バハムートの焼肉@オイレンのラノベ置き場・双札

月から金、土はときどきを目標に私が書いたラノベを置いていきます。

白い霧の中で・・・ ダブモン!!15話/07

煉瓦の聖都 ダブモン!!15話07
 
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 「リチャージ!」
 黒い影と共に宣言!
 「ドロー!」
 こちらは2番、向こうは1番に、
 「セット!」
 それらを表に!
 「オープン!!」
 「イグリード!!」
 「任せろ!!」
 「ダブモンNo.211、灼熱の粉砕屋、イグリード!!」
 イグリードが前に出る!
 すると、向こうの前に出てきたのは・・・
 何だろうな?着物と羽衣をまとった僕達と同じくらいの体長の・・・竜の影?
 あれ、1ターン目で手札からドラヒメの慟哭の条件として見せてきたモンスターじゃ・・・?
 いや、でもとりあえず、
 「僕は『イグリードのコストにマルチパーシングエレメンタルパワーを指定!!』」
 向こうがドラ姫のコストとして表にしてきたのは影雷球!!シャドーサンダーボール!!!!
 「1番戦闘!!」
 「相棒の指示以外で動きたくないんだけど・・・」
 言いつつ影竜姫と対峙するフリィジア・・・
 フリィジアがその槍を振るうが、影竜姫は優雅にそれを横に舞い避ける
 「へぇ・・・」
 続けてフリィジアが幾度も槍を突き出し氷柱を発射していくが、
 そこに氷柱を弾くように橙のトリケラトプスのオーラが飛来して弾いていき、
 残った分も全て影竜姫はゆったりと飛び避けていく・・・
 って、いつの間にか向こうのチャージゾーンでトリケスピリットパワーが表になって発動してる!?
 「・・・そこまで避けたいなら避けられないようにしてくれる・・・!」
 フリィジアが冷たい声を発する中で僕は頭を回す、
 ええっと・・・よし!
 「マルチエレメンタルパワー発動でトリケスピリットパワーを相殺!さらにフリィジアの効果も・・・」
 「はぁああ・・・・!!」
 フリィジアがその槍を縦に構え、目を閉じ集中一気に辺りに冷気がたまっていく・・・
 が、そこに影竜姫が飛んで近づき
 パァン・・・
 右平手をフリィジアに叩きつけ、フリィジアが目が覚めたように影竜姫を見て・・・
 「やる気なくした」
 そう言って、フリィジアが兎白の元に戻っていった・・・
 ええぇ・・・
 そう思った瞬間、向こうの影がチャージゾーンのカードを1枚表にしていたのが見えたのだった、
 もしかして、影海竜姫 ドラヒメでフリィジアの効果を相殺されて、さらに避気針 タイプR-Aの効果により、
 パワーを400上げて次のセットで3番に出すようにし互いのコスト1以下のモンスターの効果を封じたの?!
 「だけど、2番戦闘!!」
 「行くぜ!!」
 慌てて僕の放った言葉を受けイグリードが右拳上げ影狼に向かって行く・・・
 右拳を突き出すが、影狼はすかさず右脇の方に避け、続けてイグリードに口を開け跳びかかる!
 「おっと!」
 が、これをイグリードは左腕で防ぎ
 「喰らえ!!」
 続けざまに右こぶしを叩きつける!!
 しかし、影狼は灼熱の拳を喰らいながらも今だ食らいつく!
 「な・・・この・・・」
 イグリードが振り払おうと左腕を振るも振り払えない!?
 「イグリード!『マルチプルエレメンタルパワーでパワーを1200上げる!!コストにはマルチエレメンタルパワーを指定!!』」
 「へ・・・行くぜ!!」
 一気にイグリードの熱が上がっていき、あたりに炎を放出!
 そのまま影狼を焼き尽くそうとする!
 さすがに耐えきれなくなったのか影狼が口を離し離れ、
 「そこだ!」
 再度イグリードが殴り掛かる!
 しかし、影狼はきっちり右に跳び避け
 「これなら?」
 イグリードが地面に左拳を叩きつけ、その振動で影狼の足が取られる!
 「終わりだ!」
 そこに右拳が叩き込まれ、影狼は吹っ飛び爆発!消滅した、
 「ターンエンド!」
 僕の宣言が響き渡る
 「良星!」
 「おっし、汚名挽回と行くか!!」
 後ろから良星の心身調子良さそうな声が聞こえた
 
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