我はダブモン!我こそがダブモン!! ダブモン!!16話25
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「リチャージ!」
「リチャージ!」
「リチャージ!」
「ドロー!」
「ドロー!」
「ドロー!」
向こうが真打出して来るなら、こっちは本命、出しますか!
「行けるか、カンテーラ!」
カンテーラがこちらに横目で目線を送る
「あいよ!」
「ネクロス!」
ネクロスもアグニスにカンテーラと左右対称内側に横目で目線を送る
「・・・!」
クリアードがこちらを見据える!
「来るか・・・でも、僕の半身には勝てないよ、抑えにはこいつらかな・・・セット!」
「セット!」
「セット!」
「オープン!!」
「オープン!!」
「オープン!!」
「エレメンタルリライニイン!」
「ダークネクロコードスライドスラッシャーエレメンタル!」
「へぇ・・・オーブとオーバックスね・・・ならいいや、とりあえず先にこっちね、ヒラメマイとメンカレイ」
「ダブモンNo.412、風地の海面調査員、ヒラメマイ」
「ダブモンNo.413、地風の海底調査員、メンカレイ」
いきなり空からクリアードの左前に四角に鋭い尾が付いたような平べったい魚が下りてきて
クリアードの右前の地上から同じような魚が現れ浮かび上がる!
「コストにはアイスズスペースエレメンタルとウインドスフィアエレメンタルとウォーターハイドエレメンタルパワーとフレアズスペースエレメンタルとアーススフィアエレメンタルとフレイムハイドエレメンタルパワーを指定するよ、さぁ、君達の切り札を見せてくれ」
クリアードがそう宣言した瞬間、俺とアグニスの前に山札が来て、左から右に流れていく
「こいつだ!!」
「こいつだ!!」
俺とアグニスがほぼ同時に右人差し指を突き出しカードを指定!!
「ダブモンNo.22イィィィイイエェェェックス!勝利への案内屋ァ カンテーラァアアア・ビクトリーィィィィイイ!!」
「ダブモンNo.66イィィィイイエェェェックス!漆黒の死刑執行人! ネクロスゥウウウ・デス!!」
と、いきなりアグニスがカンテーラを見る
「ここはお前達が対峙するべきだ、カンテーラ、使え!!」
え?俺は思わずアグニスに口を出す
「アグニス、どういうつもりだ!?」
アグニスがこちらに向き、冷静に言葉を紡ぐ
「クリアードが原初のダブモンなら、その因縁を断ち切るためにも、彼らが戦い、私達が助ける形こそ必要だ、私達が前に出ては因縁を付けられるかもしれない、違うか?」
「お前がそういうなら・・・」
そうなのか・・・?
等と考えている間にも、カンテーラとネクロスの中央に発生した球体の闇が拡大していきカンテーラとネクロスを包む!
そして、一気に二閃のいくつもの太刀筋がひらめいて闇の球を斬り裂き、闇の球の破片が弾かれる!
そこから現れたのは、大人のように頭身が伸びたカンテーラ、
首元にカンテラを付け右手から両刃の剣を、左手に刀をそこから背中に鋭利さを増し頭身が伸びたネクロスが憑りついている・・・
「さて、片を付けてくれよう・・・」
「・・・!!」
カンテーラとネクロスが光獣と闇鳥に向かって飛ぶ!
「この瞬間、前のターン同様に効果を発動!!ダークネスエレメンタルパワー、ダークエレキシールエレメンタルダークブラッシュグラッシュエレメンタル、マルチプルエレメンタルパワー、マルチアサリスエレメンタル、マルチクリアシカルエレメンタルを指定、これらのカードを相手は使用できなくなる!!」
同時に、光獣と闇鳥が目にもとまらぬ速さでカンテーラとネクロスに向かって行く、
そして、跳ね回る弾丸のように光獣と闇鳥がカンテーラとネクロスの周りを飛び回り
ガキン!
カンテーラがシャドウブレイドで前の光獣の牙を、ネクロスが己の刀で後ろに来ていた闇鳥のくちばしを、それぞれ受け止めていた・・・
「全く、これぐらいで半身だって?」
「・・・」
よし!でも、パワーは負けてる・・・
「マルチパルシリングエレメンタルパワー!」「おっと、ファイアスチームエレメンタルパワー」
「こちらも忘れてもらっては困るな、ダークネスゼイルエレメンタルパワー」「ではこちらはアクアスチームエレメンタルパワー」
「マルチプルアンフォンドエレメンタルパワー!」「ダークレエムエレメンタルパワー・フォース!」
「ダークネスノワールエレメンタルパワー!」「ライトレエムエレメンタルパワー・フォース!」
「マルチエレメンタルパワーて!」
・・・
よし!
「では、ダークエレメンタルパワー!」
「『カンテーラのパワーを600アップする!!」」
「『ネクロスのパワーを600アップする!!』」
カンテーラとネクロスが刃で光獣と闇鳥を弾き、ネクロスが刀をカンテーラに渡す、
そして、そこで光獣と闇鳥に扇状にナイフを投げる!
「だが、それがどうだというんだい?パワーは逆転していない!!」
「デヴァルチャの効果発動!お前らのパワーを300下げる、これでパワー逆転だ!!」
「っちぃ!ダークレエムエレメンタルパワーで相殺!!」
「では、私はアルケミーアの」
「ライトレエムエレメンタルパワーで相殺!」
「イモーシン!」
「エレキネットエレメンタルパワーで相殺!!」
「ダークネスルインズエレメンタルパワー!」
「ローチネットエレメンタルパワーで相殺!!」
「マルチドライブエレメンタル!!」
「・・・くそったれ!!」
「マルチドライブエレメンタルの効果発動!!『マルチプルエレメンタルパワー、マルチパルシリングエレメンタルパワー、マルチプルアンフォンドエレメンタルパワーをコストに、カンテーラのパワーを2800上げる!!』」
光獣と闇鳥がナイフを上に飛び避けカンテーラとネクロスに向かい口に光と闇をため込んでいく、
だが、光獣に瞬時にカンテーラが近づき
「遅い!」
一気にシャドウブレイドで上より叩き斬り、続けて剣を上げながら並行交差するように刀で叩き斬る!
さらに、回転してシャドウブレイドの剣先で光獣を斬り裂きつつ光獣の後ろまで行き、闇鳥に向かって蹴飛ばす!
闇鳥と光獣がぶつかり、溜めていた光と闇が相殺、今度は闇鳥がカンテーラとネクロスに向かう、
そこにネクロスがナイフを投げつつ闇鳥に近づくも、闇鳥は勢いよくその身体で強引にナイフを弾きながら迫る!
しかし、ネクロスがいきなり大きくした右手で闇鳥の頭を押さえ、
左手にいつの間にか布で繋がったカンテラを持ち、それを闇鳥に向け、炎を放射する!!
炎を受けながらも前に翼を出し羽ばたき後ろに下がる闇鳥、
胸に樹の杭があるために火に弱いのか?
そこで再度、光獣と闇鳥が集まり、カンテーラとネクロスと睨み合い・・・
光獣と闇鳥は跳ね回るように一気にカンテーラとネクロスに向かって行く
「そのパターンは見切った!」
「・・・!」
カンテーラの首元に戻されたカンテラから炎を一気に放出、
そこを炎から飛び出してきたのは光獣!
カンテーラが剣と刀でコマのように回転しながら左側を通りすがり、
そのまま偏差で飛んできた闇鳥の右側をも斬り裂く、
そして、回転しながら球体をなすように光獣と闇鳥の周りを徐々に高速に飛び回り
「はぁあああ!!」
「・・・」
光獣と闇鳥をまとめ、
その上で剣と刀を真上に掲げ、ネクロスが剣と刀の外側から両手を掲げ、
カンテーラとネクロスが剣と刀の間に闇の大刃を形成!そこにカンテラから炎を吹き出しまとわりつかせ、
カンテーラとネクロスして一気に振り下ろし、光獣と闇鳥に叩きつけ斬り裂き爆発!消滅させる・・・
おし!ここでこの効果が通れば・・・俺達の勝ちだ!!
「カンテーラ・ビクトリーの効果を発動!!」
「ライトイリュージョンエレメンタル・フォースで相殺!」
っちぃ!!
「ネクロス・デスの効果だ!!」
「・・・」
「相殺無しか?それであれば、ヒラメマイをトラッシュに送る!!」
しっかりと通すべきものは通す・・・か・・・
だが、クリアードの目はまだ終わっていないこと告げている・・・
「だけど、2番戦闘は抑えさせてもらうよ?ファイアスチームエレメンタルパワー、ダークレエムエレメンタルパワー、ダークレエムエレメンタルパワー・フォース、ローチネットエレメンタルパワーをコストに、ダークシャドウエレメンタル・フォースを発動!!」
クリアードが念動力で右側のチャージゾーンのカード1枚を表に!?
「『発動者と相手に指定した僕のもう一つの盤面、それぞれ2番と3番にパワー2000の分身を召喚する!!』」
しまった!向こうも味方にデメリット効果をメリット効果として発動する方法を!?
そこでカンテーラがクリアードの前に飛びクリアードに向かってさっきの大剣を振り下ろすと、そこにヒラメマイが割り込み斬られるも耐えきって大剣の勢いを止め爆発!消滅する・・・
しかし、日の下にあったヒラメマイの影は爆発する前にヒラメマイより分離し消えた・・・
そこで左右一対のヒレ魚が地より浮かび上がり、砂鳥と甲虫に向かう、
左側の一体は黒い・・・そうか、ヒラメマイの影か!?
砂鳥が飛び、甲虫が迎え撃つ、
一対のヒレ魚はヒレを揺らめかせるばかり・・・
砂鳥は砂を巻き上げ、
甲虫は一気に迫り、
あ、これはさっきと同じ・・・
「言ったでしょ?抑えさせてもらうって」
へ・・・?
突如伸びたヒレ魚の尾の針が砂鳥と甲虫に突き刺さり、爆発、消滅する・・・
そして、ヒレ魚たちが空と地に消える・・
「でも、3番戦闘がある!行け、イモーシン!!」
「行け、アルケミーア!!」
「それも抑えさせてもらうよ」
イモーシンの足元より影の岩が囲う様に出てきてアルケミーアの周りに影の竜巻が起こり、動きを止め、
その背後に影のヒレ魚が音もなく姿を現し、その尾の棘をイモーシンに突き刺す!!
さらに、姿を消したと思ったら辺りを素早く見回し警戒するアルケミーアの後ろに現れ続けて針を撃ち込み、
爆発し消滅するイモーシンとアルケミーア!
「さらに・・・」
影のヒレ魚二体が俺とアグニスの背後に現れそれぞれ針を伸ばしてくる
「おっと」
「・・・!」
そこにカンテーラとネクロスが割り込み、その剣と爪で俺とアグニスの前に来た針を弾き、返す刃で影のヒレ魚二体を斬り裂き爆発!消滅させた・・・
そして、カンテーラとネクロスが俺達の前に戻り、
再び共にクリアードと対峙する・・・
「さて、とうとう急場だな、互いに」
「何、どうにかして見せるさ」
軽口をたたき合う俺とアグニス
「同感だ、まだ、本命の先は登場していない・・・」
「それはこっちも同じだよ、人間と魔族よ・・・」
クリアードが余裕の微笑みすら浮かべ俺達を見る
「おっと、俺達がいることを忘れてもらっちゃ困るな・・・」
「・・・!」
気合を入れる意味でか、半歩クリアードに向かって足を踏み込むカンテーラとネクロス、
それを見てもクリアードは楽しそうに笑みを浮かべる
「失礼、僕をここまで追い込んだお礼に、全力を見せてあげるよ、さぁ、ターンエンド!」
「ターンエンド!!」
「ターンエンド!!」
「そして、リチャージ!!」
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