バハムートの焼肉@オイレンのラノベ置き場・双札

月から金、土はときどきを目標に私が書いたラノベを置いていきます。

岩で鳴く音 ダブモン!!17話/05

岩で鳴く音 ダブモン!!17話05
 
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 「なんだよここ・・・?」
 「知らん」
 いや、案内屋であるカンテーラが知らんって・・・
 「ほら、こっちだ」
 カンテーラがそのまま前進しだす、
 俺はその後をついて歩く
 「ちょっと!」
 「待ちなさい!」
 後ろから兎白とフリィジアの戸惑いの声が聞こえ、
 「どうなってるの?」
 「おいおい・・・」
 鼓動とイグリードも疑いながらもなんとか着いてきている感じ、
 「ちゃっちゃと抜けてしまいましょう」
 「四葉さんに危険が及ぶ前に抜けてしまいましょう!」
 四葉はずいぶん肝が据わっているし、ウィルピーは相変わらず四葉第一・・・か・・・
 それにしても・・・と周りを見る・・・
 木々が連なりトンネル状の通路が作られているが下り道のように地下に向かっている、
 それなのにどこかから光が差しているのか森の中のように優しく明るい・・・
 そこそこに木の間を縫うように扉が作られており、
 そこから簡素な服を着た人と魔族が心配そうに警戒してこちらを見ている、
 っつーか魔族だよな?耳が尖ってたり肌が人より黒かったり白かったり、
 何よりアグニスや前にあった魔族の軍団と似たような気配発してるし・・・
 どっ!
 「とっ!」
 前を飛んでいたはずのカンテーラに足をぶつける・・・
 「おいおいどうした・・・?」
 と、先の方を改めて見ると・・・黒髪の男の人がこちらを見ていた・・・?
 
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