、
 振り返るスワロウィグだが、羽の動きを始め妙に動きが遅い・・・
 あ!よく見ると体中に泡が付いてる!?
 あの泡のせいで動きが鈍いのか!?
 さらに、アワチョがスワロウィグに向かって両翼を羽ばたかせ泡を送る・・・
 その泡が体に付き、動きが鈍るスワロウィグ、
 まずい、羽の動きが鈍ったことで少しずつ下降してる・・・
 このままだと落ちる・・・!
 しかし、そこでいきなりスワロウィグがくちばしを自分の右翼に向けて一回ついばんで自らの羽を取り、
 一気に高速でアワチョに向けて飛びアワチョを貫通、さらにアワチョを複雑に往復するように飛びそのたびに泡の付いた羽を抜きながらアワチョの泡々を羽を刺し割って放り投げて行く!!
 そして、アワチョは泡が分離できないほどに細かく割れ切り、そこいらじゅうに泡の付いた羽が舞っていた、
 羽が全て下の湖に落ち、水の中に入って行く・・・
 「だけど2番戦闘!!」
 バブルリーの宣言にクレッセンがブーメランカッターのように横回転しながら飛んで来る!?
 「『さらに、クレッセンの効果!ターン終了時にスワロウィグを2番に移動させて次のターンのこの戦闘時に引き分けだった時、そのターンに召喚したモンスターの自身のパワーで勝敗を決める!これで次のターンに倒させてもらうわ』」
 「そんなの関係なないわ!」
 バブルリーの声にそちらに向けていた視線を飛んで来るクレッセンに変え、
 「うらぁ!」
 そのクレッセンをフリィジアがかすりながらも槍を振り下ろし下に弾き飛ばした!
 「フリィジア、大丈夫?」
 フリィジアはバブルリーを見据えつつ言葉を吐く
 「とりあえず、復活!」
 大丈夫か・・・?
 いや、とにかく
 「ターンエンド!」
 「ターンエンド」
 互いの、俺とバブルリーの宣言が飛ぶ!
 
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