バハムートの焼肉@オイレンのラノベ置き場・双札

月から金、土はときどきを目標に私が書いたラノベを置いていきます。

トークミング!!/4

トークミング!! 4
 
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第4話 ファンタジズア-2
 
 出てきたのは空母の上、広い甲板の上には              ってわけで 
 いくつもの大砲がならんでいる・・・    プレイヤー交代、磨紫那ちゃんです!
 にしても・・・                          可愛い!!
 私は横を見る、なんていうか、              巫女服が何ともいえな
 磨紫那ちゃんがディスプレイを見ながら               いねぇ!!
 マウスを握ってキーボードに指を掛ける姿は新鮮だ・・・     うんうん、新鮮
 磨紫那ちゃんが首振りこちらを見る     まぁ、巫女さんがパソコンをいじるっ
 力の無い疑問顔・・・              ていうのは新鮮そのものだね!
 「何?」                             この疑問顔
 「な・・・なんでもない・・・」                  も良い感じ
 思わずディスプレイの方を見直す私・・・ ううん、こっちも照れてるかなぁ・・・
 ディスプレイの中では、他の兵隊たちが   さて、ゲームの方に戻りましょうか!
 次々と砲台の中に入っていく・・・                    実は
 「これ、砲台の大きさで飛距離変わるから、              この船、
  空いてる好きなのに乗って、照準合わして飛ばしてもらうの、 島の周辺かなりの
  最低でも島の海岸にはたどり着くから」          速度で回っていて、
 「じゃああれかな・・・」                    好きな場所に
 と、磨紫那ちゃんの操る兵隊が中央の一番デカい奴に入っていく・・・  行くには
 「それでいいの?」              コツがいるらしいんだよね・・・
 磨紫那ちゃんが少し真剣な表情で私の方に向く       まぁ、島の様子を見て
 「一番大きくて飛距離があるってことは、    好きな場所に行けるようになると
  一番選択肢が多いってことでしょ?」               初心者卒業
 ううん、確かにそうなんだよねぇ・・・           ・・・らしいです!
 このキリッとした表情もいいんだ・・・     ゲーム実況は~?紫舞ちゃ~ん?
 大砲に乗って兵隊が飛んでいき、モルタルで              よしよし
 作られた家々並ぶ荒廃した住宅街に着地する・・・   周りに敵はいないっぽい?
 左手側近くには大きな塔もある               街のシンボル的な?
 「えっと・・・」                         さてさて、
 戸惑って目を開き一時停止す                    はてさて、
 る磨紫那ちゃんも可愛い・・・         こういうところでするべきは~?
 「近くの家々を探索してアイテムゲットだ!」   この手のゲームの定番だよね~
 「らじゃ」                              らじゃ
 なんでいきなりノリ良くなるの?ねぇ!!               なんてね
 思わず興奮する私・・・                   ゲーム実況は~?
 そのまま家々を回り                       て、私もか、
 「これって・・・本?」       本もあるんだね、この手のゲームには珍しい
 白壁に木の床の部屋の一室でそれを発見する、橙の表紙の・・        橙?
 「それ、モンスターの召喚本じゃない?」            これが召喚本?
 「何が出てくるの?」         魔界と現世が融合したりしないよねぇ・・
 「使ってみるまで分からないよ、             ちなみに使いきりで、
  でも、モンスターいる内は交代とかできないから注意ね!」     他の本は今
 「それじゃあ・・・」     召喚しているモンスターの餌になったりもできます
 出てきたのは足三本のカラス・・・                    へ~
 神秘的なそれは巫女服の磨紫那ちゃんと相まって神秘的な雰囲気を形作る・・・ 鳥
 ・・実際は迷彩の兵隊服なんだけど・・・ 類は神社の鳥居とかと関係が深いからね
 「これは・・・?」                     ゲームのキャラと
 「まさか・・・ヤタガラス・・・?」        現実は違うからね仕方無いね
 つぶやいてから思い出した、間違いない・・・         間違いない・・・
 「オートエイム付与・・・」                    え・・・?
 そう、ある程度照準を補正してくれるのだこいつ!      おお!ランダム要素
 いや、初心者なんだからこれぐらいの補正は・・・          強すぎだと 
 「とにかく、武器無いとどうにもならないよね・・・」    思うんだけど・・・
 「他は・・・水色の本?」                 さっきのとは違うね
 「それは武具に氷属性を付ける魔法の本だね」      エンチャント本か・・・
 「へ~」                  属性には他に火水雷地草毒があり、
 「でも今は関係無いね、            毒属性以外は強弱関係があって、
  武具を探したほうがいいね・・・」    武器に付けると基礎ダメージアップ、
 そうして家探しを続け、一本の弓と矢の束を発見する・・・ 状態異常が付いたり、
 「これは・・・?」       弱点の敵に対してさらにダメージがアップして、   
 ステータス画面を開く 防具に付けると同属士と強い属性に対してダメージが下がり
 磨紫那ちゃんが、 弱に弱い属性だとダメージが上がったり確実に状態異常が付いた
 そこに出てきた      りします、乗り物にエンチャントもできてその場合燃え
 説明文は・・・      盛る車になったりタイヤ痕で炎が燃え盛ったりします防
 「Sクラス・・・神器じゃないか!?」 具にどの属性を付けるのかも重要ですね!
 「神器?」                          あ、そうそう、
 私の大声にだろう、多少顔が歪んだ          神器にはエンチャント本は
 不機嫌な顔を見せる・・・                  付けられません、
 「あ、うん、武器や防具にはランクが付いて     その分強力だったり最初から
  て、Sクラスの物が」                  属性が付いていたり
 「神器って言われてるわけだ」 強力だけど弱い武器で対抗できないわけじゃなく、
 「そうです」                       対策もしやすいと、
 「で、これはどこがすごいの?」  ま、それでも取っちゃうらしいんですよ神器、
 「射程が・・・」                         強力だし、
 「射程が?」              何より敵に使われたら厄介だから・・・
 「通常のライフルの三倍・・・」                 そりゃ長い!
 ・・・いつの間にか、磨紫那ちゃんは塔の上に登り、弓矢を構えていた・・・ この
 遠くを見ると、遠い地が赤色で染まっている・・・   手のゲームで射程が長いと
 「なんで赤くなってるの?」             不意打ちしやすいからね~
 「あの向こうに行ったらダメージ受けるの、        いわゆる戦闘範囲だね
  今回は赤だから火属性だね、外に行くと             他の属性では
  火属性のダメージ受けて時間で範囲が狭まってくると水量が      水量が上
  少なくなったり沼地が乾燥して足を取られずに通れるようになったり  がったり
  火山が噴火したりするよ」            水が凍ったり雷を帯びたり、
 「へぇ・・・じゃ、やってみるわよ」          毒やオイルが流されたり
 「おっけい」                雨や雪や酸性雨が降ってきたりする
 磨紫那ちゃんが弓を構える・・・        その代わり、防御属性によっては
 そうそう、磨紫那ちゃんが催事で弓を構えた時の  環境からダメージを受けた時や
 美しさと神秘性がもう最高で・・・             領域範囲外に出た時
 とと、今はいいか・・・             ダメージが半減したりします!
 そして、遠くの兵隊に狙いを定めその矢を放つ、      「ズバァン!(美少女声)」
 ヒット、兵隊が倒れる・・・             「ドサッ!(美少女声)」
 周りを見渡し、また狙いを定め、放つ!     「バシュウン!(美少女肉声)」
 また、矢が貫き相手が倒れる・・・         どうどう!私の生声効果音!
 「今度はまとめて・・・」             え?文字だからわからない?
 明らかに撃ち合いやってる集団を、矢で貫く、            でもでも、
 最初は流れ弾に当たったか       後ろに、(美少女声)って入れたじゃん!
 別の奴に撃たれたのだろうと気にしなかった集団が            あなた
 人数が減るにつれて辺りに射手がいないことに気づいて動きが止まりはじめ、  の
 そして、最後の一人を撃ち           理想の美少女声、入れてみてね♪
 「まずいぞぉおおおおおおおお!!」
 ・・・おっさんの叫び声・・・             お・・・おっさん・・・
 トリップしていたのを覚まされた怒りからか右拳を思わず力いっぱい握り込む あ~
 「磨紫那ちゃん、あの声の主を撃って」             やっちゃえ!!
 「了解」                        行け~!そしてっ!!
 磨紫那が弓矢を構え、放つ!   美穂ちゃんがかわいいのでいいねく~ださい!!
 矢は一直線に飛んで壁を貫通し  ううん!これも一度やってみたかったんだよねぇ
 「ぐわぁあああああ!!」                   理由はもちろん
 おっさんの悲鳴(うれしくない・・・)が響き渡った・・・  流行ってたから!!
 
 PS.あの後、矢が無くなって塔を降りたところで鉢合わせた別プレイヤーに蜂の巣にされました
 順位は三位でした
 
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