バハムートの焼肉@オイレンのラノベ置き場・双札

月から金、土はときどきを目標に私が書いたラノベを置いていきます。

我はダブモン!我こそがダブモン!! ダブモン!!16話/21

我はダブモン!我こそがダブモン!! ダブモン!!16話21
 
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 闇の鳥が飛び去った天井の向こうの空を思わず呆然と見つめていた・・・
 さて、どうするか、やはり、あれを追わなくてはいけないのだろう・・・
 「失態だな、魔族の少年よ!!」
 降りてきたのはバサラマンダとダイブシーク!!
 だが、バサラマンダは足のついた武者鎧を着て翼のような炎を吹き出し
 ダイブシークは鮫のその身体に輪のように三つの潜水艦がつながった鎧を付けている、
 つまり、すでに戦闘態勢ということだ、
 降りてきたところでバサラマンダは両腕を組んで翼を羽ばたかせ、ダイブシークは揺蕩うように、それぞれ俺達の方を見て宙に浮き、
 「ま、何をすべきかはすでにわかってるみたいだがな」
 ダイブシークがフォローする、
 「ありがとうございます、ダイブシーク様、今すぐ、あの黒い鳥を追いかけます!」
 「待て、お前の魔術では追い付けん」
 だろうな、バサラマンダの言う通りだ、元より飛行魔法は得意ではないし・・・
 「私の背に乗れ、ネクロスはダイブシークに」
 「よろしいのですか!」
 「・・・」
 思わずバサラマンダに確認を取る、後ろのネクロスからも動揺する様子を感じる・・・
 「構わん、それよりも時間が無い、ほれ」
 バサラマンダとダイブシークがその背を見せる、
 俺とネクロスは上に跳んで乗り、二者に跨り天高く空へと飛ぶ!!
 
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