我はダブモン!我こそがダブモン!! ダブモン!!16話04
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「さて、どうにかできるか?」
「さぁな・・・」
アグニスがぶっきらぼうに返してきた、
ったく、一体やられてるのはそっちも同じだろうに・・・
「リチャージ!」
「リチャージ!」
「リチャージ!」
「ドロー!」
「ドロー!」
「ドロー!」
「セット!」
「セット!」
「セット!」
おっし行くぞ・・・
こちらが右手を、向こうが念動力のようなものでカードを動かし、こちらが1番、クリアード側が2番に置いたカードを表に!!
「オープン!」
「オープン!」
「オープン!」
「さぁ、こちらはカチュクリ、サマリヴォ!」
クリアードの前で炎と水が集まり、鳥が生まれる、一方は炎だが、右翼が水で形成され、
一方は水だが、左翼が炎で形成されている・・・
「来い!バーンウルフ!!」
俺の前で炎の竜巻が吹き上がって、それが散り、一体の狼が立っていた、
背からの背面が赤、腹側が白い毛皮を纏い、たてがみが炎のように赤く、額の毛皮を持ち、口に葉っぱの付いた細い茎を咥えている
「ライバホース!!」
空より濃紺の馬が足に電撃を纏って走ってくる!
そして、全員の周りをまわってアグニスの前に降りる、
その鬣は黒くて多くて硬質であり、波立つ中で後ろに伸び、額には交差するような白い傷のような毛並みがあり、蹄の上にも白い毛が覆っているような部分がある、
「バーンウルフのコストにマルチプルエレメンタルパワーを指定!」
「ライバホースのコストにはダークエレメンタルパワーとダークネスエレメンタルパワーを指定!!」
「憑依!」
「・・・!」
カンテーラがバーンウルフに憑き、バーンウルフの首にカンテラ付きのマントが巻き付いて、
ネクロスが剣になったと思ったら、ライバホースの首に上より突き刺さり憑りつく!
「1番戦闘!」
「1番戦闘!」
「1番戦闘!」
三者の戦闘開始の声!まず憑依したカンテーラが光の獣に向かって行き、同じく憑りついたネクロスが闇の獣に向かって行く!
光と闇の獣はカンテーラの噛みつきとネクロスの突進を大きく後ろに下がり避け、
一気に光と闇のブレスを吐く!
対抗するようにカンテーラが炎を吐いて光と闇のブレスを抑える!
が、押され始める・・・
そこに光と闇の獣の横から一気にネクロスが雷を纏った走りで横切り、光と闇の獣を吹き飛ばす!!
「ナイスだ」
「まだだ・・・!」
「賞賛ぐらい受け取れよ」
「・・・」
カンテーラがネクロスとやり取りしつつ地に向かって炎を吐き出し、その炎が地より反射する勢いで光と闇の獣を宙に浮かせ、
ネクロスが雷を纏いながら突進、闇の獣を足で踏んで大地に叩きつけ、
カンテーラが跳躍して光の獣に噛みつき、噛みついたまま首を大きく上に上げ下に振りながら離し地面にたたきつけ、
二体が爆発!消滅する
が、炎と水の鳥がこちらに飛んできて、俺に炎を、アグニスに高圧水流を吹き付ける!
「おっと!」
「まて・・・!」
そこにカンテーラとネクロスが一直線に割り込んできて、それぞれ火炎と高圧水流をその身に受ける!
「まだまだ」
「・・・この程度」
しかし、カンテーラとネクロスは炎と水を受けながらも炎と水の鳥に向かって走り跳躍し、カンテーラが右前足を振り上げ、ネクロスが体をのけぞらせながら右前足を上げ、それぞれ攻撃しようとする、
が、攻撃を受けるまいと炎と水の鳥は攻撃を中断しつつ大きく羽ばたいて後退して避け、
そのまま振り返ってクリアードの方に飛んでいった、
着地するカンテーラとネクロス、
「サンキュ、カンテーラ」
「ふん、まぁいい」
礼を言う俺に対し、アグニスは少し高圧的に鼻など鳴らして憎まれ口をたたく・・・
ったく、アグニスも素直にお礼言えばいいのに・・・
さて、とりあえずどうにかなったか?
とにかく1ダメージ、か・・・
「おっと、安心してるところ悪いけど、カチュクリとサマリヴォの効果を発動!」
クリアードが右手を前に出して宣言してきた!?
「次のターン、ライバホースとバーンウルフにはカチュクリとサマリヴォの相手をして貰うよ!」
なに!?
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