バハムートの焼肉@オイレンのラノベ置き場・双札

月から金、土はときどきを目標に私が書いたラノベを置いていきます。

岩で鳴く音 ダブモン!!17話/06

岩で鳴く音 ダブモン!!17話06
 
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 「どーもどーも、久しぶりだねみんな!」
 朗らかな笑顔を見せる男・・・
 年齢は20前後で切れ長の目を持つ顔は造形が整っていて、
 顔や関節部を出したくすんだ青い全身鎧を着て黒い髪に黒い瞳を持つ・・・
 ・・・こんな知り合いいたか・・・?
 「誰だ?」
 「知らん」
 無常なるカンテーラの前方からの男を見上げつつの返事、
 周りを見ても互いに顔を見合わせたりして誰かわかっていない様子・・・
 「あらら・・・憶えてないか、ま、しょうがないね」
 青年は苦笑いしながら両手を肩の外側に伸ばし肩をすくめる、そして、改めてなぜか得意げに俺達を見て
 「雪山に入る前に会っただろう?」
 ゆきやまぁ?それってフリィジアのとこの・・・あ!
 俺達四人は思わず右腕と右人差し指を向け
 ああ!あの時の!!
 声を合わせて指摘する
 「ねぇねぇ、誰?」
 フリィジアが兎白の耳元で訊いている、
 「そこのダブモンのお嬢さんの質問はとりあえず置いといて、どうだい?ここから先は僕が案内しよう、距離があるから、僕の家で泊っていくといい」
 ・・・なんでこいつはここまで親切に・・・
 「さぁ行くよ!」
 俺達が指摘する前に振り返って歩き出す!
 仕方無しに俺達も付いて行く・・・
 
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