バハムートの焼肉@オイレンのラノベ置き場・双札

月から金、土はときどきを目標に私が書いたラノベを置いていきます。

岩で鳴く音 ダブモン!!17話/08

岩で鳴く音 ダブモン!!17話08
 
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 男の後について歩く中で、男がいるせいか先ほどとは違う街中の様子が映る・・・
 木の根の間の様な場所に出店のような商店があり、
 囲いの付いた上が斜めの台とその上の紫や緑の丸い果実、さらに上部の簡素かつカラフルな布の屋根に奥の年の行った男店主、そこを一方から見るように人間と、魔族と、ダブモンが仲良く買い物をしている様子だ、
 右を見ても左を見ても、それらの様な商店が仲良く並び、人と魔族とダブモンの客たちがいて、時には談笑する様子すら見られる・・・
 「どうなってるのよ、人間と魔族って仲悪いんじゃなかったの?」
 「そう聞いていたんですけどねぇ・・・」
 後ろから聞こえた四葉とウィルピーの意見に思わず同意する
 「フリィジア?どうなの?」
 「私も人間と魔族が争ってるって聞いたけど・・・」
 「イグリードは?」
 「俺もそんな感じだな」
 その前の兎白と鼓動も相棒のダブモンに意見を求めている・・・
 「ははは、君達からすればそうだろうね・・・」
 男が歩きながら笑って言う、
 ん?今の返答違和感が・・・気のせいか?
 俺達・・・?
 そんなこんな、かなりの距離を進み、辺りも暗くなってきて・・・
 「さてついた、今日はここで休むといい」
 唐突に左手にあった根の間にある小さな上向き半円窓のある木の扉の横型ノブに手をかけ、ノブと扉を押して開けていく・・・
 
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