観客のリローデット ダブモン!!13話23
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近づいたおっさんの顔にたじろぐ
「なんなんだよ・・・」
「驚いたな、彼が他の人間の力を借りるとは・・・」
「なんだ、一人でやらなきゃ嫌だってか?」
「いやいや、今回はそんな制限は課していないし、必要な時だけ誰かに力を借りられるというのは成長した証拠だよ、しかし」
俺の顔を目を細め凝視する
そして、持ってきた曲も右手に楽譜を持ち見て、
「人となりが分からないのではな・・・作曲したのも半分はこの子の功績だろうし・・・そうだ!」
目を見開き何かを思いつきやがりこちらを見返す
おい、何を思いついたんだ?
「今から私のパートナーと共にカードバトルをしよう、それで人となりを見せてもらうとしよう、なぁに、カードバトルをすれば世界樹の導きにより全てがわかる、と、これは私がプロデュースした劇の設定だったかね、ははは!」
ええ・・・?
愉快そうに目と口開き笑う顔に思わず動揺する
「まぁ、とにかくそういうわけだ、とりあえず、私に付き合ってもらおう!」
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