バハムートの焼肉@オイレンのラノベ置き場・双札

月から金、土はときどきを目標に私が書いたラノベを置いていきます。

白い霧の中で・・・ ダブモン!!15話13

3煉瓦の聖都 ダブモン!!15/13
 
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 「リチャージ!」
 「さぁ、いくわよ、相棒!!」
 フリィジアが前に出る!
 「ドロー!」
 引いたカードを左手の手札に入れて見る、
 よし、今の手札なら・・・!
 「セット!」
 こっちが1番とチャージゾーン、向こうは2番にチャージゾーンか・・・
 「オープン!!」
 さぁ、行くぞ!
 「ヒョウセン!!」
 「ダブモンNo.306、氷機の帆付き小型船舶航海士、ヒョウセン!!」
 両端が尖った貝が現れ、内部から氷の腕が伸びてその中に奥の目が見え、
 その腕が引っ込んだと思ったら、氷をあたりに伸ばし、三角の帆に丸みを帯びた長い逆台形の船体を作り、
 ヨットのような姿となる、
 「行くわよ、憑依!」
 そこにフリィジアが憑依しヨットの根元に氷のリングが付く!
 影の目の前に現れた別の影、あれは・・・・巻貝を背負ったでっかいアンモナイト
 短い触手が足の代わりをしていて、両腕のような長い触手に大きな眼を持つのが分かる・・・
 あ、巻貝に宝石のようなものがところどころ付いてる?その部分だけ面の部分が透けてる・・・?
 画面に映るカードの名はアンモシャドーか・・・
 チャージゾーンのカードを表にし、向こうの影に向かって叫び宣言する!
 「俺は、『ヒョウセンのコストにマルチパーシングエレメンタルパワーとマルチワイドエレメンタルパワーを指定』!」
 向こうがコストとして表にしてきたのはトクイゲナサジンノコエレメントと避気針 タイプR-Aか・・・
 「1番戦闘!」
 フリィジアと影竜姫が対峙する・・・
 「今度は負けないわ・・・」
 一気にフリィジアが影竜姫に向かって滑る、
 そこに影竜姫が右手を構え
 フリィジアの下に突如氷塊が生え、影竜姫の右手を避け飛ぶ!
 「甘いわ!」
 そうして、影竜姫の周りをフリィジアが回り始める・・・
 何を・・・?
 考えている間に、影竜姫を囲うようにフリィジアの回っている場所に氷の壁ができ始め、
 フリィジアが乗って回るその壁が瞬く間に巨大な塔となる!
 さらに、影竜姫が見上げる間にフリィジアが塔の上部に隙間なく巨大な氷塊を形成!
 「これでとどめぇ!!」
 影竜姫を押しつぶすように一気に押しつぶしていく、
 逃げる隙間と猶予は、無い!
 「さらに、ヒョウセンの効果!相手のコスト3以下のリサイクルを封じる!!」
 ズドム!!
 よし、押しつぶして・・・無い!?
 なんと、影竜姫は水色のオーラを纏い、右手一本で支えていた?!
 影が右手を開いてドラ姫のカードの上に出していた、
 ドラヒメの効果で相殺してたのか!?
 「はぁあああああ!!」
 フリィジアの上部から冷気が噴出し、一気に影竜姫を押しつぶす!
 影竜姫が爆発し、消滅する・・・
 「次は俺だ!!」
 イグリードが前に出る!!
 そして、影巻貝と対峙する!
 「行くぜぇえええ!!」
 イグリードがその右拳に炎を宿して突き進む!!
 「イグリードの効果!!『パワーが上の時、戦闘直前にトラッシュに送る!!』」
 影巻貝に叩きつけられるも、影巻貝は後ずさっただけで耐え抜いた・・・
 「っち、固い貝だな・・・だが!!」
 「マルチエレメンタルパワー『パワーを600上げる!!』」
 もう一度一気に突っ込んでいく、しかし、
 「なにっ!」
 その両腕触手にからめとられ、止められた!?
 あ!橙のオーラを纏ってる!?
 トリケスピリットパワーを発動してる・・・相殺か!?
 「マルチプルエレメンタルパワー」
 影は右手を広げてアンモシャドーのカードの上に出している・・・!?またも・・・相殺!?
 さらに、イグリードがアンモシャドーに間髪入れずに振り回され、
 って、
 「この・・・」
 地面に激突!
 「ぐっ!」
 その勢いを利用して、影巻貝が上に跳び、
 巻貝を下にしてイグリードに激突!
 「ぐえっ!!」
 イグリードが爆発し、こっちに飛んできた!
 「イグリード!?」
 そして、地面に転がり仰向けのまま苦しそうに顔を上げ
 「っち、少し休ませてもらうぜ」
 宙に飛んで後ろに下がっていく・・・
 だけど、まだ手はある!
 俺はチャージゾーンのカードを表にしながら影に向かって宣言!
 「だが、『マルチアサリアエレメンタル!!コストにマルチエレメンタルパワーとマルチプルエレメンタルパワーを指定』!!」
 と、フリィジアの幻影を伴った氷のヨットが一気に向こうに行き
 「はぁあ!」
 「全員のパワーと引き換えに3番にデコイを召喚し、戦闘!!!」
 フリィジアの幻影が右手を振るう!
 それを向こうの影は右足前左足後ろ左手後ろ右手を顔の前に持ってきて防御し、耐える
 そして、フリィジアがこちらに戻ってきた、
 僕は後方を見て声を掛ける
 「頼んだぞ、鼓動」
 「任せて!」
 
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