この争い起きた戦場で ダブモン!!8話27
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報告書、ダブモン研究家 タイカリス・ワイズ
題 今までに発見された、ダブモンの属性の、全て
現在確認されているダブモンの属性は
光、闇、地、水、火、風、それに地、水、火、風の複合、
火と風の雷、風と水の氷、地と火の核、水と地の樹、
光闇地水火風雷氷核樹の十属性だ、
これは複数の研究書に記されているし、これより減った数はあっても増えたことは無い、
故に、研究機関ではこれを確認されたダブモンの全属性だと定めている、
しかし、問題はだな、例えば、ガーベアンというダブモンを知っているだろうか、
そのダブモンは背中に鉄の大剣を背負っているのだが、
それが、寒いところでは氷の大剣になったり火山性の所では赤い溶岩を内封するようなものになったり夜の長い場所では三日月のようなものになったり森林では木の大剣に、竹林では竹の大剣になったり
体色も白くなったり黒くなったり三日月の文様が出たり黒焦げ茶色になったり白黒になったりと・・・
特に持ち物が違う場合も一貫して地属性なのである、他の属性に変わることは無い、
おかしいだろうという研究者もいれば、
何らかの理由で新種として世界樹と認められる可能性もあるのではないかという見方もあり一向に定まらない、
ガーベアン以外の種でも似たような種がいるのだ、
私達研究者としては、ダブモンの属性は原種と定められた者ものから進化する過程で見た目が大きく変わってもめったには変わらないため、いつも頭を悩ませているのだ、
デッキケースがあればそんな事にも頭を悩まさずに済むかもしれないのに、あれは故あって持っている人間はかなり限られ、公に販売されたりすることもほぼ無いと言っていい、
魔道具などは行くところに行って金さえ積めば手に入る場面もあるのだが、デッキケースはそれですらない、一般人はその存在すら知らない人間も多い、
カードは潤沢なのだ、資料として学会は必要分集めるし、模写もするし、デッキケースや世界樹の眷属から取れる時は取れるらしくこっちも行くべきところに行けば手に入るし、一般人は地域差があるが、
ああ、愚痴ってしまった、
とにもかくにも、ダブモン達は現在、十属性の元に存在しているといわれている、
そして以前書いた通り、一般の人間は属性の数をあまりわかっていないことが多い、
そのため正確な属性の数を、一般の人間にも、もっと知ってもらわねばならないだろうと考える、
感
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